201stでは藤井氏がリアルフィッシュのレコーディングに参加していたため、サザンには参加せずLet's Go Bo Boのリハーサルを進めていた。前回より若干メロディーも変更されていた。201stにいた私にディレクターの高垣さんから電話が入り、ヤマハのRX−11でドンカマ(基準テンポを刻むメトロノーム的な役割のもので、当時はリムショットやプロフェット等の音源などが使用されていた。)を入れて後で同期させることができるかどうか?という事であった。
この連絡を聞いて、藤井氏に相談し、私がこの作業を手伝うことになった。この頃には私もだいぶ機械の操作といった部分は理解していたためであった。この時ローランドMC-4の予備はなくシーケンサーを使ってRX−11をコントロールすることは不可能であったため、ローランドのSBX−80の予備機を持ち込み、SBXのMIDI出力をRX−11に繋ぎ、SBXによってRX−11のスタートポイントだけをを管理することによりこの問題を解決した。これによってオフセットとテンポ管理ができるため、後にシンセと同期が可能になる。 しばらく302stの方に張り付いて作業を見守ることになった。Let's Go Bo Boはテンポ124で演奏され、リズム録音が終わり仮ボーカル、原さんのシンセダビングなどの作業が進行 する。22時になって桑田さんが新曲のアイデアが突然浮かび、RX−11とDX−7でデモを作り始める。