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ことほぎ〜コトバの力コミュのみそぎ/禊ぎ

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キリスト暦での歳始め、多くの方が神社へ参拝されたことと想います。
皆さんはきちんと手と口を水ですすいでから、神の御前へ行かれたでしょうか。

大和の神々は清浄を尊びます。
穢(けが)れた身のままで神迎えをしても、神はそれを嫌い、祭りは成立しません。
神と対峙する準備として、心身の罪穢れを祓うために禊(みそ)ぎを行います。
これはイザナギノミコトが黄泉の国(よみのくに:死者の国)から帰ったおり、海水に身を浸した故事に由来しています。
神社参拝前に必ず手と口を水ですすぐ作法は、簡略化された禊ぎなのです。

大和の人々は古来より、(海水が転じて)塩というものに、穢れや魔を祓う「神秘の力」を見出していました。
お祓いの時に塩を撒いたり、力士の塩撒き、お店の玄関に盛り塩をするのは、すべてこの塩の力を利用した禊ぎです。

それではこの禊ぎ(みそぎ)という難しげな言葉、どこからきているのでしょう。
禊は「み・そそぎ」が転訛したものです。


み…水の意味。または神・神にかかわる全般。
 「みず(水)」「み・うみ(海)」「みわ(神)」(「みき(神酒)」「みね(峰)」
 「み(接頭語の御)」など。
そ…ゆるやかな傾斜、ななめの状態。
 「そそぐ(注ぐ・濯ぐ・灌ぐ)」「そり(反り)」「そぐ(削ぐ)」


よって「水を注ぐ」ことであり、「神のエネルギーを浴びる・注入する」ことを言います。
禊とは、決して何かを洗い流すことではないのです。

余談ですが、伊勢神宮はその昔、参拝するために、橋も船もない「五十鈴川(いすずがわ)」を渡ってこなければなりませんでした。
これは上下身分の差も無く、川を濡れながら横切ることによって、神の御前に額づく者誰もが必ず禊ぎを行うという伊勢のシステムでした。
残念ながら(笑)現在は白木で立派な宇治橋が掛かっていますので、全身が濡れることはありません。

コメント(2)

なぜ左手が不浄の手なのですか?
怪我をすると不浄なのですか?
それとも他国の文化からそうお考えですか?

頑張って働いてくれている「手」です。
優しくいたわってあげてくださいw

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