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馬淵澄夫代議士コミュのまぶちNEWS08.7.12 NO349

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まぶちNEWS08.7.12 NO.349

世界は新たな構図へ

 終始霧の晴れない洞爺湖畔、ウインザーホテルで行われたサミット。
不透明感を増す今後の世界を暗示しているようです。

◆先進国と新興国の対立

 先進国間の利害対立を尻目に新興国の存在感が印象的なサミットでした。

二酸化炭素排出量でG8は世界の排出量の40%を占めますが、他方、新興国からなるG5(中国、インド、メキシコ、南アフリカ、ブラジル)の5カ国だけで27%にも及ぶのです。

もはや温暖化問題は新興国ぬきで物事を決められない状況になっています。サミットでG8首脳は温室効果ガスの排出量を2050年までに目標として求めました。

しかし、G8以外に中国、インドなど合計16カ国が参加する主要排出国会議(MEM)では新興国・途上国の反対で50年で50%削減という具体的目標は排除されました。

新興国としては温暖化の責任は先進国にあるとの主張です。先進国と新興国の対立の構図は他の問題でも見られました。

今後、国際政治はこの対立の構図で推移する可能性があります。

◆食・油・温暖化トライアングル

 サミットで議題となった食料、石油、温暖化の危機は相互に密接に関連しています。

 一例をしめします。トウモロコシなどの食料は石油の代替燃料としてバイオ燃料となります。食料と石油のリンクです。

他方、世界のトウモロコシ輸出量の7割を占める米国ではバイオ燃料向け需要が急増し、輸出に回らなくなっています。

このため世界のトウモロコシの価格が急騰しています。影響はトウモロコシだけにとどまりません。

トウモロコシと大豆の作付けは競合するため、相互に影響を与えます。トウモロコシの生産が増えると大豆の供給が減ると言った具合に穀物全体に影響しています。

 また、食料高は原油高にもリンクしています。原油価格が高騰すればそれを代替するバイオ燃料の原料となるトウモロコシや大豆の価格も上がります。

このため「食料価格の高騰の原因は原油価格の高騰である」とも言われています。

これが直接の食料としてだけでなく、家畜のエサの高騰を招き、食肉・乳製品・鶏卵価格の上昇にもつながっています。

さらに原油価格の高騰は食品の輸送、加工、包装、販売コストも押し上げているのです。

 そもそもバイオ燃料なるものがこの世に存在するのは、原油価格高騰に加え、温暖化に影響する二酸化炭素の総排出量が増えないと言われるからです。

 食料・原油高騰と地球温暖化問題は相互にリンクしており、今後数十年にわたり世界最大の関心事になることは間違いありません。

 それに加えて投機マネーの問題もあります。投機マネーを食料増産、代替エネルギー開発へ回せば絶大な効果が見込まれます。

投機から投資への転換が必要です。(了)

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