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ファンタジィの痒いトココミュの貨幣について

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金貨・銀貨・銅貨、ファンタジーではレートが固定されていて種類も多くないことがあるようですが、中世西洋の歴史的には多彩な硬貨がありレートも変動が大きかったと思われます。
ファンタジー世界的になんかうまいバランスの取り方はあるんでしょうか?

個人的になやみどころになっています。すみません。

コメント(6)

まず、レートが存在する現実に目を向けて考えてみますと。
?貨幣の信用の問題
?品物の価値の変動
???の要因に絡んできますが、貨幣:品物の相対的な価値観の変化

と・・・この辺が挙げられると思います。
?については、貨幣を発行する国の信頼や組織の信頼の他に、貨幣そのものの質の問題が絡んできますよね。
いつの時代でも『悪貨は良貨を駆逐する』ものです。

?の問題ですが、安定した生産量を誇っているならいざ知らず、そんなものを古代・中世社会に臨むのは酷というものでしょう。
また、移動がネックになる世の中では、遠方の品には驚くような価値が付随するものもあります。
また、宗教的背景をはじめとした慣習や文化による禁忌に触れる品物(に限らず犯罪や違法に関わる品)はリスク分も加味されて値段は変動するものと思います。

とりあえず、ざっとレートが変動する要因をざっと挙げただけでもこれだけありますから、一つずつ潰していくしかないのではないでしょうか。

国の情勢はさておき、貨幣は絶対的な支配権(揺らがないこと前提)を持つものの名の許に発行されて、しかも不正が効かない。

品物の供給量が一定していて、社会不安がない。

・・・ん?
何といいますか、そんな素敵な場所で一旗あげようとか考えようが無いではないですか!(ごーん)

え・・・えっと。アレですよ。
豚肉だけなら市内で育てれば安定供給が成せます・・・って、今度は買う意味がなーい!(ごーん)
貨幣レートの安定への道のりは険しいのでした・・・
>ももんげさん

> 国の情勢はさておき、貨幣は絶対的な支配権(揺らがないこと前提)を持つものの名の許に発行されて、しかも不正が効かない。
> 品物の供給量が一定していて、社会不安がない。

確かにおっしゃる通りです。貨幣は信用にもとづいて発行されるものと思いますから、絶対的な信用を持つものが発行したものは比較的安定しそうです。
とはいえ、金貨や銀貨は素材自体が価値があるものなので、発行した国などがつぶれてもある程度は価値が確保されているものと思います。

国が強大で、その信用に見合う貨幣発行量がなく、また金銀の入手も困難なときは、貨幣の質を下げて大量発行し、経済規模を拡大することが予想されます。強大な国内での価値が保証されれば国外でもそれなりの価値で取り扱われることになりそうです。
一方、国が潰れても、その貨幣に含まれている金銀に見合う価値は残ることになります。
金貨・銀貨は「信用」と「素材価値」両方で価値を得ています。
もし、金・銀以外に、希少性があり、偽造が困難で、供給量が決まっているものがあればそれは貨幣になりうるでしょうか。

たとえば古代文明によって作られ、今では製造できない特殊な合金(素材価値も高く極めて丈夫な刃などに加工できる・しかし合金そのものは作れない)とか。魔法の力による特殊な光る印がついた貨幣であるとか。このようなファンタジーにしか存在しないような特殊な貨幣が、国の信用と関係なく充分な「素材価値」を持ち、乱世であっても通貨の安定性に寄与しているようなことが起こりうるでしょうか?


>皐月さん

>ゲーム的、物語的、省略でしょう

省略は深い問題です。さすがに道端の木々や海の魚は設定を省略して、すぎ・ひのき・さば、のように実際の生物に当てはめたりもします。
どこまで省略するものなのかはゲームや小説の質によるでしょう。

皐月さんの提示してくれた条件では、会計の出来る交渉人を間に立てて、剣とさまざまな貨幣や場合により物品や労使までも視野に入れた交換契約を結ぶことになるでしょうか。
その契約如何によっては新しい冒険のネタになりそうです。また、冒険で稼いできた様々物品を取引材料にした交渉ももうひとつの冒険といってもいいかもしれません。

経済絡みは省略するには惜しい豊かさがあるのですが、状況設定が膨大になるのと、ルール設定が困難になるためなのか、あまり重視されていないように思います。
HAINAさんのコメントを見て思ったのですが、『希少価値』もまた、価値の変動を誘発する可能性があるのではないだろうかと思いました。

また、仰る通り貨幣の価値は、貨幣の質を下げることにより、混ぜ物などの要因で価値が乱高下する可能性も含んでいます。(物自体の価値の信用性が弱くなるというべきでしょうか)

・・・何となくですが、中世の『魚の腹に水を入れて売る』や『腐った豚肉を市場に出す』『寄生虫や病気によって死んだ豚を市場に出す』というものを思い出しました(笑)あれもモノの価値自体が変化する要因ですからね。

逆説的に、特定のコミュニティ内に限って言えば貨幣自体の価値が0に限りなく近い、信用のみで成り立っていた藩札の存在も見逃せないかと思います。
少し、このコメントを書くに当たり『藩札』をwikiで検索したのですが、面白いものがでてきました。

藩札の中でも『米札』や『昆布札』などというものです。
つまり、それらの品物とだけ交換できる貨幣(?)ですよね。
まあ、これが進むと、結局、米:昆布のレートとかいうものが発生するので無意味だとは思うのですが、それぞれの品物の安定供給が見込め、また個々の品物の札の交換を禁じればレートは一定するのではないかと思います。(ですが、これは米1俵を貰った、という意味に限りなく近いものであり、今度は貨幣としての存在意義が限りなく危ぶまれる結果になります・・・)

さて、問いに内容を戻しましょう。
品物そのものに希少性があり、偽造が難しく、供給量が決まっていれば、という問いに関してですが、当然、食べ物や何やらという減ったり変わるものは論外として・・・誰かが溜め込んでレートの吊り上げを試みない限りは、それで貨幣として流通するのではないかと私は思います。(ある種の宝石などは代替の貨幣と考えられないでしょうか)
また、素っ頓狂な話で恐縮ですが、例えば・・・魔法的な要因で証明できるものという事を前提としてですが『聖遺物(聖人の身体の一部含む)』なども貨幣として存在してもいいのではないかと思います。・・・当然、持ち歩き可能なサイズと重量が望ましいですけど。(あちこちで、聖人の遺骸を持ち歩く人々っていうのも、ちょっと・・・)
また、発行元が揺らがないという前提についてですが、これ、国じゃなくて、同一の宗教圏内であれば、宗教の大本が発行すれば、乱世でも共通貨は流通するんではないか・・・とか、そんなことも思います。
まあ、条件付けは大雑把ですが、とりあえずの可能性として挙げておきます。
 ネタ的な発想でちょっとなんですが。
 魔法的な要素を持つ通貨の話で唐突に「納税用通貨」とかちょっと思いつきました。

 遺失技術で作られた「通貨を数える機械」があって、それ専用の魔法処理された通貨がある。で、国は不正させないために、その通貨でしか納税を認めない……とかなんかそんな感じの代物。
 納税額は常に一定で、国家は公共事業等の支出をその魔法通貨で行う。
 市場通貨が別に存在する場合、公共事業を請けた業者(貴族や豪商)が魔法通貨の為替業でもやったら儲かるし、喜ぶでしょう。
 問題は、まず間違いなく格差社会を助長する結果になって、嫌なリアリティと共に一揆が頻発しそうな点(笑)
金貨はなぜ通用するのか? という素朴な疑問を考えていました。
金は素材価値が高く、美術品にもなり、偽造できず、またさびなどで失われることはないのですが、それだけで通貨として誰もが納得するものになっているのが不思議です。

ひとつの考え方ですが、
社会人類学の考えに、「交換される物品は、交換する者同士の関係を明示する」というものがあるようです。
たとえば、部族の長には美しい赤毛の鳥の羽根とヒスイを送り、部族長はお返しにブタとイモを返す、のも一例ですし、現代においても結納金/結納返し、香典/香典返しなどに例が見られます。

おそらく金(きん)や金製の装飾品はいちばん身分の高い人に送られるものであったと思います。「金(きん)をもらう人はいちばん偉い」のです。そして金(きん)をもらう人は何かもっと卑なるものをお返しすることになります。
お返しの物品のうち、布や銀装飾品などは、さらに下々の交換財になりそうです。このような土台があって、銅貨という発想が生まれたのではないかと想像します。

この「金(きん)をもらう人は偉い」というベースのもとに金本位制は機能するような気がします。持っている金(きん)の量が偉さの量なのです。
なので、金(きん)以外にも「もっていることが偉さの象徴」なものがあれば貨幣の土台になりそうに思います。ただ、流通貨幣とのレートの変動はまた別の問題ですが。

宝石や聖遺物も誰もが偉さの象徴と思っているのであれば貨幣の土台になりそうです。しかし金と比べると物自体の信用度と可塑性に多少の心配がありますね。


>ももんげさん
藩札も「銀兌換」の形で出していたようですが、藩に実態的な経済能力がなければインフレ→民衆蜂起→藩札撤回、というケースもあったらしいです。
江戸時代後期は藩より有力な農民や商人の方が財を持っていたようです。藩が藩札を発行することで農民や商人から資金を集め、新規産業の開発費用にあてることで藩財政を建て直した例があるらしいです。

自分の世界設定では、諸侯がいるが都市経済が発展しはじめているくらいの時代設定で(西欧の経済革命後をイメージ)、経済都市が巨大な信用を持ち、諸侯に銀貨鋳造権はあるが、経済都市が厳しく含有量をチェックし、経済都市の動向によってレートが動く、というモデルを考えています。
巨大帝国によらないレートの安定化は果たせるでしょうか。

>玄兎さん
ローマ帝国末期、コンスタンティヌスが金本位制を採用した後のローマが近い状態のようです。税金は金貨で支払う必要があり、金貨で賃金をもらう公務員だけが肥え太り、一般の人々はどんどん下落する銀貨・銅貨の実質レートに苦しめられたようです。

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