関裕二コミュの聖徳太子実在説への疑問

かずちゃんです。一応、大学であれこれ社会学っぽい学問を教えています（非常勤ですが）。

ところで、と学会の原田実氏による『トンデモ日本史の真相』（文芸社）によれば、関さんの著作『聖徳太子は蘇我入鹿である』は事実上否定されています。聖徳太子は実在したという前提で・・・。

しかし、最近の研究では、当時の蘇我氏が大陸（特に隋王朝）との交流を積極的に図っていたこと、むしろ「中大兄皇子」などの一派が起こした乙巳の変（いわゆる「大化の改新」）こそ、反動的なクーデターだったのではないか、との主張がされています（NHKの特集番組でもそうだったような）。

そうなると、大化の改新の全体像は、蘇我氏によって実現されつつあった国政改革（当時の中国との国交樹立と内政改革を含む）を、むしろ閉ざすようなかたちで中大兄皇子や中臣鎌足らによって決行されたクーデターであり、その真相を隠すために彼らが日本書紀において「聖徳太子」を創造したーとの関さんの主張が、きわめて信憑性を持ってくるのではないか、と思うのは、僕だけでしょうか？（ちなみに、隋の歴史書になぜ推古天皇の記載がないのか、その点について古代史研究家から説得ある説明を聞いたことがないような気がします。女帝にもし隋の使者が会っていたのなら、「女帝に会った」と記載されてもいいはずですが・・・）

コメント(4)

最初
全て
最新の40件

[1] mixiユーザー 05月10日 09:44

聖徳太子の時代は良くわからないので申し訳ないですが、私も聖徳太子は実在していないと思います。以前のテレビで大学教授が聖徳太子は実在していないと主張していました記憶があります。

　日本書紀は勝者の歴史であろうと思います。そのままうのみにしていたら本当の歴史はみえないですよね。

でも、教科書で聖徳太子は実在していないとなると・・・どうなるの？笑

[2] mixiユーザー 05月10日 10:59

トピ主様、同じ文章だとマルチポストになるので、文章を変えられた方が良かったのでは？

「帝國電網省」と言う面白いサイトが有ります。
そこでは、「日出づる処の天子」≠聖徳太子に関するは話が有りました。
1.倭王は「日出づる処の天子」つまり「国王」である
2.倭王は「阿毎」と言う姓を持っている
3.倭王の名前は「多利思北孤」である
4.倭王には「妻」がいる。つまり「男性」である
5.倭王の皇太子は「利歌弥太弗利」である
6.倭国は朝鮮から海を隔てた東南にある
7.倭国には阿蘇山があり、首都はヤマタイと言う
http://teikoku-denmo.jpn.ch/

敗者に対しては、祟りを畏れ祀ったりしていますが、聖徳太子一族を祀る処が無いのが不思議ですね。

[3] mixiユーザー 05月11日 14:00

銀二さん、ご指摘ありがとうございます。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ