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lovin' Leicaコミュの言葉の話。

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このトピックでは、本や映画、街で出会ったり人から言われたりして印象に残っている言葉についてお話したいと思います。
またしても盛り上がらなさそうなトピック・・。
そもそも盛り上げることに興味がないのかも。

さて、最初なので自分で書いてみます。

今日の言葉は、「馥郁」です。
読み方は、「ふくいく」です。

意味は、よい香りがただようというような意味ですね。

この言葉に出合ったのはもうずいぶん昔です。
誰のだったか忘れてしまいましたが、何かの紀行文を読んでいた時に、「馥郁たる梅の香」というような言葉が出てきたんですね。馥郁という字の並びの美しさにひかれたのだけど、読み方が分からない。意味は何となく分かるけれど・・。
ということで祖母に質問しました。祖母は俳人なんです。そしたら、ふくいくだと。
文字の美しさも、読み方の美しさも、何とも言えずあたたかくやわらかい。そう思いました。

大人になっていろいろな情報が簡単に手に入るようになり、調べてみると、一般的には梅の香りに使われるようですが、お酒や穀物、いろいろなものに使われる表現なのだと知りました。「何とも言えない豊かな香り」という意味で使われるのですね。
今はちょっと自重気味ですが、自分に子供ができたら「馥郁」という名前にしようとさえ思ったくらいです。

まあ、エピソードは大したことないのですが、今でももし、「日本語で美しいと思う言葉を三つ挙げよ」と言われたら(言われませんが・・)、間違いなくその一つに入る言葉です。

ということで、ひたすら自分の好きな言葉を書いていくだけのトピックになりそうですが、よろしければ、日本語でも外国語でもいいので、好きな言葉を書いてみて下さいね。

コメント(4)

今日の言葉は「眷恋」です。
読み方は「けんれん」です。

意味は、恋いこがれるみたいな感じです。

ツルゲーネフの「アーシヤ」を二葉亭四迷が翻訳した「片恋」に出てくる表現です。
アーシヤは一人の女性の生涯を描いた小説で、それほど有名ではありませんが、二葉亭四迷全集の方で翻訳された方はそれなりに有名かな。

二葉亭四迷は意外と近代の人で、まだ亡くなって100年もたっていません。ロシア文学を多く翻訳した人ですね。
歴史の教科書にも出てくる坪内逍遥が二葉亭四迷の名前の由来ですが、その落語家っぽい名前とは違って、全盛なりし時代のロシア文学を日本に紹介しました。チェーホフやドストエフスキーなどなどもこの時代の人ですね。ぼくの好きな寺山修司もこのあたりの影響を受けているそうです。

眷恋とか、坪内逍遥の「小説神髄」(歴史の教科書・・)に出てくる「眷眷」という言葉は、いずれも心を引かれる、心を寄せる、という意味で、まあ「好きなんです」と素直に言えばよろしいのですが、ぼくのように元来の小心のせいで直接的な表現がなかなかできない人間には、それとなく伝わるような気がしていい言葉です。

親族を指す「眷族」は血がつながっていることを意味しますが、眷恋という言葉は、心がつながっているということですね。
もしくは、つながりたいと思うような感じでしょうか。

話は少し変わりますが、恋いこがれるという言葉そのものが最近は死語になってしまっているのかもしれないなと思います。
一途に思う恋っていいものなのですけどね。
久しぶりに言葉のコミュニティに書き込みします。

今日の言葉は「天華」です。
読み方は、「てんか」です。

意味は、「雪」のことですね。

天花と書くこともあるこの言葉は、天から降る花びらというような意味で、天花の方は、天上に咲く花の意味も持っています。

どちらかというとイメージは南国に降る雪で、雪が降るのが少し珍しいような土地の雪。そんな感じでしょうか。

空は、世の中の様々な憂いを抱きしめ、浄化してほの白い花びらを地上にかえす。
青空なのに舞う花びらは、はっと空が何かに感動して流す涙かもしれないし、どんより曇った空からおりてくる花びらは、もう悲しみを抱えていることに疲れた空の死骸なのかもしれない。
久しぶりにこのトピックに書き込みします。

今日の言葉は「凛」です。
読み方は「りん」ですね。

意味は、きりりと引き締まっている様子。
本来は凛々しいなどと重ねて、どちらかというと厳然としている、勇ましい、という意味で使われることの多い言葉ですが、近年では「みずみずしく、しなやかで、芯が強くて、さわやかで、かっこよい」みたいな意味で解釈され、大人の女性の形容詞に使われたり、女性の名前に使われたりすることも多いみたい。
「凛花ちゃん」とか。
それはそれでいい名前かなと思います。

個人的にはこの文字でも使われている「にすい」が好きで、にすいは「さんずい」と比べて何かこう欠落しているような、繊細なバランスがあるように思えて、字として好きな方が先にありました。
もともと「にすい」は氷の意味。そう考えると、冬のイメージや、みずみずしいイメージがあります。

ちなみに他に「にすい」を使う漢字と言えば「冴」「凄」などなど。「冴える」は、寒さが厳しいという意味が転じて「くっきりと澄んでいる」ことを表し、「凄い」はぞっとするほど怖い、みたいな意味で、やはり寒さと関連している言葉です。
個人的なことだが、ぼくは「何でも好き」というのが嫌いだ。

「何食べに行こうか?」 → 「何でもいい」
「音楽何が好き?」 → 「何でも好きだよ」

・・・こんな感じで言われると、ちょっと冷めてしまう。
というか次につながっていかないから、話が途切れてしまう。
と思っていた。

でも、ある時にある女性と食事に行く機会があって、「何食べに
行こうか?」と聞いて「何でもいい」と言われた時のこと。
ぼくは「またか」という気持ちになって、「人に決めさせるんじゃなくて、自分の考えをちゃんと言わないとダメだよ」と言ったら、
「だって、一緒に食事に行けるだけで十分嬉しいんだもん」
だって。
だから、何を食べに行っても別に全然よいのだ、と。
そっか。そういう場合もあったのか、と思った。
しかも好意を持ってくれている!
ということは「何でもいい」の前に
「(あなたと一緒にいられるなら)何でもいい」
というのがくっついているっていうことだ!
あ、逆に「寿司がいい」と言われたとしたら、「(あなたと一緒にいられるなら)寿司がいい」はちょっとおかしい。あなたと一緒にいることより寿司の方がいい、みたいになる。

なるほど。
また大人の階段を一歩登ってしまった。

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