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MODERN FABRICコミュの無印良品雑感・BasqueStripeに寄せて

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先日 無印良品のアートディレクションをされている原研哉さんが書かれた「デザインのデザイン」を遅ればせ読んだので、買い物方々、吉祥寺の無印良品にでかけました。(6/1)

インテリア・キッチンコーナーに「伝承織柄 Basque Stripe」シリーズの布製品が有りました。
仏とスペインにまたがる七つの地方に生まれ伝わる伝統的なストライプ柄を元に、現地で生産したものと、そうでないもの(パンフレットでは不明)で、クッションカバーやバッグ、多様布、エプロン、(食器類)を販売されていました。

写真に有るように赤やベージュのストライプのクロス類は、リネンブームや、古着の良さを見直す中で欧州系の古着屋さんでも,よく見かけるようになった意匠でもあります。


(又食器売り場には、
スタイリスト故・岩立通子さんが産地まで行かれて、意志を継がれたお弟子さん達によって、モダンな白い器として製品化がか成った『波佐見焼き』https://www.toso.co.jp/new/nr/news0707_1.htmlの、無印良品版シリーズが有りました。
(波佐見焼は有田焼と伊万里焼の名前に分化されて、名前が表に出なかったそうです。産地のブログより))


ビームスが数年前から扱われている民芸製品は、新しくプロダクトされたものかどうか店頭では見ていないのですが。(現フェニカとして:琉球ガラスのコップ、鳥取の桧のテーブルと椅子、大分の小鹿田焼の壷、マリメッコの服やバッグ、中国の藍染シャツなど)
素晴らしい伝統技術を持ちながら、販売ルートや意匠が時代とずれて、陽の目を浴びていない産地に、目が向けられる事は意味のある事だと感じます。



かわいい近代な技術、近代的な新素材、新しい素材の融合。
アーティスティックな自由な表現や、伝統的な意匠を現代的に解釈したものなどが、モダンファブリックと思われる表現だと思いますが、
でもこれからはもっと広く、
”環境破壊を減ずる事”を意識した素材の開発や利用法(たとえば多摩美大で先日セミナーがあったバナナの葉の活用)や。
生産と消費のアンバランスで生じてやまない古着の活用法流通法や。
上に書いた、斜陽になりつつある産地の活性化。
などもモダンファブリックの世界と、いえるのではないかな〜と思います。。。。皆さんはどう思われているでしょう。



 色々教えて下さると嬉しいです。

コメント(1)

追記
今朝朝日新聞に調度、MUJIの記事が載っていました。

それは、アメリカNYのタイムズスクエア近くに旗艦店がオープンしたというニュース。ソーホーの1号店は予算の5割増だったそうです。詳細は見ていませんがロンドンやパリにもあるんですよね。

してみるとバスク柄も、ワールドスタンダードの一貫、なのでしょうか。
昨日バスク柄の隣に、和柄コーナーもありました。夏季向けらしくうちわなど涼を演出するアイテムでした。そちらも柄は、純和柄というより、モダンにアレンジした柄でした。
国内限定と、そうでないとでは構想にも変化があるでしょう。
一時丸々シンプルなコンセプトで来ていた商品が、色々なラインに細分化されて、デザインや素材が広がったのが特徴的に感じられました。
無印は生活良品として消耗度が高い商品ですが、やはり捨てがたい魅力があります。


脱線ついでに「なぜデザインなのか」2007刊行 阿部雅世VS原研哉の中で、原さんが無印の商品について「メモ帳一つでも改良を重ねている」と発言されています。
それでヨーロッパで教授をされ製品開発・素材の応用研究をされている阿部さんが驚かれます。モレスキンのようにある程度決まったら何十年と変えない伝統がある事と比較されたのです。一方で、日本人の決め細やかさと器用さの表れだと評価もされるシーンです。
無印良品、これからも色々考えさせてくれそうです。

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