古馬マイルのクイーンアンステークスで、オッズ50/1という最低人気の Ten Bob Tony が最後方から差し切り勝ち。
Opera Ballo がハナを切る展開で、間に First Conquest を挟んで少し離れて残り7頭が一団。Notable Speech はその中で先頭から4〜5番手、その斜め後ろに More Thunder。
ハロン12秒弱で警戒に逃げる Opera Ballo を、残り2f で追いかけ始める More Thunder。
中央に Opera Ballo、向こう側からそれに並びかける More Thunder を、手前側から Ten Bob Tony がまとめて一気に飲み込む。
半馬身のリードをつけて、2着 More Thunder と3着 Opera Ballo に勝利。2着・3着はアタマ差の鍔迫り合いでした。
Ten Bob Tony は18戦でこれが5勝目、前走はダービーデイのG3タッテナムコーナーSを勝ってはいましたが・・・G1では、昨年のブリティッシュスプリントSで13着・フォレ賞は3着も一昨年の2000ギニーは8着。父 Night Of Thunder 母 Hug 母父 Dark Angel の5歳牡馬。エド・ウォーカー師とシュマーク騎手はG1初勝利かな?勝ってたらゴメン、というくらい記憶にない。
逆に、3歳マイルのセントジェームズパレスステークスは、人気道りの決着。
英2000ギニー勝ちの Bow Echo が、英ギニー2着のあと愛ギニーを勝って臨んだ Gstaad と短アタマの勝負。Bow Echo が先着し Gstaad のリベンジ成らず。
スタートからバッチバチにやりあって、内に入りたい Bow Echo を外へ弾き飛ばす Gstaad、という一面。Power Blue がハナを切った4〜5番手でヒルクライムという二頭。お互い「相手はコイツ」としか思ってなかったろ。
コーナーワークで直線横並びになった時に最内で先頭を窺う Gstaad、外を回された Bow Echo が間に3頭を挟んで追いかける。間の一頭 Talk Of New York が食い下がるも、内外で競り合う Gstaad と Bow Echo。一度は Bow Echo が前に出るが、驚異の差し返しを見せてゴールでは二頭並ぶ。
最後は Bow Echo が伸び切り勝利、クビが上がりかけた Gstaad が2着。
スタート良く飛び出したのは Lambourn。これを生かせて、2番手 Kalpana さらに外 Sons And Lovers でダウンヒル。その後ろ、内ラチ沿いに Jan Brueghel、外に West Wind Blows の間にGiavellotto。Goliath は後方2番手で馬群の外。
最終ターン、外でスムーズに抜け出した Kalpana、それを目標にさらに外から Giavellotto。逆に内に閉じ込められて出し場が開かなかったのが Jan Brueghel。それを横目に大外から Goliath。
残り100m、やっと抜け出した Jan Brueghel はさすがに無理。Kalpana に馬体を併せてジワジワ迫るのは Giavellotto。Goliath は前二頭と脚色が揃ってしまった。
最後はド根性の伸びを見せた Giavellotto が短アタマ伸び切って勝利。2着 Kalpana に1馬身3/4差で Goliath、さらに1馬身半差で Jan Brueghel。
Qilin Queen がハナを切り、その外で Wemightakedlongway が並走するもペースはイーブン。直後に3頭横並び、その後ろで単騎 Estrange、さらに後ろで一番人気 Thundering On、シンガリから One Look。
奥深いターンの入り口で控えた Thundering On と Estrange。単騎先頭に立つ Qilin Queen、馬群がやや縦長に。有力馬が後方に控えたまま直線、残り3ハロン。一番外に持ち出した Thundering On がスパートすると、有力馬も一斉にスパート。残り2ハロンではハンデ戦のようにひと塊。
残り1.5ハロンでグンっ!と切れた Estrange、Thundering On は一瞬で置いていかれこれがそのままゴールまでの着差になった。内で先行勢から粘る Red Letter を Thundering On が捕らえきれずにいると、その間から One Look が伸びてきて2番手争い。それを尻目に Estrange が2着に1馬身半の差をつけて勝利。2着はスパートを遅らせて伸びてきた One Look、半馬身差で3着 Red Letter、さらに半馬身遅れて Thundering On。
Estrange は5歳、9戦6勝目デビューは3歳晩夏でデビュー勝ちのあと次走は7着も3戦目から3連勝で昨年のヨークシャーオークスを Minnie Hauk の2着。続けて英チャンピオンズF&Mも2着。今年になって前走G3戦を勝利しての連勝でG1初制覇。父 Night Of Thunder 母 Alienate 母父 Oasis Dream でオーナーはチェバリーパークスタッド。
一番人気の Thundering On は、やっぱり重馬場スペシャルかな。GtoFの高速競馬に負けたという感じ。
スタート良く飛び出した Thesecretadversary が、外枠を利してそのまま外ラチ沿いを逃げる。右斜め後ろに Nighttime、さらにその向こう Samangan。2列目中央に True Love、その向こうに Rayif の人気馬二頭。後列三列目の向こう側から Time To Turn、Go Man、シンガリ手前ラチ側 Imperior と、馬群はひと塊。
残り1f 全馬ほぼ横並びになるも、絶妙なペースで逃げたスミヨン Thesecretadversary が逃げ切り勝利。人気を分けた1000ギニー馬 True Love は1/2馬身差で2着、以下アタマ差で Nighttime、クビ差 Samangan。もう一頭の人気馬プーラン勝ち馬 Rayif は、ここから1馬身半離れた5着。
Thesecretadversary は10戦4勝目。前走は王室開催最終日の7f G3ジャージーSを勝利、クラシックは2000ギニー5着・愛2000ギニー6着という結果。父 St Mark's Basilica 母 Too Soon To Panic 母父 Gleneagles、クールモアだけど外厩なのかな?トレーナーはスタック師。
揃ったスタートからの先行争いは4頭・・・あれ?全部クールモアか?勝負服が違うけど。真ん中で Composing がハナ、その外で Sugar Island 内で Beautify。最内で四頭並んでいたところから最初に引いたのが Cameo。それに二番人気 Johanna Walsh が並んでいたところから一歩引いて先団。
その後ろで集団の先頭、内ラチ沿いに前走リブリスデールSを勝った一番人気 Earth Shot。並んで外にクールモアの本命 Amelia Earhart はオークス6着からの参戦。
アイルランドも雨が降らずカラッカラに暑いのか、前のペースが速い気がする。
単騎5番手だった Johanna Walsh が、直線手前の3ハロン棒で前を飲み込み始めると、後方集団のペースも上がる。最後まで粘っていた Composing を直線入り口で捕えると、後方馬群も詰まって前後が入れ替わる集団に。
残り2ハロンで先頭に立った Johanna Walsh に後方集団が追いすがる・・・が。2馬身後ろで Johanna Walsh を追っていた Rebel Moon が目標にされてしまった。いち早くEarth Shot に追いついてきた Inis Mor、さらに外から Sparan Nua が追いついて、雁行陣で Johanna Walsh を追うが Johanna Walsh との差が詰まらないどころか離れていく。
最後は2着 Inis Mor に4馬身の差をつけて Johanna Walsh が勝利。2着争いは Inis Mor、3/4馬身差で外 Sparan Nua、さらに半馬身差で Rebel Moon。3馬身3/4離された5着にクールモアの Amelia Earhart、一番人気だった Earth Shot はさらに3馬身離れて6着と伸びず。
走破タイムは2.28.49・・・って30秒切ったのは20年ぶりという速いタイム。欧州の熱波・・・フランスに高気圧が居座って40℃を超える酷暑になってますが、その余波でしょう・・・でパンパンの良馬場(Good to Firm)という影響でしょう。
Johanna Walsh はこれで5戦2勝。デビューから2戦連続3着のあと初勝利、前走はリブリスデールSを Earth Shot のアタマ差2着でした。重賞初勝利が愛オークスになりました。
父 Sea The Stars 母 Miss Aiglonne 母父 Dawn Approach、トレーナーはジョゼフ・オブライエン。ウェルズ・ワトソン氏(読み方あってるかな?)所有。胴が紫?濃紺?に左袖が白・右腕が濃いベージュで袖の色で染め分けた帽子、というあまり見かけない勝負服でした。
ペースメーカー Moments Of Joy が飛び出し、それを2馬身くらい後ろで追いかける Friendly Soul。そこから3馬身くらい離れて Diamond Necklace、斜め左後ろに Botagoz、内に See The Fire。
この馬群がターン手前でぎゅっと詰る。インターンの内ラチの切れ目まで頑張った Moments Of Joy を Friendly Soul が自力で交わすが、すでに Diamond Necklace は1馬身後ろ。ここから追い比べになるかと思いきや・・・
まずはフィリーズ&メア。2連覇中だった Kalpana は、中団内ラチ沿いから伸びずに7着敗退。このコースでここまで沈むのを初めて見た。
勝ったのは Minnie Hauk。今年初戦のG2ムーアズブリッジS以来の勝利で、G1はヨークシャーオークス以来の勝利。最初のダウンヒルで集団に寄っていかず馬場の7分どころを単走で下って、Sugar Island がペースメークしたスィンリーターンの手前で2番手に合流。そこから直線抜け出して、2着争いに1馬身半差をつける完勝。
Kalpana は、直線で馬群中央に出して前が開いたにも拘らず伸びませんでした。
お次のクイーンエリザベスII世S。
Hawk Mountain のハナを叩いた Needle Match が主導権を握る。3番手集団の中央前につけていたのが1番人気 Gstaad。Talk Of New York はそれを見る位置からいち早く、周回コースとの合流手前でスパートして Gstaad を交わすと直線内ラチ沿いへ一直線。2着争いを尻目に1馬身1/4差をつけて勝利。
Bow Echo のリタイヤで、マイルは混戦でした。その Bow Echo が勝ったセントJPSで Gstaad に次ぐ3着だったのが Talk Of New York でした。
最後はチャンピオンS。Calandagan は2着、勝ったのはPOWを連覇している Ombudsman が昨年の雪辱を晴らしました。
Calandagan は出遅れ、というか五分で出たもののダッシュが付かずシンガリから。Devil's Advocate がペースメイク、2番手に Bay City Roller。その後ろで内ラチ沿いを Ombudsman が追走。
始終外を回された Calandagan と直線で内ラチ沿いから外へ持ち出して集団中央から突き抜けた Ombudsman の差が出た。Calandagan も番手から粘る Bay City Roller までは届いたものの、Ombudsman は先に抜け出していて3馬身3/4差という言い訳の効かない着差で勝利。ゴドルフィンはマイルのQEIISとともにダブルタイトル。
最終で1番人気は Ombudsman の方だったのね。ペースメーカーを出した分とコース取りの利があったとはいえ、10f なら Calandagan といい勝負か。ジャパンカップに来るかな?二頭とも来たら面白そうではあるけれど。