ハナを切ってた Continuous より先に Los Angeles がヘタれ、その外に居た King's Gambit は逆に止まらない。その外から Economics が被せてきて、インサイドに押し付ける。Continuous と Los Angeles の間から抜け出たのが Royal Rhyme、その後ろに居た Calandagan の出どころが無くなった残り1.5f。壁は、内から Continuous ・ Royal Rhyme ・ Economics にさらに外から Persica。
抜け出た Royal Rhyme と下がる Continuous の間を割って内ラチ沿いから伸び Calandagan の進路ができたのは残り1f。この時、Anmaat は Royal Rhyme の真後ろ1馬身半。内に Continuous、前に Royal Rhyme、外に Economics という完全なるボックスに嵌った・・・かに見えた。
伸びの止まった Economics を弾き飛ばして Anmaat が進路を作ったのは残り半ハロンの標識の手前。
スタートで伸び上がったのは Evaporate、他は揃った中で引いたのが外枠の Kovalica。先行争いは、内枠から Royal Patronage、中央枠からプログノーシス、外枠から Pride Of Jenni とスタートで伸び上がった Evaporate。4頭ひと塊で最初のターン。
主導権を得たのは、内枠の Royal Patronage、外の Pride Of Jenni が捲くってプログノーシスは3番手の内。Via Sistina は手綱を抑えて後方3頭の集団の外の前。
奥深い2コーナーで2番手に押し上げるプログノーシス、9頭立てのワリに縦長の展開。短いバックストレッチの終わりから外を捲くってスパートしてきていたのが Via Sistina。最終ターンの手前、残り2f の辺りで、先頭に並びかけるプログノーシスの外からすでに Via Sistina が並びかけていた。プログノーシスを2馬身くらい離して直線を剥くと、Via Sistina に必死に着いていくプログノーシス。後続は引き離していくが、Via Sistina との差も離れていく。
Via Sistina は6歳牝馬、19戦9勝目で、G1は前走ターンブルSに続いて2連勝目。欧州時代は5歳時にプリティポリーSを含め13戦5勝2着3回。豪州に移籍して6戦はすべてG1でランヴェットSとウィンクスSを勝っており、前々走のマカイビーディーヴァSで5着。6戦目でG1を3勝目。
父 Fastnet Rock 母 Nigh 母父 Galileo。
Trueshan がハナを切ってその外に Double Major、その後ろでは内ラチ沿い Align The Stars や真ん中で Sevenna's Knight 外では Grosvenor Square や Al Qareem がつっ突くという、長距離戦にしては出入りの激しいレース。
残り1000m付近で Al Qareem が外から上がってくると、ぽっかりと空いた内ラチ沿いに進路を替えて溜める Double Major。
最終ターン、逃げる Trueshan をすぐ外から Al Qareem その外 Sevenna's Knight 大外 Grosvenor Square が追い込みに掛かると、その内ラチ沿いからスルスルと延びてきた Double Major が纏めて交わす。逃げ粘る Trueshan が追いすがるも、着けられた差が縮まらない。その隙に外から Sevenna's Knight が差を詰めてくるが・・・残り100m、Trueshan に並んだところで脚色が一緒になってしまう。
最後は1馬身1/4の差をつけて Double Major が2勝目のG1勝利。2着はアタマ届いた Sevenna's Knight、3着に逃げ粘った Trueshan。
Double Major はこれで15戦7勝目。G1はこのロワイヤルオーク賞を連覇で2つ目。4歳セン馬でヴェルテメール兄弟の所有。父は日本のダイワメジャー。
同一G1を競馬場を替えて連覇は、Enable のL'Arcくらい?持ち回りのブリーダーズカップは何例かありますけど、欧州では珍しいんじゃないかな。
本日のブリーダーズカップの前に、ジュブナイルデーの中からジュブナイルターフ。
クールモア&オブライエンの Henri Matisse が勝利。
全馬ゲートインの直後に、ゴドルフィンの Aomori City がゲートをこじ開けてフライングするアクシデント。13頭立てで空いてる14番ゲートを通って戻って再度12番ゲートにゲートイン。その間も大人しく待っていた他の馬。JRAだと外枠発走かな?
その後のスタートは正常でほぼ揃ったスタート。外枠からはダッシュを効かせた Mentee、真ん中から Zulu Kingdom、内枠から Dream On が出てきて最初のスタンド前。コーナーを利して Dream On が先頭。逆に、スタートで引いたのがフライングした Aomori City とその外の大外枠 Henri Matisse。
1/4ml 22.65−1/2ml 46.31 で、スタートは速かったものの中盤ではミドルペース。どこからでも来られる展開で、まるでハンデ戦。
道中は内ラチ沿いの中段で脚を溜めていた Iron Man Cal が伸びてくるその外、もンの凄い脚でブッ飛んできたのが Henri Matisse。さらにシンガリからそれよりいい脚色で Aomori City が伸びてくるが・・・う〜〜ん。阪神のマイルなら Aomori City が届いたかなぁ。でも、デルマーはダートの内側にある芝コース。直線は280mしかない。
Henri Matisse が Iron Man Cal をクビ差捕らえ、Aomori City が半馬身まで詰め寄ったところでゴール。うん。阪神の460mあれば Aomori City がまとめて差しきってたと思う。
揃ったスタートから、ついて行けなかったのが・・・ City Of Troy。この瞬間「あぁ、これはダメだ」と思いました。6頭が横並びで最初のスタンド前、最内にフォーエバーヤング、中央にデルマソトカゲ。その間に Mixto、すぐ外に Fierceness で、主導権を取ったのがデルマソトカゲ。フォーエバーヤングは引いて3番手ラインの内。前7頭が集団で1/4ml は22.43 のアメリカンペース。
1/2ml 44.95 というハイペースで逃げるデルマソトカゲから、千切れた後方集団に居たのが Sierra Leone、バックストレッチに終わりから捲くって出る。ペースを落としたい先行集団は、こうなると我慢比べになる。逃げたデルマソトカゲを外へ持ち出そうとして交わすフォーエバーヤングの外を、勢いつけた Sierra Leone が並んでくる。
直線入り口、最内で Fierceness が粘るところに、外から Sierra Leone が交わしていく。最内から大外へ持ち出したデルマソトカゲは大きくコースロス。この間に Sierra Leone は Fierceness を引き離す。
日本のレースなら外へ持ち出しても280mあれば届く(函館競馬場だと260mしかない。浦和だと220mだもの)んだけど、アメリカの我慢比べでコースロスはダメ。やるなら最終ターンですでに外へ持ち出してないと、という事をやったのが Sierra Leone。
ダービー2着(この時はフォーエバーヤングを押したのなんのとイチャモンを着けられてた)・ベルモントS3着・ジムダンディS(G2)2着・トラヴァーズS3着(1着は Fierceness で前走から連敗、2着はディスタフを勝った Thorpedo Anna )という惜敗続きの鬱憤を晴らす快勝で、Sierra Leone が快勝。ブルーグラスSに続いて二つ目のG1がビッグタイトルになりました。
こうなると・・・アメリカの年度代表が難しいなぁ。BCクラシックでダービートライアル勝利・ダービー2着で Sierra Leone かな。
Fierceness はダービーの惨敗が印象よくない・・・ダービートライアルは13馬身半ぶっ千切ってますし、トラヴァーズSで Sierra Leone と Thorpedo Anna を直接負かしてますが、差し引きはマイナスな気がします。
唯一の敗戦がトラヴァーズS2着でディスタフでは古馬も一蹴した Thorpedo Anna も候補でしょうけど・・・Sierra Leone に10f で先着してますけど、ちょっと弱いかな。
欧州最強になった City Of Troy の動向が気になったクラシックは、ダメな方でした。スタートで後手を踏んで終わりましたね。
フォーエバーヤングは、最内枠発走でこれしかなかったんですが、なら外へ持ち出しちゃダメです。ダービーでハナ差の接戦を演じた相手に2馬身3/4は完敗です。逆にアメリカ競馬で惜敗続きだった Sierra Leone が、やっともぎ取ったタイトルと言えます。
ディスタフには日本馬の出走はなかったですが、正解。Thorpedo Anna がどう勝つかのレースでしたから、ちょっと強い馬では歯牙にもかけられなかったでしょう。
Zenyatta や Rachel Alexandra とまではいかないですけど、それ級と言っていいくらいの強さでした。
今回は California Spangle と Victor The Winner、それにチェアマンズSPを勝利してる Invincible Sage が出走していてこの勝ち方ですから、強いでしょう。 Lucky Sweynesse が不在ですから、本番(香港スプリント)で California Spangle と Victor The Winner と Invincible Sage が今回の5lb 差をどう詰めてくるかでしょうね。
Victor The Winner は今年、高松宮記念とスプリンターズSで来日していて、前者ではマックドールに3馬身差3着、後者では1馬身半差6着。ホーム&アウェーが逆になる日本馬はギリギリの勝ち負けだと思いますので・・・ California Spangle は、スプリントなのかな。。。マイルでもいけそうだと思う( Voyage Bubble なら分はある)と思うのですよね。なにせ、目の上のたんこぶ( Golden Sixty 1勝5敗)が引退しましたから。
まだ Ka Ying Rising は新興勢力ですね。これで香港スプリントまで勝ちきるようなら、来期は香港スプリント界の中心になるでしょう。香港スプリントでも、人気の中心だとは思います。
年度代表馬 City of Troy 牡3 ダービー・エクリプス・英国際S
2歳牡馬 Shadow of Light ミドルパークS・デューハーストS
2歳牝馬 Lake Victoria モイグレアスタッドS・チェヴァリーパークS・BCジュベナイルT
3歳牡馬 City of Troy ダービー・エクリプス・英国際S
3歳牝馬 Porta Fortuna コロネーションS・ファルマスS・メイトロンS
最優秀古馬 Charyn クイーンアンS・ジャックルマロワ賞・クイーンエリザベスII世S
最優秀スプリンター Bradsell 牡4 ナンソープS・フライングファイヴS
最優秀ステイヤー Kyprios 牡6 ゴールドC・グッドウッドC・愛St.レジャーS・カドラン賞
揃ったスタートから、内枠を利して California Spangle がすんなりハナを・・・と、そこで「スローに落としてんじゃねぇよ!」と言わんがばかりにツッかかったのが Ka Ying Rising。California Spangle にペースを落とさせずミドルペースでコーナー手前にくると、スッと下げて3〜4番手の外。
直線入り口でハナを切っていた California Spangle を交わして先頭に立つと、「かかってこいや!」と横綱相撲。
これはアカン。コイツが出る限り、日本の短距離馬は香港を諦めたほうがいい。
たぶん、逃げ馬が居なかったら自分でハナを切っていける。逃げ・先行が多くてハイペースになったら、シンガリ追走でも折り合いがつく。というか、そもそも「スタートで California Spangle を潰しにいける」時点でデタラメだ。
いゃ、これも・・・欧州と日本の「競馬の差」だなぁ。
内枠でプラダリア、外から Ka Ying Generation、真ん中で La City Blanche がお見合いしながら最初のスタンド前。誰も行かずに、「なら」とプラダリアがペースメイク。
先行3頭の後ろで5〜6番手の外に Luxembourg、その内に3頭。その後ろの列で外 Marquisat 内に Giavellotto。ステレンボッシュは後ろから2頭目。
1000mが1分3秒くらい?どちらかというとスローだったと思う。
残り3fちょい手前、シンガリに居たステレンボッシュが早めのスパート。スローだったがゆえに、これ以上溜めたら届かないと思ったのだろう。捲くりで直線入り口、大外でプラダリアから3馬身くらいの位置につける。と・・・当然、その内は密集していて。Luxembourg と馬体を併せて先頭を伺うステレンボッシュ。残り300m、完全に前が壁になって、ステレンボッシュから2馬身くらい下げさせられたのが Giavellotto。
内ラチ沿いで Five G Patch と下がるプラダリアの間から Dubai Honour が加速。外のステレンボッシュと Luxembourg に並びかけた・・・時。「どこから出てきた!?」というもンの凄い脚でそのどまん中を切り裂いてきたのが Giavellotto。
City of Troy の英国際は確かに強かったんですが、ダービーとエクリプスは・・・そこまで強かったかな?と。同様に Los Angeles も。
牝馬で Bluestocking が大躍進でした。が、こちらも「この前に Warm Heart と Savethelastdance が常に前に居た」昨年のクラシックなワケで。。。
KGとチャンピオンS、フランスだとサンクルー大賞、ドイツのダルマイヤー大賞やオイロパ賞、ドバイのシーマなどセン馬の古馬が活躍したからでしょうか?牡馬・牝馬で「これ!」という中心が無く見えてしまうのは。
アメリカも・・・最後に掻っ攫ったのは Sierra Leone でしたからね。ダービートライアルのブルーグラスSの勝ち馬ですから、弱いわけじゃないんですが。。。そのあとのクラシック戦線が惜敗続きでしたからねぇ。Fierceness ・ Dornoch ・ Mystik Dan ほか群雄割拠で、そうすると「一番強かったのって牝馬の Thorpedo Anna でいいんじゃね?」と。
中心がなかった分、面白いレースは多かった(その分、予想は外しまくりましたがw)一年だったと思います。
来年の期待は・・・今のところ、香港のスプリンター Ka Ying Rising でしょうか。これ、バケモノでした。
去年は今年のスレッドの最初に挙げましたが、World Horse Racing の今年の10 Best Racesが挙がってました。
1 Saudi Cup Senor Buscador
2 Dubai Sheema Classic Rebel's Romance
3 King George VI and Queen Elizabeth Stakes Goliath
4 International Stakes City of Troy
5 Prix de l'Arc de Triomphe Bluestocking
6 Cox Plate Via Sistina
7 Breeders' Cup Classic Sierra Leone
8 Melbourne Cup Knight's Choice
9 ジャパンカップ ドウデュース
10 Hong Kong Cup Romantic Warrior