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境界と侵犯コミュの3人以上になると喋らなくなる

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今日こんなコミュニティを発見しました。

3人以上になると喋らなくなる。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1945207

面白いコミュニティだと思いました。
私自身もネットではなくリアルでは、三人以上だとあまりしゃべらなくなります。

二者関係と三者以上の関係の違いってなんでしょうか?
二者関係だと全能感が現れやすいように思います。
三者以上の関係だと全能感にもとづく発言が減るように思います。
二者関係というのは<母-子>の関係のような「想像的」な関係で、三者以上の関係というのはそこに<父>による言葉の構造が入り込む「象徴的」な関係になる、というように思います。
そんな事が斎藤環の『生き延びるためのラカン』か何かに書かれていたような記憶もあります。
そして第三項排除などが起こるのも三者以上の関係だと思います。



今村仁司『暴力のオントロギー』から
・ハイデッガーやウィトゲンシュタインと同じく、バタイユも「沈黙」の真理を強調する。「沈黙」の世界がもつ豊穣で無限な奥行きに想像力をもってついていくこと、これ以外に「至高性」に到る道はない。沈黙の真理を切り捨てたこれまでの「文化形成」(ホモ・デメンス)の否定は、沈黙せるものの復権とともに始まる。

・バタイユが本領を発揮する領域は、人間の経験を根源において規定してはいるが、とても実証的には処理できない「沈黙の」領域である。


ルネ・ジラール『人類と十字架 文化の起源』から
・フロイトの用語を使えば、ミメーシス理論は「ナルシシスムの打撃」と言えるかもしれません。それは心の中の自己愛に抵触する打撃です。

・自然淘汰説が様々な動物種の進化を統制するメカニスムについて説明するものだとすれば、スケープゴート理論は、文化の誕生と発展の基盤にあるメカニスムを説明するものである。


ジル・ドゥルーズ『マゾッホとサド』から
それ自体としてのタナトスは、たとえ無意識の中にであれ、心的生活にそなわっていることはありえない。みごとな言葉でフロイトが述べているように、それは根本的に沈黙するものなのである。


フロイト『エロス論集』(だったかな?)
エスには、自我に対して愛や憎しみを表明するいかなる手段もない。エスは自らの望みを言うことができない。エスは統一した意志をもっていないのである。エスの中ではエロスと死の欲動が闘っている。一方の欲動が他の欲動に対してどのような手段で防衛するかは、すでに明らかにした。エスは無口で強力な死の欲動の支配下にあり、死の欲動は休息を望みつつ、快感原則の指示に従って平和を乱すエロスを終息させようと望むと考えることができる。


岸田秀『ものぐさ精神分析』から
人間集団は不安定である。集団は無限に拡大しつづけることはできないし、それを支える共同幻想は各人の私的幻想を完全に吸収することは決してできない。各人に分有された共同幻想は超自我および自我となり、共同化されずに残った私的幻想はエスを構成する。このエスが、共同幻想にもとづく集団の統一性を内部から危くする重大な要因となる。


新宮一成『ラカンの精神分析』から
・無力な受難として、他者の語らいを身に受けているだけの存在は、同時に、私の言表の真実性を支える現実存在でもある。そうした存在は、過去における他者の語らいの中に埋もれている。他者の語らいの中で、その対象として存在を享受していた私の現実が、他者の語らいを通じて見出されなければならない。私が、そういった現実であり得るなら、私はそのとき、もう何も話さず、ただ他者の語らいのざわめきに、耳を澄ますだけとなり、自分が生きているか死んでいるかを、もう問わないだろう。

・私が話している時、私は無意識においては、このような話さない存在であり、その時私について話しているのは他者である。したがってラカンは、「無意識は、大文字の他者の語らいである」と無意識を定義する。「それ(エス)が話す」という言い方もしばしばされる。いずれにしても、話されている対象は私である。そういう話の対象としての存在を私は享受している。

・ラカンの言う「他者の語らい」は、構造的にはフロイトの「エス」の概念を引き継いでいる。また、「無力な受難」と私が呼んできたものは、フロイトの「寄る辺なさ」という言葉につながっている。

・対象aは、個別存在である我々を、普遍存在になった我々が見るというやり方で、つまり弁証法という一種の分身の術を使って、我々が我々自身を表象したことの結果として現れるものであった。我々が始めにそれであった無力な受難が、もし今でもまだ世界の中に残されているとしたら、それに対象aという名前をつけることにしよう。

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