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ちりめん山椒(連歌 俳諧 連句)コミュのスタンダード連句 百韻『花はみな』の巻

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発句は酔姚さん、脇は進行役の私、一巡目の順番はあみだ籤で決めました。タカトさんは今回はロムとのこと。割り振りはかなり適当です。季節の割り振りは敢えてしていません。季題表を指定しないで以下の基本作法だけで進行していけるかトライしましょう。どうしてよいかわからないときはその都度質問して下さい。みんなで考えましょうw

詠むペースは無理のないようにお願いします。百韻を約半年かけたところもありますよw 句は一句でいいですが、いいのが沢山でき自分で選び難いときは何句でもオーケーということで。選句、今回は次の人でいいですね。

■基本作法
 ○春秋は、三句以上五句まで、また詠むときは間に五句以上あける。
 ○夏冬新年は、一句以上三句まで、また詠むときは間に二句以上あける。
 ○月花は、まずは定座*を守る(割り振った甲斐がなくなるのでw)
 ○月は、秋以外の他季の月で詠んでもよい。
 ○秋は、三句以上〜五句詠むがどこかに月を含むようにする。
 ○花は、原則春の花(桜)とする。
 ○初折、二折、三折の各裏の6句目ではじめて春を出してはいけない。
  春は最低三句であり、花の定座13句目までに間を五句空けること
  ができなくなるため。

 ○恋は、適宜で雑、四季を問わない。
 ○序破急:初折=序、二折三折=破、名残折=急とする。初折表八句では
  恋、神祇、釋教、懐旧、固有名詞などを詠まず穏やかに。

 ○百韻と長いので同趣向が繰り返さないよう、内容の多彩さと変化に特に
  留意する。(雪、時鳥、紅葉、神祇、釈教、無常、述懐、懐旧、羇旅、
  哀傷、離別、賀、新年なども総動員。)

■割当表  
     A酔姚 B春蘭 C青波 D水竿 E草栞 F木槿 G面白

初折    花     月  ウ       月  (花)    
      12345678 12345678901234
      ABCDEFGA BCDEFGACDBGFEA

二折          月  ウ       月   花
12345678901234 12345678901234
CDBGFECBADFEGC BADFEGBACEDGFB

三折          月  ウ       月   花
12345678901234 12345678901234
ACEDGFCADBFGEC ADBBGECBAGEDDC

名残折         月  ウ     花
12345678901234 12345678
ABGEDACCBGEEAA CBBGGDDE


*定座
初折表  月7  初折裏  月9、花13
二折表  月13 二折裏  月9、花13
三折表  月13 三折裏  月9、花13
名残折表 月13 名残折裏 花7 

*********************************

酔姚さんからいただいた発句候補三句から一番目を選びました。

     花はみな恋をするから咲くのかな
     春の花罪をや知らに風に舞い
     めぐりきて二人いつかの花の下    酔姚



   百韻『花はみな』の巻
                起首 平成十九年三月三日
                満尾 平成十九年月日
 
 発句  花はみな恋をするから咲くのかな  酔姚  春花恋





写真提供は、フォト蔵
http://photozou.jp/photo/top

コメント(216)

改 アクエリアスさん

ナ13は月で季節は秋となります。秋を詠んだら最低3句続ける
ことになってますので、ナ14は秋の季語を入れて下さい。
はい。わかりました。ありがとうございます。
しばしお待ちを
9  うるはしきふるさと創る夢を追ひ   蘭  雑 
10    うさぎおいしー村上かるた    白  新年
11 飼い犬に手を握られて初詣      栞  新年
12   憂しと見し世も棄てたものでは  栞  雑

13 一人旅心づくしの宿の月       姚  秋月
14   すすき片手に時刻表繰る     姚  秋
13 一人旅心づくしの宿の月       姚  秋月
14   すすき片手に時刻表繰る     姚  秋

ナウ
1  虫時雨ひとたび止んで又盛ん     波  秋
1  具象画なら我にも分かる美術展
1  霧たちて明日のフライト心配す

お次はB 春蘭先生 よろしくお願いします。
発句 花はみな恋をするから咲くのかな  酔姚  春花恋
脇    きみ住むかたは燃えるかげろふ 春蘭  春恋
3  雛飾り年経るごとに簡単に     青波  春
4    パソコン相手に確定申告    水竿  春
5  帳尻は番頭まかせの若旦那     草栞  雑
6    稽古帰りはそぞろ夕風     木槿  雑
7  空缶をころがしながら二日月    面白  秋月
8    昨日と今日と続けて秋刀魚    姚  秋

1  もらいたる芋を隣におすそわけ    蘭  秋
2    秋の夜長に噂話を        波  秋  
3  利酒と称し主はいそいそと      竿  秋
4    秘密結社の扉は重く       栞  雑
5  燻らせば紫煙はモナ・リザの笑み   槿  雑
6    ルージュの色の濃すぎる女    白  恋
7  二人きり友禅流し見ていたね     姚  恋  
8    避暑地の空気缶詰にして     波  夏 
9  月さして青田明るき道の駅      竿  夏月
10   楽しき時はあすを思ふな     蘭  雑
11 われに来る雀にパン屑二つ三つ    白  雑
12   失せて戻りし自転車泥棒     槿  雑
13 桃の香に噎ぶ流浪の我が身かな    栞  春
14   桜餅なぞ弁当にする       姚  春

1  朝寝して山辺で人を待たせたり    波  春
2    途切れぬ話囀の中        竿  春
3  めぐる寺おなじやうなり声かけて   蘭  雑
4    ポイントラリーに姥エキサイト  白  雑
5  観覧車そこから見えたものはなに   槿  雑
6    足どり軽く出初の梯子      栞  新年
7  手まり歌路地の奥から聞こえ来る   波  新年
8    長屋の軒も雪の玉水       蘭  冬
9  赤い糸紡げば指に針痛し       姚  雑
10   フリルたっぷりサロンエプロン  竿  雑
11 君待ちて日暮れてともす絵蝋燭    槿  恋
12   人魚姫への遠き憧れ       栞  恋
13 お月さま今宵でいくつになりなさる  白  秋月
14   妙法の火の近くに住まい     波  秋
二ウ
1  おのづから紅蓮のもみぢ散りそめて  蘭  秋
2    光届かぬ森で彷徨う       姚  雑
3  携帯のナビにしたがう夕間暮     竿  雑
4    表札捨てて栗の花咲く      槿  夏
5  戻り来し暑中見舞の文字滲み     栞  夏
6    かもめのジョナサン大空を翔べ  白  雑
7  すみだ川仮の宿りの自由人      蘭  雑
8    いずれはこの身お返しします   姚  雑
9  月からの使者が来たから同行す    波  秋月
10   竹伐る際は電話よろしく     栞  秋
11 誕生の祝献立鮭づくし        竿  秋
12   回りはじめるオルゴールメリー  白  雑
13 出でぬ日も花は吹き入る窓辺あり   槿  春花
14   庭でととのふ旬の青ぬた     蘭  春     

1  下宿屋の柱に名入れ卒業す      姚  春
2    娘を奪いさいはての地へ     波  恋
3  愛あれば流刑となるも悔いはなし   栞  恋
4    形見となりしルビーの指輪    竿  恋
5  きのこ雲また八月がめぐりくる    白  夏
6    炎天待ちて梅干しを干す     槿  夏
7  夕立が砂のお城を崩したり      波  夏
8    やんだねと言いそうだねと言う  姚  恋
9  ありもせぬ恋の遍歴書くブログ    竿  恋   
10   夢かうつつか仮想空間      蘭  雑
11 連鎖する氷影鏡の奧へ伸ぶ      槿  冬
12   つきぬけてゆく冬の稲妻     白  冬
13 嵐との闘い果てて月冴えり      栞  冬月
14   水のうまさを味わってみる    波  雑
三ウ
1  てのひらでつつんで君を離さない   姚  恋
2    第二ボタンを隠す引出      竿  恋
3  朝読んでださず仕舞ひの古い文    蘭  恋
4    過去鮮やかに永遠の今      蘭  雑 
5  うつくしく容をかへてゆく記憶    白  雑
6    精霊舟の波紋追ひつつ      栞  秋
7  町中の川まで紅葉流れ来る      波  秋
8    宅配便は里の枝豆        蘭  秋
9  満月の夜は魔女の娘忙しや      姚  月
10   歳の市にて箒売り切れ      白  冬
11 氷上に彗星のごとデビューして    栞  冬
12   僅少差にて頂点に立つ      竿  雑
13 三方に風の道あり花の山       仝  春花
14   坂を上れば遍路に会える     波  春

1  春の海屋根のうえにも横たわり    姚  春
2    鳴門の渦に若布刈る舟      蘭  春
3  巻かれたり裏かかれたり四月馬鹿   白  春
4    あるが二度ある辞書など要らぬ  栞  雑
5  継母は白雪姫に嫉妬して       竿  恋
6    苦き思い出酒の肴に       姚  恋
7  今捨てる彼が忘れたライターを    波  恋
8    大連で見るアカシアの花     波  夏
9  うるはしきふるさと創る夢を追ひ   蘭  雑 
10   うさぎおいしー村上かるた    白  新年
11 飼い犬に手を握られて初詣      栞  新年
12   憂しと見し世も棄てたものでは  栞  雑
13 一人旅心づくしの宿の月       姚  秋月
14   すすき片手に時刻表繰る     姚  秋
ナウ
1  虫時雨ひとたび止んで又盛ん     波  秋
2    裏の菜つ葉に米のとぎ汁     蘭  雑
3  むだのない古老の鍬の身のこなし   蘭  雑

4  G 白
5  G 白
6  D 竿
7  D 竿  花 
挙句 E 栞

お次、G 面白さんよろしくお願いします。
1  虫時雨ひとたび止んで又盛ん     波  秋
2    裏の菜つ葉に米のとぎ汁     蘭  雑
3  むだのない古老の鍬の身のこなし   蘭  雑
4    知られざる日の農民文学     白   雑
5  夕虹にひとさまざまの祈りこめ    白   夏

6  D 竿
7  D 竿  花 
挙句 E 栞

みかんさん、熊野古道はいかがでしたか?
「花」をたのしみに、お帰りをお待ちしています。
春蘭先生
百韻の満尾もいよいよ近づいてきましたね。
みかんさんのお帰りを待ちながら初めから読み直しましたが、
なかなかヴァラエティーに富んで、すばらしい出来です。

ただちょっと気になったのは三ウからナにかけて
「上」に関する語が続いているのですが、いかがでしょうか?

11 氷上
12 頂点
13 花の山       
14 坂を上れば

1  屋根のうえ 

他人様の句にあれこれ申すのも恐縮ですが、チームプレーということでご勘弁をm( )m   
メインのパソコンがかりかり音をさせ立ち上がらなくなりました。古いのは遅くてつかいにくいです。私もリタイアか(汗)

>春蘭先生
これは勘弁して下さい。先生と言われるほどの利口じゃなし、
莫迦でしたっけ。ラングドンと出そうとして蘭愚鈍と出ましたw

上の件は気がつきませんでした。気がついても問題に感じない
のは鈍感力というより鈍感なんでしょうw

上はすべて読みが違いますし、すべて場が違っているので
このままでもよろしいのではないかと私は思います。
ただいま帰りました
5日間よく歩きました。
聞いたこの年でよくまーとびっくりするような行程です。
さくらサクラの真っ盛り、句になんてできないほど見てきました。
今日中には何とかしたいと思いますのでお待ちください。

本音は帰ったら満尾おめでとうになっていると思っていました。ふ、ふ、ふ、、、。
1  虫時雨ひとたび止んで又盛ん     波  秋
2    裏の菜つ葉に米のとぎ汁     蘭  雑
3  むだのない古老の鍬の身のこなし   蘭  雑
4    知られざる日の農民文学     白   雑
5  夕虹にひとさまざまの祈りこめ    白   夏
6   匍匐で登るきつき石磴       竿   雑
7  花吹雪仁王の肩に舞い上がり     竿  花 
挙句 E 栞

みなさま
留守にいたし数少ない花を二ついただくことになり恐縮です。
一昨日の吉野は花の盛りでした(人も盛りでしたが)
熊野速玉神社の石磴は手をつかないと恐くて登れないところがありました。

草栞さんお待たせいたしました。よろしく。


面白さん
11 氷上
12 頂点
13 花の山       
14 坂を上れば
は、氷上と山が打越に鳴っているのに気付きませんでした。
ご指摘ありがとうございました。
みかんさん
お帰りなさい、五日間も熊野吉野を歩いたとは。
句はその余韻さめやらぬ感じですねw

>氷上と山が打越
根本的に私はわかっていないのかもしれませんが、
スケートリンクの氷上が水辺かわかりませんが水辺として、
花の山が山類としたとき、これが打越なんですか?
水辺は水辺の中で、山類は山類の中で打越を見るのでは。
水辺と山類の間で打越ということではないですよね。


11と14で同じ漢字、上を使っているのでこれは
同字三句去りということで、14を、のぼれば、か
あがればに変えましょう。
みかんさん
余計なことを申し上げてすみません。
でもお蔭さまでモヤモヤがすっきりしました。

14の「上がれば」も
「のぼれば」または「登れば」にしていただけたら

1  屋根のうえ 
が気にならないのにとひそかに思っています。


春蘭さん
「ちりめん山椒」ではこういうことを言ったら、失礼にあたるのでしょうか?
青波さん、お気に障ったらごめんなさいね。
連歌では、山類、水辺のそれぞれについて別個に体、用の詞が定義されていました(連理秘抄)。山類を読む時、打越が山類でも体用で違っていればオッケーとしました。水辺を詠む時、打越が水辺でも体用が違っていればオッケーとしました。これは一つでも山類か水辺出たら三句まで山類か水辺を続けるための策でした。

俳諧の『連句入門』には、異山類・異水辺は打越にあってもよい、とあります。これは、山に峯、海に川の類いです。山類、水辺のそれぞれの中で異なるものなら打越を許しているわけです。

これから見て、分類の異なる水辺と山類の句が一句をはさんであるからといって、打越アウトとするのはバランスを欠いています。多分、後人がどこかで誤解してそれが流布してしまったのではないかと思っています。芭蕉さん没後に制定された式目は私はあまり信用していません。とてもおおざっぱでコアだけの昭和俳諧式目は除いて。

差し合いのことは時宜にもよるべし。先ずは大方にて宜しと言った芭蕉さんにならい、トップに載せたマスト的な規則はともかく、枝葉的な規則はおおかたにてよろしでいきましょうか。

式目の本を見ていると知らず知らず、これはどうなの、あれはどうなの、結局全部適用しようとする感じになっていきそうです。不思議の国のアリスの女王はなにをしても死刑といいますが、お互いにそうならないようにいたしましょう。
訂正二件

匍匐前進したのは熊野速玉神社ではなく神倉神社の間違いです。熊野速玉神社は平地の広い境内でした。
神倉神社のご神体は大きな石でした。

氷上と山は水辺と山類の間で打越ということではないと思います。ただ上と山で高いもの同士という感性なら打越に思われるでしょう。そのご意見としていただきました。文音の場合どうしても一歩遅れがちになるので、気づいた時にはもう進んでしまっていて、、、あーあー。
その代りいろいろななことに出会える楽しさがあります。

まだ花ボケのようです。     みかん
    百韻『花はみな』の巻
                 起首 平成十九年三月三日
                 満尾 平成十九年四月十一日

発句 花はみな恋をするから咲くのかな  酔姚  春花恋
脇    きみ住むかたは燃えるかげろふ 春蘭  春恋
3  雛飾り年経るごとに簡単に     青波  春
4    パソコン相手に確定申告    水竿  春
5  帳尻は番頭まかせの若旦那     草栞  雑
6    稽古帰りはそぞろ夕風     木槿  雑
7  空缶をころがしながら二日月    面白  秋月
8    昨日と今日と続けて秋刀魚    姚  秋

1  もらいたる芋を隣におすそわけ    蘭  秋
2    秋の夜長に噂話を        波  秋  
3  利酒と称し主はいそいそと      竿  秋
4    秘密結社の扉は重く       栞  雑
5  燻らせば紫煙はモナ・リザの笑み   槿  雑
6    ルージュの色の濃すぎる女    白  恋
7  二人きり友禅流し見ていたね     姚  恋  
8    避暑地の空気缶詰にして     波  夏 
9  月さして青田明るき道の駅      竿  夏月
10   楽しき時はあすを思ふな     蘭  雑
11 われに来る雀にパン屑二つ三つ    白  雑
12   失せて戻りし自転車泥棒     槿  雑
13 桃の香に噎ぶ流浪の我が身かな    栞  春
14   桜餅なぞ弁当にする       姚  春

1  朝寝して山辺で人を待たせたり    波  春
2    途切れぬ話囀の中        竿  春
3  めぐる寺おなじやうなり声かけて   蘭  雑
4    ポイントラリーに姥エキサイト  白  雑
5  観覧車そこから見えたものはなに   槿  雑
6    足どり軽く出初の梯子      栞  新年
7  手まり歌路地の奥から聞こえ来る   波  新年
8    長屋の軒も雪の玉水       蘭  冬
9  赤い糸紡げば指に針痛し       姚  雑
10   フリルたっぷりサロンエプロン  竿  雑
11 君待ちて日暮れてともす絵蝋燭    槿  恋
12   人魚姫への遠き憧れ       栞  恋
13 お月さま今宵でいくつになりなさる  白  秋月
14   妙法の火の近くに住まい     波  秋
二ウ
1  おのづから紅蓮のもみぢ散りそめて  蘭  秋
2    光届かぬ森で彷徨う       姚  雑
3  携帯のナビにしたがう夕間暮     竿  雑
4    表札捨てて栗の花咲く      槿  夏
5  戻り来し暑中見舞の文字滲み     栞  夏
6    かもめのジョナサン大空を翔べ  白  雑
7  すみだ川仮の宿りの自由人      蘭  雑
8    いずれはこの身お返しします   姚  雑
9  月からの使者が来たから同行す    波  秋月
10   竹伐る際は電話よろしく     栞  秋
11 誕生の祝献立鮭づくし        竿  秋
12   回りはじめるオルゴールメリー  白  雑
13 出でぬ日も花は吹き入る窓辺あり   槿  春花
14   庭でととのふ旬の青ぬた     蘭  春     

1  下宿屋の柱に名入れ卒業す      姚  春
2    娘を奪いさいはての地へ     波  恋
3  愛あれば流刑となるも悔いはなし   栞  恋
4    形見となりしルビーの指輪    竿  恋
5  きのこ雲また八月がめぐりくる    白  夏
6    炎天待ちて梅干しを干す     槿  夏
7  夕立が砂のお城を崩したり      波  夏
8    やんだねと言いそうだねと言う  姚  恋
9  ありもせぬ恋の遍歴書くブログ    竿  恋   
10   夢かうつつか仮想空間      蘭  雑
11 連鎖する氷影鏡の奧へ伸ぶ      槿  冬
12   つきぬけてゆく冬の稲妻     白  冬
13 嵐との闘い果てて月冴えり      栞  冬月
14   水のうまさを味わってみる    波  雑
三ウ
1  てのひらでつつんで君を離さない   姚  恋
2    第二ボタンを隠す引出      竿  恋
3  朝読んでださず仕舞ひの古い文    蘭  恋
4    過去鮮やかに永遠の今      蘭  雑 
5  うつくしく容をかへてゆく記憶    白  雑
6    精霊舟の波紋追ひつつ      栞  秋
7  町中の川まで紅葉流れ来る      波  秋
8    宅配便は里の枝豆        蘭  秋
9  満月の夜は魔女の娘忙しや      姚  月
10   歳の市にて箒売り切れ      白  冬
11 氷上に彗星のごとデビューして    栞  冬
12   僅少差にて頂点に立つ      竿  雑
13 三方に風の道あり花の山       仝  春花
14   坂をのぼれば遍路に会える    波  春

1  春の海屋根のうえにも横たわり    姚  春
2    鳴門の渦に若布刈る舟      蘭  春
3  巻かれたり裏かかれたり四月馬鹿   白  春
4    あるが二度ある辞書など要らぬ  栞  雑
5  継母は白雪姫に嫉妬して       竿  恋
6    苦き思い出酒の肴に       姚  恋
7  今捨てる彼が忘れたライターを    波  恋
8    大連で見るアカシアの花     波  夏
9  うるはしきふるさと創る夢を追ひ   蘭  雑 
10   うさぎおいしー村上かるた    白  新年
11 飼い犬に手を握られて初詣      栞  新年
12   憂しと見し世も棄てたものでは  栞  雑
13 一人旅心づくしの宿の月       姚  秋月
14   すすき片手に時刻表繰る     姚  秋
ナウ
1  虫時雨ひとたび止んで又盛ん     波  秋
2    裏の菜つ葉に米のとぎ汁     蘭  雑
3  むだのない古老の鍬の身のこなし   蘭  雑
4    知られざる日の農民文学     白  雑
5  夕虹にひとさまざまの祈りこめ    白  夏
6    匍匐で登るきつき石磴      竿  雑
7  花吹雪仁王の肩に舞い上がり     竿  花 
挙句   鐘にとまりし胡蝶目覚める    栞  春



花吹雪の中、胡蝶が夢からさめたところでめでたく初百韻
満尾しましたね。ご協力ありがとうございました。

しばらく全体をながめコメントや感想、苦労話、ご自分の
句の解説などありましたらお寄せ下さい。

これがちりめん山椒の現在のState of the Artだということ
ですよね。うーん、この百韻、なかなか重厚感あり変化あ
り、素晴らしいですね。自画自賛w
「春花恋」で3/3に巻きはじめた
スタンダード連句 百韻 『花はみな』 の巻
満尾おめでとうございます。

最後は吉野の花と胡蝶ですか?
実際にみかんさんに連れられて行ったような臨場感でした。

春蘭さんはじめ連衆のみなさまo(*^ー^*)oありがとうございました!

しばらく名残の花吹雪の下でワイワイ話の花を咲かせましょう。
おっと、今回、飲み物は早く出てしまいましたね。

6    苦き思い出酒の肴に        姚 恋

さあ、酔姚さんに美味しいお酒でも調達していただいて・・・w
万尾おめでとうございます。皆様お疲れ様でした。そしてありがとうございました。初心者で新参者の私が発句などというだいそれた事をやらかしまして、「えー!いいんですか!」「も、申し訳ありません・・・」という気持ちでここまできました・・・巻き上がって、ほっとして、ありがたくって、嬉しくって、感無量です。そして楽しかったです!

挙句   鐘にとまりし胡蝶目覚める    栞  春

美しいですね。すばらしく美しいです。。。
本当にありがとうございました。
満尾おめでとうございます。
私にとって式目のある百韻は初めての経験でした。
2回の花の座をいただき同じ趣向にならないように、
これは付けるときはいつも気にするように心がけていますが
なかなか、、、。

3ウ
8    宅配便は里の枝豆        蘭  秋
9  満月の夜は魔女の娘忙しや      姚  月
10   歳の市にて箒売り切れ      白  冬
11 氷上に彗星のごとデビューして    栞  冬
12   僅少差にて頂点に立つ      竿  雑

この流れが特に好きです。特に9の付けが(*^_^*)

ありがとうございました。     みかん
満尾おめでとうございます。

私がもっとも好きな一句は、


1  春の海屋根のうえにも横たわり    姚  春

です。

実際にこのような風景はあります。
妻の実家は、越前海岸の海岸沿いに有りますが、そこにある大きなお寺は、すり鉢の底のようなところに建っていて、お寺の建物より一段高いところにある手前の坂道から見ると、丁度屋根の上に海があるように見えます。

 秋篠さんは、いつも雅やかな句を作られるので感心しています。
圧巻は、「春の嵐」の発句

発句  ショコラーデ春の嵐を誘へり      草栞

です。
  (バレンタインの)チョコレートを家に持って帰ったら奥さんがやきもちを焼いて春先から剣呑な状態になったというようなことをこのような句に纏める文才には恐れ入りました。
 私は、最初ショコラーデとは何のことか分かりませんでした。

1  春の海屋根のうえにも横たわり    姚  春
これは始め
   地平線屋根のうえにも横たわり
でした。
 
「春の海」と直していただいて情景の広がり、季節の匂い、
もうとにかく本当にすばらしくしていただきました。
思い出に残る句になると思います。

13 出でぬ日も花は吹き入る窓辺あり   槿  春花
私はこちらが好きです。窓辺に立つ、あるいは窓辺を眺めている誰かの姿が現れていて、なんとなく小津安二郎監督の世界。しっとりしていて好きです。  
コメント、感想、ありがとうございました。ちりめん山椒が現在どこら辺に居るかわかりませんが、第何ステージをクリアして次に進んだような気になっていますw

今後について。
その都度パス&ロムはあるとしても、現在、連句に参加されている方を入会順に並べました。

春蘭 水竿 草栞 高遠 面白 木槿 青波 酔姚

今後はスタンダード連句の発句&進行役をこの順でやるというのはどうでしょうか。私は終わりましたので次は、水竿さんが発句を詠んで進行役もすることになります。

詠む句の数は歌仙(36)〜百韻(100)まで任意ということで。いろいろ好きな趣向を盛り込むのも自由です。正風連歌風できれいな句ばかりにしようとか、きれいな句より諧謔をもっと取り込んで談林のような滑稽卑俗な俳諧にしようとか。また詠む題材を6句ずつ恋、旅、懐旧。。。に分けて詠む、全部恋模様にする、全部雑にする。。。なども先人はやっていますね。いろいろ趣向を変えると面白いかもしれません。

次の連句のスタートまでのインターバル(休憩期間)も任意とし、進行役さんの気力が充実してきたらということにしましょう。水竿さん待ち(^^)

私は5月の連休明けまで、代り映えしませんが、例の山の方に居りますのでよろしくお願いします。
>『春の嵐』の発句

>時候を詠んだもの
>チョコを持ち帰った悲喜劇?

この関係は、丁度

歌仙『桜鯛』の巻 で

十一  花守は家に帰らず樹を植える    春花 波
十二   灯もつけで菜飯喰ふ妻      春  郎

で、太郎さんが、「この花守は浮気をしているのです。」
といったのを思い出させます。
● 205について

木槿さんの方が私より先輩です。

『連理の小筥』を読み直してみました。
「海のむこう」のときは鉄線はまだ入会しておりませんので。
そうでしたか。メモが間違えてました。

 春蘭 水竿 草栞 高遠 木槿 面白 青波 酔姚


こうですね。でも、木槿さん、インフラいつ復旧する
のでしょうか。復旧したとしてもここに復活してくれ
るでしょうか。なんとなくリタイヤという言葉が気に
なっています。
春蘭さん行っていらっしゃい
お帰りまでお待ちしましょうか?
軽く賦物の半歌仙でも巻いてみましょうか?
まだ熊野の整理ができずにいますのでしばらくお待ちください。    みかん
「僕などを待たないで下さい。」なんかかっこいいw
軽く半歌仙もいいですね。でもこれだけでおしまいは
なしですよw
みかんさん
鉄線もしばらく旅に出ますm( )m

ところで提案なのですが・・・

★「みかん園」開設
(みんなそれぞれカフェとか居酒屋をオープンしたら愉快かもw)

第一弾 水竿さんと青波さんの両吟

なぞ期待しちゃいます!
>賦物
これは連歌の趣向というより基本の作法だったものですね。
是非やってみて下さい。
お久しぶりです。みちのく木槿、とつぜん失踪いたしまして、ご迷惑をおかけしました。
百韻、りっぱに満尾していて、見とれて拝見いたしました。
あでやかな千変万化、すばらしい充実ではないでしょうか。

突然パソコンダウンしたときは、欠礼のお知らせも出来ないことに改めて気がついて、胡蝶の夢から覚めたか、すべてが煙と消える不思議、ちょっとした不条理感を味わいました。

この世は無常と心得てのひと遊び、ですね。色即是空、むにゃむにゃ。
またよろしくお願いします。
安堵いたしました(^^)
またよろしくお願いします。
お待たせいたしました。
といってまだ始まりません。

三吟歌仙が終わった頃か五月の初めかどちらか早い方で、、
「色尽くし」という趣向で参りたいと思っています。
式目にあまりとらわれないで、、、といっても節度を持って。
発句もみなさまからお寄せいただけるとうれしいです。
期限は上記のとうりです。

みかんあてにmiximailでよろしく

木槿さんお帰りなさい。
よろしくお願いたします。
             みかん

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