ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

夢魔の構造/ナイトメアーコミュの夢魔のコレクション

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
雑誌、本などになにげに書かれた夢魔や悪夢を引用してコレクションしようというトピックです。
ゆめ日記からの引用も歓迎します。
最後にその出典をあきらかにして下さい。

コメント(8)

25年前に書かれたある自伝的書物から、コレクションをはじめましょう。

木製の糸巻きに巻かれた糸を、私が思いきり引っぱっている。糸巻きは私の体よりも、大きいものである。これ以上の力は出せないというほど、私は力をふりしぼっている。やがて、何とも言いようのない圧迫感がせまってきて、胸が苦しくなった時に目が覚める。

この「私」は、25年前、当時21歳だった嫁ぐ前の山口百恵さんです。
(山口百恵「蒼い時」1981年4月集英社文庫より)
百恵さんは、この自伝的書物の中に夢の話とともに、自分の予知能力(らしいもの)や、幽体離脱体験まで語っている!

他には先に続けて書かれた夢。

五反田の私たちが住んでいるマンションそのままが見えた。そこで、私はいつもと変わらぬ生活をしていた。母や妹と談笑している時だった。窓を見ると、その部屋のベランダ側の窓いっぱいに大きな目があった。それも、片目だけである。顔の輪郭や表情もない。ただ黙って瞬きもせず、私を見つめていた。私が買い物や散歩に出ると、その目も後方はるか上空をついて来る。
(同上「蒼い時」より引用)
だれか書いてくれるかなと期待していたのですが、指摘がないので自分で書いちゃいます(笑)。

百恵さんの最初の夢はカフカの短編「オドラデグ」を連想させます。オドラデグは屋根裏に棲息する奇妙な糸巻きのような妖精存在。精霊とでもいうべきもの。たとえ、それがカフカの妄想、想像力の産物であろうとも、屋根裏部屋にしまいこまれた古い幡織り機や、祖母の糸巻きといった記憶や思い出にもとづくものだと思われます。
そして糸巻きは紡錘形をしており、針をつけて布を衣服に仕立てるものです。
たしか、精神分析では「破瓜」を象徴し、処女を失う畏れを表わしていたとおもいます。少女期の百恵さんがいだいていた性的なものへの畏れと胸苦しい思春期の状態があらわれたものなのでしょう。
破瓜を体験しなければ、大人の女性そして母になることもない。女性が祖母の代からひきつぐそして古代から抱いていた深いイニシエーション(通過儀礼)であり、恐怖でしょう。
これも、また普遍的な夢魔もしくは悪夢と言えると思います。
ある日、自宅のトイレに入り、いつも通りパンツを下ろして腰掛けた。そうしたら突然大量に何かが出た。生暖かいゲル状の物体が一気に出てきてお腹がペッタンコになり、驚愕のあまり前身の力が抜けてそのまま床にへたり込んでしまった。い、今のは何?虫?もしかして腸?恐る恐る便器を振り返ると、得体の知れない白っぽいイクラみたいな卵が縁ぎりぎりまでみっしりと浮かんでいるではないか。しかも孵化が近いらしく、湯気を上げながら時おりプルップルッと震えたりしている。実に気持ち悪い。嫌だ!産卵しちゃった!お尻丸出しのまま、こけつまろびつその場から逃げ出した。
(「夢」鈴木彩子/ほんやら洞通信013号より)
 ある晩、部屋へ入った時、ぼくは寝台に腰をおろしている自分の姿に気がつく。ぼくの姿を盗みとったこの幽霊を、ぼくはこぶしの一撃で消滅させる。その時、母が戸口に現われ、それと同時に向いの扉から、母と瓜二つの幽霊が入ってくる。ぼくは大声で叫ぶが、同じように幽霊を伴った兄が不意にやって来て、母を怖がらせるじゃないかと言って、ぼくに黙れと命令する。
(1923年4月12―13日)
5のテキストはシュールレアリストにして作家ミッシェル・レリスの『夜なき夜、昼なき昼』から。

これはいわばレリスの夢日記。

最近、BOOK OFFで、破格のプライスでゲットしたもの(笑)。欲しいもののなくなったBOOK OFFでの購入本のひさしぶりのヒット。
この9月12日に会期が終わったばかりの「ヤン&エヴァ・シュヴァンクマイエル展」(ラフォーレ原宿にて)は、まさしくその映像作品とともに夢魔の宝庫でした。シュヴァンクマイエルについても徐々に紹介したいのですが、もしかしたらコミュがあるかもしれませんね。
映画「インセプション」の原アイデアは、どうやらホルヘ・ルイス・ボルヘスのようである。ボルヘス的迷宮を娯楽映画に仕立てるクリストファー・ノーラン監督の力量たるや大変なものだ。そのCG、特撮を駆使した映像化は、思わず夢魔の構造と呟いてしまう。

その悪夢の構造は三層で、一層目の一時間は二層目の6ケ月、三層目では10年にあたる。下位の層に落ちるほど時間は引き延ばされる。夢の世界を現実だと信じ、目覚めるために眠るものもいる。夢の中では現実の重力や、法則が無効になる。

いくつかの仕掛けがある。まず夢を設計する女性の名前がアリアドネであること。アリアドネはテセウスをそのミネタウロスの洞窟から導き助けるギリシャ神話の登場人物である。主人公ドム(ディカプリオ)の妻はドムの下層の夢に蜜月の記憶とともに幽閉されている。

そして夢から覚める仕掛けとしてのキックの合図に選ばれているのが、音楽である。その音楽はエディト・ピアフの「水に流して」。ドムの妻モル役のマリオン・コティヤールはどこかで見た顔だと思ったら、「エディット・ピアフ/愛の讃歌」でピアフ本人を演じた。

この現実が夢か真かをみわける方法は、なにか「トーテム」を決めておく。たとえば、コマだ。回したコマが止まらなければ、その現実は夢だ。映画では、そのハッピーエンドが夢だったのか、現実だったのかはぐらかされるだろう。

だから、キミも「トーテム」を決めておいた方がいいだろう。キミの「トーテム」が永久運動をはじめたら、キミの現実は夢そのものなのだ。ご用心ご用心!

(映画の公開はとっくに終わってますが、最近DVDで発売されました。)

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

夢魔の構造/ナイトメアー 更新情報

夢魔の構造/ナイトメアーのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング