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もう闇の中はイヤだコミュの回復は苦しみの少ない方法がいい!

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回復は苦しみの少ない方法がいい!

「リジリアンスによるセラピー=心の回復力を信じ伸ばす」

 児童精神医学・発達心理学分野でのリジリアンス(resilience)とは、危機や逆境に際して耐え抜き立ち直ってゆく能力のことで、欧米の現場ではかなり以前から実践的に研究され大きな成果をもたらしてきた概念です。フランス語圏では大きな広がりを築いており、それが英語圏の臨床にも波及しています。日本でも近年、臨床心理学や精神医学分野の新しいパラダイムと注目されはじめています。

 サバイバー支援のこのサイトでも、有力化(エンパワーメント)や自己肯定、自分を誉めよう、言語化など、回復する主体がサバイバー自身にあること、さらに回復するための可能性はほとんどそのひとの内部に備わっていることなどを伝えて来ました。レジリアンスによる回復支援はこれらすべてを含みながら、社会的さらに生物学的視野まで広げサバイバーを統合的にとらえて自身のなかの可能性を伸ばしてゆく取り組みです。

 サバイバーを単なる被害者(ダメージを受けた弱者)としての側面からではなく、その苦難のなかでも生き抜いた勇者=生存者としてリフレイミングしてゆくことから始まります。従来のセラピーの主流は、苦しい過去と繰り返し取り組むことを中心にするセラピー(例えば、持続的エクスポージャー法など)でした。ことことにより、多くのサバイバーが苦しみを恐れたり、辛さ故に継続できないことも認められています。それに対してリジリアンスセラピーは、過去の中に肯定的な要素を発見し現在と未来に組みいれて育ててゆくことで、誇りと自信をとりもどす中でのより苦痛の少ない回復法を目指しています。つまり、従来の主流である、辛すぎる過去に何度も出会ことによる過度な苦痛をともなう回復法からの変換を主張しているといえます。その変換の本質は、単に治療技法にとどまらない思想の転換をともなう大きなものです、ネオヒポクラテス主義という表現もつかわれますが、詳しい理論的な紹介はここではやりません。文末に参考文献を附記しますので関心のあるかたは分け入ってください。

 サバイバーの回復に役立つならなんでもいいではないか、ただしできるだけエビデンス(科学的臨床的証拠)にもとづいていたいということが私の支援の基本姿勢です。レジリエンスによるセラピーもまだ公式に、あるいは国際的に主流になっている訳ではありませんが、苦しみが少なく一日でも早く回復できるなら取り組む価値はあると考えています。ここでは、現在日本語に翻訳されているなかでサバイバーと支援者に直接活用できる本を選び、その内容に即しながら一緒に取り組んでみようと思います。

 その本は、スティーブン・ウォーリン、シビル・ウォーリン著『サバイバーと心の回復力−逆境を乗り越えるための七つのリジリアンス』金剛出版・2002年刊(本体=4200円)です。細かいところでは異論を挟みたくなる考えや表現もありますが、98%程度は信頼できる有用な内容ですから、何回かに分けて内容を紹介し、それぞれのサバイバーの受け止めや反応に付き添いたいと思います。

 まず、著者のウォーリン夫妻はリジリアンスを七つの要素に整理しています、さらにそれぞれの要素に子ども・青年・大人と時系列で成長するモデルを示しています。
 七つのリジリアンスとは次のように分けられています。(前掲書13p)
(1)洞察/難しい問題について考え、誠実な答えをだす習慣。
(2)独立性/問題のある家族と自分のあいだに境界を引くこと。つまり、あなたの良心からの要求を満たしながらも、情緒的かつ身体的な距離を置くこと。
(3)関係性/他の人々との親密で、充足的な絆。これによって、自分自身のニーズの共感的で成熟した配慮と、誰かに与える能力とのバランスがとれるのです。
(4)イニシャティブ/問題に立ち向かうこと。コントロールすること。労の多い課題によって、自分自身を強化し試してゆく傾向。
(5)創造性/悩ましい経験や痛ましい感情の混沌に、秩序、美しさ、それに目的を持ち込むこと。
(6)ユーモア/悲劇の中におかしさを見つけること。
(7)モラル/よい人生を送りたいという希望を全人類までに拡大してゆく良識。

 これらの七つのリジリアンス要素をバランス良く開花させている人はサバイバーにはなっていません。そんな幸福な人は全体の5%にすぎないという研究者もいます。サバイバーにとってこの七つのリジリアンスは、多くは種のまま、あるいは葉を出し始めた段階で、こころの傷のガレキの影に隠されています。しかし、サバイバー自身はそれと気づかないままにある部分のレリジアンス能力は隠れながらもかなり立派に育っていて、苦難の道を生き抜く力になっていることは少なくありません。
 リジリアンスセラピーの重要な点は、医師やカウンセラーなどの治療同盟者と一緒に、自分のガレキの中の旅路を再構成(リフレイミング)して種や芽を発見することです。もちろん一人でもある程度は出来ますが、捜し物は視座を変えると突如見えてくるように、こころの捜し物でも同盟者と協働することは大きな意味をもちます。

 ここでは、サバイバーの回復支援に関わる精神・心理的なリジリアンスに限って取り組みますが、冒頭で述べたようにリジリアンスの概念は人間を統合的に捉えます。当然のことですが、他に、生物・身体的なリジリアンス、社会・集団的リジリアンスもあり、それがすべて有機的に結び合わさって、一人一人のサバイバーを継続して回復まで支えることが期待されると考えています。
 次の回からは、個別のリジリアンス要素をやや詳しく紹介しながら、私が支援してきたサバイバーに共通するケースで、リジリアンスの姿や種を発見する作業をしてみたいと思います。それを見ながらこころが動いたときには、あなた自身の捜し物にもお手伝いをします。

 従来紹介してきたさまざまなセルフケアとの関係を補足しておきましょう。リジリアンスを発見し伸ばすと、それらのセルフケアが飛躍的に進むことになるのだと理解できます。アファーメーションも言語化も自尊心のケアも12ステップも無駄になったり不要にはなりません、それらの取り組みを支える強力なエンジンを手にすることになると思います。

(参考文献)邦訳されたものの一部です。
(1)加藤敏、八木剛平・編著『レジリアンス−精神医学の新しいパラダイム−』金原出版/2011年増補
(2)加藤敏・編著『レジリアンス−文化・創造−』金原出版/
(3)大国真彦「自然治癒ということ」からだの科学・219号
(4)カンギレム『正常と病理』法政大学出版会

コメント(2)

中心的な本が文中に記載したため探しにくいという結果になりました
書籍情報を抜き出しておきます。

スティーブン・ウォーリン、シビル・ウォーリン著『サバイバーと心の回復力−逆境を乗り越えるための七つのリジリアンス』金剛出版・2002年刊(本体=4200円)
「そんなでトウシツが治るのなら、精神医学は要らんだろ。休んでから、モノを言え」。
ミクシィの統合失調症のコミュニティに書き込みをしたらある管理人様より次の返信がありました。
「今、運営に通報したから。震えながら、眠れ。」「そんなでトウシツが治るのなら、精神医学は要らんだろ。休んでから、モノを言え」。
全ての方々がこのように考えていると思われます。病気が簡単に治ると言うと信じられないと思います。とくにうつ症状、統合失調症状、パニック障害が胸の打撲後遺症で起こり毒だしツボ療法で解消することを理解出来ないかもしれません。40年毒だしツボ療法を研究しました。幼児期を含めて転んだりして胸の打撲後遺症が出来ると胸の皮膚筋肉の萎縮が起こり固い固まりが心臓機能、肺機能を圧迫して脳への血流を妨害して脳の機能を障害して精神的苦悩を引き起こしうつ症状、統合失調症状、パニック障害を引き起こすことを発見しました。肩凝りを治すように胸の打撲後遺症を施術し毒だしすることで簡単に精神的苦悩を解消することが出来るのです。睡眠時無呼吸症候群も幼児期を含めて転んだりして胸に打撲後遺症があると起こります。胸を施術して毒だしを繰り返すと解消できます。寝ても寝ても疲れが残って苦しみます。毒だしツボ療法の中川治療院です。03‐5690‐5812東陽町駅5分中川義http://www005.upp.so-net.ne.jp/nakagawa/
毒だしツボ療法で検索できます。

息子の精神科からの診断書には「原因不詳」と記載がありました。西洋医学では精神的苦悩の原因を解明していないので根本的な治癒を得られておりません。その為病気で苦しむ本人と家族は例えようもなく苦しんでおります。私は毒だしツボ療法の施術を仕事にしています。ある時お客様が色々想い悩むのを治したいと申告されました。もしかして、胸の打撲後遺症が原因で起こるのではないかと思い許可を得て胸を施術して毒だしを繰り返すとたちまち「どうでもよくなった」ととても喜んでいただきました。すぐに病院から息子を呼び出して毒だしツボ療法の施術をしました。たちまち元気になりました。後で、なにが改善されたのか聞いたところ、睡眠時間が18時間に及び活動出来なかったのですが、7時間の睡眠時間に短縮し活発な活動が出きるようになりました。それから、社会復帰訓練に移行しました。今は勤務しています。

この施術の技術はたいていの方が習得することができます。講習会や施術会を開いてどうにもならない精神的苦悩を解消しませんか。希望者が三人いれば地方でも個人施術会ができます。もう少し希望者がいれば講習会ができます。うつ症状、統合失調症状、パニック障害等を膝痛、肩凝りを治すように治しませんか。



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