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有価証券報告書コミュの【パスコ】

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あまりいい噂を聞かない航測業界ですが、ちょっと面白い比較をしてみたいと思います。

■SF日数分析
【パスコ】
決算期       0403   0503    0603    0703    0803
売上高(百万)32,605  35,081  35,552  36,661  39,466
売掛日数     248日   254日   273日   282日   287日
棚卸日数       6日     7日     4日     4日     4日
買掛日数      55日    49日    50日    55日    52日
SF日数      199日   213日   227日   232日   239日

【アジア航測】
決算期       0409    0509    0609    0709    0809
売上高(百万)23,036  19,287  18,719  19,478  17,486
売掛日数      56日    39日    39日    40日    33日
棚卸日数      61日    67日    69日    62日    67日
買掛日数      13日    12日    15日    20日    12日
SF日数      103日    93日    92日    82日    87日

分析のきっかけはパスコの売掛金の多さが目に付いた事でした。
パスコとアジア航測は航空測量という、ほとんど同じような事業内容の会社です。
しかし、売掛金回転日数には大きな違いがあります。
この謎を解く鍵は収益計上基準にあります。

■収益計上基準(有報より)
【パスコ】
請負業務につきましては進行基準を採用しております。
【アジア航測】
工期1年以上かつ受注金額1億円以上の物件の売上計上基準として工事進行基準を、その他の物件については工事完成基準を採用している。 なお、工事進行基準によった売上高は323,476千円である。
※工事進行基準の割合:18.5%

パスコは進行基準、アジア航測は一部を除き完成基準としている為、売掛金に差が出ているわけです。
進行基準というのはかなり恣意性が出そうですね。

また、その違いは棚卸資産にも表れています。
両者の棚卸資産は基本的にそのほとんどが工事の仕掛りです。

パスコは進行基準で売上げ計上している為、仕掛りがほとんどありません。
一方、アジア航測の方は大部分が完成基準の為、仕掛りが生じます。

【パスコ】
決算期        0403    0503    0603    0703    0803
売掛+棚卸日数  254日   261日   277日   286日   291日

【アジア航測】
決算期        0409    0509    0609    0709    0809
売掛+棚卸日数  117日   106日   108日   102日   100日

この差も気になりますが、一番気になるのはパスコの日数が伸びている事ですね。
んーん、香ばしい臭いがしてきました。

ちなみに売掛金回収率(有報・単体より)
パスコ:54.5%
アジア:93.0%
ん〜ん。

しかし世間ではアジアよりパスコの方が高く評価されているようですね。

時価総額(4/3時点)+有利子負債−現金(単位:百万円)
パスコ:11,890+31,048−7,630=35,308
アジア:2,899+2,035−1,214=3,720

約十倍ですか。。。

おっと、そう言えばこれも馬鹿に出来ない金額ですね。
「判決に関するお知らせ」
http://ir.nikkei.co.jp/irftp/data/tdnr2/tdnetg3/20090327/5kpy33/140120090325033775.pdf

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