新自由主義―Neo Liberalism.
1980年代に登場した、英国首相のマーガレット・サッチャーと米国大統領のロナルド・レーガンが、第2次世界大戦後の福祉国家路線によって肥大化した政府がもたらした財政危機・経済低迷などの問題を解決するために、新自由主義を先駆けて実行した。サッチャー政権は、電話、ガス、航空などの各種国営企業の民営化や、労働法制に至るまでの規制緩和、金融ビッグバンなどを実施した。同時期の日本においても、中曽根康弘政権によって、電話、鉄道などの民営化が実施された。
1990年代に入ると、日本では小沢一郎が、著書「日本改造計画」で、新自由主義の思想を集約した。「日本改造計画」では、小選挙区制の導入、市町村の全廃と300市への収斂などが述べられている。又、ビル・クリントン政権の経済政策、いわゆるワシントン・コンセンサスに基づく、グローバリゼーションの流れに乗ったグローバルスタンダード(アメリカン・スタンダード)の拡大は、新自由主義の典型と言われた。
1990年代以後に現れた、韓国の金大中政権や、日本の小泉純一郎政権の政策も、新自由主義の典型である。
尚、新自由主義の対蹠としては、欧州の社会民主主義が挙がっている。
Wikipedia[新自由主義]より(http://
→「新自由主義」について、コミュニティがなかったので設立しました。これからますます耳にするであろう「新自由主義」について考えてみませんか?!
写真はクーリエ・ジャポン(http://