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アメリカ家庭料理コミュの【US地方料理】 ルイジアナ地方

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画像右は1803〜4年頃の北米の地図です。 東海岸のピンクの部分はUSA領、西海岸のグレー色はスペイン領(または交渉中)、真ん中の茶色い部分はフランス領“ルイジアナ”でした。 イギリスとの戦争資金が必要であったナポレオンさんはこのルイジアナの土地を1803年に1,500万ドルで米国に売却しました。
 
住人の方は度重なる英仏の戦争から避難して、五大湖やミシシッピー河に沿って、現在のニューオーリンズ周辺に集まってきていました。 ほとんどが新大陸のフランス領「ヌーベルフランス(英名:ニューフランス)」↓に送られてきたフランス人開拓者です。
  http://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/1/16/Colonizationoftheamericas.png
カナダ、アカディ、テールヌーヴ(英名:ニューファンランド)、イルロワイヤル、ルイジアナの5つの行政区に分かれていて、アカディ地区は現在のニューイングランド〜フィラデルフィア辺りだったのですが、いつの間にか避難民は全て「アカディアン」と呼ばれるようになりました。 このアカディアンの直系子孫が『ケイジャン』です。 ケイジャン人は祖国フランス田舎料理に、地元で手に入る食材を上手く利用してケイジャン料理を築いていきました。
 
一方、他の民族との混血となっていった人々を『クレオール』と呼びます。 当時のルイジアナには多くの先住民族が住んでいて争いが絶えなかったのですが、フランス人は先住民と共存していこうとしました。 例えば「ジャンバラヤ」は元々現地に住んでいたセミノール族の料理であったという説もあります。 その後、他の民族とも混血して行きましたが、クレオール人は祖国のことを知らない現地人で、逆に祖国の料理の要素を取り込んで行きました。
 
ケイジャン料理とクレオール料理の見分け方は・・・「この料理はちょっと違うけどフランスの田舎にも似た様なのがある!」というのがケイジャンで、「これはフランス料理風に作ってあるけど実際にはこんなのはない!」というのがクレオールです。 と言っても難しいので、フランス料理好きのお友達に「これってフランスの田舎にあるかしら!?」って聞いてみるとお料理の話しが弾んで楽しいかも♪♫♬
 
と、以上2つのお料理が現在のNOLA地方の家庭料理の2大要素となっています。 
お味の違いのほうは・・・皆様もケイジャン料理とクレオール料理の両方とも試してみてください♩♪♫♬
 
(※)ルイジアナ料理の基本はフランス料理の基本の一つ“ミルポア”Mire Poix = タマネギ+セロリ+ニンジン。 ルイジアナ料理では更に緑のベルペッパー(大きいピーマン)が加わり、パセリ、ベイリーフ、みじん切りオニオンやスキャリオン(アメリカ版万能ネギ)のトッピング、そしてカイエンペッパーが多用されるのが特徴です ^ ^
 
(追記)
「大草原の小さな家からの贈り物」↓の3番を読むと、
  http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=10956032&comm_id=1218020&page=all
インガルス一家はウイスコンシン⇒ミズーリ⇒カンザス⇒ミネソタ⇒サウスダコタと移動したそうなので、米国がフランスから1803年に購入した土地↓を
  http://en.wikipedia.org/wiki/Image:LouisianaPurchase.png
開拓していったのですね♪  話しが繋がってきました ^ ^
 
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(目次)
 +「ケイジャンとクレオール」 (#0)
 +「チコリー入りコーヒーについて」 (#1)
   +「チコリーの原産地では・・・」 (#2)
   +「ケイジャン レッドアイ グレイビー」 (#2)
 +「オクラを使ったルイジアナ料理」 (#1)
   +「オクラのサコタッシュ Okra Succotash」 (#8)
   +「トマトとオクラのケイジャンスープ」 (Tentative)
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(関連トピック)
 +『ガンボ』
    http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=11477292&comm_id=1218020
 +『クレオール式 レッドビーンズ & ライス』
    http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=13974640&comm_id=1218020
 +『クレオール・シーズニング』 『ケイジャン・シーズニング』
    http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=9834580&comm_id=1218020
 +『ジャンバラヤ』
    http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=10515328&comm_id=1218020
 +『シュリンプ クレオール』
    http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=14562244&comm_id=1218020
 +『ミシシッピ マッド ケーキ』
    http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=14327788&comm_id=1218020
 +『マルディ グラのお料理』
    http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=15103358&comm_id=1218020
-------------------------------------------------------
(参考画像)
http://handsfreehelp.net/Dining.aspx 
http://www.mouseinfo.com/disneylandresort/disneyland/neworleans/DSC00038.jpg
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4f/United_States_1803-04-1804-03.png

コメント(9)

MICIOサマ初めまして。

普通に料理以外でもアメリカについて軽く勉強になりました。
ありがとうございます。あはっ。。。

フライドオクラ・・・ガンボ以外でオクラを使う料理とかありますか?

それとこの地域になると思いますが、チコリコーヒーについても知っている方が居たら教えてください。
ちなみに私は、幡ヶ谷のビストロニューオリンズで1回飲みました。
ニューオリンズでは有名みたいですが・・・
???
>まゆさん♪
 
ようこそUSクッキングへいらっしゃいませ〜〜♪*:..。o○☆*
おお☆ 東京でもチコリ入りコーヒーが飲めるところがあるのですね!!
チコリの原産地である欧州では本当によく飲まれますwww 
イタリアではエスプレッソが基本なので、
それをわざわざ薄めて飲む人は余り見たことが無いですが、
フランスでは日常茶飯事、勿論、うちでもそうしてました ^ ^
 
そんな経緯でチコリコーヒーはフランス人がルイジアナに持ち込み、
仏語で“Chicorée à café”と言う名前で売られています。
(例) http://www.orleanscoffee.com/explore/chicory.php
普通にコーヒーをいれる時にチコリパウダーをブレンドします。
最初から全部チコリだけで入れてしまわずに、味見をしながら、
毎回徐々に増やしていくと良いでしょう。
米国にはDecafのコーヒーがあるので余り普及していませんが、
ほんのりチコリの風味が祖国フランスを懐かしく思い出させられるので、
ケイジャン人のハート♡をくすぐるのでしょうね ^ ^
 
このチコリ入りコーヒーを使って作るのが『ケイジャン レッドアイ グレイビー』。
作り方はこちら⇒http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=10173170&comm_id=1218020 
いつかチコリ↓が手に入ったら是非試してみて下さい♪
(例) http://www.sado.co.jp/simizu/harb/chicory.html 
 
オクラの方は、英語の“オクラ”=仏語の“ガンボ”なので、
(仏語のスペルはGomboで、それの英語読み、
 Gomboはオクラの原産地であるアフリカのバントゥー語由来)
本当はガンボ(=オクラ)が入っているものはみんなガンボなのですが、
「トマトとオクラのケイジャンスープ」 と「オクラのサコタッシュ」
あたりでよろしければ今度レシピアップしましょうか!?
(余談になりますが、チコリと同じ様に、オクラの実を煎ったものも
 アフリカではコーヒーに入れたりするのデス♪)
わーい。
コメントバックありがとうございます。

チコリコーヒーって一切コーヒー豆を使っていない物だと思ってました。
いやいやぁぁ・・・普通MIXさせてるんですね。
(チコリ入りコーヒーだったのですね。)

私が飲んだ味は、砂糖なしでもほんわり甘くてコクがあって個人的には普通のコーヒーより断然美味しかったので簡単に手に入ると良いなって思ってるところでした。

張ってもらったURLの店にて購入しちゃいまーす。
ありがとうございます。

オクラが英語なのも最近知りました!!!
友達がアメリカンの旦那サマにオクラって通じるって意味が解けました。ワラ
レシピアップお願いします。早速トライしたいです。
しかもそのサコタッシュ・・・気になります。

今回も勉強になりました。
本当にいつもありがとうございます。
オクラ大好きなのでサコタッシュ興味あります。ぜひぜひ教えてください!
< ケイジャン風オクラのサコタッシュ >
 
・オリーブ油
・ベーコンやイタリアンソーセージやアンドィーユなどのみじん切り
・大きめみじん切りのタマネギかシャロット
・ガーリックパウダーか卸しニンニク
・小口切りオクラ
・お好みの野菜類の大きめみじん切り
 (セロリ、ニンジン、スクワッシュ、ズッキーニ、赤ピーマン、トマトなど)
・コーン(塩茹でか缶か冷凍)
・クレオールシーズニングかケイジャンシーズニング
・カイエンペッパーかホットソース(お好みで ^ ^)
・塩コショウ
・砂糖微量(隠し味程度)
 
1.フライパンで肉類とタマネギとニンニクを炒めます。
2.他の野菜を入れて更に炒めます。
3.調味料で味付けして、コーンを汁と一緒に入れて、ちょっと煮れば出来上がり♪
 
★肉類を入れずにオリーブ油だけで炒めるとメインの付け合せやベジタリアンにも最適♪

★参考画像はNYCの“Charles Southern Style Kitchen”というお店のランチですが、南部料理の代表的なものばかりが乗っているので、ご家庭で南部料理を作る時のお献立の参考にしてみてください♪ 左上から時計回りに、カントリーフライドチキン、オックステール、ポークリブ、ヤム芋、サザングリーンズ(ここではコラードグリーンズ)、そしてオクラのサコタッシュになっています☆
 
★「サコタッシュ」はコーンブレッドと同じく先住民族のお料理の一つ。
  オリジナルに近いものはこちら↓に載せておきましたのでそちらもどうぞ♪
  http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=11944459&comm_id=1218020
 
(参考画像)
・http://www.eatingintranslation.com/a_few_new_york_favorites/index.html
>まゆさん♪
コーヒー愛飲家でカフェインを減らすためにチコリを使う時は徐々に減らしていくのですが、最初からチコリ100%で大丈夫でしたら、勿論そのままお召し上がり下さい♪
 
>せらりさん♪
おお☆ ウェンディーズでもありましたか!? 日本ではあとレッドロブスターで見た事があります☆ NOLAのCafe du Mondeの本店のベニエは大きいですよ〜〜!! 洋服と顔中一面がこの粉砂糖で真っ白になります ^ ^; (参考画像:http://www.palmbeachpost.com/localnews/content/shared-blogs/palmbeach/cerabino/entries/2006/05/17/lippers_wild_ni.html)
 
>女サムライじゃりさん♪
了解♪ とっても簡単なので作ってみてください ^ ^

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