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創作コミュコミュのカンカラ池のカラスのカー子?

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お姫様は 泣きました。
涙で前が見えなくなるぐらい泣きました。

その頃お城の大広間では もうすでに盛大に結婚式が始まっています。

真っ白のウエディングドレス姿のままのお姫様は、牢屋まで走りました。

牢屋に閉じ込められた庭師は、お姫様が来た事にびっくりしました。

「姫様 何故にこんな所に!!」

「あたくしはもう自分に嘘はつけなくなりました。貴方がいなくなればわたくしはもう生きてられません」

そのお姫様の言葉を聞くと庭師は何かを決意しました。

「姫様、僕と一緒に逃げましょう!!」

庭師と姫は 手に手をとって ひたすら必死に逃げました。

もちろん王様は もはやこの二人を許す事ができません。

「えええええええええええええええい もう庭師を今すぐ殺してしまえ!!!」

兵隊達は追いかけました。

庭師とお姫様は必死で逃げます。

けれども兵隊達は 馬に乗り追いかけるので カンカラ池のほとりにまで来た時には もうすでに追いつかれて 囲まれてしまいました。

庭師に庇われるようにして お姫様は 後ろにいます。

その時です
兵隊が 放った一本の矢が庭師の心臓に命中しました。

一瞬の出来事でした。

お姫様は 何が起こったのか分かりませんでした、振り向いた庭師の最後の言葉だけがお姫様の耳に届きました。

「僕は 永遠に君を愛しているよ・・ 生まれ変ってもきっと探し出すからね・・・」

そう微笑みながら 庭師は死んでしまいました。

お姫様は 庭師を抱きかかえると顔を見ました。
まだ体は温かいのに、 まるで眠っているような庭師の姿を見て死んでいるとは信じられませんでした。
悲しすぎると 涙でさえも出てこなくなることにも気付きました。

兵隊達は お姫様を捕まえにきました。

するとその時です お姫様は 池に向かい走り出しました。

悲しみがお姫様を包み込み ついにお姫様は池に飛び込み 息耐えてしまいました。

するとどうでしょう。
その池のどこかからか 不思議な音が聞こえてきます。

それは お姫様の涙の雫の音。
儚い水音となり、反響し いつまでも聞こえてきます。

兵隊達は 恐ろしくなり一目散にお城に逃げ帰っていきました。

王様は それを聞き 嘆きました。
こんな事なら二人を一緒にすればよかった。

けれど どれだけ嘆いてももうお姫様はこの世にいません。



そんな悲しい出来事がこのカンカラ池にはあったのです。

カー子は昔に おかーさんからこのお話を聞きました。

それを 隣りに座っているふくろうさんに話をしました。

ふくろうさんは ずっと黙ってこの話を聞き入っていました。

「そっかぁ・・・・ 悲しい事があったんだね。」

「でも!僕なら きっとそのお姫様をもっと早くに連れ出して
結婚してるよ!!!」

ふくろうさんは 自信満々でそう言いました。

カー子もなんだかそんなふくろうさんを見ていると 凄く心が元気になりました。

カー子は ふくろうさんに ぽつり ぽつりと話をしました。

自分が グズでノロマな子だと
皆からいつも嫌われているんだと
算数ができない事
お勉強が嫌いな事
お手伝いを忘れて怒られる事

初めての人なのに カー子は 色々な事を話しました。
 ふくろうさんがとっても安心できる人だと感じたのです。

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