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ヘブライ語原文で聖書を読むコミュのパソコンで使いやすい、ヘブライ語のローマ字表記を考える

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真理子さんがパソコンとヘブライ語の両方にお詳しいようなので、独立したトピで、意見や問題点の提示など、話し合いましょう。

1)読めればいいのか=音声化するための「ルビ」であればいいのか
2)ヘブライ文字に戻す必要があるか
3)ある程度まとまった文章を綴っても、読みやすいかどうか
4)一般のアルファベットの読み方からかけ離れてもいいのか(=機械的に対応させると、音声化するための補助手段にはならない)
5)既成の標準となるようなものが、現存しているか否か

4)については、MS-DOS時代に、ASCII文字を入力して、罫線素子を組み合わせて作ったヘブライ文字を出力するものがありました。マン・マシン・インターフェイスを考えると、アインに「y」を、シンに「w」を対応させるようなローマ字対応は、好ましくないと思います。可読性が低いからです。ローマ字を使うからには「音声に基づいたもの」が生理的にストレスがたまらないと思います。

2)ヘブライ文字〜ローマンアルファベットを、相互に置換可能にするには、学術的な書物で使われてきたローマ字綴り(大同小異はありますが、だいたい Lambdinのテキストのもの ** 画像添付**)があります。ところが、パソコン入力するのには、不便。一部の文字を、キーボード上にある別の文字・符号に置き換えるか、2文字以上の組み合わせにする必要があります。

1)読み方を示すだけの手段であっても、目的と、対象とする読者次第では、それでもよいと思います。

コメント(33)

あらら、「アルファベットの読み方に慣れましょう」トピのほうに書いちゃった。まったく同じ19:20。合いますわね。あ、そちらとは1時間時差があるのかしら。
そんなわけで、近日中に、「アルファベット〜」の冒頭にかかれた2つのローマ字表記に直すのと、カナ表記に直すのも作ってみますわ。
で、まず私が、MIXIの中で使っているのをご紹介します。

ローマ字の使い方に、悩むところがあるので、いつも一貫しているわけではないのですが、いつも上記のような要素を考慮しながら綴っています。

’ b bh g gh d dh h w z ch T y k kh l m n s “ p ph ts q r S sh t th

これを、できるだけ一対一になるような綴りにすること、また、アレフ・アインが見やすいようにすることを考えて、手を加えたもの。

} b v g gh d dh h w z x j y k kh l m n s { p f c q r & $ t th

・ドルマークを「shin」に、アンパサンドを「sin」振り当てた以外は、キーボードの3段内で打てます。
ばしばし、ローマ字入力するためには、読みやすくて、なおかつ、タッチタイプできるかどうかが、重要だからです。
・ シフトしない [ と ] のほうが、打ちやすいので、( ) [ ] { } のうち、どれを残すかが問題。
・ begad kephat を b^ g^ d^ k^ p^ t^ とか、B G D K P T とかにしてもいいのだけど、出来れば、二文字の組み合わせや、符号との組み合わせは避けたい。
・ テートに j を充てると、見かけはヘンだけれど、けっこう頻繁に使う文字なので、使い勝手はいい
・ 逆に 左の角に点のある「スィン」に & を充てるのは、頻度が低いから。

★☆★ 参考
一応、国連では、すでに標準となるローマ字対応を決めている。
でも、パソコンには乗せづらい。

http://en.wikipedia.org/wiki/Romanization_of_Hebrew   ← これを読んだ上で、
http://en.wikipedia.org/wiki/ISO_259-3  ← ここから ISO-259-3 を参照

★☆★ 参考
アラビア語の話し手が、ケータイなどでチャットするのに、アレフに「2」,アインに「3」を使うやり方がある(アラビア文字あるいは対応するIPAが、数字の「2」「3」と形が似ている)ので、それを採用してもいいけど、そうすると指の動きが4段になるので出来れば避けたい。

http://en.wikipedia.org/wiki/Arabic_Chat_Alphabet

★☆★ 参考
あと、参考になるのは、デーヴァナガリのASCII表記。

http://en.wikipedia.org/wiki/Devanagari_transliteration
ご存知と思いますけど、筑波大学の池田潤先生らによる

池田潤・高橋洋成・池田晶:『聖書ヘブライ語のラテン文字転写について:文字学・文字論的考察と筑波方式の提案』(一般言語学論叢(筑波一般言語学研究会)2003)

という論文がWEB上で読めます。

http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/mylimedio/dl/page.do?issueid=721905&tocid=100047373&page=61-105

まあ、いろんな特殊記号使ってるんでパソコンには載せづらいんですが、議論の内容自体はいろいろ示唆に富みます。
「心に残るみことば★」コミュのほうで、ヘブライ語聖書の引用をするときには、ローマ字と、カナの表記をつけて、なおかつ、画像に落としたものをつけるようにしています。

' b/v g d h w z ch t y k/kh l m n s " p/f ts q r s/sh t

でも、いつも
ch ⇒x    t ⇒ +(プラス) または t⇒ T(大文字)    ts ⇒ c     sh ⇒ $ 
にしたい誘惑に駆られます。 

http://mixi.jp/view_community.pl?id=1804139
あとは、基本中の基本として、Unicodeのコード表
http://www.unicode.org/charts/PDF/U0590.pdf
http://www.lingua.tsukuba.ac.jp/~ippan/JGL/2003/2003-Ikeda-Takahashi-IkedaA.pdf

こっちから入ったほうが、きれいに表示できました。
昔、佐々木嗣也さんのヘブライ語に関する詳細なサイトがあったのですが、今探してみたら、どうも、昔と同じままでは残っていないようです。

http://www.ts-cyberia.net/fonts_l.html

前のサイトでは、翻字についても同博士の案が載っていたのですが。

ギリシャ語の Beta Code Greek みたいなものが、ヘブライ語にもあれば、ある程度、代替の表記法として通用性があると思うのですが。

http://en.wikipedia.org/wiki/Beta_code
ちなみに、日本語の文章にヘブライ語をヘブライ文字のままで混ぜがきすると、確かに、パソコン上で文字の進行方向が ごちゃごちゃになるので、自分は、

1) 一旦、改行して、ヘブライ語を入力し終わってから、改行をとる
2) できるだけ、数字や、句読点、括弧 を いれない (余計ややこしくなる)

という具合に 割り切ってます。

でも、ヘブライ語だけで何かを打っていて、カッコで囲みたいときに、いつも悩みます。。。
とりあえずたたき台を作りました。
http://www.babelbible.net/lang/heconv.cgi
「読み方指南(工事中)」というボタンがあるので、何か適当にヘブライ語の文(母音記号つき)を入力またはコピペしていただいて、このボタンを押してください。するとローマ字およびカナに変換したものを表示します。
すみませんが元に戻る場合はブラウザの「戻る」ボタンなどでお願いします。
ローマ字表記の流儀はHKJさんが[2]の最初でお書きのものです。

変換の方法は、できる限り個別処理をしたくないので、テーブルで乗り切ります。ですからテーブルの作成こそが命なので、そのテーブルの表示は、
http://www.babelbible.net/lang/heconv.cgi?debug=1
で出来ます。ヘブライ語文字列を、このテーブルの上から下に1項目ずつ、1カラム目のヘブライ文字を、2カラム目のローマ字に全置換することで変換を実現します。
ですから、「なんかこの変換おかしいぞ」と思ったら、このテーブルを見ていると問題点が発見される場合が多いかもしれません。

カナ変換はローマ字カナ変換ルーチンを作ってこのローマ字をさらに変換したものです。やはり
http://www.babelbible.net/lang/heconv.cgi?debug=1
の右側のテーブルにしたがって同様に処理します。

いろんな文で実験してみて、どんなささいなことでも結構ですから、お気づきになった点をお書きくださると幸いです。どんどん直していきます。
ありがとうございます。

ためしに、歴代第一 29章13節をサンプルにしてやってみました。

入力
וְעַתָּה אֱלֹהֵינוּ מֹודִים אֲנַחְנוּ לָךְ וּמְהַלְלִים לְשֵׁם תִּפְאַרְתֶּךָ׃

出力
w“athah 'eloheynww mowdhiym 'anachnww lakh wwmhalliym lsheׁm thip'arthekha:
ワタフ エロヘインウー モウディーム アナフンウー ラク ウームハルリーム ルシェׁム ティパルテカ:


惜しい。

うーーーん、なんと申しましょう。
ローマ字に変換した結果は、ヘブライ語の文字が読める人にはなんとなくわかるけれど、ヘブライ語が読めない人には発音するための助けには、ちょっと足りない感じ。

サンプルが悪かったのでしょうか?

期待するのは、こんな感じです:
we `attah 'eloheynuw mowdiym 'anachnuw lakh
u mehalliym leshem tiph'artekha
ウェアター エロヘーヌー モーディーム アナフヌー ラフ
ウー メハルリーム レシェム ティフアルテハー

wawのダゲシュがついたやつ、u なのか ww なのか、アルゴリズムを作って判別するのには、ちょっと大変なので、「聖書の言語入門」にはもったいないと思います。

単語の先頭なら、uですが、単語の途中なら、ww ですね。

同じことは 母音記号のカーメツが、「あー」なのか、「お」なのか、その判別にも言えると思います。

開音節なら「あー」、閉音節(シェワーつきの超短母音で終わる音節を含む)なら「お」、見かけ閉音節だけれど、「メテグ」(詠唱符号の 縦棒)がついていたら「あー」ですね。
vav+dageshの処理、とりあえず、単語先頭のものはuにし、子音の次に来るものはuwにする処理を加えました。
こんなのも全部テーブルでやってます。テーブルの表示、「読み方指南」ボタンの直後にリンクをつけておきましたのでご参照ください。

あと、lsheׁm というところ、eのあとのׁっていうのは、実はש(shin)の上につける点なんですよ。こんなのが単独で出現することってあるんですか? 私のところで掲げてるテキストには入ってませんけど。ひょっとして手入力なさって入っちゃったってことですか? とりあえず、変換し残ったその点は全部無視して消してしまう処理を加えました。
すみません、変換表を解読するのが とても苦痛で、お役にたてるようなコメントが思いつきません。

出力のところの、lsheׁm は、実際に使ってみて、変換された文字列をそのまま貼り付けただけです。もしかして、Firefox で使うと バグが出るのでしょうか?

Operaでもう一度 いろいろテストしてみます
あと、子音ではさまれたshevaはeにし、その他のshevaは消すというふうに改めました。あれ、これだとeになっちゃうshevaが多すぎるかしら?
> HKJさん [12]
あ、私のところの変換ミスだったんですね。すみません。
日曜日ちょっと出かけるんで、後日点検しておきますわ。
ルツ記の冒頭です。

וַיְהִי בִּימֵי שְׁפֹט הַשֹּׁפְטִים וַיְהִי רָעָב בָּאָרֶץ וַיֵּלֶךְ אִישׁ מִבֵּית לֶחֶם יְהוּדָה לָגוּר בִּשְׂדֵי מֹואָב הוּא וְאִשְׁתֹּו וּשְׁנֵי בָנָיו׃


vay^hiy bi+ymEy x^ׁpOT haxO+ׁp^TiyM vay^hiy ro`ob bo+'oreC vayE+leK^ 'iyX mibE+yt leHeM y^hv+doh logv+r bi+x^ׂdEy mOv'ob hv+' v^'ix^ׁtO+v v+x^ׁnEy bonoyv:

qamatsが、「あ」と「お」のどちらで発音すべきかは、やっぱり判別できたほうが、いいと思います。なんだか自動的にみんな「お」に変換されているように思うのですが。


ローマ字>>ヘブライ語

vay^hiy b+imEy X^pAT XvOp^TiyM

וַיְהִי בִּמֵי שְׁפָט שׁוֹפְטִים

ここに貼り付けると、ヘブライ語がばらばらになるのですけど、真理子さんのサイトのユーティリティーの窓では、きれいに出てます。

自分のパソコンじゃないところで、母音記号つきのヘブライ語が打てるのは、ありがたいです。感謝。

でもね、やっぱり、子音だけ ばーーーっと打って、後からちまちま母音記号つけるほうが、やりやすいです。それには、やっぱり専用ワープロが必要ですけどね。

UniTypeの GlobalWriterか、
Davka Corporation の DavkaWriter Platinum
です。

真理子さんは、ヘブライ語ワープロソフトは 使っておられますか?
GlobalWriter だと、インド系の言語も打てるので、旦那さんにも活用していただけると思います。いちおう、コプト語も、打てるようになってます。
で、発音を表記したいだけなら、(自分、ガンコなんで)、やっぱり、#4のローマ字綴りぐらいが、適当かなと思います。

たとえば、 יְהוֹשֻׁעַ יהושע

発音を示すのが目的のローマ字つづりだったら、

y^hvOXu`a

というのは、不親切だと感じます。

先読みパタハ furtive patach を へー、ヘート、アインよりも後に打鍵しなくちゃならないので、発音どおりじゃなくて、不自然だし。


(でも、真理子さんのユーティリティーは、そもそも、発音表示のローマ字つづりじゃなくて、母音つきのヘブライ語をローマ字から入力するためで、目的が違うのですよね)

やっぱり、発音表示用だったら、yehoshua` か、y^ehowshua` くらいが適当だと思います。

「発音表示のローマ字」と、「母音記号つきヘブライ語入力のためのローマ字」って、うまいこと 両立できないものでしょうか。


ちなみに、ヘブライ語用なのに、イディッシュ語用の文字の組み合わせがあるのは なぜでしょう。もしかして、現代ヘブライ語まで対応できるデバイスとして作っていらっしゃる? だから、geresh / garshayim という符号まで組み込まれているんでしょうか?
一緒に考えてまいりましょう。よろしくお願いいたします。
もうひとつ 気づいた点。

真理子さんの 言語入門のヘブライ語部分で、文字の読み方・2 に、ヘブライ語文字の翻字の次に、入力用のローマ字が表示されていますが、途中からずれています。

ヘー と ヴァヴ と ザイン が、三つとも h になっています。
テート と ヨード と ラーメド が、三つとも T になっています。


「ヘブライ文字変換」の「ローマ字へ」っていうボタンは、発音を示す目的は全然ないです。このコミュに入るまではつけてなかったですから。このコミュの規則で、ローマ字もつけなきゃいけないの?っていうんで、そのためにあわててつけたものです。ですから、入力のためのヘブライ文字→ローマ字変換のテーブルをそのまま使っちゃってる。だからqamatsも、どっちかにしか変換できないわけです。元のヘブライ文字には戻せるけど、それだけのことで、発音は示せないです。あんまり役立たないんで将来的には取り去っちゃおうかと思ってるほどです。発音を示すためのローマ字は「読み方指南」のように、違う発想で変換しなきゃだめですね。

イーディシュが入ってるのは、単に、Unicode表にあるから、それだけです。Unicode表にあるといえば、いろんな朗誦記号もありますけど、私ここらへん全く疎いんで、コード表見てるだけじゃ何も意味わかりません。勉強してからでないとサポートできませんわ。

あと、だんなも含めて、うちはワープロ全然使わないです。だんなが昔塾の先生やってたときはいっぱい使ってたみたいだけど、二人とも紙の手紙書かないし、ワープロ使うのは年に何回もありません。仮に使うとしても、文字はエディタで書いて、印刷だけワープロかしら。二人ともDOSの時代からパソコン使ってますけど、DOSの時代、特にNECのPC-9801は、何をするにも遅くて、エディタとワープロの分業っていうライフスタイルがすっかり形成されちゃいました。「パソコンにオフィスをプリインストールなんかしないでその分安くして」っていう家庭です。
了解しました。

コード表という技術的な規格を元にして、それに対応する形で作業をなさったのですね。

ローマ字を付けるのは、ゆるい「規則」でして、ヘブライ語の知識は取り入れたいけれど、ヘブライ語の文字を習得してはいない方のためのものです。いろいろなレベルの方がコミュの中にいてもよいと思いますので、できるだけ敷居を低くする意味での、ローマ字綴り・読み方の補助をつけて、ROMっているだけの人にも易しいコミュであろうとする意図です。

朗唱記号については、通常のワープロでは入力できないですし、このコミュの中では活用する場面も低いので、必要のあるときだけ、括弧書きで、どの単語のどこに、どんな朗唱記号がついているかを指摘していこうと思います。ヘブライ語のままで提示したいときは、ヘブライ文字+母音記号+朗唱符号の、画像ファイルをアップロードして、お見せするやり方を続けていこうと思います。

でも、真理子さんは クラシックもお好きのようですから、朗唱符号から直接メロディーを引き出す、Suzanne Haik-Vantoura女史の解読方法も かじってみては如何でしょう?

なかなか、時間が足りないとは思いますが、ヘブライ語聖書から 直に<発音>と<旋律>を読み取れるようになることは、聖書を『聴く』のに大きな助けになると思います。特に、ギリシャ語を現代語の発音で読もうと呼びかけておられる方にとって、ヘブライ語聖書のテクストに既に組み込まれている音楽的要素は、耳で聖書を味わうのに今まで以上の楽しさを加えるものになると思います。

MS-DOS時代からパソコンを活用されているということで、自分なんか、聖書の言葉も、パソコンも、万年初級者ですので、どうぞお手やわらにお願いいたします。ばべるばいぶる関連を拝見していて、真理子さんの取り組む意欲に敬服しております。
(関口存男さんは、たしかに面白いです。。。) 
Unicodeのコード表みてると、えっ、この言語(っていうか文字体系)にこんな字や記号があったの?って勉強になります。普通の入門書じゃ特殊な記号まですべて一覧になった表って、ありそうでなかなかないですから。
それだけに、そういう字や記号をどう発音するかというのが、入門書を見ても載ってなくて苦労します。一応Unicode表には簡単に説明があるんですけどね。
私のヘブライ語は「真理子式学習法」(アンチョコに頼る。文法は覚えなくても気にしない。朗読されたものをそのまま覚える…)なのでヌケが多すぎ。shevaってどういう時に発音してどういう時に発音しないのか、qamatsってどういうときにアーでどういうときにオか、あんまりよく覚えてないです。そんな感じなんで、ともかくいろんなテキストをかけてみて、ちゃんと変換できるかどうか、テストしていただけるとうれしいし、誤変換の場合は技術的な問題もありますけど私の知識のヌケもありますので、ご指摘を賜ると幸いです。
変換テーブルを見られるようにしてあるのは、私の考えを出来る限り見えるようにしようってこともあります。今のところこのやりとりは成り行き上HKJさんと私との対話になってますけど、一応公共の場の会話ですから、見かけ上HKJさんに呼びかけてるようでも、実は必ずしもそうではありません。第三第四…の方にも読んでいただいて、私の考えの至らない点を指摘していただけるとうれしいなと、そんなわけで変換表も公開しているんです。
私の学生時代および大学を出た90年代前半はまだまだDOSも健在で、オペレータのバイトっていうから単に入力だけかと思ったら、超零細企業で人材ゼロ、システムの保守までやらされ、すっかりSEの真似事までしてしまいましたから、簡単なプログラミングはできます。というよりあのころは、そのくらいでないと、コンピュータって使えなかったですからね。あ、こういう昔話をするっていうのはオバサンの悪い癖ね。
あ、それでこれはむしろ私的な呼びかけなんですけど、[10]の1ch29:13のレシェムって、私のCGIでどうやって入力なさいました? 変換表やPerlのソース見ても、なんであんなところでシンのドット05c1がゴミのように入っちゃったのか、ちっともわかんないんです。すみません。
それから勉強になったのは、ヘブライ語の母音記号って、子音文字だけの文章にあとからまとめてわわーってつけるっていうのが普通なんですね。いや、ヘブライ語のキーボードの母音入力がなんでCAPS LOCK+シフトなんていうめんどいキー操作なのかが、これでなんとなく見えてきました。
でも私だったら母音記号のつけ忘れを頻発しそう。最近目が悪くなって小さい字が全然見えないんです。紙媒体のBHSの本でさえ母音記号が見えにくいのに、CRTの上のヘブライ語の母音記号はよっぽどフォント大きくしないとまるっきり見えない。だから発音をカナで教えてくれる装置を作らないと全然読めないっていうのが、私の創作意欲をかりたてている動機の一つです。
だんだん真理子さんの性格が出て来たみたいで、なんだか、このコミュにこんなに頼もしいメンバーが入ってくださったこと、感謝です。

<母音記号の読み分け>
shewa' qametsの読み分けにしても、自分もなんとなくわかっているつもりなだけで、それをプログラミングできるように、フローチャートにするとか、はっきり言葉で説明するとかが 必要なら、文法書を引っ張り出してきて、自分なりにまとめ直さないとダメそうです。

<トピの書き込みは 公開>
行きがかり上、今は二人の会話になってますが、後々、ほかの方がこのトピを見て、意見をしてくださる叩き台になれば良いと思います。

<シンのドット>
シンのドットのごみは、なぜでしょう? 自分は biblos.com から母音記号つきのヘブライ語テクストを貼り付けて、ローマ字変換しただけです。

<ヘブライ語の入力>
自分、大学時代に念願のヘブライ語の授業を取りました。念願というのは、中学の時に独学で始めて、やっと大学に入ってから、本を相手にじゃなくて、生身の先生(カトリックの神父さん)から教えてもらえたからです。

で、そのときまでに簡単な文法や、筆記体の書き方とかは、独学していたので、大学の授業の時も、ヘブライ語部分は筆記体でノートを取りましたし、原文に全部 母音記号をつけなくても、読めるところは多かったです。
また、現代語のヘブライ語も、教材が入手できる限りで自習していたことも、子音だけのヘブライ語を読む練習になりました。

そういうわけで、ヘブライ語の基本は、母音記号なしというスタイルがデフォルトです。母音記号をつけるよりも、<子音だけのヘブライ語テクスト> + <発音を示すためのローマ字表記>というのが、パソコン上でも便利だなぁ、というのが、このトピの主旨でもあります。

現代イスラエルヘブライ語の教材で、Haiim Rosenという方のテキストが、自分の最初の現代語のテキストでした。そのテキストが、基本的に <子音のみのヘブライ語>+<ローマ字の発音表示>でした。テキストの中でも、途中から、聖書からの引用が子音文字だけで紹介されており、テキストのずっと最後のほうで、「書き言葉」「文学のスタイルとしての古典表現」のところでやっと、母音記号と聖書の文法が導入される構成になっています。

A Textbook of Isreali Hebrew - with an introduction to the classical language

http://www.amazon.com/s/ref=nb_ss?url=search-alias%3Daps&field-keywords=textbook+of+israeli+hebrew&x=0&y=0
シンのドットの原因がわかりましたわ。biblosのテキストが、shin(05e9)-tsere(05b5)-ドット(05c1)という順序で書かれてます。へぇ、shinのあとにすぐドットのコード書かないと組み上げてくれないのかと思ったら、こんな順序でもちゃんと組み上げてくれるのね。これじゃドットがゴミとして残るわけだわ。
でも、こんなふうにバリエーションがでてくるなら、母音つきテキストの検索って大変そうね。

そうそう、今さらながら白状しますけど、私、ここのコミュの入学試験、カンニングをしましたの。どーせ聖書の一節なんだろうから、検索したほうが早いって。ところが母音つきテキストのほうだとヒットしない。そこで子音のみテキストのほうで検索をかけたら答えが出てきたという次第です。こんなふうに、母音つきテキストの検索って、思わぬ流儀の違いでヒットしないことがあるから、やっぱり子音のみテキストも用意しておくべきね。

さらにいえば、真理子式語学学習法ならともかく、本当に語学の力をつけるんなら、「新約聖書ギリシア語」とか「旧約聖書ヘブライ語」なんていう参考書はやめたほうがいいって思ってます。だって練習問題なんかほとんどが聖書の言葉でしょ。聖書を読みこなしていたら、2〜3語辞書ひくだけで、「あ、これ、あそこの言葉だわ」ってカンが働いちゃうじゃない。新約も旧約も全単語文法解析したアンチョコがあるし、コンピュータでそういうのが手軽にひけちゃいますからね。もちろん既存の文法解析が間違ってるとか異説があるとかの余地はあるにせよ、そうやってみんなが手垢をつけちゃった既知の内容のテキストだけを読むんじゃ面白くない。本気で勉強するなら、あえて、回り道でも、普通の古典ギリシア語の本で勉強したほうがいいんじゃないかって思ってます。ヘブライ語はやっぱりキリスト聖書塾のヘブライ語入門で、現代語から入るのがいいかしら。
今日の改良点

1.神聖四文字をローマ字では一律にYHWH、カナでは「アドーナーイ」に。
2.qamats、hiriq、tsere、holamを、カナのときだけ長音記号「ー」をつける。
3.hiriq+ヨッドをローマ字でi、カナでイーとする。
4.tsere+ヨッド、segol+ヨッドを、カナでエーとする。
5.母音+「へー」+母音以外 という組み合わせのとき、カナではヘー部分を長音「ー」にする。
ごめんなさい。上の4は、
4.tsere+ヨッド、segol+ヨッドを、ローマ字でe、カナでエーとする。

ところで3と4ですけど、ローマ字ではワウやヨッドはwやyとして生かしたほうがいいのかしら。
<回り道>
ヘブライ語でも、ギリシャ語でも、僕は、現代語から遡って古典に行くか、現代語と古典語と並行してやるのが、いいと思います。

真理子さんと逆だけど、共通している発想は、『最終目標は聖書だけど、入り口・間口を広く開けて、(当たり前のことだけど)外国語として満遍なくいろんなボキャブラリーを体験しながら勉強する』ってことだと思います。

上記のHaiim Rosenもそうだし、英語解説の聖書ヘブライ語をダイレクトメソッドで学ぶテキストも出てますし、僕は大学生の時にリンガフォンの現代ヘブライ語テキストと、Oxford University Press の聖書ヘブライ語のテキストと、同時に読み進めたりしました。

母校のヘブライ語の授業のときも、テキストは、Oxford University Press のWeingreenの旧約聖書ヘブライ語のテキストの年度もありましたが、担当の神父さんが新約聖書のヘブライ語訳を持ってきて、みんなで、マニフィカートの部分を読んだりしましたよ。
真理子さんが日曜学校でやろうとしていることを、岡崎神父という先生から、わたしは体験済み。だから、真理子さんのサイトの応援は、ぜひともさせて頂きたいです。
(UBSの現代ヘブライ語訳でした)

聖書の言葉だからって、読み物の範囲を聖書だけに限定すると、真理子さんのおっしゃるような手垢のついたテキストで飽きてしまうことになりますね。

現代イスラエルのポップソングを聴きつつ、聖書ヘブライ語を自分の声で読み上げて、勉強していくなんていうのも、素敵だと思います。今は、ネット上で、簡単にイスラエルのポップソングが、しかも、ヘブライ語字幕つきで視聴できる時代ですからね。
(語彙が増えるし、子音だけのヘブライ語に、歌詞で慣れることができるし)

キリスト聖書塾のヘブライ語辞典にしても、現代語用に編集されているけれど、聖書の語彙もかなり含んでいるから、聖書を読むのにも役立つって触れ込みで、発行されましたし。

<ヨードとヴァヴ>
「いー」「えー」・「おー」「うー」を示すヨードとヴァヴは、ローマ字綴りでは取ってしまうほうが、業界標準だと思います。
テキストでは、アクサン・コンフレクスを載せた i e o u にしてあるのが多いけど、発音を示すだけのローマ字なら、そういう小細工は不要だと思います。

ついでに、-ah, -oh みたいなローマ字綴りにしたり、アクサン・コンフレクスを載せた a, o を使いたい気持ちはあるけれど、発音表記のためには、やっぱり、単純でいいと思います。

le'ah , とか、mosheh とか、shelomoh じゃなくて、
le'a moshe shelomo でいいと思います。
それでもって、古典の聖書と、イスラエルの現代語と、並行して勉強しようって言う場合、真理子さんが雅歌から入るっていうのに、自分も賛成です。

別に雅歌でも、エステル記でも、エズラ・ネヘミヤでも、いいんですけどね。自分は、散文のエステルのほうが、初心者向きだと思います。

創世記から入るのは、いかにもクリスチャンには適当そうに感じますけど、やっぱり哲学的・神学的・叙事詩的な部分じゃなくて、どうせなら、「ヨセフ物語」あたりから始めるのが、いいと思います。

真理子さんの挙げている「十戒」も、きびきびしていて、変に神学的っぽい文章じゃないから、いいと思います。ただ、否定命令の文章を習ってもあんまり外国語を習う教材としては、応用が利かないですね。クリスチャンは喜ぶけど。

伝道の書なんかも、現在分詞いっぱいで、現代語と文体が似ていて、取り組み易いんですけどね。どうでしょう?
あんまり、聖書、聖書と、限定したくないっていう気持ちがあるから、いっそのこと、コミュ名を「ヘブライ語で、聖書をもっと美味しく読む」に変えましょうかね?

聖書を読むために、歯を食いしばってヘブライ語をがんばって勉強する、っていうんじゃなくて、「ヘブライ語という外国語を習えば、聖書がもっと面白く身近に読めて、楽しいよー」くらいの、ユルい感じで行きたいんですが。

だから、このトピのローマ字表記を考えるという課題も、言葉の命は音声ということを強調したいだけで、ローマ字からヘブライ語の文字を再構成できるような、精緻なつづりをパソコン上でつくり上げましょうっていう 力の入った試みでは ないんです。
いまさらながらに重大な方針を決めねばって思ってるんですけど、ヘブライ語のカナ表記って、やっぱり現代式のほうがいいんですよね。
言語学コミュの
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=49545015&comment_count=19&comm_id=2748
の[17]で、哀歌のヘブル語(直前の[15]で渡辺善太先生の「へビル語」っていうジョークを紹介したこともあってここではヘブライ語じゃなくヘブル語って書きました)タイトルはエーカー、現代式だとエーハー、なんて書いたんですけど、
http://www.zalag.net/OTstudies/Hebrew%20Audio.htm
の朗読はエーハーって言ってますよね。
いまはエーカーになっちゃってるんで、これは直さねば、ね。

同じ要領でギリシア語のカナ表記を表示するプログラムを作るときは、意地でも現代式だけにしちゃうつもりですから。選択式にしようと思えばできるけど断じてしません。μακάριοιはマカリオイじゃなくマカリイですってば。
ついでながらいうと、私はローマ字表記のほうは、元のヘブライ語に戻せるほど一対一対応じゃなくてもいいけど、ある程度は元の姿を偲ぶことができるようなものでいいって思ってます。だけどカナは「聞こえるとおり」にこだわりたいって思ってます。昨日の変更だって、長音表記は、ローマ字のほうはやってないけどカナだけやったっていうのは、そういう意味合いがあります。
אֵיכָה を今のCGIにかけたら、ローマ字は 'ekhah になりますけど、これはこのままでいくつもりです。eechaaみたいにはしません。だけどカナはエーハーってことです。

私が現代式発音にこだわる理由は、
http://www.babelbible.net/lang/lang.cgi?doc=ge_clpron&lang=ge
で書いたとおりです。
とりあえずbhはヴァ行、khはハ行、phはファ行になりました。
語末のkh、ch、hh(ヘーのダゲシュいえマピックつき)は直前母音の色合いでアハ、イヒのようにしたいんですけど、なんかうまくいかないわ。頭冷やして考え直します。
אֵיכָה を今のCGIにかけたら、ローマ字は 'ekhah になりますけど、

僕も、「エーハー」って書きますね、カナ表記するなら。
理由は、自分はヘブライ語の文字が書いてあると、自動的に現代イスラエル式発音でしか読めないから。

ただ、「現代式」ってところにこだわると、「イスラエル式ヘブライ語」は、場合によって、tsere / tsere + yod を、「エイ」と二重母音に発音する傾向があるのだとか。

そうすると、'eikha 「エイハー」になります。
「どういうふうに?」「どれほど?」の 'eikh も、「エイフ」「エーフ」となるわけです。

★ また、イスラエル式だけが、現代式のヘブライ語の発音じゃなくて、実際には、ディアスポラのユダヤ人の、スファルディ式発音、アシケナジ式発音も、立派な「ヘブライ語の現代式発音」です。礼拝で、実際に使われていますから。
でも、【日本人が、聖書を読む】というこのコミュの条件では、現代イスラエル式を、現代式と同義にとらえていきたいと思います。

★ 「屋根の上のバイオリン弾き」みたいな映画や、ヨーロッパのユダヤ教会堂での礼拝音楽を聴くと、アシュケナジ式・セファルディー式のヘブライ語が聴けます。
'adonay が 「アドノイ」、shabbat が、「シャバす」(shab-bath)になるのって、自分はヘンチクリンに感じます。


※ 真理子さん直アドレスを書いてくれる前に、エデンの園の言語は「ヘビル語」、見ましたよ、ヲヤジ ギャク〜〜

ちなみに、渡辺善太先生の『出エジプト以前』という本を、市立図書館で目にしなければ、自分はヘブライ語というものに無縁であったかもしれません。
ヘブライ語がいっぱい出てくる族長の宗教を考察する論文でした。ヘブライ語の文字を、あの、分厚い著作から、一個一個 アルファベットの読み方もわからないのに、ノートに鉛筆で書き写したのは、11歳のころでした。

で、その後、百科事典にヘブライ語の文字の表があったので、それをもとにローマ字と対照してヘブライ語アルファベットを覚えたのでした。うーーーーん、それから、このMIXIの、このトピにいたるまで、37年が過ぎています。真理子さんがまだ生まれてない。。。

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