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ヘブライ語原文で聖書を読むコミュのヘブライ語聖書 気軽に質問コーナー

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どうも皆さんには敷居が高いようなので、雑談でも、ちょっとした質問でも、気軽に話せる場を設けようと思います。

なぜ新共同訳と、新改訳がこんなに違うの?とか、
聖書をヘブライ語で読むための、最低限そろえるべきものは?とか、
現代ヘブライ語と、聖書ヘブライ語は、何が違う?など

素朴な疑問でも結構です。

コメント(6)

管理人です。

書き込みは、できれば短くお願いします。
携帯でネットを見ている方もいると思いますので。

質問の背景は、尋ねられた時に改めて紹介してくださればいいですよ。

管理人は、学術研究者ではないので、お答えできる立場ではないですが、ほかの方の書き込みの呼び水として、私見を述べます。

<問いの1> エロヒムという尊厳の複数形名詞に、単数形の動詞を対応させる用法は、文法的な間違いなのか?

--- 間違いではないと思います。キリスト教会の牧師が説教の中で、間違いだと断定するならば、その牧師はヘブライ語で聖書を読みこなしていないかもしれません。
なぜなら、尊厳の複数は、エロヒム以外にも、聖書に用例があるからです。

そのひとつは、コヘレト(伝道の書)12:1にあります。
「創造者」は、複数形ですが、明らかに聖書のなかで万物の造り主は、YHWHという名の神おひとりしかいないはずですので、これは、尊厳の複数形と考えられます。

ヘブライ語では、BoRe'-Y-Kha であり、単に、「ヨード」という子音文字ひとつだけ(赤で示しています)ですが、これは名詞の複数語尾です。

アーノルド・フクルテンバウム師が、「古典」ヘブライ語にはない用法だと言うのは、正しいでしょう。コヘレト(伝道の書)は、バビロン捕囚後に編集されたという説もありますので。

しかし、三位一体の教理を、ヘブライ語聖書の中に見つけたいがために、エロヒムという単語の文法的な変則性を取り上げるのは無理無理に思います。
そういう意図でヘブライ語聖書を引用したければ、イザヤ63:10のような聖句を挙げて、論理的に神の重層的な存在様式を指摘すべきだと思います。文法事象ではなく、あくまでも、聖書のなかの論理にもとづいて論議すべきと思います。

能力、栄光、威厳、憐れみなどの、抽象概念を示す名詞自体も、複数で現れることがあります。そのような場合は、それを具現する数々の行為を表わすことがあります。

「憐れみ」などは、通常複数形でしか使われません。



問いの2.バベルの塔のエピソードの「われわれ」、『アドナイ』に対応する動詞

創世記11章、バベルの塔のエピソードの動詞は、複数形です。
・・・ nerdah nabhlah ~〜〜 n−の音 ne-/na-/ni- の接頭辞は、一人称複数の未完了体動詞の接頭辞です。


『アドナイ』特に、イザヤ書で、神の固有名詞YHWHと並列して頻繁に現れます。
こちらは、YHWHひとりを示しており、動詞も単数形三人称です。
イザヤ書50章の例を挙げます。
赤いのが、「アドナイ」、その次の四文字が「ヤハウェ/エホバ」、青いのは対応動詞で、すべて三人称単数男性形の動詞です。

4 adhonay YHWH nathan アドナイ YHWH ナータン
5 adhonay YHWH pathach アドナイ YHWH パータハ
7 adhonay YHWH ya"azar アドナイ YHWH ヤアザル
9 adhonay YHWH ya"azar アドナイ YHWH ヤアザル


管理人は、海外在住でヘブライ語の学習に、日本国内で出版されている書籍については詳しくありません。

ヘブライ語の慣用句も含めて、聖書ヘブライ語と楽しく、深く、学ぶには、Zondervan の聖書原語学習用のシリーズをお勧めします。
ヘブライ語のテキストでは、興味深いミニエッセイがたくさんあります。そこだけを拾い読みしても、おもしろいです。

また、同じく英語の参考書としては、Jewish Publication Societyの聖書注解シリーズが、非常に明解かつ豊富な、原文の注解をしています。背景に関わる部分については巻末に小論文形式の解説があります。

当コミュの、書籍紹介のトピックでは、英語のものが中心ですので、もし、都市部にお住まいでしたら、教文館、ライフセンター、CLCなど、キリスト教書店を覗いてみる、あるいは、電話で問い合わせるなどして、書店で現在入手可能な参考書・辞典を尋ねてみてはいかがでしょうか?

慣用句や、単語と単語の組み合わせ方などになると、名尾耕作先生の「旧約聖書へブル語大辞典」が、日本語では唯一の頼りかもしれません。絶版のようですが、古本屋で探してみてはいかがでしょうか。
わたしは、聖文舎発行の初版本を人に譲ってしまったので、教文館で再刊されたときに、もう一度購入し直しました。
ある単語の現れる聖句を、かなり網羅しているので、原語ヘブライ語で検索するためのコンコルダンスとしても使えます。

http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A7%E7%B4%84%E8%81%96%E6%9B%B8%E3%83%98%E3%83%96%E3%83%AB%E8%AA%9E%E5%A4%A7%E8%BE%9E%E5%85%B8-%E5%90%8D%E5%B0%BE-%E8%80%95%E4%BD%9C/dp/4764240289

http://kakaku.ecnavi.jp/item_info/21171218890821.html

http://books.livedoor.com/item/1037693

しかし、日常、聖書の参考書としては、David Holladay の辞典と、DBDの辞典が、やはり使いやすくて便利です。
間違えました、David Holladay ではなくて、William Holladay です。
エロヒムは、詩篇にも、複数形本来の意味で使われており、当然、そこでは複数形の動詞が対応しています。
> HKJさん
おはようございます。

多方面のトピックスで
詳細コメントされている
管理人であるHKJさんに、
直々のコメントして頂き
ありがとうございます。


折角、
呼び水までして頂いたのに、
盛り上がらない
質問内容でゴメンなさい。

では、コメント頂き一週間経ちましたので、
(僕は、携帯でmixiしておりますので、
閲覧、書き込みに支障ないように)
コメントします。
HKJさんへの返信でしたね。

まずはじめに
誤解があるようなので↓

〉三位一体の教理を
〉ヘブライ語聖書の中に
〉“見つけたいがために〜”



そんなことは、
思っていませんよ。
教会でメッセージを聞いただけですよ。
僕は、
自分の思考に聖書を押し込めようとは思っていません。
あくまでも、主体は聖書です。
聖書がなにを語っているか、知りたいだけです。
そして、
日本語聖書では限界を感じていますので、
原語聖書を知りたいだけです。
以上です。では質問内容へ。



“質問1”
HKJさんのコメントをまとめると

〉間違いではない〜

〉アーノルド〜古典ヘブライ語にはない〜正しいでしょう。


ということは、
数量としての複数名詞に
単数動詞になる
文法表現が古典ヘブライ語にあるということですね。
了解しました、
ありがとうございます。


“質問2”
HKJさんのコメントは、

バベルの箇所は複数動詞。
アドナイは単数動詞。

了解しました、
バベルの箇所が、
複数動詞ならば、
例にだした
創世記1章26節の
“われわれ”も複数動詞ということですね。
ありがとうございます。


それにコメントに
写真まで掲載して頂きありがとうございます。
ショップも海外にお住まいなのに、
丁寧に教えて頂いて、頭が下がります。


また何かありましたら、
是非教えて下さいね!
ヨロシクお願いします。

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