ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

西部二人組普及促進委員会コミュの第10話 「殺人旅行ガイド」 The Man Who Murdered Himself

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
Original Air Date:18 March 1971 (Season 1, Episode 10)
NHK放映:1972年9月16日

http://www.asjscenes.com/seasons/one/murdered.htm
http://www.framecaplib.com/asjlib/html/episodes/indices/murdered/thumb01.htm
http://www.tv.com/alias-smith-and-jones/the-man-who-murdered-himself/episode/63507/summary.html?tag=ep_guide;summary
http://www.imdb.com/title/tt0508564/

Directed by
 Jeffrey Hayden
Writing credits
 Robert Hamner (teleplay) and
 Roy Huggins  (teleplay) (as John Thomas James)
 Roy Huggins  (story) (as John Thomas James)
 Glen A.Larson creator

Guest Cast
 Patrick Macnee ..Norman Alexander :戸浦六宏
 Slim Pickens ....Sheriff Benton :太宰久雄
 Juliet Mills ....Julia Finney :姫ゆり子
 Charles Davis ...Kevin Finney :吉沢久喜
 Dennis Fimple ...Kyle Murtry :青野武
 Bill McKinney ...Lobo :水島鉄夫
 Don Keefer ......Dr. Hiram Wilson 丸山詠二:
 Maurice Hill ....Miles Parker :和田文夫
 Walter Barnes ...Deputy :西尾徳
 Harry Northup ...Hank (as Harry E. Northup) :田中昂
 Roger Davis .....Narrator (uncredited) :名古屋章

(あらすじ)
 考古学者の調査旅行で地獄の穴周辺のガイドが一日三十ドルになると知ったヘイズは、危険なTNT爆薬の運搬はカーリーに押し付けてその仕事に回るが、出発前夜町の保安官に呼び出され胡散臭いグループだから降りた方がよいと注意される。だがヘイズは金の為と強引に出掛ける。一行はオーストラリアから来たイギリス人、アレクサンダーとパーカー、町で参加したフィニーとジュリアの夫婦で、伝説のインディアンの遺跡を捜すのが目的であるが、保安官の話ではアレクサンダーは考古学者ではなく、フィニーは妻を仮病で汽車から降ろしわざわざ一行に加わるように細工したと云う。果して、ジュリアはフィーニーの妻でなく金て雇われたと分かり、ヘイズとねんごろになる。やがてパーカーはアレクサンダーに射殺され、アレクサンダーは死体からアッシュトンなる身分証明書が発見されるように仕込む。へイズは犯人はフィーニーかアレクサンダーだと決め付け反応を待つが、アレクはフィー二ーに追及され逃げ出す所を射殺される。フィニーは実はスコットランドヤードの刑事で宝石商会から二百万ドルのダイヤを盗んだアレクサンダー(実はアッシュドン)を追って宝石の隠し場所を突きとめる目的で同行していたのだ。アッシュドンは特徴の似ているパーカーを誘い出し、証人のいる所で殺して、アッシュドンは死んだと思わせて捜査を打ち切らせようと企んだのであった。


     (音楽)
ヘイズ :鉱山の発破か
     誰だいこんな命の縮まる仕事を請負ったの?
カーリー:そうね
     誰でしょうね
     とんでもないやつだ

     いいじゃない
     ボロ儲けとは云えないまでもかなりのセンだ
ヘイズ :じゃ、一応損得は考えての上かい?
カーリー:そう心配はないの
     兎に角、静かぁ…に運んで行く
     それで大枚二百ドルがころがり込もうってんだからさ
     届け先の鉱山で出すって
ヘイズ :しかしお前山道がどんなか知ってんのかよ?
カーリー:だから心配はないっての
     慎重に行きゃどうってことないよ
     (音楽)
ヘイズ :(小声で)
     参りましょ
     (音楽)
【タイトル】
カーリー:ちょっとヘイズ!
     とめろとめろ
ヘイズ :ホーツ!どうした?
カーリー:いや荷物のことじゃないこれのことなんだ
     「地獄の穴一体のガイドを求む日程十日間
     考古学者の調査旅行日当三十ドル
     調査成功の際はプラス・ボーナス
     銃器の腕優れ土地に詳しい者にかぎる」
ヘイズ :コーコー学者って何屋さん?
カーリー:何だっていいや一日三十ドルにボーナスだ
     そこでカーリーさん考えた
     発破運びじゃヘタすりゃ二人ともぶっとんで・・・
     (ハッ)
     いやさ二人でガン首揃えて行くことないっての
ヘイズ :そうそうそう
カーリー:だからおれここで降りてさ
     こいつをやるよ
     そうすりゃ二人でさ…
     五百ドル頂きじゃないの
     えらいちがいだよこれは
ヘイズ :そりゃあ、お前さんがやる気なのは嬉しいがね
     やめとけよ
カーリー:そう来ると思ったよ、いつだってこれなんだから
     お前がこっちへ行くてんだろ
ヘイズ :そうですご名答です
     カーリーさんにはダイナマイト運びを頼みます
カーリー:しかしおれが見つけたんだぞこれ
ヘイズ :これだってお前じゃねェか
     だからあとのはボク
カーリー:そう!そういう理屈?
ヘイズ :はーいです
カーリー:ケッもう!

ヘイズ :じゃゼニ返しで決めるか?
カーリー:誰のゼニよ?
     (揺れる馬車)
ヘイズ :キッドさんよ
     マイト運びの方が安全かも知れんぞその広告賞金稼ぎが
     おれたちをおびき出すエサってこともあるんだから
カーリー:そうそれもあるな
     それも考慮に入れた上で
     ゼニを投げる
ヘイズ :はあーいッ!
【馬車に乗っているのはカーリー】
     (音楽)
カーリー:ほら行け!
     (音楽)

【ホテルのロビー】
ヘイズ:アレクサンダーさん?
アレク:そうです
ヘイズ:おれジョシュア・スミスってんですがガイドの口まだ空きでしたら
    ひとつよろしく
アレク:こういっちゃ失礼かも知れないがガイドとしちゃちょっと若すぎますね
    特にあの辺りは危険ときいてますからね
ヘイズ:しかしガイドに年令制はないでしょう危険も本人覚悟してるし
アレク:(笑って)
    切り返されましたな
    しかし案内してもらう以上は土地に詳しくないと困りますが
    その点大丈夫ですか?
ヘイズ:庭みたいなもんです
アレク:じゃ地図ぐらいは描けますか?
ヘイズ:カーンタン
【地図を描くヘイズ】
    まず両側にこう山があって
    こうだな
    そしてこの辺に地獄の穴の隠れ家
    ここが池で
    川がこの辺りからこう流れて来るト
    それでここら辺は時期によっちゃ干上がってしまうんだ
    こっちは森こっちも森ト
    隠れ家の入口が
    ここ
    ここを通るんならガイドより軍隊だ
【地図と見比べるアレク】
アレク:(笑い)
    資格ありですな
ヘイズ:へぇ! 牛の皮の地図ね
アレク:サンフランシスコで掘り出したんです
    でこれにまつわる話をきいてね
    今度の調査旅行を思い立った訳です
ヘイズ:アレクサンダーさん
    日当の三十ドルは欲しいですが
    でもあの辺りで金鉱とか昔の宝を探すってんならおやめなさい
    何んにもなしの荒地なんだから
アレク:あなたの考えているような宝じゃない
    だが私たちにとっては
    貴重なものがある
    それを捜したいんです
    では続いて
    もうひとつの資格テストをさせてもらいます
【路地裏、アキカンを撃つヘイズ】
    (銃声)
アレク:お見事です一行のメンバーに引き会わせましょう

【ホテルの部屋】
パーカー:まひとつよろしく
アレク :それからフィニーさんご夫妻
ヘイズ :よろしく
アレク :ガイドのジョシュア・スミス君です
ジュリア:心丈夫ですわ腕のいいガイドさんが付いてくれて
フィニー:そう、そうなんだよ
     何せボストンの公園を散歩するのとは訳が違うからね
     (笑い)
ジュリア:ボストンへいらしたことございます?
ヘイズ :いえ、まだ一度もミシシッピー川を越えたことがないもんで
ジュリア:そうですか、あたしは…
     どこかでお会いしたような気がして
アレク :ではこれで挨拶は済んだト
     明朝出発できるかね?
ヘイズ :その前に何んで地獄の穴へ行くのか伺いたいね
     あそこの無法者はピリピリしてるんです人が行くのを嫌がるんだ
アレク :(笑って)
     いや隠れ家の方には絶対近づかんから
     向こうにだってすぐ分かるだろう
     敵ではないって
ヘイズ :一体何を捜そうってんです?
     ギャングの膝元まで行って
アレク :ああ
     実は私パーカー君とオーストラリアからサンフランシスコへ来たんだが
     あそこのさる古本屋であの地図を見つけてね
     ところがこれに考古学的な価値があるんだなぁ
     地獄の穴地域にかってインディアン生存せりの証拠になるんだよ
     背が高くて
     燃えるような赤毛だ
ヘイズ :その話はおれもきいてる、でもヨタ話ですよ
アレク :いや伝説だ
     だから
     われわれで調査して
     それが真実なりと証明するんだよ
     (音楽)

【TNTの馬車を進めるカーリー】
カーリー:ほら行け

【ホテルの部屋、保安官助手来る】
    (ノック)
助手 :よォ
    お晩です
ヘイズ:いらっしゃい
助手 :訊くがお前さんジョシュア・スミスってお人かい?
ヘイズ:ええ
助手 :保安官がちょっと来てくれってんだがね
ヘイズ:保安官?
    ああ、そりゃあどこへでも行きますよ
    でも明日早立ちなんだ旅から帰ってからじゃいけませんかね?
助手 :駄目
ヘイズ:何の話で来いってのか知らない?
助手 :知らね
ヘイズ:ホント帰ってからじゃ駄目?
助手 :だーめ
    (音楽)

【保安官詰所】
保安官:ああスミスさん?
    まあまあ
    かけて
    ちょいと訊きたいことがあってな
    何んでもあんた地獄の穴まで調査グループとかを案内するそうじゃないか
ヘイズ:はぁ
保安官:それってのもよ…
    あんたがあの一帯にえらく詳しいんで雇われたときいとるがホントかね?
ヘイズ:ええまぁ
保安官:じゃもうひとつ…
    こいつを描いたのはあんたかい?
ヘイズ:そうです
保安官:いや実によく出来とる正確だい
ヘイズ:はぁ・・・
保安官:何んでこんなに詳しく知っとるんだあの土地をっ
ヘイズ:前に行ったからです
保安官:それはこれを見りゃわかる
    伺いてぇのは何んだってヘイズとカーリー一家のおっかない
    お兄さん方がお前さんを生かして帰したかってことなんだよ
    ぶっ殺されて当然のとこを無事によ
ヘイズ:そんな恐ろしい所なんですか
    いえ…
    実は
    二年前でしたかぁあの辺に金が出るってきいて相棒とね
    勇んで出かけた訳なんです
    あれで二三ヶ月も捜しましたかねェ
    (ハッ)
    結局黄金の夢去りぬで帰りましたけど
保安官:ほンじゃあお前さんあの一帯を三ヶ月もうろついておったと言うのかい
    しかも地獄の穴一味に出くわさずにか
ヘイズ:いえ…
    そりゃあ人影は見ましたよときどきは
    馬で行くのを見かけましたよ
    向こうだって見た筈です
    でもこっちは金捜しだ関係ないと思ったんじゃないスか
保安官:じゃ奴等と全然接触はなかったのか
ヘイズ:フン
    保安官
    もしもヘイズにキナ臭せぇ野郎だとガンづけされてたら
    今こうやってられますかねェ
保安官:優秀な保安官てのはカンで分かるんだ
    こいつはウソついてるかどうかってのがピンと来る
    お前さんは真実を述べとると見た
    まぁあんたらが行ったきは
    ヘイズもカーリーも虫の居所がよかったんだろうよ
    でなかったらあの残酷人間が何んで五体満足で帰すかってんだ
ヘイズ:いやホントついてた訳ね
【ウイルスン来る】
    (ドア)
ウイルスン:何だね用があるって?
保安官:丁度いいところに来てくれたよ先生
    フレッド
    お前はもう帰っていいぞ
助手 :ほんじゃまぁこれで
ヘイズ:じゃよかったらおれもこれで、明日早立ちなもんで・・・
保安官:よかねェよ話はこれからなんだからよ
    まぁケツを落ち着けてケツを
    訊くがな
    お前さん案内して行く連中についちゃどの程度のことまで
    知っとるんだ?
ヘイズ:そら肝心なことはね
    日当三十ドルに捜し物が見つかったらボーナスと
保安官:ああきいとるきいとる伝説のインディアンとか何とかって夢物語だろ
ヘイズ:しかしアレクサンダーさんはキャッシュでくれるんだよ
    伝説だろうが夢だろうがオレ行くよ
保安官:こちらウイルスン先生だ
ウイル:ヤ初めまして
ヘイズ:スミスといいます
保安官:じゃ先生
    あの話をしてやって下さいよ
ウイル:あのイギリス人二人とフイニーさん夫妻は
    元々一緒にここへ来たんじゃ
    ないってことはご存知かね?
ヘイズ:いや知らなかったな
ウイル:夫妻はボストンへ帰る途中だ
    奥さんを診察したとききいたんだが
ヘイズ:診察てェと?
ウイル:気分が悪くて途中下車したというんで診たんだがね
    その同じ汽車であのイギリス人が来たのだ
ヘイズ:どこが悪かったんてす?
ウイル:悪くない
    どこも悪くないんだこれが
    アレクサンダー氏が調査旅行にいかがですかと誘った途端
    あら不思議奥さんケロリと治って気分もスッキリという訳さ
    おかしなことが今ひとつある
    アレクサンダーは考古学者でも何でもない
    趣味の研究者とでもいうか
    兎に角、学者じゃないんだよ彼
保安官:あのご仁は先生をはじめあちこちに一緒にどうかって
    声をかけて回ったんだがな
    皆んな丁重にお断りだ
    これでもお前さん行くかい
    現ナマの魅力には勝てねェかい
ヘイズ:まぁこれは主義の問題でしょうな
    おれは日当三十ドルには釣られる主義
保安官:よかろうそれもよかろう
    お前さんはまぁよそ者だ
    しかしアメリカ人だし西部人だ
    だからわしは味方になって忠告したんだよ
    それに逆らうってんだからもしトラブルに巻き込まれ
    たってわしゃ知らんぞ
    そんなときになって泣きついて来るなよ
ヘイズ:まぁ地獄の穴一家は経験済みだが
    (笑いながら)
    あの連中には精々気を付けますよ
    (音楽)
保安官:念押ししとくぞ泣きを入れて来るなよ
ヘイズ:大丈夫
    ヤどーも、色々と
    先生、お休みなさい
    (音楽)

【カーリー進む、坂道で苦闘する】
カーリー:(掛け声)
    (ほら、ほら、ほら、行け、行け、行け
    しっかりしろいほら
    バックするんじゃないの前だ前
    前へ進めェ!
    なんだよこれくらいの坂
    なんだ坂こんな坂行けほら!
    また下がるゥもう!)
【やっと登って今度下がる】
    (馬車、ブレーキのきしみ)
    (ホーッ! 慌てんな)

【峡谷、グループ来る】
【高みに現れるカイル達】
アレク :人だ!
ジュリア:誰ですの?
アレク :無法者かね?
ヘイズ :だろうね
ジュリア:嫌だわ
     引き返しましょうよもう
ヘイズ :いや、いや
     無法者だって矢鱈に手を出す訳ではないですから
パーカー:やけに確信あり気だね
フィニー:やっぱり引き返そうじゃないか
ヘイズ :あっ…じゃあこうしようおれが上へ行ってあいつらに
     見逃してもらうように話をつけて来るから
アレク :あっそう願いたいね
     そうしてくれたら調査の成否にかかわらず百ドルのボーナスだ
ヘイズ :決まった
     ではちょっと
【とヘイズ馬を進める】
【双眼鏡で見ているカイル】
カイル :こいつはまた珍客が来たもんだ
     ヘイズの兄ィだよ
     またしても
【ヘイズ来る】
     どのツラ下げて来たんだよ
     ビッグジムと組んでおれたちをコケにしやがったくせに
     よくもまあシャーシャーと来られたもんだ
     どこまで図々しいんだよ
ヘイズ :いやあれはお前達の為を思っての涙の裏切りなんだよ

カイル達:(大笑い)
カイル:本気で怒ってると思ったのかよ?
ヘイズ:怒ってねぇの?
ロボ :あったりめェよ
    おかげで助かったぜ
    ジムの仕事はあら手に余ってたんだよ
    小さい稼ぎの方が気が楽でいいや
一同 :(笑い)
カイル:今日はまた何用でこちらへ?
ヘイズ:本気にしねぇだろうがな
    あの旦那方のガイドなんだ
    昔死んだインディアンを捜してんだ
カイル:死んだインディアン?
ヘイズ:背は二メートルちょっと
    真っ赤の髪のやつ
一同 :(せせら笑い)
ロボ :ヨタ言ってねェでよ
    本音吐きなよ本音
ヘイズ:そう来ると思ったよ
ハンク:や待てよ
    北の水場の辺りにゃ昔インディアンがいたって言うぞ
    何んでも赤毛の一族だって話だよ
ヘイズ:ありがとよハンク
    だからお前達、寄り付かねぇでくれよな
カイル:何んでよ?
ヘイズ:日当三十ドルがパアになる
カイル:へェ! 案内やって一日三十ドルかよ?
ヘイズ:そういうこと
ロボ :(笑って)
    こら泥棒だぁ!
カイル:(笑って)
    ホント悪どいシト!
ヘイズ:(笑って)
    言い値なんだよ
    だからよ
    調査隊を脅かさねぇでくれよな
カイル:いいだろ
    インディアン話はマユツバだけどよ
    こっちから手を出すようなことはしねぇ
    だが目は離さねェよ
    いやお前さんの為を思ってよ
ハンク:ヘイズ
    カーリーは達者かよ
ヘイズ:うん…
    おれも気になってんだ
    (音楽)

【坂で苦労するカーリー】
カーリー:(掛け声)
     (ほら、ほら、ほら、そこ、そこ!
     行け、行け、行け、行け
     うわぁ!)
【どんどん下がってとうとう落ちる】
     (音楽)
【だが爆発しない】
     (嘶き)
カーリー:ありがとよ

【夜、キャンプ、食事する一同】
     (音楽)
パーカー:こらいけるね
アレク :うん悪くない
パーカー:フィニーさんもご満足かな
フィニー:うん?
     ああこれね
     うまいよいいお味だ

ジュリア:山はもっと冷えると思ったんだけど
     何んか暑いみたいですわね
ヘイズ :もうじき冷えますよ
     スペアの毛布がありがたくなるから
ジュリア:でも今は暑いわ
     頼みがあるけど聞いて下さる?
ヘイズ :(あー)
     内容によりますね
ジュリア:冷たい水に手足をつけたいの何とかなりません?
ヘイズ :(ふーん)
     じゃ川へ行きゃいいでしょうこの向こうです
ジュリア:ええそれは知ってますわ
     でも暗いでしょう
     何がいるかわかんない
ヘイズ :そりゃまあね
     でも俺を連れだって暗がりへ消えちゃ
     ご亭主が何と言うか
ジュリア:訊いてみるわ
     あなたぁ
     あたし川へ行ってみたいのよ
     いいでしょう
     スミスさんが一緒に行って下さるから
フィニー:ああいいよ
     スミス君が一緒ならいい
ジュリア:ほらね

【川へ出るふたり】
     (音楽)

ジュリア:ああ!
     やっぱり涼しいわここ
     あ!
ヘイズ :おおっと危ない!
【靴を脱ぐジュリア】
ジュリア:きれいな所ね
ヘイズ :悪くないね
ジュリア:流れもきれいだし
     (う……)
     スーッとする!
ヘイズ :気をつけて急に深くなる所もあるから
【川の中で倒れるジュリア】
ジュリア:(悲鳴、喘ぎ)
【助け出すヘイズ】
ヘイズ :大丈夫ですか奥さん
ジュリア:ジュリアよ
ヘイズ :いやそうは呼べない
     人の奥さんに馴れ馴れしくするのは
     性に合わないんでね

【朝、キャンプ、地図を示して】
アレク :パーカー君はこの一帯を頼む
パーカー:よし
     川沿いに行くよ
アレク :フィニーさんこの辺りの峡谷を調べて下さい
     それからスミス君は……
     ああ、君の方が詳しい
     どの辺をあたってみたい?
ヘイズ :洞窟を捜すんだったらこの崖の辺りがいいんじゃないかな
アレク :そりゃいい
     今更言うまでもないが丁寧に調べてくれよ
     人骨とか武器の残骸とか
ヘイズ :わかってる
【二人上から見ている】
アレク :われわれには構わない筈だろう?
ヘイズ :その約束だが見張るのまではとめられん
ジュリア:あたし達にスミスさんがついて下さるといいんだけど
アレク :いや、それは大きい損だ
     捜査力が四分の一減ることになります
     あの連中なら心配ない
ジュリア:いえあたしは心配ですわやっぱり
     スミスさんがついてくれないんなら
     あたしがついて行きます
     悪く思わないでねあなた
     だって銃もうまいし心強いのよ
フィニー:ああ、わかってるその方がいいよ
     スミス君と行きなさい
     頼りになる人だからね
     その方が私も安心だ
アレク :よおし、じゃあ決まった
     成果を期待する

【山間を進む一同】
     (音楽)
【一方カーリーは泥道で苦闘している】
カーリー:たのンますよ頼りにしてんだからよ
     行けェ!
     このヤロ
     前進!
     (嘶き)
     何だよ行けったらほら!
     ホーッ!
【降りて】
     あーあ
     (音楽)
【高みでアレク双眼鏡でみている】
【ライフルを構え、パーカーに狙いをつける】

【狙うアレク】
【だがパーカー動きまわり照準がつかないうちに視界から消える】

(続きと感想は、コメントへ)

コメント(7)

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

西部二人組普及促進委員会 更新情報

西部二人組普及促進委員会のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング