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西部二人組普及促進委員会コミュの第33話「勝利の花火」 The Men That Corrupted Hadleyburg

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http://www.asjscenes.com/seasons/two/hadley.htm
http://www.framecaplib.com/asjlib.htm#s2

放送日 1973/03/31
製作 グレン・A・ラースン
監督 ジェフ・コリー[ Jeff Corey ]
原案 ディック・ネルスン、ジョン・トーマス・ジェームズ[ Dick Nelson and John Thomas James ]
脚色 ジョン・トーマス・ジェームズ[ John Thomas James ]
ゲスト J.D. Cannon  :ハリー・ブリスコー[ Harry Briscoe ]声:南原宏治,
    Wally Cox   :マット[ Matt Tapscott ]声:槐柳二,
    Sheree North :ベス[ Bess Tapscott ]声:前田敏子,
    Andy Devine  :保安官[ Sheriff Bintell ]声:相模武,
    Dave Garroway :判事[ Judge Martin ]声:池田忠夫,
    Adam West   :ブルーベーカー[ Brubaker ]声:森川公也,
    Gene Evans  :フィリップス[ Phillips ]声:勝田久,
    David Gruner :トミー[ Tommy ]声:永久勲雄,
    Frederic Downs:ハンソン検事[ Prosecutor ]声:松村彦次郎,
    Bill Anderson :コップ[ Cobb ]声:矢田耕司,
    Robert Gooden :副保安官[ Deputy ]声:津嘉山正種

(あらすじ)
 顔見知りの保安官とはちあわせしそうになって山へ逃げこんだヘイズとカーリーは山師マットと妻のべス、男の子のトミーの一家につかまりハドリーバーグの町で留置されるが、二人の人柄に悪党らしさがないのと、賞金目当ての所業に割り切れないマット夫妻は、ついにパイに拳銃をしこんで差し入れ二人を脱走させてしまう。
 逃げ出したもののヘイズたちは夫婦の身が心配で探偵社のハリー・ブリスコーを使って彼らが脱走幇助の罪で裁かれることを知り、ハリーに協力して不正賭博場のイカサマをあばきその際3万2千ドルを獲得、それをハドリーバーグの町の福祉に寄付して町民の心証をよくした上で、弁護士をさしむけて夫婦の救出に努力する。
 裁判では検事も既にやる気をなっくして弁護そこのけの陳述を展開するのに業をにやした裁判長はヘイズらの金は銀行列車強盗の金だと非難するが、これもハリーの証言でまともな金と判明、陪審員結論はむろん無罪となる。ヘイズとカーリーが隠れ見守る丘めがけて、ハリーの打ちあげた勝利の合図の花火が高々と鳴った。

デンバーストリート
バーナマン探偵警備社デンバー支社
荷を運んでくる男たち

ヘイズ :それやめろよ
カーリー:それって何よ
ヘイズ :お前のやってること こっちまでピリピリしてくら
カーリー:やっていることっていやバーナマン探偵社の前に張り込んでることじゃないか
     おれだってピリピリしてらい
ヘイズ :だから肩ほぐせ
     リラックスしろ
カーリー:リラックス?
     ちゃんとやってるじゃない
ヘイズ :そんなこと見てわかるかよ
     わかるようにやれ
     ポサっとしろ

ドアあいてハリー出てくる

ハリー :ま大船に乗ったつもりで
     そうです
     当社でもピカ一のハリー・ブリスコーが行きゃ一発です
     (笑い)
     やどうも

くるハリーをつかまえて連れて行く

ヘイズとカーリーはアドリブです。
(やあやあやあ おしばらく ハイハイハイ)適当に

ハリー :おっ なんだなんだ!
     お前たち!
     バカめ!
     何してんだこともあろうに天下のバーナマン探偵社の前でウロウロとこのバカバカドアホ!
     中じゃ一日中ゴロゴロして手配書の人相書を暗記してるやつがわんさかいるってのに
ヘイズ :まあまあお待ちしてたんだよ話があるんだよ
ハリー :なにィ
     なんでだ

サルーンへ  (ピアノ)

ハリー :悪いけどゆっくりできないんだ
     非常に急いでおる
     今度の駅馬車に乗らなきゃならん
カーリー:じゃなに?無二の親友と一献かたむける暇もないってェの?
ヘイズ :ますわれよハリー
     手間はとらせねえからさ
ハリー :いいよ
     しょうがない
     で ー何だね話ってェのは
ヘイズ :面倒くさそうにいうじゃないの
     だれのおかげで復職できたんだよ
     ちったあ恩に着てもらわなきゃ
カーリー:どうなんです
ハリー :すまんすまん
     しかしやばいよ
     おれは君たちを突き出す立場だ
     それがこんなことして
カーリー:いけねェっての?
     突き出すってのかい
ハリー :いやさ本業ならばって話さ
     冗談だよ(笑い)
ヘイズ :実は頼みがあってきた
     ちょいと注文がでかいが
ハリー :このくらい?
     このくらい?
ヘイズ :そうビクビクするな
ハリー :まあ義理はあるからな
     だが正直いって
     あんまり時間がないんだ
     今度非常に重要なる任務についてコロラドスプリングズへ急行せねばならんのだわかってくれよ君たち
カーリー:ハリー
     お前さんなんていった
     いいか
     「天下のバーナマン探偵社に親友がいるってのは心丈夫なもんだぞ」って確かそういったよな
     よもや忘れちゃいねェだろ
     もはやこれまでってあのときをさ
     駅馬車が出るのは何時?
ハリー :四時だ
カーリー:じゃまだニ時間ある
ハリー :まあな
     しかし頼みが何だかきいとらん
ヘイズ :その前にまず
     何であんたに頼むかをいおう
ハリー :ああ
     ききたいね
     まあきいても
     気に入るとは思えんがね

(タイトル)  (音楽)
カーリー:まあまあ
     リラックスして
     駅馬車はゆうゆう間に合うから
     ケツ落ち着けてきいて頂だい
     そもそも事のはじまりはだな
     ユマの酒場であわやという目に会ったことさ
ヘイズ :シャイアンでおれたちをつかまえたやつがはいってきたんだ
     連邦保安官よ
カーリー:どっこいこっちは先に気がついて裏口からおさらばしたんだが
     ここでウロウロしてちゃやばいってんで山へ逃げ込んだわけよ
     ヤもう道なき道を踏みわけて奥山へだ

山、谷川のほとり

     さいわいお魚がいっぱいの川を見つけてね
     そこでキャンプして魚とパンケーキとコーヒーで暮らしたのさ
     へイズと釣りをするなんざガキのころ以来だった
ヘイズ :何考えてんだキッド
カーリー:いやなにちょっとね
     前にも考えたけど
     愚にもつかんことさ
     今更なァ
ヘイズ :意味ありげじゃないか
カーリー:ああ
     考えてみると
     おかしいよな
     なんでおれたちこうなったんだ
     何が元でおがずね者の無宿渡世でつかまりゃ二十年なんて身によ
ヘイズ :おかしいよな
     おれも同じことを考えてた
     こら静かな山のせいだぜ
     ま答はでたけどな
カーリー:じゃなんでかわかったのか
ヘイズ :ま割り切れねェと気分が悪いんでこじつけもあるけどよ
     一応説明はつく
     やっぱりこりゃ戦争のさ中に大きくなったせいだぜ
     おっぱじまったころいくつだった?
カーリー:さあな
     十くらいかな
ヘイズ :うちの農場が南軍に襲われたのを覚えてるが
     やつらのいい分ももっともだ
     そう思ったもんさ
     きいてるときはほんとにそう思ったんだ
     ところが
     北軍が盛り返すとまたちがった北軍のいうことももっともだ
     お互いに殺しあったわけだが
     どっちの主義主張も正しい
     そう思ったね
カーリー:おれはちがう
     ふた親を殺されたんだもんな
     へイズんとこもだろ
ヘイズ :そう
     あのときから色々と疑うようになったもんだ
     とにかく
     いくさの中で育ったってせいで
     ガラッと変わったなんて
     そうじゃねェだろ
     はじめての仕事をやっつけたとき思ったことよーく覚えてるよ
     戦争でやってたのとおんなじじゃねェか
     こんなことならこの間まで見なれてたことじゃねェかなんてよ
カーリー:だけど戦争のせいばかりとはいい切れねェよ
     当時子どもだったのは大勢いるそいつらぜんぶが二万ドルの懸賞つきに
     ならなかったのはなぜだっての
ヘイズ :いいこときいた
     それも答はある
     おれたちは戦争孤児だ
     親なしってとこがちがう
     親が生きててみろひょっとしたら今ごろ・・・・
     へへッ
     銀行員か汽車の車掌かも知れん
マット :ところがなったのは銀行強盗に列車強盗ださあふたりとも手を上げろ

ショットガンかまえているマット

     もういいぞべス
     トミー
     お前らこっちだ
     ほらこい
     しばりあげてハドリーバーグで突き出してやるからな
     観念しろい

サルーン

ハリー :じゃそいつらにおたずね者だってことをきかれてしまったのか
     何者だ
ヘイズ :いやそれが実にいい人なんだよ
     (笑い)
     マット・タブスコットにべス
     それにトミーってむすこだ
ハリー :山で何をしてたんだ
カーリー:金鉱さがしだよ
     マットは山師なんだ
     それが金を当てた
     おれたちよ
ハリー :フン
     でどうやって逃げた
ヘイズ :逃げたわけじゃねンだ
     そりゃその気になりゃチャンスはあったけどな
     あくる日にあったんだ

馬車で、しばられて行く二人

カーリー:奥さん足のナワといてよ
     これじゃすわってもいられねェよ
ヘイズ :そうだよ足ぐらいといたって何もできやしねェよ
     手はこの通りだし鉄砲つきつけられてんだから
     何ができるってんだよ
べス  :いいよトミーといておやり
マット :おいべスちょっと水のましてくれんか
べス  :しっかり見張ってんのよいいね
トミー :ああ任しといて

石でゆれる馬車 トミー倒れる カーリー足でおさえた銃をおし返す (あえぎ)

トミー :どうしてよ?
     逃げられたのに
カーリー:むりだよ
     手がきかないから銃はうてない
     たとえ君をけっとばして
     とびおりたってすぐ見つかっちまうさ
ヘイズ :それに相手はタフな少年だ
     楽にはいかねェよ

トミー気をよくして笑う

夜 キャンプ

ヘイズ :いやもうしばらくぶりのけっこうなお料理感激しました
べス  :ありがとう
     女は料理をほめられるとうれしいもんよ
カーリー:欲をいやあ だんなのショットガンににらまれてなきゃね
     もっといいお味だけど
ヘイズ :ねェタブスコットさん
     変わってますね
     家族連れで金鉱さがしってのは珍しい
マット :というよりそもそも山師に家族があるってのが珍しいとわしゃ思うな
     わしの知ってるかぎりじゃアンディ・ポッターだけだ
カーリー:アンディ・ポッター?
     聞いたことあるな
マット :そりゃ名高ェやつだもんよ
     前に一度いっしょにさがしてまわったけどよ
     家内はいなかったんだ
     トミーのお産だったもんでよ
     そのときよ −
     アンディとわしは二又道に出たわけさ
     やつは「マットはどっちがいい」ってきいたもんさ
     わしはよ
     「左へ行く」っていった
     そしたらやつは「おれはなんとなく右にしてェ」って
カーリー:でどうなった?
マット :二日後にあいつはどでかい山を当ておったよ そらもう目玉がとび出すようなのを
     権利を売り渡して四百万ドルだもんな
     アンディめ
     いい野郎だよあいつは
     けどくやしいね
     あンときなんで右へ行かれなかったかってな
     くやむくやむ
べス  :でも四百万ドルなんていらないでしょ
マット :ああそりゃそうだ二万もありゃ十分すぎておツリがくらあ
     確か賞金ニ万というとったよな
ヘイズ :あー、
     タブスコットさん
     おれたちも今更ヘイズとカーリーじゃねえなんてことはいいません
     話はぜんぶきかれちゃったんだからね
     でもこの一年近く堅気で通してることはきかなかったろう
カーリー:それよ
     ずっと身を慎んでるんだ
     まじめ一方さ
     ワイオミングの州知事が悪い事をしなけりゃ恩赦をやろうって
     そういうんでね
マット :そんな話を本気にしろってのかい
     お前らが恩赦をもらうなんてこたあ大ニュースだぜ
     その割にはいいふらしてねェな 町へおりるたびに新聞も読んでるけどよ
ヘイズ :そりゃ
     公表してねえからだよ密約なんだ
     知事には色々と政治的な都合もある
     だもんで・・・そのことは大きな声でいえねンだな
     でもとにかく取引はしてんだ
マット :気の毒だとは思う
     けどわしら夫婦は
     ずっと夢を見て暮らしてきたんだ
     ここで二万ドルありゃ
     その夢も夢ではなくなる
     農場も買えるしよ
     トミーもほかの子と同じように学校へやれるわさ
     お前さんたちがー
     グレた因縁はきかせてもらったが
     同情する余裕もねェしな
     悪いとは思うが
     あきらめてくれ
     手を出してもらおうか
     女房がしばらせてもらう

ハドリーバーグの町        (音楽)
保安官事務所

保安官 :いやめでてェめでてェ!
     ハンニバル・ヘイズにキッド・カーリーがうちの留置場になァ!
     マット!
     これもお前さんのおかげだありがとよ
マット :いやまあ礼をいわれるのも悪かねェがそれよりこいつらの賞金を
     もらえたらもっとありがてェんだがね
保安官 :賞金?
     おおそういや確か賞金がついておったぞい
     ええとありゃどこだっけかな

と手配書を調べる

     ああこれだこれこれ
     うーん
     ああハンニバル・ヘイズには
     ユニオン・パシフィック鉄道が懸賞をつけとるよ
     ウェルス・ファーゴもだ
     それから西部銀行協会からも出とるな
     なんとお前さん こら都合二万ドルになるぞい
     フーッ
     大枚のゼニだ
マット :うん ― それからもう一人の方にも出とると思うんだが
保安官 :ああ出てなきゃおかしいや
     キッド・カーリーの賞金だろ
     出所も右に同じでよ
     額も同じときた
     てェことは お前さん二人分でしめて
     二万ドル受けとることになるんだなァ
マット :そうかい
     それでどうすりゃいいんだね
保安官 :なに電報でちょいと知らせてやりゃいいんだよ ふんじばったって
     わしの方からもワイオミング当局へ通知するからよ
     (笑って)
     マット!
     (笑い)
     おめでとさんよくやった
     奥さんもようやんなすったな
     二人してよ
     山ン中歩きまわったかいがあった
     (笑い)
べス  :あんた
     あたしトミーを連れてホテルへ行くから
マット :ああそうしろ あとから行く

   (音楽)

保安官 :マット
     お前さんたちまちこの辺りの人気者になるぞ
     ハドリーバーグの町の名もあがる
     へイズとカーリーが年貢をおさめた町ってな 西部の歴史に残る町になるぞこら

   (音楽)

ホテル
食事する三人   (音楽)

べス  :どうしたのよあんた
マット :わしが?
     お前たちこそだ
     だれかのお通夜みたいな顔してよ
     お祝いをやってるってェのに
べス  :祝うような気分にならないのよ
マット :それがおかしいってんだ
     やっと思い通りになるってのに
     二万ドル手にはいるんだぞ二万ドル
     大金持だ
     さあ食え食えめでてェんだから
トミー :あんまりおなかすいてない
マット :そういやわしもへってねェや
     やっぱり大金がはいるってんで興奮しとるんだな
     そのせいだよ

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