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西部二人組普及促進委員会コミュの第6話「レースは終った」The Great Shell Game

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(日本放映1972年7月22日)

http://www.framecaplib.com/asjlib/html/episodes/indices/shellgam/thumb01.htm

(あらすじ)昔馴染みの老サギ師ソービと組んでノミ屋を舞台に美貌の未亡人グレースの金を巻きあげる段取りを進めるへイズに、ノミ屋仲間のモーガンは、シロ―トをひっかけるとはげしからん!と意見しに来るのですが、へイズは実はこうこうだと訳を話します。メキシコで馬を盗まれ難儀していたカーリーはグレースに救けられ、2万ドルのダイヤを運ぷ彼女のボディガードを引き受け、途中二人は恋に落ちます。だがエルパソに着いたカーリーは保安官に逮捕され、グレースもちゃっかり、カーリーの賞金を受け取り、後に牢を破ってカーリーを逃がしますが、これでは二人が組んで賞金稼ぎをやったと思われても仕方がありません。是が非でも1万ドルを返さなければならなくなり今度のサギとなった訳なのです。グレースはウマウマと引っかって1万ドルを出し、そこにカーリーが現われてグレースは騙されたと気付くことに。⇒西部二人組 エピソードガイド

■日本語キャスト
ヘイズ:新克利
カーリー:江守徹
グレース:弓恵子
ソーピー:美川陽一郎
モーガン:加藤正之
マネージャー:塩見竜介
フロント係:田口昂
メキシコ人:兼本新吾
御者:武川信
保安官:立壁和也
窓口の男:大山豊

カーニバルの雑踏

さあバンバン撃って頂だい
撃って当たればかわいいお人形ちゃんの景品が出るよ
すてきなお兄さんお連れの娘さんにいいとこ見せてやんな
はいよ
ハイハーイ、これを見なくて何を見るっての
孫子の代まで語り草になるのだ
世界ビックリショーなのだ
お代は見てのお帰りなのだ
入って頂だい見て頂だい・・・(などなど適当に)

モーガン:はいこれ
     おはようごさいます
     私、チャールズ・モーガンですが
グレース:はあ?
モーガン:おひとりとお見受けして声をかけたのですが
     町にお帰りになるなら馬車でお送りさせてもらいますよ
     アいや・・・
     正式に紹介されていないのに失礼とは思いますが・・・
グレース:そうですわ
     失礼です
     でもお礼は云っときましょ
     モーガンさん
     ご親切にどうも

すげなく去るグレース
駐車場で車輪のピンを抜くヘイズ

ヘイズ :おはようございます

馬車を出すグレース
馬で追うヘイズ

馬車立ち往生している
ヘイズ来る

グレース:すみません
     ちょっと
ヘイズ :はい?
グレース:馬車がご覧の有様なんですけど・・・
ヘイズ :ワッカが外れたんですね
グレース:ええ、どういうわけですか・・・
     何とかならないんでしょうか
ヘイズ :なりますよ
グレース:ありがたいですわ
ヘイズ :修理道具はないでしょうね?
グレース:さあどうですか
     借り物なので
ヘイズ :ふーむ
グレース:それじゃ直りませんの?
ヘイズ :いやあ
     間に合わせなら何とかなります
グレース:とにかくミネラル・スプリングホテルまで帰れたらいいんですけど
ヘイズ :ミネラル・スプリングホテル?
     これは奇遇だぼくもあそこなんです
     こうしましょう
     僕が車体を持ち上げる
     あなたは車輪だ
     両者ピタッと合ったところで・・・
     サッと入れてもらう

馬車で行くふたり

グレース:器用ですのね
ヘイズ :こんな土地じゃ不器用は命取りでね
グレース:あたしはフィラデルフィアなんです
ヘイズ :いいなぼくの憧れの土地です
グレース:ペンシルバニア州なんです
ヘイズ :そうなんですってね

ホテルのディナールーム

ヘイズ :こっちのことばかりでご自分のことはあんまり話してくれないんですね
グレース:あんまり話もありませんけど
     先ごろ主人と死に別れましたの
ヘイズ :お気の毒に
グレース:ええどうも
     一時はガックリでした
     でもさいわい主人がかなりの試算を残してまして
     こちらは保養なんです
     ここのミネラルウォーターがいいってききましたので
     空気もきれいで
     人情もいいし
ヘイズ :その通りですよ
男   :シーッ!
     シーッ!

(弦楽)

足元のサイフを拾うグレース

グレース:(笑って)あなたのじゃありません?
     ここに落ちてましたから
ヘイズ :いや、ぼくのじゃありませんね何か書き付けでも入ってません?
グレース:(あら)変なものが
     何でしょこれ?
ヘイズ :うーん
     暗号みたいですね
     裏はどうです?
グレース:「ミネラル・スプリングジョッキークラブ」とありますわ

ホテルフロント

フロント係:「マイケル・シルベスター博士」
     ああこの方でしたら214号室にお泊りでございますよ
ヘイズ :どうもありがとう
     いましたよ
     やっぱりこのホテルの客です
グレース:返しに行っていいもんでしょうか?
ヘイズ :なんで?
グレース:だって
     こんな時間ですもの
     それにジョッキークラブだなんて
     秘密の組織かなんかじゃないでしょうかギャンブルの
ヘイズ :ほんと?
グレース:それだとまともな人じゃないような気もするし
ヘイズ :だったらサイフはぼくが返して来ますからこれで・・・
グレース:アいえ
     いいんですのよ
     付き合いますわ
     参りましょ

(ノック)

ヘイズ :あーシルベスター先生で?
ソーピー:そうです
     しかし診察とか治療のことでしたら・・・
ヘイズ :いえ病院関係じゃないんです
     ぼくはスミスといいます
     ジョシュア・スミス、こちらはグレース・ターナーさん
     実は先生のものを届けに参ったんです
ソーピー:私の?
グレース:これですけど
ソーピー:これはこれは! いや失礼した
     まま入ってください中に入って
     かけて

(ドア)

     いやそのサイフもう戻らんものとあきらめておりました
     それじゃ・・・
グレース:あどーも

中を改めるソーピー

ソーピー:600ドル入れておったのだが
     手付かずである
     正直な方もいるもんですな
     いや感服した
ヘイズ :いや拾い物を届けるのは当たり前のことですから
ソーピー:とにかく礼をせんと私の気がすまんからね
     100ドル差し上げよう
     受け取ってもらいたい
グレース:いえ
ソーピー:おひとつりづつにだ
グレース:そんな頂けるなんて・・・
ヘイズ :礼目当てでもって(そんな乞食根性で)来たわけじゃない
     ありあまっている金でもないでしょう
     無駄に使っちゃいけません
     ではこれで失礼
     お休みなさい
ソービー:待って
グレース:何か?
ソービー:何といわれてもこのままでは気がすまない
     せっかくの休暇旅行もあと味の悪いことになってしまう
     何らかの形でお礼させてもらえまいか
     どうだろう私のクラブへ夕食にご招待するということで
グレース:食事は先ほど・・・
ソービー:では明日の昼食に
     ミネラルスプリングで最高の料理を出しますぞ
     満足してもらえることは私が受け合うがねェ
ヘイズ :じゃごちそうになりましょう
     グレースもいいね
グレース:ええ、もう喜んで
ソービー:では決めましたぞ
ヘイズ :じゃお休みなさい
ソービー:お休み

(ドア)

グレース:もしあたしが行けなかったら
     先生にはあなたからよくあやまってくださいね
     そうガッカリはしないと思いますわ
ヘイズ :ぼくはするね
     そうしょっちゅう山からおりて来られないんでね
グレース:山師なの?
ヘイズ :まあねネバダ・クイーンをもっているから
グレース:ネバダ・クイーン?
     金鉱?
ヘイズ :いやあ
     銀山だ
     だからせっかくのビューティフルな付き合いを打ち切っての山ごもりはつらいわけ
グレース:そう そこまでおっしゃられたてハイこれまででは恨まれるわね
     よろしいですわスミスさん
     明日のお昼ね
     それじゃ
ヘイズ :お休み

(ドア)

ソービー:首尾は?
ヘイズ :今のところ上々だよソービー
     テキは乗ってきた

ジョッキークラブ

(今日のサラトガ・レースは荒れてるよ
第一レースから中穴が出たからね
今日辺りは稼ぎどきと見てますねあたしは・・・
第4レースおあとありませんか
第4レースの申込み締め切りますよ・・・
※競馬に詳しい役者さんたちのアドリブに期待する)

ソーピー:食事の注文は任せてもらいましたよ
     ここのコック長とは何年来の付き合いなもんでね
     しかしあんたたちを見ているとこの世も捨てたもんじゃないと思えてくるからね
     うれしいかぎりだよ
     でまあ年寄りり礼心としてね
     ほんの少し賭けておいたから
     勝ったら受け取ってください
ヘイズ :いやもうそういう心遣いは無用に
グレース:ほんともう心配なく
     でも賭けっていうと?
ソーピー:サラトガ競馬の第三レースです
     間もなく結果が発表になる
     まあ私の見込みとしては十中八九とれると思ってます
     ほら
     これがそうです
ヘイズ :こりゃあひとり百ドルじゃないですか
グレース:こんなにしてもらっては困りますわ
     それで馬は何という・・・?
ソーピー:7番でね
     キャリポーズです
グレース:5対1ね
     ほらあれでしょ?
     よくはわかりませんけど
ソーピー:ご炯眼ですな恐れ入りました
グレース:みんな何してるんですか?
ソーピー:発表待ちですよ
     レースの結果は電報で入るんです
マネージャー:お待たせしました
     サラトガ第3レース1着馬はー、7番キャリポーズです!
グレース:やった!やった!
     勝ったあ!
     勝った(笑い)

ホテル・廊下
酔って歌いながら来るソーピー

(※歌はトラディショナルの「マイ・ボニー」
青い海原、白い波
海の向こうからおれの恋人
おおブリング・バック
ブリング・バック
どうか返しておーくれ
ブリング・バック
ブリング・バック
どうか返しておーくれ
ブリング・バック
ブリング・バック・・・)

ヘイズ :ほら先生上着をぬいで
ソーピー:ブリング・バック
     ブリング・バック・・・
     ああー、いや
     すまん、すまん
     ひとり羽目をはずしてしまって
     こういう・・・
     飲みすぎのときは早寝が一番
     それが私の処方だ
グレース:じゃ競馬に勝つ処方は?
ソーピー:ほほうこれは鋭い! 見抜かれましたかな
グレース:まあね
ソーピー:秘密は守れるかね?
グレース:シーッ!
     小さな声で
ソーピー:そうだ声が高い
     私の名前を書いたカードを覚えていますかな?
グレース:裏に数字が書いてあったの?
ソーピー:あれは暗号だ
     実はね
     私は20年間ある人の主治医をしておった
     競馬界にその人ありといわれた大物だがね
     私が引退するときその人がね
     ごくごく内輪のサークルに入会を許してくれたのだよ
     大きな声じゃいえんが
     そのサークルでは時折り確実に勝てるレースというものがあってね
     結果はやらない前からわかっておるというものなのだよ
ヘイズ :グレースぼくらはそろそろ・・・
グレース:シーッ
     お話続けて
ソーピー:いや話はそれだけさ
     ま、そんなわけで
     私はその秘密サークルの
     名誉会員でね
     おかげで引退した医者としては
     人並み以上の暮しもできるというわけさ
     こんな私に失望なさったかな?
グレース:とんでもない
     うらやましいぐらい
ソーピー:じゃあなたもう1レース賭けてみますか?

(第3レースをやる方はお早めに
今なら間に合いますよ
賭けるなら今のうちです
皆さん
発表です 第2レースの1着7番のロックネス
2着1番のラッキースター
3着9番のナイトメア以上でした・・・)

窓口の男:ナンバー・フォーに1500ドルですね
モーガン:おや!
グレース:どなた?
モーガン:先日はどうも失礼しました
グレース:先日?
モーガン:フェアの日に
     紹介されていないのに声かけて
グレース:ああ あの時ね
     紹介はまだですわね
     それじゃ
モーガン:いえしかしあなた・・・

ヘイズ通り過ぎる

モーガン:ヘイズ!
マネージャ:どうしたんだよモーガン
     口に気をつけてもらわなきゃ困るじゃないか なんだよォ

テーブル

ソーピー:気を楽にもって
     負けっこないんだから
マネージャー:発表します
     ピムリコの第7レース
     7番のキングス・オーキッドです
ヘイズ :また当てたっていうのにどうしたのさえない顔して
グレース:打ち明けとくことがあるの
ヘイズ :ほう?
グレース:ほんとはあたし遺産なんてあんまりないの
     文無しってことじゃないけど
     だから・・・
     先生のあのシステムで
     この際お金をこしらえたいのよ
ヘイズ :どうかなそれは
     うまい話ってのはそうは続かないよ
グレース:銀山持ちは鷹揚ね
     あたし・・・今度は3千ドルで2レース勝負してガッポリ頂くつもり

キスするヘイズ

     こんなことしていいの?
ヘイズ :いい、いい、大いにいい

ソーピーの部屋

(ノック)

ソーピー:あ、はいって、はいって
     いま荷造りをしておったんだ
     膳立てが済めば早々に退場だ
ヘイズ :うん
ソーピー:ターナー夫人が早くひっかかってくれるといいな
     サンフランシスコでちょっと大事な用があるんだよ
     それで気がせいてるわけなんだがね
ヘイズ :ソーピーそれだったら早くいってくれりゃ・・・
ソーピー:何をいっとるんだいいんだよそんなことは
     君には何度も世話になっとるんだ
     君がいなかったら
     私は2年前にこの世をおさらばしてたかも知れんのだ
     それを思えば
ヘイズ :しかし友だちの間で貸し借りはいいたくない
ソーピー:その気もちはうれしい
     でも作戦はもうおわったようなもんだ
     あとはお前の腕次第だ
     あの女の金を予定通り引き出す
     いくかね?
ヘイズ :いやいい
ソーピー:いい酒だよ
ヘイズ :いやほんとにいい
ソーピー:ヘイズ
     どうしたんだ
     何か手違いでもあるのか
ヘイズ :いやあすべて順調
ソーピー:すべて順調? ほんとかね
ヘイズ :ほんと
ソーピー:なるほど
     美人だからなあ
     予定を変えるかね?
ヘイズ :いやあ相手はしたたか者だ油断してると
     こっちがつぎ込んだかねさえも持ち逃げしかねない
ソーピー:クラブの連中もすべて巻き込んである
     だから気が変わったのなら
     今のうちにそういってもらいたい
ヘイズ :いいんだ
     グレースの金はバッチリ絞り上げる

ホテルのディナールーム

ソーピー:さあひとつ乾杯といこう
     この幸福な
     めぐり会いに!
     そして別れてからの
     旅路の無事を祈って!
グレース:あらこれが最後みたいなことを
ソーピー:永遠に続くものはないからね
グレース:でもまだニ三日はいらっしゃるんでしょう
ソーピー:今のところは
     その予定だがね
     しかしながら予期せぬことというのは
     往々にして起こるものだからね
モーガン:お邪魔しますよスミス君
ヘイズ :(咳)
     ああどうも
     シルベスター先生はご存知ですね
     こちらはターナー夫人です
     チャールズ・モーガンさん
モーガン:ま、ひとつよろしく
     やっと正式に紹介されたわけですね
     ではスミス君のお許しを願ってひとつお相手願います
     いえあなたとですよ
グレース:ダンスを?
     さあそれはちょっと・・・
モーガン:いやスミス君のことなら気にすることありませんよ
     古いなじみが頼んでるんだからねェスミス君
ヘイズ :いいけど足なんか踏んづけないようにな
モーガン:その点はご心配なく

ソーピー:知り合いなのかあの男?
ヘイズ :うん
     プラマーと組んでた時の仲間だよ
ソーピー:なるほど
     ま、口はすべらすまい
     あの男もクラブで働いておるひとりだからね
ヘイズ :はあ・・・
     しかし今は商売気ぬきって顔だな
ソーピー:フフン

グレース:ひどい人ね
ヘイズ :なんで?
グレース:ずっとあんな人の相手させて
     先生は何かいってなかった?
     あしたのレースのことで何か
ヘイズ :別に
グレース:あの先生ね
     あそこをぶっつぶすまで賭けまくる気じゃないかしら
ヘイズ :あそこって?
グレース:ジョッキー・クラブに決まっているじゃない
     先生最後に大きく賭けるつもりよ
     あそこの金を洗いざらい頂いておさらばよ
ヘイズ :心配いらんよ発つときはお別れぐらいいってくれる
グレース:バカねそんなこと心配してないわよ
     せめてもうひとレース勝たしてほしいのよ
ヘイズ :なんだか知らないけど変わったね君は
グレース:(笑って)
     もう一稼ぎするまではあとにはひかないわよ
ヘイズ :楽しんでいるだけじゃだめなのかい
グレース:いえもつと楽しむのよ
     先生の大いなる協力を頂きまして

ドアの下にメモ
ソーピーの部屋

(ノック)

ソーピー:あ、どうぞ、入って、入って
     さあさ楽にして楽に
     思ったより早く引き上げて来たんだね
ヘイズ :どうしたんです!
ソーピー:いやさっき友人から電報でね
     呼ばれたのだ
     明日の昼過ぎにはここを発たねばならない
     それでお別れにあたって
     最後の一勝負をあそこでやろうと思っておる
     ついてはおふたりも付き合ってみないかと思ってね
グレース:(笑いながら)
     だから先生好き!
     今もスミスさんといってたんですのよ
     先生ほど心の広い方はそういないって
     そうよね
ヘイズ :そうこの人先生にベッタリなんです
ソーピー:それはうれしいことを
     では三人で明日はゴッソリ頂きますか
     確実な情報が入っとるからね
     まずは5倍の配当はかたいだろう
グレース:わぁ5倍!
ヘイズ :先生
     あそこは掛け金のリミットみたいなものはあるんですか
ソーピー:リミット?
ヘイズ :明日が最後となると少しまとまった金を
     賭けてみたいと思いまして
ソーピー:というとどれくらい
ヘイズ :そうですねターナーさんと僕と合わせて・・・
     2万5千ドルですか
グレース:2万5千ドルも! あなた本気?
ヘイズ :まあね
     ひとり1万2500ドルだからね
ソーピー:どうかなそれは
     私の方がそれより少々大きく賭けようと思っとるからね
ヘイズ :でも先生はいつだって賭けられるんでしょ
     ぼくらには今度が最後ですから
グレース:いえジョシュアそこまでいうのは図々しいんじゃない・・・?
ソーピー:いやいやいいんです
     ほんとなんだから
     じゃおふたりに稼いでもらいましょう
     あそこの金庫が風邪をひくかも知れんな
     でも払えないほどじゃない
     それじゃクラブで・・・
     お昼に
     よろしいね
グレース:あジョシュア
     ちょっとふたりだけで話があるのすみませんけど
     先生ちょっと失礼を

     2万5千ドルだなんて本気なの?
ヘイズ :でも最後のチャンスだ君だってもうけたいだろ
グレース:そりゃね
     でもかなの危ない橋よこれは
     たとえそれだけのお金集められても
     ちょっとねェ
     お馬さん一頭に賭けるなんてのは
ヘイズ :でも負けっこないんだ
     先生だっていっしょにかなりな額を賭けるんだから
グレース:それでもあたしはいや
     だってそうでしょ
     1万ドルものキャッシュをつぎ込んで待つのよ
     馬が勝つか負けるかって
     気が狂うわよそんなの
ヘイズ :ほんとのこというとぼくもゾッとしないんだ
     他の手でいこう
     おいで
     先生
ソーピー:え?
ヘイズ :あのクラブ小切手じゃ受けてくれないんですか
ソーピー:さあね
     あそこの決まりは厳しいからね
ヘイズ :先生が保証してくれても?
ソーピー:そうだね
     それならなんとかなるだろう
     よろしい掛け合ってみてあげよう

ジョッキー・クラブ

ソーピー:しかしいい店だなここは
     でいつまでやるんだねこのミネラルスプリングでは
マネージャー:そうね
     観光シーズン中はあけとくよ
     そのあとはニューオリンズだ
     けっこう儲かるよ
     あんたもまたこの商売に戻るといいのに
ソーピー:ありがとよ
     でも引退したんだ
     今更どうもな
     ま、今度のように人助けのためなら別だが
     あとは穏やか余生を送っていたいんでね
     絵をながめて
     ブランデーをなめて
     思い出にひたるよ

(来客を告げるカネ)

ヘイズとグレース来る

ソーピー:来たね
     いまクラブのマネージャーに話しといたよ
     私の保証なら
     小切手でも喜んで受けるといっておる
グレース:フィラデルフィアの銀行でも?
ヘイズ :ぼくのはサンフランシスコだが
ソーピー:よその銀行だということは承知しておる
     問題ないから
     それから儲ける馬だがね
     アイルズエリンというのだ
     第3レースだ
     急いだがいいよもうすぐ締め切りだ
     じゃー
     しっかりね
ヘイズ :ありがとね
ソーピー:私は汽車の時間だから

窓口、札を数える

マネージャー:12万1千
     12万2千
     12万3千
     12万4千
     12万5千ドル確かにありますね
     いやあおめでとうございました
     やりましたね

ケースに札束をしまう

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