(Wonder Woman)は同名のアメリカン・コミックス(アメコミ)のヒロインを主人公とした、実写版のテレビドラマ。第1シーズンが1976年から1977年まで、アメリカABC系で放送され、タイトルをThe New Adventures of Wonder Womanと改めて、第2・第3シーズンが1977年から1979年まで、CBS系で放送された。
1975年、ABCは設定を原作通りとし、元ミス・アメリカのリンダ・カーターを主演とした、「奇想天外! 空飛ぶ鉄腕美女ワンダーウーマン "The New,Original Wonder Woman"」を制作(日本では1977年、テレビ朝日系の「土曜映画劇場」で放映)。好評を得て、これをパイロット版とし、翌1976年から60分枠の「空飛ぶ鉄腕美女ワンダーウーマン "Wonder Woman" 」として連続放送化がなされた。
1977年から1978年の第2シーズンには、放送系列がABCからCBSに移り、設定が再度現代に変更され、「紅い旋風ワンダーウーマン "The New Adventures of Wonder Woman" 」となって放送された。物語自体はABC版の続編となっていて、トレバー少佐役だったライル・ワゴナーが、少佐の息子を演じているが、不老長寿のダイアナは本人のままである。ダイアナが現代の情報機関のエージェントとなったために、スパイ・アクション的な色彩が濃い。1978年から1979年の第3シーズンには、ダイアナが普段も眼鏡をかけないことが多くなり、よりファッショナブルな装いになった。内容も、SF色が強くなり、当初の設定からの変貌が目立つようになる。その結果、シリーズはこのシーズンをもって打ち切りとなった。