ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

懐かしい物ふぁんくらぶ♪コミュの青春ド真中!

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 『青春ド真中』は、1978年に誕生した伝説的な青春学園ドラマ。コメディアンのようなキャラの先生を主役にしたり、登校時に川原の土手を歩くシーンを写すなどは、後の『金八先生』にも影響を与えている。また、この後に大ブレークした『ゆうひが丘の総理大臣』も、この『青春ド真中』のリメイクではないかと思えるくらい影響をうけてしまい、原作(連載漫画)の色は全くなくなってしまった。また、斉藤とも子は、『青春ド真中』によってブレークし、『ゆうひが丘の総理大臣』でさらに人気が出た。


青春ド真中とは?
 その昔、織田裕二が主演の『踊る大捜査線』という刑事ドラマがありましたが、あれは面白かったですね。今までの刑事ドラマのパターンを崩した作りに意表をつかれ、ぐいぐいと引き寄せられてしまいました。私はすっかり『踊る大捜査線』のとりこになってしまいました。

 刑事ドラマは、星の数ほど有ります。どれもこれもパターン化が進みすぎて、ちょっと食傷ぎみでした。『あぶない刑事』のように、いろいろ工夫して作られた刑事もありましたが、しょせん刑事ドラマです。どんなに形を変えても刑事ものは刑事もの。

 しかし『踊る大捜査線』は、刑事ドラマをパロディーにした青春ドラマだった気配があります。犯人捜しや謎解きよりも、官僚社会を皮肉った元営業マンのドラマでした。もちろん主人公は刑事なんですが、完全に刑事ドラマをパロディーにしてしまっていますね。お笑いにしちゃってます。刑事は、脇役で、主役は官僚社会の中を明るく爽やかに生きる男のドラマになっています。

 それはともかくとして、このドラマを見たときに私は、何か無性に懐かしい気分に覆われました。こういうてあいのドラマは、過去にもあったなあと思いました。それは、ぼんやりと、おぼろげな記憶だったのですが、こんな感じのドラマを見たことがあるような気がしたんです。それが、『青春ド真中』と結びつくまで時間がかかりました。

 さて、やっと『青春ド真中』の話題に入るのですが、このドラマは、当時高校2年生だった私が、リアルタイムで見ていました。しかし、高校生だった私には、内容的には少し難しかったようで、当時はの自分には『青春ド真中』よりも、むしろその後に始まった『ゆうひが丘の総理大臣』の方に熱中してました。つまり、高校時代の私には、『青春ド真中』の本当の良さがわからなかったわけです。それが分かるようになったのは、もう1回再放送を見てからだったような気がします。

 今までの青春ドラマとは、全く違う作りになっていたから、はじめて『青春ド真中』を見たときに違和感を覚えました。だから感情移入するまで時間がかかりました。もちろん面白いドラマだなと思いながら、リアルタイムで見てはいたんですが、当時の私には、このドラマの良さを完全には理解するまで時間がかかりました。というのも、この青春学園ドラマは、それまでの青春学園ドラマのパロディーとして作られていた側面が少なからずあったからです。

 1978年当時は、青春学園ドラマ全盛の頃でした。NHKでは、少年ドラマシリーズという学園ドラマが盛んに作られていましたし、民間放送でも青春ドラマを作られていました。また、各テレビ局では、昔の青春学園ドラマの名作を盛んに再放送していましたから、私たちは、いつだって青春ドラマを見る機会をもっていました。しかも、それらの青春学園ドラマの多くは

『素晴らしい先生が、落ちこぼれの生徒を、スポーツと教育への情熱によって導く』

という感じになっていました。もちろん例外もありましたが、それにしても、ある種の共通点がありました。修養の要素があったり、悩みつつも成長していくといった、ある種の道徳的な部分あったんですね。それまでの青春学園ドラマの多くは、そういうパターンのドラマだったわけです。

 ところが、『青春ド真中』は、そういうドラマではないのです。このドラマの主人公は、道徳的な部分から程遠く、無茶苦茶な人間であり、先生らしくない先生が教師として学校に赴任してくるところから始まるのです。それに対して生徒の方は、まるで逆で品行方正なんですね。大人なのです。

 先生が子供で生徒が大人。

 しかも、学園ドラマの定石であるところの『ツッパリ君』たちが、存在してないんですね。『落ちこぼれ君』はいますけれど、先生の情熱で改心すべきワルというわけではありません。むしろ先生よりも、常識人で、大人なんです。そして、この大人びた生徒たち、そういう存在を相手に、子供じみた先生が格闘するというドラマなんですね。生徒と先生が、まるで逆転してしまったドラマなんです。

 だから当時高校2年生だった私は、この『青春ド真中』に違和感をもちました。印籠を見せない水戸黄門を見てしまったような違和感を感じてしまった。青春ドラマとは、素晴らしい先生が、落ちこぼれの生徒を、スポーツと教育への情熱によって導くドラマだと思っていた私は、「おや?」っと思ったんですね。これは、普通の刑事ドラマだと思って見始めた『踊る大捜査線』に「おや?」という違和感を覚えたのと同じ感覚でした。


登場人物
青春ド真中!のキャスト紹介のコーナーです。今から考えると、絶妙なキャスト構成になっていますね。俺たちの旅のシリーズを受け継いでいる感じです。

中原俊介(バクダン) 中村雅俊  産休補助教師
平久作( へー) 秋野太作  国語教師
小森昭治(ボーヤ) 神田正輝  数学教師
田坂萌子(ビックリマーク)   あべ静江
飯島修一郎  北村和夫 校長
竹下格    柳生博 教頭
加賀山宗雄  坂口芳貞
堀込ドキ子  水沢有美   指導主任
村上雪枝   久保菜穂子
村上かおる(つん)  五十嵐めぐみ
有沢弓子 (めそ)  藤真利子
草森十三   穂積隆信
有沢健太   井上純一 できないふりをする秀才
松本元    草川祐馬 番長格
草森九    清水昭博 居酒屋の息子
小池信夫   湯沢紀保 裕福な家庭に育つ
竹内小次郎  下村彰宏 なぞのキャラ
林美果    藤谷美和子 数学が得意?
島田真理   根本きよみ 元ワル
秋本千恵   森さとみ 元気だけはある
西本早苗   小松蓉子 なぞのキャラ
岡本政之   岡村清太郎 学校一の秀才
宮本典江   斎藤友子 勉強が出来る
川上ゆう子  河本京子 勉強が出来る


青春ド真中資料
「青春とはなんだ」「飛び出せ!青春」などの青春シリーズや「俺たちの勲章」「俺たちの旅」などの俺たちシリーズ、「傷だらけの天使」「俺たちは天使だ」などの天使シリーズ、それに、「太陽にほえろ!」「あぶない刑事」などの刑事ものなど、若者たち中心のドラマを作り続けてきた。もともとは、石原慎太郎著書の「青春とはなんだ」のTV化として放送されたのが始まりらしい。



製作 ユニオン映画、

企画 岡田晋吉、

プロデューサー
中村良男
奈良邦彦
山本剛正

音楽 小六禮次郎

脚本
鎌田敏夫(1.2.3.5.7.9.13)
畑嶺明(4.6.8.10.11.12)
放送期間 1978年5月7日〜9月24日
(12回+未放送1回)
第12話は再放送時に放送
放送 毎週日曜日20時〜54分

主題歌 「青春試考」
歌 中村雅俊
作詞 松本 隆
作曲 吉田拓郎
編曲 馬飼野康二

監督
斎藤光正(1.2.5.6.11)
土屋統吾郎(3.4.7.8.10.13)
佐藤重直(9.12)


1978年という時代
 このドラマを理解するには、1978年という時代と、青春学園ドラマについての時代背景を知る必要があるかもしれません。というのは、このドラマは、1978年という時代抜きには語れないドラマであるし、それ以前の青春ドラマの流れを知らないと、どうして、こういうドラマの作りになっているのかが分かりずらいからです。

 まず、1978年という時代から語りたいと思いますが、実は、この頃に国立大学に『共通一次試験』というものが導入され、マークシートによる5教科7科目の統一試験を受けることになっています。

 そして、共通一次試験を文部省が導入する理由は、「受験戦争を緩和するため」という理由からでした。しかし、こんなことで受験戦争は緩和されるわけがありません。5教科7科目という幅広い勉強が必要になった分、受験勉強が、勉強と言うより知能訓練というか、我慢比べや知識の詰め込みになってしまった感がありました。

 ガリ勉をしないと大学合格できない時代になってしまったのです。頭が良いとか悪いとかの問題ではなくて、どれだけ我慢して勉強したかが、問われるようになってしまったわけです。

 しかも、この時代は大学が不足していたわけではありません。むしろ余っていたくらいで、丙午(ひのえうま)世代を迎えつつあり、高校における生徒数は年々減少気味であり、それにともなって生徒確保に苦慮する大学も多数ありました。今では有名大学になっている某大学も、この頃は、名前さえ書ければ白紙でも補欠入学できた時代でもあります。

 にもかかわらず受験戦争は激烈で、大学にランクができました。白紙でも入れる大学があったので、そういう大学と一緒にしてもらってたまるか!という気持ちもてつだって、人間を大学のランクで見下すような風潮ができあがったわけです。だから、一流とか、三流という言葉が日常会話に飛び出すようになってきたわけです。

 『青春ド真中』は、そういう時代にできたドラマですから、一流とか、三流という言葉が頻繁に出てきます。実は、この10年後の1990年頃になると、第2ベビーブーム世代が大学に押し寄せるようになりますが、その頃の一流とか三流という言葉は、1978年の時代の一流とか三流という言葉の意味とニュアンスがちがってきています。

 1990年頃になると名前が書けるだけで入れる大学は無かったし、そもそも生徒数が桁違いに多かったので、一流と三流の格差は、それほど大きなものではなくなっています。

 また、1978年頃は、受験戦争を勝ち残れない私立高校に入る生徒が激減した時代でもあります。なにせ年々生徒が減っていく時代です。学校側が生徒確保のために頑張った時代でもあり、『青春ド真中』は、そういう時代背景のもとにできています。そして、この頃は、終身雇用が健在であった時代でもあり、中途入社を受け入れる会社も少なく、それだけに新卒の時こそが人生の勝負という時代でもありました。



『青春ド真中』は、1978年に誕生した伝説的な青春学園ドラマ。コメディアンのようなキャラの先生を主役にしたり、登校時に川原の土手を歩くシーンを写すなどは、後の『金八先生』にも影響を与えている。また、この後に大ブレークした『ゆうひが丘の総理大臣』も、この『青春ド真中』のリメイクではないかと思えるくらい影響をうけてしまい、原作(連載漫画)の色は全くなくなってしまった。また、斉藤とも子は、『青春ド真中』によってブレークし、『ゆうひが丘の総理大臣』でさらに人気が出た。

01話うわさ以上の変な奴だよ
02話オレは馬鹿だ でも先生だ
03話ビックリマークが憎らしい
04話やれば出きるさ勉強だって
05話先生、その顔が嫌だ
06話生徒の恋をこわして
07話先生と生徒の燃え上る恋
08話甘ったれるな生徒も親も
09話ふたり一緒の初恋だった
10話夏の海にやさしさがあった
11話女ごころがゆれました
12話ニッポンの先生は大変だ
13話最終回

オープニング
http://www.youtube.com/watch?v=KMhCoP0wKRw

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

懐かしい物ふぁんくらぶ♪ 更新情報

懐かしい物ふぁんくらぶ♪のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング