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懐かしい物ふぁんくらぶ♪コミュのウルトラQ

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ウルトラシリーズ(空想特撮シリーズ)第1作のテレビドラマ。

ウルトラQ 第29話「盗まれた時間」短縮版
http://www.youtube.com/watch?v=2cbU9bfDpcw

ウルトラQがいっぱいコレクション(Long Version)
http://www.youtube.com/watch?v=LQpXH4BB36Q

1966 Ultra Q (ウルトラQ) OP
http://www.youtube.com/watch?v=kHWogowh5k4


概要
アメリカのTVドラマ『アウターリミッツ』や『トワイライトゾーン』を意識して作られた特撮SFドラマ。主人公は万城目淳(パイロット)、戸川一平(助手)、江戸川由利子(報道カメラマン)の3人で、毎回彼らが遭遇する不可思議な事件を描く。モノクロ作品であった。1966年(昭和41年)1月2日から同年7月3日まで、TBS系で毎週日曜日19:00 - 19:30に放送。放送当時の提供は武田薬品一社。

本作は当初、『UNBALANCE』というタイトルで制作が決定し、1964年9月から撮影が始まった(しかしこの時点では放送スケジュールが未定であったとも言われている)。『ウルトラQ』というタイトルは(東京オリンピックの際に体操競技の難易度を示す言葉から一般的になった)当時の流行語「ウルトラC」からヒントを得たものとされている。円谷英二が特撮技術を監修することが売りであり、国産初の本格的SF怪奇ドラマシリーズとして撮影が進められた『UNBALANCE』だったが、TBSサイドの意向により怪獣路線へと変更をされることになり(円谷=「怪獣」特撮という世間の認知度によるものと考えられる)、同時に番組タイトルも『ウルトラQ』へと変わった。そして放送前に全28話分の撮影を済ませ、放映の順番を決める異例の体制をとり、満を持して、1966年1月2日から放送が開始された(ただし、「あけてくれ!」のみは、TBS側の意向により放送を見送られ、後の再放送で初めて電波に乗った。また、一部のエピソードについては、本放送開始時にはまだ完成には至っておらず、1966年1月半ばまでダビング作業が行われていたことが、近年になって判明した)。制作者側の意図通り、本作は大反響を呼び、ほとんどの放送回で視聴率30%台に乗る大人気番組となった。

TBSは本作の制作途中(放送開始前の段階)で、既にこの大人気を予測し、次の番組企画も円谷プロに依頼していた。円谷プロ側がこれに応え、本作の基本構成に、常時怪獣と戦う組織と、怪獣を退治する巨大ヒーローを付加するという形で具体化させていったのが、結果として本作を上回る大人気番組となった『ウルトラマン』である。

元々の企画は高価なオプチカル映像合成機を生かす作品の制作ということだった。その機械は、当時まだ世界に二台しかない米・オックスベリー社製のもので、実はこの作品の企画が誕生する以前に、フジテレビと円谷プロによるアメリカとの合作を前提とした作品の為に円谷英二が発注していた(しかも先約があったのだが、円谷の請願と、先約方が「世界のツブラヤ」たっての頼みという事で折れた、という事らしい)ものの、その企画がお蔵入りしてしまい、キャンセルしようとしたがすでに船便で日本へ向かっている最中だった。円谷プロが自腹で購入するにはあまりに高額で不可能であったが、当時TBSのディレクターであった円谷一の口ぞえでTBSが購入を肩代わりする事になり、それを使った特撮ドラマを円谷プロで製作するという契約が結ばれ、本作品の制作が行われた。

平成になってから藤原カムイによって、基本的に原作に忠実な漫画化がされている。



出演者
万城目淳:佐原健二
戸川一平:西條康彦
江戸川由利子:桜井浩子
一ノ谷博士:江川宇礼雄
関デスク:田島義文
ナレーター:石坂浩二


ゲスト出演
青野平義:「バルンガ」奈良丸明彦
天本英世:「あけてくれ!」SF作家・友野健二
有馬昌彦:「東京氷河期」沢村照夫
伊藤久哉:「206便消滅す」飯島機長
石川進:「地底超特急西へ」西岡主任
岩下浩:「甘い蜜の恐怖」伊丹一郎
宇野晃司:「変身」杉本記者、「悪魔ッ子」同前
江原達怡:「ゴメスを倒せ!」新田記者
大泉滉:「育てよ!カメ」浦島太郎の担任
大村千吉:「ゴメスを倒せ!」錯乱した建設作業員
奥村公延:「地底超特急西へ」いなづま号・小山運転士
加藤春哉:「宇宙からの贈りもの」相馬記者、「変身」同前、「悪魔ッ子」同前
桐野洋雄:「五郎とゴロー」伊藤記者、「206便消滅す」オリオンの竜
工藤堅太郎:「燃えろ栄光」相川(ダイナマイト)ジョー
久保明:「南海の怒り」雄三
黒部進:「甘い蜜の恐怖」木村重夫
小泉博:「206便消滅す」金子主任
小杉義男:「悪魔ッ子」赤沼
小林昭二:「2020年の挑戦」天野二等空佐(小林はこの役の演技が好評だったため、次作『ウルトラマン』のムラマツキャップに抜擢される。)
堺左千夫:「マンモスフラワー」東京広告支配人、「1/8計画」1/8計画係員
沢井桂子:「甘い蜜の恐怖」長谷川愛子
清水元:「甘い蜜の恐怖」長谷川場長
城所英夫:「虹の卵」糸魚川博士
鈴木和夫:「五郎とゴロー」五郎
高田稔:「マンモスフラワー」源田博士
高橋紀子:「南海の怒り」アニタ
滝田裕介:「クモ男爵」葉山
田崎潤:「宇宙からの贈りもの」宇宙開発局・坂本長官
田原久子:「ゴーガの像」アリーン(リャン・ミン)
田村奈己:「ペギラが来た!」久原羊子
塚本信夫:「地底超特急西へ」相川教授
津沢彰秀:「鳥を見た」三郎少年
土屋嘉男:「五郎とゴロー」野猿研究所所員・小野
富田仲次郎:「ゴメスを倒せ!」中村作業係長
中真千子:「変身」あや子
二瓶正也:「五郎とゴロー」牛乳運搬トラック運転手、「育てよ! カメ」強盗、「カネゴンの繭」中松工事監督の助手
沼田曜一:「ガラモンの逆襲」トラック運転手・牛山
野村昭子:「カネゴンの繭」金男の母
野村浩三:「変身」浩二(巨人)
浜田寅彦:「カネゴンの繭」金男の父
晴乃チック・タック:「SOS富士山」岩石処理作業員
平田昭彦:「ガラモンの逆襲」花沢主任
福田豊土:「ガラダマ」大木先生
藤田進:「宇宙指令M774」松田船長
古谷敏:「マンモスフラワー」野次馬の男、「ゴーガの像」岩倉の部下
穂積隆信:「燃えろ栄光」ビル大山
松本克平:「ペギラが来た!」天田隊長
水木恵子:「宇宙指令M774」一条貴世美(ゼミ)
向井淳一郎:「マンモスフラワー」警察幹部
武藤栄治:「燃えろ栄光」奥井林太郎プロモーター
村上冬樹:「1/8計画」S13地区区長
森山周一郎:「ペギラが来た!」池田隊員
山本廉:「ゴメスを倒せ!」東海弾丸道路建設作業員
柳谷寛:「2020年の挑戦」宇田川刑事、「あけてくれ!」沢村正吉
義那道夫:「ガラモンの逆襲」セミ人間(遊星人Q)
若林映子:「クモ男爵」今日子
渡辺文雄:「カネゴンの繭」中松工事監督(ヒゲおやじ)

登場兵器
炭酸ガス固定剤
源田博士が開発した薬剤。ジュラン枯死作戦に使用される。
ペギミンH
南極大陸に生息する架空のコケから抽出した成分で、怪獣ペギラが苦手とするため、これを退治するために用いられた。コケは遭難した犬を越冬させるほどの滋養に富むが、アザラシに対しては毒物として働く。
ハニーゼリオン
木村重夫が開発した高性能肥料。副作用により生物を巨大化させるため、モングラーを誕生させることになる。
ネオニュートロンミサイル
糸魚川博士が開発した薬剤・ネオニュートロン液を弾頭に搭載したミサイル。パゴス攻撃に使用される。
Kミニオード
神田博士が発明製作した電子部品。Xチャンネル光波を発生させる主要部品となる。ケムール人攻撃に使用される。
青葉くるみ
旧日本軍が衰弱した兵士に服用した栄養剤。大量に摂取すると甲状腺ホルモンに異常をきたす。

スタッフ
監修:円谷英二
原案:金城哲夫、熊谷健
特技監督:有川貞昌、川上景司、古泉一、的場徹
監督:飯島敏弘、梶田興治、円谷一、中川晴之助、野長瀬三摩地、満田かずほ
音楽:宮内國郎


ウルトラQの登場怪獣

古代怪獣 ゴメス
第1話「ゴメスを倒せ!」に登場した怪獣。

身長:10メートル
体重:3万トン
学名はゴメテウス。東海弾丸道路・第三工区の地底から出現した。新生代第三紀頃の原始哺乳類で性格は獰猛で肉食。第三工区の工事現場でリトラと対決するが、リトラのシトロネラ酸に敗れる。

着ぐるみはゴジラの流用(『三大怪獣 地球最大の決戦』で使用されたゴジラの改造流用説が有力。)であり、演じたのもゴジラと同じ中島春雄。

原始怪鳥 リトラ
第1話「ゴメスを倒せ!」に登場した怪獣。

身長:5メートル
体重:1万トン
古代に生息した鳥類と爬虫類の中間生物で、学名はリトラリア。ゴメスと同じく東海弾丸道路第三工区の地底に眠っていたが、工事中に蛹の状態で見つかった。最後の武器として口からシトロネラアシッドという強酸性の液体を吐いて攻撃する事が出来る。第三工区でゴメスと対決し、シトロネラアシッドを口から吐きゴメスを倒すが、自らも呼吸器が溶解し絶命する。

操演用ラドンを流用。(リトラのまま東宝に返却され、倉庫に保管されている写真が現存する為、後に『南海の大決闘』での大コンドルに流用されたという見解もある。)
脚部の構造は鳥類と同様で、後述のラルゲユウス共々ウルトラシリーズの怪獣では非常に珍しい存在と言える。

巨猿 ゴロー
第2話「五郎とゴロー」に登場した怪獣。

身長:50メートル
体重:1万トン
五郎という、知的障害があるらしい青年になついていたクモザルが、旧日本軍の体力増強剤「青葉くるみ」を食べて巨大化した。五郎を求めて街に彷徨い出るが、元々好物であった牛乳に仕込まれた麻酔で眠らされ、同様に巨大化した猿が生息するイーリヤン島へ(おそらく五郎共々)送られた。

スーツアクター:福留幸夫
着ぐるみは『キングコング対ゴジラ』のキングコングのものを流用。

火星怪獣 ナメゴン
第3話「宇宙からの贈りもの」に登場した怪獣。

身長:30メートル
体重:1万トン
火星に到達した後消息を絶ち、失敗に終わったと思われていた探査機が突然地球に帰還した時、中から球状で宝石の様な物体が2個発見されたが、それがナメゴンの卵であった。眼から人間を硬直死させる光線を放つ。そのうち1個は離島で孵化し、万城目らに迫るが、海に落ちて溶解した。これにより塩分が弱点であることが判明した。もう1個は、一の谷博士の邸宅の庭で孵化した。ドラマはそこで終わるが、博士が用意させた塩水で退治されたことが示唆されている。博士は、火星人が、地球人のやみくもな宇宙開発に対する警告の意味でナメゴンを送り込んだと推測した。

『ウルトラマンメビウス』第22話では名前のみ登場。火星でバン・ヒロトの母親を殺害している。

古代植物 ジュラン(マンモスフラワー)
第4話「マンモスフラワー」に登場した巨大植物。

身長:100メートル
体重:3千トン
皇居の堀やビルの地下で大蛇のような巨大な根が暴れ、まもなく丸之内のビル街に巨大な花となって姿を現す。根は人の血を吸い、花からは毒花粉が撒かれる。

空から炭酸ガス固定剤を投下され、また根は火炎放射で焼かれたため、枯れたところでドラマは終わった。


冷凍怪獣 ペギラ
第5話「ペギラが来た!」および第14話「東京氷河期」に登場した怪獣。

身長:40メートル
体重:2万トン
南極に生息する怪獣で、ペンギンが変異した怪獣であるといわれ、同様の一対の翼(フリッパー)と直立した形態を有する。アザラシに似た顔で半分閉じた眠そうな目と二本の牙、頭から生えた小さな角が特徴。

「ペギラが来た!」では南極の観測所を襲うが、南極の苔から取れるぺギミンH(架空の物質)という物質が弱点であることがわかり、ペギミンHを搭載した気象観測ロケットで迎撃され、逃げ帰る。

「東京氷河期」では、東京へ飛来、南極が原子力発電所の事故で温暖化し生存に適さない温度となったため、北極に向かう途中に東京で休憩したと万城目が推測した。都内を極低温に氷結させる。しかしかつて零戦乗りであった季節労働者による特攻作戦でぺギミンHをぶつけられ、逃げてゆくことになる。

スーツアクター:清野弘幸
ペギラの着ぐるみはその後、『ウルトラマン』第8話『怪獣無法地帯』に登場するチャンドラーに改造された。

大亀 ガメロン
第6話「育てよ! カメ」に登場した怪獣。

身長:99センチメートル
体重:1トン
太郎少年が育てた亀が99センチに成長した姿。彼を乗せて空を飛んだり壁を通り抜けたりする超能力を発揮し、太郎を竜宮城に連れて行く。何故か方向指示器やスピードメーターまで装備されている。

スーツアクター:福留幸夫

怪竜
第6話「育てよ! カメ」に登場した怪獣。

身長:20メートル
体重:500トン
乙姫が乗っていたミサイルが変身した竜。太郎の乗ったガメロンを火炎放射で撃墜する。

操演用ミニチュアは東宝特撮映画作品『海底軍艦』のマンダからの流用。

乙姫
第6話「育てよ! カメ」に登場。

身長・体重:不明
普通の人間の小学生の少女と全く同じ外見。しかし笑い声はヘリウムガスを通したように甲高い。虚勢を張る太郎少年を翻弄する。

演:立石愛子

岩石怪獣 ゴルゴス
第7話「SOS富士山」に登場した怪獣。

身長:40メートル
体重:10万トン
湖から噴出し、いったん爆破粉砕された巨大岩石が寄り集まって怪獣となった。

富士山麓で成人した野生児タケルに背中の急所を突かれ、岩石に戻った。

スーツアクター:中村晴吉
鳴き声はゴジラの声を流用。

モグラ怪獣 モングラー
第8話「甘い蜜の恐怖」に登場した怪獣。

身長:50メートル
体重:2万トン
普通のモグラが特殊肥料「ハニーゼリオン」の影響によって巨大化したもの。地上へ出現した所に自衛隊の砲撃を受けて地中に逃走、地下のマグマ層に激突、焼死した。劇中では「大モグラ」としか呼ばれていない。

スーツアクター:福留幸夫

大グモ タランチュラ
第9話「クモ男爵」に登場した巨大なクモ。

身長:2.5メートル
体重:120キログラム
洋館に住んでいた男爵と娘が毒蜘蛛タランチュラに変貌した姿だといわれている。深夜、燈台と廃屋と化した洋館に現れ、迷いこんだ万城目たちに襲いかかった。一匹は万城目にナイフで刺殺され、さらに現れたもう一匹は万城目らの乗るスポーツカーに迫るも轢死。口から糸を吐いて獲物を捕らえる。猛毒を持つとも言われるが、劇中で特にそういった描写は無かった(シナリオでは噛まれて踊り狂うという描写があったらしい)。


人工生命 M1号
第10話「地底超特急西へ」に登場した怪獣。

身長:2メートル
体重:180キログラム
容姿はゴリラによく似た姿。怪力を誇るが知能は人間でいえば3歳の子供程度。一応、ある程度の日本語を喋る事はできる。特殊な容器に液体状の形で封じ込められていたが、新聞記者のカメラのフラッシュに反応した結果、輸送中の地底超特急「いなづま号」の車内で実体化。新北九州駅に向けて疾走中の列車内で数々の騒動を巻き起こす。

スーツアクター:中村晴吉

風船怪獣 バルンガ
第11話「バルンガ」に登場した怪獣。

身長:50センチメートル〜無限大
体重:不明
地球に帰還中の有人土星ロケット・サタン1号に付着、燃料を吸収し、燃料切れのため墜落したサタン1号と共に地球に侵入した宇宙胞子から成長した、触手の生えた風船状の生命体。大きさは細胞大から無限大。本物の風船のように大気中にぷかぷかと浮かび、あらゆるエネルギーを吸収して無限に成長する。最後は、本来の食物(エネルギー源)である太陽(国連がバルンガを誘き寄せるために打ち上げた人工太陽)を目指し、宇宙へ向けて旅立った。

名称はバルーン(風船)に由来。

古代怪鳥 ラルゲユウス
第12話「鳥を見た」に登場した怪獣。

身長:7センチメートル〜50メートル(翼長100メートル)
体重:300グラム〜1万5千トン
現代に突如出現した中世の無人船の中に小鳥の姿で発見された。収容された後巨大化し、巨大な翼の羽ばたきによる暴風で街を破壊する。(撮影には複数のミニチュアが使用されているが、メインのミニチュアは操演用ラドンを改造し、直後リトラに流用されたという説もある。あと突風のフィルムがラドンの破壊シーンの流用である)


隕石怪獣 ガラモン
弓ヶ谷に、地球上には存在しない合金チルソナイトで出来た小型の隕石が落下する。やがて隕石からは謎の電波が発信され始める。間もなく弓ヶ谷のダム湖に巨大隕石が落下し、そこからガラモンが現れる。巨大隕石は、遊星人が地球侵略のためにガラモンを送り込むカプセルで、先の隕石は遊星人に代わってガラモンに指令を与える電子頭脳だったのだ。電子頭脳は地球人の技術による解体は不可能だったが(しかし電子頭脳に電動鋸が当てられた際、ガラモンの行動に異常が生じている)、由利子の機転によりそこから発せられる電波を遮断することには成功した。熊谷ダムを破壊して東京に向かおうとしていたガラモンは、指令電波を遮断されるや、謎の液体をタラタラ垂らして活動を停止した。

なお、弓ヶ谷地方では隕石のことをガラダマと呼ぶという設定になっている。




コイン怪獣 カネゴン
『ウルトラQ』第15話「カネゴンの繭」に登場。

身長:2メートル
体重:200キログラム
金の亡者の少年・加根田金男が偶然見つけたカネゴンの繭によって変身した怪獣。

外見は、頭部は一見カエルのようで、口はファスナーの付いたがま口、目はぴょこんと細長く飛び出ていて目玉はギラギラ(怒ると煙を噴出する)、胸にはレジスターが付いていて、全身は銅でできた鎧をまとったような姿形(火星人と形容される)であった。

主食は硬貨とお札。1日に必要な額は3,510円(当時)。胸のレジスターのカウンターに体内の金額が表示され、それがゼロになると死んでしまうので、お金を食べつづけたが、カネゴンに与えてお金がなくなった友人に売られそうになり逃げ出し、ついに銀行の金を食らうに至る。騒動の末に祈祷師のかなり無茶な予言を実行させた所、元に戻った。しかし、他人の落としたお金をそのまま自分のものにしてしまった金男の両親がカネゴンと化す。

カネゴンの突出した目の部分は『ウルトラQ』第3話に登場した火星怪獣ナメゴンの目を用いている。

「ウルトラQ」で唯一、この回は万条目たちレギュラーが登場しない。
 80年代後半にビデオデッキ「ペルソナ」のCMに登場、その当時「アニメちゃん」の為に造型された着ぐるみがイベントやドラマ「うちの子にかぎって」に登場していたが、高山良策造型のミニチュアを参考にした為、あまり初代に似ておらず、このCMの為に初代に似た着ぐるみを造型した。
2000年、イー・ウイング証券(現・カブドットコム証券)のコマーシャルに出演した。この時は広告ターゲットであるサラリーマン層への訴求効果を考えてか、カネゴンはスーツ姿であった。



宇宙怪人 セミ人間
第16話「ガラモンの逆襲」に登場した宇宙人。

身長:1.8メートル
体重:150キログラム
チルソニア遊星からやってきた地球侵略をもくろむ宇宙人。変身能力に長けている宇宙人で、地球上では中性的な容貌の男に化けて活動していた。第13話に登場したロボット怪獣ガラモンを送りこんだ黒幕であり、地球人に回収され天体物理学研究所に保管されていたガラモンの電子頭脳を盗み出した。宇宙船の待つ榛名湖に向かうが、電子頭脳を万城目らに取り返され、任務は失敗した。万城目と行動をともにしていたトラック運転手に銃で撃たれたことで、その正体をあらわし、失敗の処罰として宇宙船の放つ光線で炎に包まれ、処刑された。

スーツアクター:義那道夫
『ウルトラQ dark fantasy』ではリメイクキャラクターのセミ女が登場している。
着ぐるみは後に、バルタン星人へ改造された。また、宇宙船も『ウルトラマン』第2話「侵略者を撃て」でバルタン星人のものとして、第33話「禁じられた言葉」でメフィラス星人のものとして流用されている。
バルタン星人の幼生体であるという説もあるが、実際のところは不明である。

1/8人間
第17話「1/8計画」に登場。

身長・体重:人間の1/8
怪人ではなく、人口の増えすぎた人類延命策の一つとして、8分の1サイズに縮小された人間。由利子は、他人と間違われ、誤って1/8に縮小されてしまう。実は、人混みの中で階段から落ちて気を失った由利子が見た夢、という結末。


地底怪獣 パゴス
第18話「虹の卵」に登場した怪獣。

身長:30メートル
体重:2万トン
かつて、北京郊外に出現した原始動物であり、ウランを常食にする。そのため、北京郊外のウラン貯蔵庫を襲撃し、ついには日本の新産業都市の原子力発電所にも姿を現した。地底怪獣なので、高速で地中を掘り進む能力を誇り、口から吐き出す分子構造破壊光線で、敵を倒す。なお、この光線は人間の目には金色の虹に見えるという。輸送中に紛失したウランカプセルを発見し、何でも願いをかなえてくれる「虹の卵」と間違えた少女が、カプセルを狙うパゴスに襲われかける。ネオニュートロンミサイルにより身体が風化し、砕け散った。

スーツアクター:中島春雄
着ぐるみは映画『フランケンシュタイン対地底怪獣』のバラゴンの改造。その後『ウルトラマン』にてネロンガ、マグラー、ガボラに改造された。

誘拐怪人 ケムール人
『ウルトラQ』第19話『2020年の挑戦』(1966年5月8日放送)に登場。

別名:誘拐怪人
身長:1.9〜30メートル
体重:40キログラム〜1万5千トン
2020年と言う未来の時間を持つ世界から来た誘拐怪人。人類の未来の姿であるともいわれるが定かではない。地球来訪前に彼らと交信した内容を記録したという神田博士の著書『2020年の挑戦』によれば、医学の驚異的な発達により、内臓移植や皮膚の生成を繰り返して500歳という長寿を保てるようになったが、歳月と共に進行する肉体の衰えには勝てず、地球人の若い肉体に目をつけた。肉体が衰えている種族だが、それでも地球人を遥かに凌ぐ身体運動能力を備えており、本気で走れば自動車ですら追いつけないほどの速度で走り回る。頭頂部から「消去エネルギー源」と呼ばれるゼリー状の可燃性物体を操り、人間を次々と誘拐していき、一時は物語の主人公万城目淳をも虜にした。警官隊により遊園地に追い詰められ、銃撃を受けると巨大化して観覧車などを破壊したが、神田博士の発明した「Kミニオード」から発せられる「Xチャンネル光波」を東京タワーから照射されて倒れ、頭頂部から液体を滴らせて消滅する。

だが、残った水たまりには人間を消去する機能がまだ残っていたため、事件解決後に不用意にその水たまりに触れた宇田川刑事は足の方から消滅し、行方不明となってしまった。

後に『ウルトラマン』に登場するゼットン星人とよく似ているが、関係は一切不明である。ゼットン星人の方も肉体的には滅びかけた種族であるとされている。
後にウルトラマンを演じた古谷敏がスーツアクターを担当。
声は1963年公開の東宝映画『マタンゴ』に登場する怪物マタンゴのものを流用しており、バルタン星人の声と同一である。


海底原人 ラゴン
第20話「海底原人ラゴン」に登場した海底原人。『ウルトラマン』第4話「大爆発五秒前」にも登場した。

身長:2メートル
体重:100キログラム
漁師が誤って引きあげた自分の卵を取り返すために岩根島に上陸。卵を求めて暴れまわったが、孵化した子供を返されたので、子供を連れて海底に戻った。『ウルトラQ』に登場したラゴンの成体はメスであり、ちゃんと乳房もある。ここで音楽好きであることが紹介されている。

ラゴンを演じたのは、後にウルトラマンを演じた古谷敏である。

ウルトラマンに登場したラゴン
第4話「大爆発五秒前」に登場。

身長:30メートル
体重:2万トン
『ウルトラQ』に登場したものと同種。ただし、乳房がないなどの外見的な差異が見られ、前出のものとは別のオスの個体と思われる。惑星開発用の原子爆弾数発を乗せたロケットが太平洋に墜落し、そのうちの一発が日本海溝の海底で爆発、一匹のラゴンが被爆して巨大化し、さらに凶暴化した。残りの不発弾と化した原爆を肩に付けたまま、海上保安庁の巡視船を沈めた後、葉山に上陸して暴れ回った。科学特捜隊は海上自衛隊の護衛艦から音楽を流して沈静化させようとしたが、被爆の影響からか通用せず、逆に暴れだした。最大の武器は口から吐く雲状の白色破壊光線でジェットビートルを撃墜している。 最後はウルトラマンのスペシウム光線を浴び、海中に転落。死亡したものと思われる。

スーツアクター:泉梅之助

宇宙エイ ボスタング
第21話「宇宙指令M774」に登場した怪獣。

全長:50メートル
全幅:40メートル
体重:1万トン
キール星人により地球に送り込まれた宇宙エイ。音を頼りに近くを航行する船を攻撃していたが、ルパーツ星人ゼミにボスタングが地球に潜入している事が地球人側に告げられ、海上保安庁の巡視船に誘き出された後、最後は航空自衛隊のF-86戦闘機によるミサイル攻撃で木っ端微塵となる。

ボスタングの人形は『ウルトラQ』の没シナリオ『Oil S・O・S』に登場する予定だった怪獣クラプトンの人形の流用。

ルパーツ星人
第21話「宇宙指令M774」に登場した宇宙人。

身長:160センチメートル
体重:45キログラム
宇宙エイボスタングの脅威から地球を守る為にやってきた。本名はゼミ。ボスタングの脅威を万城目たち地球人に教えるために、人形を通して、あるいは万城目らの搭乗した飛行機を誘導の上メッセージを伝えた後、図書館司書一条貴世美の姿で万城目たちに接触した。好戦的なキール星人とは宿敵の関係にある。

貴世美はボスタング撃滅の後、地球に定住した。彼女によれば、他にも友好的な宇宙人が多数、地球に定住しているらしい。物語終盤に登場した彼らは、皆同じデザインのサンダルを履いている。

演:水木恵子

キール星人
第21話「宇宙指令M774」に名前だけ登場した宇宙人。

身長・体重:不明
あらゆる情報が一切不明な謎の宇宙人。好戦的な宇宙人で、地球に宇宙エイボスタングを送り込んで攻撃させた。平和を愛するルパーツ星人と対立しており、それゆえ常に自分の邪魔ばかりしてきたルパーツ星人を激しく憎んでいる。


巨人
第22話「変身」に登場した巨人。

身長:20メートル
体重:500トン
由利子の友人あや子の婚約者である昆虫学者の浩二がモルフォ蝶の毒にやられ、喉に猛烈な渇きを覚えて近くにあった沼の水を飲むことによって変身してしまった姿。人間の時よりも凶暴化している。最後は一ノ谷博士によって開発された熱原子X線によって人間に戻る。

演:野村浩三

巨蝶 モルフォ蝶
第22話「変身」に登場した巨大な蝶。

身長:80センチメートル(翼長:2メートル)
体重:100グラム
実在のモルフォ蝶をベースとしており、異界への入り口を示すシンボルとして表現されている。


大ダコ スダール
第23話「南海の怒り」に登場した怪獣。

身長:100メートル
体重:3万トン
漁船を襲って沈める。コンパス島の付近の海に棲息しており、出現した当初は、原住民に崇められていた。その後、海底に潜む大ダコへ国連飛行隊が爆雷攻撃を敢行。手負いで上陸してきたところで雄三やアニタと共に決起した原住民や万城目と対決し、無数の槍を体に突き刺されて完全に絶命した。

万城目や原住民たちがスダールと戦うシーンは、『キングコング対ゴジラ』の映像を一部流用している。

貝獣 ゴーガ
第24話「ゴーガの像」に登場した怪獣。

全長:20メートル(最大時)
体重:2万トン(最大時)
サザエの殻のような貝殻にカタツムリのような体を持っていて眼から怪光線を発することが出来る。貝殻の後尾をドリルの様に高速回転させて地中を移動する事も可能。ゴーガの像に封じ込められていたが、ゴーガの像のレントゲン撮影の時に照射された放射線の影響で目覚め、巨大化し東京の町を破壊する。6000年前にアランカ帝国を一夜で滅ぼしたと言う伝説が残っている。最後は自衛隊の火炎攻撃で倒された。


悪魔ッ子 リリー
第25話「悪魔ッ子」に登場。

身長・体重:不明
催眠術で毎夜眠らされていた魔術団の少女リリーの身に、シナプスの破壊現象が起こり、毎晩、その精神のみが迷い出て、数々の災厄を引き起こす。最後には、自らの肉体をも抹殺しようとする。

演:坂部紀子
終盤の舞台は、当時未だSLが走っていた八高線。
『ウルトラQ dark fantasy』ではリメイクキャラクターのリリーが登場している。

深海怪獣 ピーター
第26話「燃えろ栄光」に登場した怪獣。

身長:20センチメートル〜30メートル
体重:500グラム〜1万5千トン
ボクサーのダイナマイトジョーに飼育されている。ジョーの試合の結果を予言する能力があると、ジョーは思っている。だが、次の試合はお前の負けだとの予言を受け、ジョーは姿を消してしまう。

学名はアリゲト−タスという超深海生物。気圧や水圧の変化で体の大きさが変わる。山火事により数十メートルまで巨大化し、その炎の中に姿を消した。

スーツアクター:中村晴吉
着ぐるみは『ウルトラマン』でゲスラに改造された。

四次元怪獣 トドラ
第27話「206便消滅す」に登場した怪獣。

身長:30メートル(牙の長さ:11メートル)
体重:2万5千トン
零戦の残骸など、様々なものが散乱する霧で覆われた四次元空間の中に住み、迷い込んだものを次々と襲う。トドよりはセイウチに似ており、2本の巨大なキバが武器。四次元空間に迷い込んだ旅客機・206便と乗客に襲い掛かった。しかし、離陸を始めた206便からの噴射圧によって、後ろの方へと吹き飛ばされてしまう。死亡したわけではないと思われるため、今でも未知の空間を彷徨っているものと考えられる。

スーツアクター:福留幸夫
着ぐるみは、1962年の東宝映画『妖星ゴラス』に登場する怪獣マグマにヒゲを追加する改造がされたものである。

異次元列車
第28話「あけてくれ!」に登場した怪電車。

時間と空間を超越した理想の世界へのジャンプ台の役割を果たす。理想の世界へ入る時に乗っている人々の過去を突き抜けてゆくが、ここで「あけて」や「あけてくれー!」等というと途中で降ろされてしまう。しかしこの理想の世界へと続くジャンプ台は他にもあるようで、登場人物の一人、友野健二は当初、どこまでも下ってゆくエレベーターで理想の世界へと入っている。尚、劇中でこれとは別にもう一両、異次元へのジャンプ台代わりに使われた列車が描かれている。現実世界から客観的に見ると列車が空を疾走しているように見える、もう一台の列車も操車場から空へと消えていった。

元になった列車は小田急3100形電車 (NSE) 。

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