ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

懐かしい物ふぁんくらぶ♪コミュのうる星やつら

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
うる星やつら
ジャンル SF・恋愛・ギャグ・少年漫画
漫画
作者 高橋留美子
出版社 小学館
掲載誌 週刊少年サンデー
連載期間 1978年39号 - 1987年8号
巻数 34冊
15冊(ワイド版)
18冊(文庫版)
テレビアニメ
監督 押井守→やまざきかずお
アニメーション制作 スタジオぴえろ→スタジオディーン
放送局 フジテレビ
放送期間 1981年10月14日 - 1986年3月19日
話数 195話 + スペシャル
映画: うる星やつら オンリー・ユー
監督 押井守
制作 キティ・フィルム
封切日 1983年2月13日
上映時間 80分
映画: うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー
監督 押井守
制作 キティ・フィルム
封切日 1984年2月11日
上映時間 98分
映画: うる星やつら3 リメンバー・マイ・ラブ
監督 やまざきかずお
制作 キティ・フィルム
封切日 1985年1月26日
上映時間 90分
映画: うる星やつら4 ラム・ザ・フォーエバー
監督 やまざきかずお
制作 キティ・フィルム
封切日 1986年2月22日
上映時間 95分
映画: うる星やつら 完結篇
監督 出崎哲
制作 キティ・フィルム
封切日 1988年2月6日
上映時間 85分
映画: うる星やつら いつだってマイ・ダーリン
監督 山田勝久
制作 キティ・フィルム
封切日 1991年11月2日
上映時間 77分


高橋留美子によって「週刊少年サンデー (以下「少年サンデー」)」において1978年から1987年にかけて連載されたSF・恋愛・ギャグ漫画、およびそのアニメ化作品。

単行本は少年サンデーコミックスより全34巻。1989年から1990年にはワイド版が全15巻、1998年から1999年にかけては文庫版が全18巻で発売されている。

第26回(昭和55年度)小学館漫画賞受賞作品。


概要
浮気者の諸星あたると、彼を愛する一途な宇宙人のラムを中心に、東京の練馬区に位置する友引町や宇宙や異次元なども舞台にしたラブコメディ。その内容の斬新さと魅力的なキャラクターは1980年代のみならず以降の漫画界とアニメ界に多大な影響を及ぼした。

1978年に短期集中連載作品として「少年サンデー」に初掲載され、好評であったため1979年に月刊連載化・不定期連載化された。そして1980年に「少年サンデー」にて本格的週刊連載となり、あだち充の『タッチ』と共に当時の「少年サンデー」を支える二本柱となった。その絶大な人気から、テレビアニメ化・アニメ映画化もされ(後述)、単行本34巻に及ぶ長期連載作品となった(最終話時点では『がんばれ元気』を上回り、「少年サンデー」史上最長巻数)。当初高橋はまだ大学生であった為、約20-30Pの作品を数カ月おきに連載していた。大学を卒業すると同時に週間連載にシフト。一週およそ16Pの連載が続けられた。学生時代からのデビューは異例な事で、絵柄は初期と後期では相当変わっている。 また、女性が少年誌に連載するのはその後もほとんど例が無い。

物語のほとんどが一話完結型である。登場人物は成長せず、終始友引高校2年生(開始当初は1年生)でいる。但し正月、節分、七夕、クリスマス等といったいわゆる年中行事は、連載の掲載時期にあわせて行われている。

ラムとあたるのどちらが主人公か不明。「少年サンデーグラフィック」において高橋は「どちらが主人公なのか?」という質問に対し「わたしは諸星あたるが主役だと思っていますがね」と回答している。でも、「女性の方が華があるので、表紙やキャラクター商品には女性を前に出している」としている。物語最初期はラムはレギュラーの予定ではなかった。しかしラムがヒロインとしての地位を確固たるものとして以降主役級として描かれるようになる。

一般層にも大きな人気を持つが、いわゆるおたくなどの美少女マニアの男性に熱狂的なファン層を持った漫画(アニメ)のさきがけとされ、各地にファンクラブが多く作られた。作品終了後も根強いファンが存在し、LDなどが多く売れた。 アニメは後半、大幅なスタッフ変更が行われたこともあり視聴率が落ちて打ち切られたが漫画は続行、人気を維持したまま全34巻で終了した。 高橋は「「うる星やつら」と「めぞん一刻」は(自分が)20代の漫画で自分の青春」「うる星やつらはやろうと思えば、いつまでも連載を続けれる安全パイなんだけど、勢いがあるうちに終わらせたかった。」と語っている。


あらすじ
地球の命運を賭けた「鬼ごっこ」の際に地球代表に選ばれてしまった諸星あたるの発言をラムは自分に求婚しているのだと勘違いし、あたると婚約をしてしまう。当時のあたるには既に三宅しのぶという恋人がいて、不確定連載期(「かけめぐる青春」〜「勇気があれば」)はこの三角関係の騒動劇が主であったが、本格的連載の開始の初話「トラブルは舞い降りた!!」での面堂の登場によってしのぶが面堂に一目惚れする事によりその関係は消滅した。その後は様々な女性に浮気心を出すあたるをラムがたしなめるという話が根幹となる。本作品は登場人物が非常に多く、ラムをはじめとした宇宙人や友引町の人間、もののけや妖怪の類などが毎回登場しては騒動を巻き起こす。物語は主に学園・季節物・コメディー・キャラクター別エピソード・「あたるとラムの愛」についてローテーションする形で描いている。あたるとラムの直接的な恋愛についてのストーリーは多くなかったが時々描かれ特に人気があった。最後は単行本一巻分の長編となり、再び「鬼ごっこ」でラムはあたるの愛を試す。


漫画の特徴
擬語の多さ、斬新さで他に追随を許さない。「どすこい」「ぶぎゅる」「ちゅどーん」「どざざざ」 興奮したり嫌がる時に首をふるしぐさ 前髪のラインをホワイトで入れる。 日本の和の要素、古典要素が多い。



な登場人物
諸星 あたる(もろぼし あたる)(声優:古川登志夫)
友引高校2年4組に通う高校生。世にも稀な凶運の相の持ち主。とてもスケベでアホな性格で授業エスケープの常習犯。ハーレムを作るのが夢で、追いかけるラムの目から逃れては、浮気を敢行するが本当のところはラムに惚れていると分かるエピソードがいくつかある。
ラム(声優:平野文)
鬼の星から来た鬼の宇宙人の美少女。本作品人気の源と言っても過言ではない人物。特技は電撃。あたるに心底惚れている。語尾に「〜だっちゃ」「〜け」をつけ、一人称は「うち」。あたるを「ダーリン」と呼ぶ。

クラスメイト
面堂 終太郎(めんどう しゅうたろう)(声優:神谷明)
強大な財力と軍事力を持つ面堂財閥の跡取り息子であたるのライバルに当たる。容姿美麗で、女性に優しいが男には厳しいフェミニスト。「あたると同レベルのアホ」とテンに指摘されたことがある。
三宅 しのぶ(みやけ しのぶ)(声優:島津冴子)
あたるの同級生の女子高生。当初はあたるの恋人であった。おかっぱ頭でセーラー服の似合う清楚な少女であるが、変態や化物ばかりに好かれる。怪力の持ち主。
藤波 竜之介(ふじなみ りゅうのすけ)(声優:田中真弓)
あたるの同級生で、物語中盤に転校してきてレギュラーとなった。女であるが、浜茶屋を経営する変わり者の父に男として育てられた為、行動が男っぽく荒々しく熱血系。女生徒に人気があり、しのぶより胸がでかい。原作者はこの親子が一番のお気に入りのキャラクターとのこと。後作品のらんま1/2に受け継がれている。
白井 コースケ(しらい こうすけ)
あたるの同級生。よくあたるとつるんで悪さをしている。実は聖なる胃袋(セントストマック)の異名を持つ彼女(組野おとこの替え玉とは別人)がいる。後に別れた可能性が高く、面堂と共にラムとあたるのキスを阻止したりラムの貞操を守ろうとした事があり、ラムに好意を抱いていると思われる。名前は当時小学館の担当編集者の白井康介に由来する。アニメでは登場せず、メガネやパーマにその役を奪われている。


ラム親衛隊
メガネ(声優:千葉繁)
あたるの同級生。アニメでの本名はサトシ。あだ名の通りメガネをかけている。ラムに一目惚れし、ラム親衛隊最高幹部会議長を自称する。とにかく饒舌に理屈っぽい言葉を並べ立てるマニアックな人物。このキャラクターはアニメ版のオリジナルで、監督である押井守とメガネを演じた声優の千葉繁の趣味を大きく反映している。原作では類似する人物が初期に脇役として登場するのみ。キャラクターが一人歩きをした事例として挙げられることがよくある。
パーマ(声優:村山明)
あたるの同級生。本名はアニメ設定上ではコースケ。ラム親衛隊の一人。あだ名の通りパーマをかけ、ひょろっと痩せている。実は彼女がいるが後に別れた可能性が高い。メガネ同様、アニメでは主要キャラクターだが、原作では類似する人物が初期に脇役として登場するのみ。
チビ(声優:二又一成)
あたるの同級生。本名はアニメ設定上ではアキラ。ラム親衛隊の一人。その階級は突撃隊長である。あだ名の通り小柄で、気が弱くて泣き虫。ロリコンの疑惑がかけられた事がある。メガネ同様、アニメでは主要キャラクターだが、原作では類似する人物が初期に脇役として登場するのみ。
カクガリ(声優:野村信次)
あたるの同級生。本名はアニメ設定上ではヒロユキ。ラム親衛隊の一人。あだ名の通り角刈りで、大柄。このメンバーの中では一番影が薄い。担任の温泉マークに似ている。


ラムの友人や知人
ラン(声優:初代井上瑤、二代目小宮和枝)
ラムの幼馴染み。赤毛でふわふわカールのヘアスタイルにロリータ・ファッションがトレードマーク。可愛らしい風貌をしているが、実は極度の二重人格。普段はややぶりっ子ぎみではあるものの清楚だが、性格が反転すると途端に乱暴な関西弁になる。ラムが元々レイの恋人であったことからラムを根に持っている。
弁天(べんてん)(声優:三田ゆう子)
ラムの幼馴染み。名前の通り七福神の一人弁財天で、節分の時期になるとラムを含む鬼族と合戦をする。肩からぶら下げている鎖がトレードマーク。
おユキ(声優:小原乃梨子)
ラムの幼馴染み。宇宙人の雪女にして海王星の女王である。おとなしく優等生タイプであるが、商人根性がしっかりしている。
レイ(声優:玄田哲章)
ラムの元婚約者の鬼族。愛よりも食べ物を優先する性格なのでラムに振られ婚約が解消してしまった過去を持つ。ハンサムだが、頭が弱く性格はかなりの天然ボケ。「ラム」「めし」など、基本的に2文字しか話せない。巨大な牛(虎柄)に化ける。
テン(声優:杉山佳寿子)
鬼族の幼児でラムの従兄弟。ラムに会いに地球にやって来てそのまま諸星家に住み着く。口から強烈な炎を吐き、何故か関西弁を喋る。サクラに恋をしている。
しゅがあ(声優:TARAKO)
ラムたちの中学の後輩。宇宙一のスケ番を目指し、伝説のスケ番と呼ばれたラム・弁天・おユキに引導を渡す為、3人に色々とチョッカイをかけるが、いつも失敗している。通称「七色のしゅがあ」。保護色の特殊能力を持つ。
じんじゃあ(声優:坂本千夏)
宇宙一のスケ番を目指し、伝説のスケ番と呼ばれたラム・弁天・おユキに引導を渡す為、3人に色々とチョッカイをかけるが、いつも失敗している。通称「仏のじんじゃあ」。死んだふりの特殊能力を持つ。
ぺっぱあ(声優:鵜飼るみ子)
宇宙一のスケ番を目指し、伝説のスケ番と呼ばれたラム・弁天・おユキに引導を渡す為、3人に色々とチョッカイをかけるが、いつも失敗している。通称「毒ヘビのぺっぱあ」。脱皮の特殊能力を持つ。


その他の主要な人物
錯乱坊(チェリー)(声優:永井一郎)
サクラの伯父で遊行僧。本名不明。あたるに降りかかる不幸を予言するなどした。用も無いのに時々変な所から沸いて出てくる。何か食べている(もしくは食べようとしている)描写が多い。
サクラ(声優:鷲尾真知子)
錯乱坊の姪で巫女。生来病弱であったが、あたるに病気の根源の悪霊を移してからは健康体に。物語中随一のプロポーションだがかなりの大食いで怪力。
尾津乃 つばめ(おづの つばめ)(声優:井上和彦)
エクソシストを生業としており、サクラの婚約者である。ハンサムで優れた霊能力の持ち主だが、不器用で少し間が抜けている。
コタツネコ(声優:西村朋紘)
人間の大人の背丈程ある大きな化け猫。かつては江戸時代に生きていた普通の野良猫だったが、怨念でコタツに執着する化け猫になっていった。時々錯乱坊のテント前や、あたるの家にいたりする。友引高校の校長とは茶飲み友達。必殺技は「突き押し」。
面堂 了子(めんどう りょうこ)(声優:小山茉美)
面堂の妹。美人だが、兄の終太郎や飛麿を困らせるのが趣味で言い寄るあたるを弄ぶ。
水乃小路 飛麿(みずのこうじ とびまろ)(声優:島田敏)
面堂財閥といがみ合ってきた水乃小路スポーツ用品の次期当主。面堂終太郎とは「終ちゃん」・「トンちゃん」と呼び合い、一応ライバル関係にある。
水乃小路 飛鳥(みずのこうじ あすか)(声優:島本須美)
飛麿の妹。水乃小路家の掟で、生まれてから15歳になるまで、父親・兄を含め男性との接触を禁じられていたため、この世には女性しかいないと思っていた。正体を隠すために甲冑を着て生活していたこともあり、細身ながら超人的な体力・怪力を持つ。諸星あたるに甲冑越しに素顔を見られてから、極端な男性恐怖症になった。男に近寄られるとしばき倒す。だが、兄の飛麿の事は異常なまでに慕っており、男と兄は別の生き物だと思っている。
クラマ(声優:吉田理保子)
クラマ星の女王。優秀な子孫を残すべく、禁欲的な色男とめぐり合うまでコールドスリープで眠り続けていた。「目覚めのキスをした男と契らなければならない」という一族の掟を守り続けていたが、あたるにキスをされ、目覚める。しかしあたるの女好き、浮気性に失望し、あたるを教育していい男に変えようとするが、挫折する。しかも、掟のいきさつも、初代がそうだったから、という実にくだらないものであった。コールドスリープの副作用により寒冷地では眠くなってしまう。映画では逆にコールドスリープから目覚めた美男子たちに声をかけまくった。


主要人物の父母
これらの人物には名称が設定されていないので、ここでは「〜の父(母)」と称す。

あたるの父(声優:緒方賢一)
一般的なサラリーマン。自宅では浴衣姿で、穏やかな家庭生活を望んでいる。アニメでは騒動で何度もローンの残った自宅を破壊されては嘆いている。原作後半からは原作が始まったころと性格が打って変わって渋くもとい大人しくなり新聞を黙々と読んでいる描写が多い。夫や父としての威厳はもはや無くあたるの母には頭が上がらない模様。それ故存在が薄い。それでもラムやテンを実の子供の様に可愛がっている。
あたるの母(声優:佐久間なつみ)
一般的な専業主婦で、なかなかの美人。アニメ初期ではあたるにまつわる不幸を嘆き「産むんじゃなかった」が口癖であった。夫の眼前で美少年姿のレイに色目を使ったことがある。夫同様、ラムやテンを実の子供の様に可愛がっている。アニメ版第78話『みじめ! 愛とさすらいの母!? 』では主役を張った。原作では包丁を持っている描写が多い。
ラムの父(声優:沢りつお)
最初に地球を侵略しに来た大柄な鬼男の宇宙人。娘のラムをあたると鬼ごっこで戦わせた張本人。つなぎの虎縞スーツを着ている。鬼星ではかなりの権力者で、巨大な宇宙船を所有し軍隊を引き連れているが、妻には尻に敷かれている。あたるを『ムコ殿』と呼び、多少不安ながらも温かい目であたるを見守っているとは言え、一度はラムの事を心配して、ラムの知らない内にお見合いを企画させたりしていた。テン同様、関西弁で喋る。
ラムの母(声優:山田礼子)
ショートヘアで虎縞チャイナドレスを着た、鬼女の宇宙人。容姿端麗で、ラムは母親似である模様。地球の言葉が話せず、ラムやテンの通訳が要る。新婚の頃にはスマートだった夫に好きなものばかり食べさせてしまい、すっかり太らせてしまった。
竜之介の父(声優:安西正弘)
竜之介の実父。名前は不明。女の竜之介を男として育た変態。チョコレートを食べると死ぬ等の様々な嘘も教え込んだ。竜之介とは日々ケンカを繰り返しながら浜茶屋を経営していたが、竜之介との大喧嘩で浜茶屋が崩壊した為、再建資金を捻出する為に友引高校で働いている。竜之介の実母である「真砂子」という名の妻については、真実を語るのを頑なに拒む。「海が好きーっ! 」が口癖(アニメ)。


終盤に登場する人物
因幡(いなば)(声優:鈴置洋孝)
夢の世界のドアノブを作る運命製造管理局の人間。亜空間を自由に行き来出来るうさぎのぬいぐるみを被っている。本作末期には重要な役どころとなっている。迷子になって腹を空かしているところをしのぶに助けられ好意を抱く。
真吾(しんご)(声優:古谷徹)
面堂家のお庭番(庭師)の一家の息子。一応は面堂終太郎の諜報係。しかし幼い頃に祖父と生き別れ、面堂家敷地内の電気密林で育ったことから、電気に対する耐性ができており、ラムの電撃が彼に通用しないのを利用してラムをさらった事がある。TVを祖父と思い込んでいた為か、時代劇のような口調で話す。
潮渡 渚(しおわたり なぎさ)(声優:弥生みつき)
父が竜之介の父の親友で、同業者。親子二人で浜茶屋を営んでいた。本当は男だが女として育てられたために外見、性格とも女性的で初登場時には誰1人として男であると思った者はいなかった。一応は竜之介の許婚で、竜之介に惚れている。浜の相撲大会で毎年横綱になった実力の持主で、その怪力には竜之介も歯が立たない。経営が苦しい浜茶屋を建て直すため、ウニを使ったかき氷の新メニューを試作している最中、食べすぎで父とともに死亡。新メニューが完成しなかったことが心残りで幽霊になり、その後生身の体となって以降、竜之介一家と同居している。但し生身の体となっても蘇った訳ではないため、お札などには弱い。


友引高校関係者
温泉マーク(声優:池水通洋)
あたるの通う友引高校2年4組の担任。本名は不明。担当は英語。いつも温泉マークの背広を着ている。あたる達生徒の悪ぶりにいつも頭を抱えている。しかし教育熱心な先生である。原作では妻子がいるがアニメでは独身という設定であり、それが故にサクラにからむエピソードが多いがほとんど相手にされていない。更に友引高校OBという設定が追加されている。
花和先生(声優:納谷六朗)
友引高校の教師。あたるのクラスの担任だったこともある。青春を青臭く語るのが好き。
校長先生(声優:西村知道)
友引高校の校長。あたるを始めとする強烈な個性の生徒達や宇宙人、はては妖怪まで現れる友引高校において、表情ひとつ変えず冷静な対応が出来る、考えようによってはもの凄い人物。時にチェリーの妖術をも凌ぐ忍法を使うことがある。





TVアニメ
1981年10月14日(水)から1986年3月19日までキティ・フィルム、フジテレビ製作(アニメ制作は前半ぴえろ⇒後半107話目以降スタジオディーン)でテレビアニメ化された。全218話。放送時間は水曜日19:30〜20:00(日本時間)。最高視聴率は24.9%。直前に放送されていた『Dr.スランプアラレちゃん』と違い、特別番組のため返上されることが多かった。
好評により4年半という長期に亘り放送されて、劇場版も6本(TV放映期間では4本)作られた。スタジオぴえろは、タイムボカンシリーズなど良質のアニメを作っていた竜の子プロから派生したスタジオで、特に演出に優れており有能なスタッフを揃えていた。その中にアニメ界の奇才、押井守がおり、たまたま手が空いていたということで初代チーフディレクターを務めた。うる星やつら初期では、当初しばらく15分2話形式であったが、やがて30分1話形式へとシフト。作画レベルは各回ややバラつきがあるものの、当時はまだ10代の若さだった山下将仁のダイナミックでスピード感溢れる作画、遠藤麻未や西島克彦、森山ゆうじなどによる肉感的で可愛らしいタッチなど、個性溢れる作画技術が満載され、当時のアニメ界のみならず以降のアニメ作品にも多大な影響を及ぼした。 当時のうる星やつらの雰囲気をそのまま残した1作目の映画も好調だったが、押井は不満で、2作目の映画は押井の世界観が強く打ち出た映画となり、原作とも雰囲気が大きく異なることからこの映画には賛否両論が起こった。 映画作成時になると、押井はTVアニメの主要スタッフを引き抜いて映画作成にまわしていたため、過去シーンをコラージュした総集編の回が10回ほど作られるという、TVアニメ史上以来の出来事がおきた。前半後期には押井色が色濃く出たオリジナル作品も数多く作られた。
押井は原作では、最初のみのチョイ役だったラム親衛隊のメガネらをレギュラーに押し上げ、メガネにマニアックな長文を長く話させた。また、押井は夢オチなどを好み、そういったエピソードを数多く作った。(押井の世界観については押井守うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマーの項を参照)押井守の嗜好によりギャグのネタの一つとして漫画、アニメ、映画、有名人、歴史に残る名言などをパロディしていた。つげ義春の『ねじ式』をパロディにしたもの、アガサ・クリスティの傑作『そして誰もいなくなった』をパロディにしたオリジナル作品などがあるこれらの作品は押井擁護派には絶賛されているが、原作を愛するファンには必ずしも支持されておらず、また回によっては局上部から注意をうけた回もある(「みじめ! 愛とさすらいの母!?」など)。アニメを欠かさず見ていた原作者の高橋もインタビューで困惑するコメントがあった。そんな軋轢の為か、番組途中でスタジオが変更、押井はじめ製作スタッフのほとんどが変わるという、アニメ史上例のない異例の事態が起きる。押井の推薦で第130話より、やまざきかずおが2代目チーフディレクターに就任する。制作会社もそれまで同テレビシリーズのグロス請けをしていたスタジオディーンへと変更となった(半年間はスタジオぴえろと連名でクレジットされている)。
やまざきは押井に負けず劣らずの作品をしばらくは作りあげていたが、やがて監督業に慣れると、原作でのあたるとラムの愛しさを描くシーンをアニメでは一切削除する等、原作を歪曲する作品を連発し(中には原作があるにもかかわらず、内容が全く違うエピソードも存在する)、ファンに受け入れられず、「原作は読むがアニメは見ない」というファンが激増した。これはアニメの放送が、絶大な人気を誇る原作の連載中にも関わらず終了した一因でもある。特に、前半に比べ演出能力に大きく劣っていた。また、押井が作り上げた「原作を変える」という趣向は後半も消えなかった。また、16Pの内容を22分の作品にする為、どうしても尺があまり必要以上の時間稼ぎ、つまらない話を増やすことで作品の質はどんどん落ちた。TVシリーズ放送終了後はOVAシリーズも作られた(制作はマジックバス、マッドハウス)。
これらのテレビシリーズ及び劇場版(劇場版の項目を参照)・OVAなどはビデオ化・DVD化され、2007年現在においても、地方の民放(独立U局)・BS・ケーブルテレビ・CS放送のキッズステーション、アニマックス等でもよく再放送が行われている。

1987年5月にはキティレコードが予約限定発売で全話をレーザーディスク50枚に収録して33万円で発売。これが後にDVD-BOXまで繋がるLD-BOXと呼ばれる商品形態の第1号であった。購入者には作家の平井和正、友成純一、漫画家の野部利雄といった有名人の名前があったという。


スタッフ
企画:落合茂一
チーフディレクター:押井守(1話〜129話)、やまざきかずお(130話〜218話)
アシスタントディレクター:西村純二(130話〜172話)、鈴木行(173話〜218話)
キャラクターデザイン:高田明美
作画監督:遠藤麻未、野部駿夫、やまざきかずお、高橋資祐、古瀬登、森山ゆうじ、土器手司、加藤鏡子、アベ正巳、遠藤裕一、河南正昭、林隆文、大森英敏、四分一節子 他
シリーズ構成:山本優、荘久一、伊藤和典、菅良幸、柳川茂
美術監督:中村光毅、今村立夫→新井寅雄
撮影監督:小山信夫→清水洋一
音響監督:斯波重治
音楽:風戸慎介、安西史孝、西村コージ、天野正道、星勝、ミッキー吉野
編集:森田編集室
効果:依田安文
コーディネーター:加藤裕子(フジテレビ)、松下洋子(キティフイルム)
プロデューサー:布川ゆうじ、井上尭男→久保真、稲毛正隆→久保真→長谷川洋、久保真→長谷川洋→長谷川洋、菊地優
フジテレビプロデューサー:岡正
製作協力:スタジオぴえろ、スタジオディーン
企画・製作:キティフィルム(放送初期はキティ・エンタープライズ)


放送リスト
1. うわさのラムちゃんだっちゃ! ・町に石油の雨がふる
2. 宇宙ゆうびんテンちゃん到着!・つばめさんとペンギンさん
3. 変身美男レイが来た! ・くたばれ! イロ男!
4. 秋の空から金太郎! ・たくましく生きるんやっ!
5. 謎のお色気美女サクラ・悩めるウィルス
6. 恋の三角ブラックホール・ホレホレ小悪魔だっきゃ!
7. 電撃ショックがこわい! ・念力ウラミのあやつり人形
8. おし入れの向うは海王星・ハチャメチャ恐竜時代
9. 眠れる美女クラマ姫・アスレチック女地獄!
10. ときめきの聖夜(前編)・(後編)
11. あたる源氏平安京にゆく(前編)・(後編)
12. 恋のバトルロイヤル・父よあなたは強かった
13. ハワイアン水着ドロボウ・地獄のフルコース
14. .面堂はトラブルとともに! ・星座はめぐる
15. .せつぶん大戦争・弁天軍団リターンマッチ
16. .あゝ個人教授! ・戦りつの参観日
17. .四次元カメラ・魔のランニング
18. .ひな祭り! ランちゃん登場・ランちゃんの御招待
19. .涙のあした日記・この子はだあれ?
20. .春うらら居眠り教室・桃の花歌合戦
21. 決斗! あたるVSあたる・目ざめれば悪夢
SP. うる星やつらオールスター大進撃! ・修学旅行! くの一よ走れ(春だ、とびだせ!うる星やつらスペシャル)
22. スペースお見合い大作戦(前編)・(後編)
23. 春らんまんピクニック大騒動!(前編)・(後編)
24. イヤーマッフルに御用心!
25. 翔べよイモちゃん!
26. テンちゃんの恋
27. 翔んだドラキュラ
28. ラムちゃんの男のコ教育講座
29. クチナシより愛をこめて
30. 美少女は雨とともに
31. わいのツノを返してくれ!
32. ドッキリ図書館お静かに!
33. 花和先生登場! これが青春だね
34. 悲しき妖怪人恋しくて
35. ダーリン絶体絶命!
36. レイ復活! 自習大騒動!!
37. 怪人赤マントあらわる!
38. ダーリンを奪え! コピー作戦!!
39. どきどきサマーデート
40. さよならバイバイ夏の日々
41. パニックイン台風!
42. 酔っぱらいブギ
43. ニャオンの恐怖
44. 君去りし後
45. ラムちゃんのクラス会
46. 買い食いするものよっといで!
47. 戦りつ!化石のへき地の謎
48. クラマ姫 新たなる挑戦!
49. 恐怖の虫歯WARS!
50. ザ・面堂兄妹!
51. 階段に猫がおんねん
52. タヌキは恩返しできるか!?
53. 決死の亜空間アルバイト
54. ラムちゃん主催大忘年会!
55. ダメッコ武蔵風雲録
56. 命かけます授業中!
57. 夫婦げんか食うか食われるか!?
58. ミス雪の女王キッスを奪え!
59. 恐怖の聖バレンタインデー
60. ラブラブキャッチボール!
61. 面堂仮面ぶとう会
62. 宇宙かぜパニック!
63. 竜之介登場! 海が好きっ!!
64. さよならの季節
65. ランちゃんのデート大作戦!
66. はっぴいバースデーマイダーリン
67. 地獄のキャンプに桃源郷を見た!
68. 花ムコの名は竜之介
69. ビンづめレター海辺の怪!
70. 激烈登場! 水乃小路トンちゃん!!
71. しのぶのシンデレラストーリー
72. ラムちゃんの理由なき反抗
73. 大勝負! サクラ VS 錯乱坊!!
74. 怪談!柳のオジジ!!
75. そして誰もいなくなったっちゃ!?
76. 火消しママ参上!
77. ダーリンが死んじゃう!?
78. みじめ! 愛とさすらいの母!?
79. 面堂家サマークリスマス
80. パニックイン幽霊民宿
81. あぁまぶたの母
82. 太陽がいっぱい浮気がいっぱい
83. 大激突! テン VS あたる
84. 恐怖! トロロが攻めてくる!!
85. 惑星教師CAO-2の復讐
86. 逆上! みじめっ子終太郎!!
87. 壮絶! 謎のまつたけなべ!!
88. 怒りのラムちゃん!
89. ラムとあたる・二人だけの夜
90. レディー竜之介!
91. ドキュメント・ミス友引は誰だ!?
92. 奇怪! 無我の妙薬!!
93. 終太郎・不幸の朝
94. 旅の雪ダルマ情話
95. ラムちゃんの日本昔話
96. かがやけ! あこがれのブラ!!
97. 決斗! 弁天 VS 三人娘!!
98. ラムちゃんがいっぱい!
99. 必殺! 立ち食いウォーズ!!
100. 大金庫! 決死のサバイバル!!
101. (秘)作戦・女湯をのぞけ!
102. サクラ・哀愁の幼年期
103. 燃えよラン怒りのビデオメール
104. わが青春のサクラさん!
105. スクランブル!ラムを奪回せよ!!
106. 死闘! あたる vs 面堂軍団!!
107. 異次元空間ダーリンはどこだっちゃ!?
108. 激突!! 女王陛下と愛のラガーマン
109. ランちゃん・初キッス 涙涙の恋の味
110. き・え・な・いルージュマジック
111. 死闘! 面堂家花見デスマッチ
112. 弁天 & 竜之介明日に向って走れ
113. 大恐怖! おユキついに怒る!!
114. テンちゃんの不思議な恋の物語
115. 魔境スペシャル! 面堂邸の財宝を探せ!!
116. 愛と闘魂! グローブ VS パンツの決闘!!
117. ラムちゃん牛になる!?
118. 堂々完成! これがラムちゃんの青春映画
119. 妖怪退散! 艶姿サクラのおはらい!!
120. 原生動物の逆襲! プールサイドは大騒ぎ
121. またまた登場! 愛の狩人クラマ姫
122. キツネのかた思い恋すれどせつなく…
123. 竜之介ボー然! わが子恋しや岩石の母!!
124. 怪談! カラーンコローン女子寮!!
125. プール妖怪! 許されぬ恋に燃えて!!
126. ランちゃんパニック友引町に明日はない
127. 愛のすみかはいずこ? 栗子と長十郎
128. 人か鳥か? 豪華けんらん正義の味方!
129. 先輩をやっつけろ! ご存知三人娘の逆襲
130. 燃えよかくし芸! この道一直線
131. 死んだらあかん! 了子の特製ワラ人形!!
132. お見合地獄! ヨロイ娘は美女? 怪女?
133. ヨロイ娘の恋! 乙女心はグラグラゆれて
134. 死ぬほど会いたくて! 純情キツネ再び!!
135. おしゃべり花なんかどうわいっきらい!
136. テンちゃんの息子誕生!? わいは知らんど
137. ラムの勇気ある決闘! 勝利はせこい手で
138. 就職大願望! 帰ってきた抜け忍かえで!!
139. 友引高校サバイバル! 生き残るのは誰だ!!
140. 謎の巨大ケーキ! 恋の逃避行パニック!!
141. 魔境転生! ダーリンはなにを考えてるっちゃ!?
142. お芝居パニック! 面堂家花見のうたげ!!
143. 春遠からじ! さびしがり屋の妖精物語!!
144. 夢の中へ! ダーリン争奪バトルロイヤル
145. またもや三人娘! ダーリン誘惑大作戦!!
146. 駆けめぐるコタツ猫! 何が何でも暖まる
147. 竜之介の父・純情す! 妻は面影の中に!!
148. 春らんまん!? おユキのカゼで氷づけ!!
149. 友情パニック! わいはフグが好きやねん
150. 帰ってきたヨロイ娘! お兄様がいっぱい
151. 退屈シンドローム! 友引町はいずこへ!?
152. あやうしラン! コタツ猫の初恋オデン!?
153. またまたヨロイ娘登場! 嵐をよぶデート
154. 謎の坊さん登場! 鐘つきバトルロイヤル
155. 初恋ふたたび!? 昔に戻るかラムとレイ!!
156. 青春おじさん登場! 輝け夢の大喫茶店!!
157. ダーリンのやさしさが好きだっちゃ…
158. またまた純情キツネ! しのぶさんが好き
159. 海が好き〜っ! 悲願の浜茶屋繁盛記!?
160. 竜之介 VS 弁天! むなしきお色気大決闘
161. 魔法の小ビン! うちはどうなるっちゃ!?
162. 大魔人現る! ラムの危険なお買物!?
163. 大変! ダーリンに言葉が通じないっちゃ
164. 悪夢の夏! テンちゃんのうな重大作戦!!
165. お見舞いパニック!? 悪気はないっちゃよ
166. 怖い!! 終太郎の頭にタコがいるっちゃ!?
167. 宇宙からの侵略者! あやうしラムの唇!!
168. スペースサバイバル! 食うのは奴らだ
169. 刺激的だっちゃ! 恐怖の頭上クーラー!!
170. 愛の襲撃! ロマンチックがとまらない!!
171. ひさびさ登場! 火消しの母に悩みあり!!
172. 幸福押し売り! ピントはずれの青い鳥!!
173. 大波乱! 竜之介が初めて水着を着る時!!
174. 花嫁がほしい!! キツネの恋の大冒険!!
175. しつこいっちゃ! 三人娘の動物大作戦!!
176. お魚つかみどり! 浜茶屋のイケナイ商売
177. 星に願いを! あたる一家は欲望パニック
178. くちづけ宅急便! ダーリン初めてのヤキモチ!
179. お酒はコワイ! サクラのおはらい大失敗
180. 不気味だっちゃ! 錯乱坊ヨガスクール!!
181. さらば温泉先生!? 涙の送別マラソン大会
182. 純愛サクラ! 別れのつるつるセッケン!?
183. 飛鳥VSお兄様! ある愛の闘いだっちゃ!
184. ダーリン大凶! 恐怖の四次元おみくじ!!
185. 新春パニック! 面堂家人間すごろく大会
186. 夢みるテンちゃん! 虹のはてに大冒険!!
187. デートがしたい! あたるのテスト大作戦
188. ダーリンがうちを好きだと言ったっちゃ
189. 決死の家庭訪問! 教師稼業も命がけ!!
190. ハチャメチャ! ランちゃんの巨大人形!!
191. 恋ひとすじ! 命かけます純情キツネ!!
192. 早く来てダーリン! ラムの危険な結婚話
193. たまらないっちゃ! ランの意地悪大作戦
194. お別れ直前スペシャル! 決定 輝け!うる星大賞!
195. オールスター大宴会! うちらは不滅だっちゃ!!



劇場版

うる星やつら オンリー・ユー
※詳細は うる星やつら オンリー・ユーを参照。

1983年2月13日公開 押井守 監督

押井守の初監督作品。あたるに婚約者が存在し、あたるはその婚約者にワザと連れ去られ、ラムがあたるを連れ戻すために奮起する。二人は引き離されて、孤独感の中、お互いの愛を感じ始める。他の女に走るあたるをラムが追いかけるという原作初期のうる星やつらを彷彿させ、原作者高橋留美子から絶賛された。


うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー
※詳細は うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマーを参照。

1984年2月11日公開 押井守 監督

押井守がテレビシリーズを犠牲にしてまで作り上げた、自身の個性を強烈に前に出した作品。世界が崩壊した夢の中、ラムとあたる達は楽しく遊んで暮らしていたが、最後は夢からの脱出を望む。ファンの間では劇場版での最高傑作と呼ぶ声も多い。


うる星やつら3 リメンバー・マイ・ラブ
※詳細は うる星やつら3 リメンバー・マイ・ラブを参照。

1985年1月26日公開 やまざきかずお 監督

やまざきかずおの初監督作品。カバにされたあたるの前からラムが消えてしまい、当人のあたるは喜んでガールハントを続ける。しかし虚無な生活の中、あたるは忘れていたラムとの愛を思い出し再会を望む。


うる星やつら4 ラム・ザ・フォーエバー
※詳細は うる星やつら4 ラム・ザ・フォーエバーを参照。

1986年2月22日公開 やまざきかずお 監督

レベルの高い作画、美術とは裏腹に、難解かつやや重いイメージの作品。本来のラブコメディーから完全にかけ離れ、かつ『ビューティフルドリーマー』で押井が昇華させた「夢」などの思想を、深く考えず表面的に追ってしまったため、ファンから痛烈な非難を浴びた。


うる星やつら 完結篇
※詳細は うる星やつら 完結篇を参照。

1988年2月6日公開 出崎哲 監督

高橋留美子が感動の涙を流した傑作。原作の最終章「ボーイミーツガール」を映画化。あたるとラムが再び地球の命運を賭けた鬼ごっこを始める。あたるがラムに一言「好きだ」と言えば決着が付き、負けたらラムの記憶を全て失ってしまうこの勝負に、ラムは「好きだ」の言葉無しで、あたるの愛を心で感じ、二人は抱き合い、第一話から続いた「鬼ごっこ」に終止符は打たれる。


うる星やつら いつだってマイ・ダーリン
※詳細は うる星やつら いつだってマイ・ダーリンを参照。

1991年11月2日公開 山田勝久 監督

うる星やつら10周年記念として制作された。 ルピカという宇宙人の少女とラムが『究極の惚れ薬』を巡る。 様々な点において、原作やテレビアニメと相違しており、 特にあたるの性格は変態に近く、ファンからはもはやうる星やつらとは別物扱いされている。



OVA
うる星やつら 了子の9月のお茶会 (198?/??/??)
ファンクラブ向けに作成された総集編 + オリジナル映像。オリジナルの作画は森山ゆうじが担当。
この後ファン同士のオフ会は「お茶会」という呼称で定着した。
うる星やつら アイム THE 終ちゃん (198?/??/??)
うる星やつら 夢の仕掛人、因幡くん登場! ラムの未来はどうなるっちゃ!? (1987/07/18)
うる星やつら 怒れシャーベット (1988/12/02)
うる星やつら 渚のフィアンセ (1988/12/08)
うる星やつら 電気仕掛けのお庭番 (1989/08/21)
うる星やつら 月に吠える (1989/09/01)
うる星やつら ヤギさんとチーズ (1989/12/21)
うる星やつら ハートをつかめ (1989/12/27)
うる星やつら 乙女ばしかの恐怖 (1991/06/21)
うる星やつら 霊魂とデート (1991/06/21)


アニメ主題歌、ED曲
当時のテレビアニメとしては珍しく半年に1度という早い周期で主題歌、ED曲を変えている、過去に例のないアニメだった(初代OP除く)。初代オープニングテーマ『ラムのラブソング』は初回から約2年使われ有名で、「アニメージュ」誌主催の「第4回アニメ・グランプリ」音楽部門で1位(2位は1票差で『六神合体ゴッドマーズ』の「愛の金字塔」)を獲得しているほか、様々な歌手にカバーされた。懐かしアニメ番組で取り上げられる時、この曲が必ずかかる。 アニメ前半の曲はほとんど小林泉美によって作曲された。アニメスタッフ陣が変わった後半からは主題歌は他の様々な作詞、作曲者によって作られるようになった。

代表的な主題歌は現在もCDが発売されている。なお、BGMも含め市販されたレコード・CDのほとんどの曲は『コンプリートミュージックボックス』に収録されている(廃盤)。


テレビ版 オープニング曲
ラムのラブソング(歌/松谷祐子/第1話〜100話)作詞伊藤アキラ・小林泉美 作曲・編曲/小林泉美
曲中の色っぽい声やくすくす笑いは松谷祐子が恥ずかしくてできなかったことから、小林泉美が声を担当している。
Dancing Star(歌/小林泉美/第101話〜129話)作詞/伊藤アキラ 作曲・編曲/小林泉美
原曲は「CRESCENT PIERCE」(小林のアルバム「トロピカーナ」収録)
パジャマ・じゃまだ(歌/成清加奈子/第130話〜150話) 作詞/康珍化 作曲/林哲司 編曲/椎名和夫
Chance on Love(歌/CINDY/第151話〜172話) 作詞/CINDY・宮原芽映 作曲/小田裕一郎 編曲/星 勝
CINDYは後に中山美穂に曲(「人魚姫〜mermaid〜」「ROSE COLOR」など)を提供(故人)
Rock The Planet(歌/ステファニー/第173話〜188話)
殿方ごめん遊ばせ(歌/南翔子/第189話〜218話)

テレビ版 エンディング曲
宇宙は大ヘンだ! (歌/松谷祐子/第1話〜42話)作詞/伊藤アキラ 作曲・編曲/小林泉美
心細いな(歌/ヘレン笹野/第43話〜66話)
星空サイクリング(歌/ヴァージンVS/第67話〜77話、88話〜100話)
原曲は「コズミック・サイクラー」。「怪人赤マントあらわる!」でこの曲が使用されたことから一部を変更して採用した。
バックコーラスには詩織が参加。
ヴァージンVSは、あがた森魚が“A児”と名乗ってリード・ヴォーカルで参加したユニット。
I, I, You & 愛(歌/小林泉美/第78話〜87話)
夢はLove me more(歌/小林泉美/第101話〜129話)
恋のメビウス(歌/リッツ/第130話〜150話)作詞/康珍化 作曲/林哲司 編曲/VS
歌詞に登場する「ベサメムーチョ」などの部分はスペイン語。
リッツは「星空サイクリング」のヴァージンVSにもコーラスで参加していた。
Open Invitation(歌/CINDY/第151話〜172話)詞/Ralph McCanthy・宮原芽映 作曲/ミッキー吉野 編曲/星 勝
エヴリデイ(歌ステファニー/第173話〜188話)作詞/Ralph McCanthy 作曲/ミッキー吉野 編曲/椎名和夫
Good Luck 〜永遠より愛をこめて(歌/南翔子/第189話〜218話)作詞/阿木燿子 作曲/和泉常寛 編曲/水谷公生





テレビ版 挿入曲
ふしぎ・きれい(平野文)
歌詞は一般からの公募。


劇場版
I, I, YOU & 愛(小林泉美/うる星やつら オンリー・ユー)
影ふみのワルツ(詩織/うる星やつら オンリー・ユー 挿入歌)
ラムのバラード(平野文/うる星やつら オンリー・ユー 挿入歌)
愛はブーメラン(松谷祐子/うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー)
主題歌として映画に登場する順番が画期的。これは押井監督が当初から考えていたものである。
ラメ色ドリーム(小林泉美/うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー 挿入歌)
オープニングでラジカセから流れる音楽として一部使用。
Born To Be Free(ステファニー/うる星やつら3 リメンバー・マイ・ラヴ/オープニング。作曲者のタケカワユキヒデによるセルフカバーもある)
Remember My Love(ステファニー/うる星やつら3 リメンバー・マイ・ラヴ/エンディング)
メランコリーの軌跡(松永夏代子/うる星やつら4 ラム・ザ・フォーエバー)
作曲は安全地帯の玉置浩二。
好き・嫌い(麻田華子/うる星やつら 完結編)
BEGIN THE 綺麗(UL-SAYS (from T.P.D)/うる星やつら いつだって・マイ・ダーリン)


メモリアルアルバム
Sweet Dream(成清加奈子/アイム THE 終ちゃん/オープニング)
ロマンスが痛い(成清加奈子/アイム THE 終ちゃん/エンディング)

OVA
モノトーンの夏(松永夏代子/うる星やつら 夢の仕掛人、因幡くん登場! ラムの未来はどうなるっちゃ!? /オープニング)
SORRY…(成清加奈子/うる星やつら 夢の仕掛人、因幡くん登場! ラムの未来はどうなるっちゃ!? /エンディング)
うる星やつらSTARS ON(さ・と・み/うる星やつら 電気仕掛けのお庭番)
うる星やつらSTARS ON(さ・と・み/うる星やつら 月に吠える)



エピソード、特徴


漫画版
「うる星やつら」というタイトルは、高橋留美子のデビュー作のタイトル『勝手なやつら』の名残を残し、かつ作品の宇宙的なイメージから田中編集長(当時)が名付けた。また、連載開始当初のタイトルロゴはおどろおどろしい感じのデザインであった。
ラムのキャラクターデザインは当初「ショートヘアでビキニ」タイプと「ロングヘアでミニワンピ」タイプの2案存在した。最終的には「ロングヘアのビキニ」で決定。ちなみに決定したのは昭和53年のお正月。
ファンの間で人気が高い作品には誰かの名言のような、話を構成するキーワードが当てはまる。例えば、愛に言葉はいらない→「愛は国境を越えて」、恋人が動物・小人になる→「ラムちゃん牛になる」・「大ビン・小ビン」等。
各回のタイトルには「思い過ごしも恋のうち」「酒と泪と男と女」「かけめぐる青春」等、ヒットソングのタイトルが度々用いられている。
漫画連載当時「週刊少年サンデー」で連載されていた作品のタイトルから語句を拾ってタイトルにしたこともある(宮本武蔵編)。
レイのキャラクターデザインは当初人間と牛が分離したものだったが、最終的には一体化したキャラクターとなった。
あたる達がよくする、親指・人差し指・小指をたてる手のポーズは手話で「I LOVE YOU」を意味する。なお『まことちゃん』の「さばら」、『天才バカボン』の「レレレのおじさん」や杉浦茂の漫画のキャラクターのポーズとは別物。
レギュラーキャラクターの親の殆どには高橋の意向で名前が設定されていない。(必要ないから)
定期連載(トラブルは舞い降りた!!)以降最終話まで作者都合による休載はない。
「うる星やつら」を「うるぼしやつら」と読んでしまう人も当時多かった。
擬語の多さ、斬新さで他漫画に追随を許さない。「どすこい」「ぶぎゅる」「ちゅどーん」「どざざざ」など
興奮したり嫌がる時に首をふるしぐさを多様
前髪のラインをホワイト筆で入れる。
日本の和の要素、古典要素が多い。
初期と終期では絵柄がかなり変化している。
高橋は当初、いろんな災いを呼び寄せている受身のあたるのキャラクターに苦労した。そこで、もっと楽観的で浮気性なキャラクターに変化させていくことで打開した。しかし、今度はラムがあたるを追っかけてばかりいるストーリーばかりになり、後半はラムのキャラクターに苦労した、との事。
高橋がお気に入りの作品は「石油が町に降る」と、飛鳥が最初に出てきたシリーズだそうである。
高橋が一番気に入ってるコマは、あたるがユーレイ少女とデート中に花火を見上げているシーン。
高橋はうる星やつらの中盤あたりで、竜之介親子を出し、その後頻繁に登場させるが、「二人が出なかったら、あと一年ぐらいで終了してたかもしれない」と話しており、当時少し行き詰っていた中で生まれた画期的なキャラクターであった事を示唆しており、当時作品中一番のお気に入りキャラと話している。アニメでも、「竜之介親子登場」の回が番組中最高視聴率を獲得しており、ファンの期待度も高かった。また宮崎駿も押井との対談でこの回を賞賛している。

アニメ版
なぜか島本須美は水乃小路飛鳥以外の声を担当した場合はエンドクレジットにクレジットされない事が多い。
音楽を担当した安西史孝は当時原作の大ファンで、シンセサイザーによるサウンドがこの世界観を表現するのに適していると思いたち、以前から共に仕事をしていたキティ・レコードの早川裕(故人)がアニメ版の音楽ディレクターになったこともあり、自ら作曲に参加させてくれと頼み込んだ。当初、音響側から「効果音とかぶる」という理由でシンセサイザーの使用に難色が示されたが、早川とともに半ば強引に押し切ったという。その甲斐あってアナログシンセサイザー(主にローランド製)やフェアライトCMIによるテクノ風味のサウンドは、本作のドタバタシーンなどで印象深いものとなった。
『ラムのラブソング』『宇宙は大ヘンだ!』の伴奏を務めたのは当時の高中正義のバックバンドであった。劇中のBGMにも、高中の曲が時折使われていた。
同じく音楽を担当した風戸慎介の本名は川辺真で、現在は武蔵野音楽大学作曲学科助教授である。風戸が参加した他のキティ作品は『翔んだカップル』『銀河英雄伝説』『軽井沢シンドローム』がある。
第166話と202話の作画監督はそれぞれ伊達真紅郎と朝刊太郎であるが、正体はそれぞれ林隆文と森山ゆうじである。またキャラクターデザインの高田明美も1話作画監督をしている。
高橋留美子は平井和正との対談集において、押井守監督時代の作品、第75話「そして誰もいなくなったっちゃ!? 」、第91話「ドキュメント・ミス友引は誰だ!? 」について、「やってはならないことをしていた」と強い不満を持ったことを語っている。(元々、第91話の元になった「ミス友引コンテスト」は、原作では丸々1ヶ月かけて執筆した長編作品で、ファン人気も高いエピソードだったが、アニメ版はそれを無理矢理1話に短縮し、ストーリーも大幅に変えてしまった為、原作の面白さを損ねてしまい、放送当時ファンからも批判されている。ただし、第75話を支持するファンも多い。)そして『ビューティフル・ドリーマー』共々原作者の不興を買った事や、その後降板してしまった事に何らかの因縁があった、と見る向きもある。押井自身も当時のアニメ誌などのインタビューに「体力的・精神的な限界」というコメントを寄せている。ちなみにDVD『ビューティフルドリーマー』のオーディオコメンタリーにおいて押井自ら「原作者の逆鱗に触れる」という表現をしていた。
100話の「大金庫! 決死のサバイバル!! 」ではラムは登場せず、あたると面堂の2人だけが登場する話だった。これは声優の待遇改善を目指したストライキが予定されており、それに対応するためだったといわれている(タイトルコールと次回予告のみラムがしゃべっている)。ちなみにあたる役の古川登志夫は、面堂役の神谷明と二人きりの収録であったこのエピソードを特に印象に残していると後に語っている。

客演
アニメ本編には騒動や人ごみ(モブシーン)の中に『めぞん一刻』を始め、様々な高橋キャラが「隠れキャラクター」的に度々登場する。また本作と全く関係ない他の漫画・アニメのキャラクターもしばしば登場している。こういったアニメーターの「お遊び」的な作画は、80年代の国産アニメでは盛んに行われていた。
錯乱坊はアニメ『らんま1/2』や『犬夜叉』にも登場している。『犬夜叉』は映画「鏡の中の夢幻城」の地蔵として、『らんま1/2 熱闘編』では「変身! ムキムキマンあかね」のバックで、他のうる星メンバーと一緒に登場し、らんまと九能の初キッス?!では地蔵として登場した。
2003年8月12日〜9月15日のデイリースポーツに高橋留美子描き下ろしの阪神タイガースを応援するラムのイラストが掲載された。

その他
『銀河英雄伝説』で無類の女好きという設定のオリビエ・ポプランというキャラがいるが、彼はファンから「イゼルローン(同作品内に出てくる要塞名)の諸星あたる」とあだ名がつけられる。後に作られたOVA版でのポプランの声優はあたると同じ古川登志夫となるが、これは製作が同じキティ・フィルムだったからでもある。
スコットランドで1993年に結成され、1995年にメジャーデビューしたロックバンド「Urusei Yatsura」は、メンバーが日本好きで、本作にちなんで命名したものだが、高橋留美子からの「うる星やつら (Urusei Yatsura) 」という名称の使用許可が降りなかったため、日本やアメリカでは「Yatsura」(奴ら)と名乗っていた。なお Urusei Yatura は2002年に解散、メンバーは新たに「Projekt A-ko」(元ネタは同じく日本のアニメ『プロジェクトA子』)を結成した。




うる星やつら ビューティフル・ドリーマー 予告編
http://www.youtube.com/watch?v=ooSNh9xn7cU

うる星やつらOP
http://www.youtube.com/watch?v=eQ3CjOEDA_Y

Urusei Yatsura ED 1 - Uchuu wa Taihen da!
http://www.youtube.com/watch?v=qRBHpW9GpI0

Urusei Yatsura OP 3 - Pajama Jama da
http://www.youtube.com/watch?v=gP89FrInO-0

Urusei Yatsura ED 3 - Hoshizora Cycling
http://www.youtube.com/watch?v=D9ZbjB3YhRU

Urusei Yatsura OP 4 - Chance on Love
http://www.youtube.com/watch?v=1stWKnH0kyE

Urusei Yatsura ED 4 - I, I, You & Ai
http://www.youtube.com/watch?v=BeqCMzhMN7U

Urusei Yatsura OP 6 - Tonogata Gomen Asobase!
http://www.youtube.com/watch?v=hnKNI4MqkpQ

Urusei Yatsura ED 5 - Yume wa Love Me More
http://www.youtube.com/watch?v=T3B9acnHl54

Urusei Yatsura ED 7 - Open Invitation
http://www.youtube.com/watch?v=ZwSZonppOSY

Urusei Yatsura ED 8 - Everyday
http://www.youtube.com/watch?v=isEkXz_bwxk

Urusei Yatsura ED 6 - Koi no Möbius
http://www.youtube.com/watch?v=53fHerPTvnA

Urusei Yatsura OP 5 - Rock the Planet
http://www.youtube.com/watch?v=SyBY6bE_imM

Urusei Yatsura ED 2 - Kokorobosoi na
http://www.youtube.com/watch?v=Kkro0lNbmD4

Urusei Yatsura ED 9 - Good Luck, Towa Yori Ai o Komete
http://www.youtube.com/watch?v=7jgaP-b1RMo

コメント(4)

ラムちゃんがキュートでセクシーで好きでした。
あたるとのドタバタぶりもいつも面白かったです。
劇場版の3をテーマ曲を歌っていたステファニーも好きでした。
今でも私は彼女が好きで、アルバムジャケットをパネルにして
自分の店に飾っているくらいです。
アリス・クーパーのカバーなどもやっていましたが、
楽曲に恵まれず
あまりヒット曲もないまま消えていったのが残念です。
竜之介の親父が、竜之介を騙すシーンが好きでしたw
コタツ猫がいい味出てたんですけどねw

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

懐かしい物ふぁんくらぶ♪ 更新情報

懐かしい物ふぁんくらぶ♪のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング