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戦争雑学コミュの食べ物と戦争

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1.旧日本軍の進攻

太平洋戦争で日本軍が進攻したのは西はインド洋セイロン島付近、南はオーストラリア付近、北はアリューシャン諸島近海。
この地域は、日本の遠洋漁業の地域と一致するんです。たんなる偶然ではありません。

2.日本が満州を”侵略”した理由

日本に戦争好きの独裁者がいたからではありません。
端的にいえば、”大豆の確保”だと言ってもいい。
日本人の食卓には醤油、味噌等大豆は欠かせません。でも、人口増加に伴い、自給が難しくなりました。そこで大豆の安定供給を目指して満州に進出しようという世論が形成されました。(反論されそうですが)

3.日本国内の不満

日本が中国へ領土拡大をもくろんだ理由はいくつかあります。

人口増加
江戸時代が終わり、明治、大正と時が流れるにつれ、人口は確実に増加していきました。昭和6年の時点で6千万人を超えました。この時点から侵略戦争へと突入してゆく。
ちなみに日本の国土の面積からして、適正人口は6千万と言われています。自給自足の生活を維持するための、という注釈がつきますが。それ以上になると、食糧を輸入しなければ生活が破綻するということです。

大学は出たけれど
こんな言葉が流行しました。第一次大戦後の世界的な不景気は日本も例外ではありませんでした。
明治、大正時代を通じて”学士様なら嫁に出そう”なんて言葉が象徴するとおり、大学を出れば将来は安泰でした。でも昭和初期は大卒男子ですら職にあぶれるほど不況でした。
農村はもっと深刻。税金が払えないために娘を売るのが当たり前。役場の掲示板に斡旋業者の連絡先が貼りだされていたんです。”昭和枯れ薄”なんてしみったれた唄が流行ったくらいです。

失業者の受け皿
農家の次男三男…は本当に仕事がなかった。かれらはどうしたかというと、軍隊に志願しました。言い換えれば、軍隊は農民の意見の代弁者だったんです。
当時の子供達に将来の夢を聞けば、たいてい”陸軍大将””海軍大将”だったんです。
農民の不満を背景にして軍部はどんどん力をつけてゆきました。

耳障りのいい宣伝文句
こうした不満を背景に、人々の関心は中国大陸に向きました。
さらにいろいろな要因が重なってついに戦争に突入してゆくのです。満州への入植者は向こうで大豆農園を経営し、日本に輸出しようという人たちだったんです。現在までつづく中国残留孤児問題とはこのときに取り残された子供達のことなんです。

ここまでのメカニズムを理路整然と歴史の教科書は教えてきたのか、戦争と言うと、空襲で多くの人たちが亡くなったとか原爆が落とされたとかそんな程度のことしか教えていない。
それに”東条英機は極悪人で戦争を引き起こした独裁者”なんて教え方をする教師がまかりとおっているのが現状です。

食い物と戦争、切っても切れない縁があるのを少しは判ってもらえましたでしょうか。


ここでまったく違う話をします


戦闘食

戦時中の食糧について話をしましょう。
米軍の携帯食糧は”Cレーション”なんていわれてますね。真空パックで長持ちするし、暖めなくても水で戻さなくても、かじって食べることができる。ちゃんと栄養を考えた素晴らしい食事です。デザートのビスケットまでついてくる。

現在でも軍隊の携行食糧は一般でも食されるようになった例は実に多い。

たとえば缶詰。ナポレオン時代に考案されました。瓶詰めして密封すれば食糧が長持ちすることが分かりました。どんどん改良され缶に密封される現在の形になりました。災害用備蓄食糧としても重宝されてますね。
ビスケット。元はパンです。カビが生えにくくするために、水分をなくし、持ち運びするために薄型にした。これが発祥です。現在、日本の各自治体で備蓄食糧として乾パンを備えていますよね。先人の知恵が生きているということです。

旧日本軍の食事
いうまでもなく米飯です。飯盒でごはんを炊く。戦場でもこれをやっていました。
米飯にしようと決定したのは、以外にも文豪の森鴎外です。彼は偉大な作家であると同時に立派な軍人でした。彼の意見が採用され、パン食ではなくて米食に決定しました。
それ自体が悪いとは言わない。でも、太平洋戦争中に飯盒炊飯するということは弊害も多かったもの事実です。ごはんを炊くのにはきれいな水が必要ですね。でも、戦闘地域が必ずしもきれいな水が豊富というわけではない。また、戦闘や行軍でくたくたになってなおかつ飯を炊けなんてまかないさんにとってはきついことだと思います。
森鴎外が悪いとは言わないけれど、より現実に即したやり方があるのではなかったか。せめて焼きおにぎりを主食にするとかやり方はあったように思います。

現在、自衛隊には”がんばり食”というのがあります。万一のときに備えたものです。缶詰の中に炊き込みご飯やおかずをいれたもので、缶を開ければ、温めなくても食べられます。


所詮人間の営みですから。いままで歴史ではこういったことは軽視されてきました。でもこの文章を読んだら少しは見方が変わりましたでしょうか。

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