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受講者のページコミュのゾウ 自己認識力など確認

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yahooトピックでも配信されていたこのニュース、メインは音の認知ではないんですが、最後のほうに少しだけ関係することが出てくるので、一応ご紹介しておきます。

ゾウは人間には聞こえない低周波数の音でコミュニケーションしているんだそうです。ちなみにコウモリとかクジラなんかは逆に人間には聞こえない高周波数の音をうまく利用して生きています。

このニュースの入江さんは、実はうちの学科の院生さんなんです。卒論のときからゾウをやっていて、かなり早い時期から注目されていました。みなさんも卒論で面白いテーマを見つけられれば、新聞で取り上げられるかも。



--- 以下yahooトピック(毎日新聞)より引用 ---

ゾウ 自己認識力など確認…東大大学院・入江尚子さん

1月13日17時0分配信 毎日新聞

【写真】実験のご褒美としてゾウにエサをあげる入江尚子さん=東京都台東区の上野動物園で2006年11月9日、森田剛史写す

 巨体ゆえに、ほとんど知能実験がなされていなかったゾウについて、東大大学院人文社会系研究科の入江尚子さん(24)が、独自の研究を進めている。大型類人猿などにしかない自己認識力があることも、世界に先駆けて確認するなど注目される。
 入江さんは一昨年夏、100頭以上のアジアゾウが放し飼いになっているタイ東北部・スリン県に2カ月近く滞在し、自己認識力を試す実験をした。2歳のオスにあらかじめ、触れると「ピンポーン」と鳴るおもちゃを見せ、鼻でタッチすればバナナを与え、おもちゃを見ると鼻でタッチするよう訓練した。
 次に畳1枚ほどの大きさの鏡を見せた。最初は自分の姿を他のゾウだと思い後ずさりしたが、すぐに鏡の後ろに鼻を回して何もないことを確認した。そこで、ゾウからは見えない頭の上におもちゃを掲げ、鏡越しで見せたところ、鼻を鏡に向けることなく、一発で頭の上に伸ばしておもちゃにタッチした。
 鏡に映る姿を自分と認識できる動物は、チンパンジー、ゴリラ、オランウータンなど大型類人猿とイルカだけで、人間の赤ちゃんでも2歳半以上でないと分からないとされている。
 鏡による似たような実験は、昨年10月に、米国による研究チームが発表したが、入江さんはその前から取り組んでいた。
 入江さんは、上野動物園の4頭のアジアゾウでも、いかに数を認識しているか実験した。2個のバケツに、違う数のバナナを入れて、多く食べたいゾウがどちらを選ぶか試した。チンパンジーやゴリラは、数の差が近い場合や数が大きくなるととたんに正解率は落ちるが、ゾウは数字が増えたり、双方の差が小さく紛らわしい場合でも、7割以上の正解率をキープした。全問正解のゾウもいたという。
 入江さんは「鼻が第五の手足の役割を果たしていることが、知能を発達させているのだと思う。高い知能のゾウが絶滅に向かわないようみなさんに興味を持ってもらいたい」と話している。【合田月美】
  ▽長谷川寿一・東大教授(動物行動学)の話 ゾウは大きさなどから実験には不向きと思われ、ほとんど研究されていなかった。近年になり、人に聞こえない低周波の鳴き声でコミュニケーションを交わしていることや高い記憶力を持つことが分かってきた。鏡の実験は、自分の動作を把握し、自分がどう見えるのかを認識できる「社会的認知能力」を示すもので、実におもしろい。

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