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株・BLC研究所コミュのライブレポをどうぞ!09年版(独唱パンク編)

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あけまして、大分経ってから、東京独パンは開催された。

それは、弥生の、おひな祭り。。。

年明け最初のライブレポート!!!!

コメント(18)

まず思ったのが、今年は随分暇だなあ、という事。
何故かというと、1,2月と東京での独唱パンクの開催がなかったからだ。
私としては、ギタリストとのユニットの活動も始まったばかりで、ちょうど良い間となった。

そして、3月3日。
思い出深いこの、1年前の女の独唱パンクでは、私はOAと司会進行を担当したのだった。
そして何故か、その夜の打ち上げの記憶が定かでない。何故だろう、ま、いいか。(しつこい)

この夜の出演者は皆既に知っている方ばかり。
唯一、トップのよこいみなかさんだけ、ライブを観たことがなかった。
お馴染み前橋CoolFoolに月1で出演しているそうだ。
それだけに楽しみだったが。。。

これがとても素晴らしかった。
いわゆるフォークソングの部類に入る弾き語りと思うが、
少女らしい香りを残しながらも、成熟した女性らしい感覚が光り、瑞々しくも官能的。
可愛らしい声質なのに、時に図太くシャウトしてみたり、女性の持つ強さとはかなさの同居した魅力的な世界だった。
音楽も色々なジャンルを聞き込んでいる印象があり、楽曲の仕上がりも高レベルだと思う。
そして、緩急のめりはりがはっきりきいたパフォーマンス。
奇をてらった感は全く無いが、ナチュラルでいてしっかりとした個性がある。
思わず無料配布のCDを頂いて帰ったが、
ライブの魅力は際立っていたな。
特に最後の、孤独感を力強く歌った曲が印象に残っている。
既に色々な表現は出尽くして、新しい事が見つからない、そんな時代だからこそ、こんな、素直でいて個性的な歌の力を再認識したい気がします。
すみません、大絶賛だけど、それだけ胸に響いて来ました。
後で聞いた所によると、春になったら、しばらく海外へ行ってしまうそう。
井戸を掘るために。
あのパワーの源が理解出来た。
早く帰ってきて〜。

次は、詩人・三角みづ紀。
一度溶鉱炉で拝見しているが、その時はギターのバッキングがあったから、今回は余計に楽しみだった。
黒い短いドレスの片方の肩を剥き出し、幼い少女のように所在無さげにステージに立つ彼女。
まずは客席から横を向き、淡々と鋭い言葉を紡ぎ出す。
時折、思い出したように歌いながら。
実は詩集をきちんと拝読したことが無いのだが、独パン誌に掲載されている詩が、私はとても好きだ。
この夜特に感じたのが、痛みを様々な角度から描写した言葉が多いということ。
私はあまり詳しい事を存じ上げないが、自分の体が無機物のように感じられる言葉が多く、痛々しい。
しかし、か細い存在でいながらも、言葉という武器だけでぐさりと聴くものを刺してくる。
その切れ味は、かみそりよりも鋭かった。
少女らしくもしたたかで、自分の言葉を信じるゆるぎない力を感じた。
派手な演出、情緒的に過ぎる音楽が無くとも、朗読だけでここまで出来る。
その姿勢に大きく拍手を送りたい。
以前と同じく、目が離せませんでした。

そして、六九狂ヴィヴィアン。
黒いベルベットのドレスの彼女は、まずギターを持ち上げて見栄を切ってから一礼を。
そして歌い始める。
随分とエヴァリー・ブラザースモデルが馴染んできた気がする。
独特の決めポーズも、自分なりの世界を作り上げるためにかなり研究されているようだ。どうせなら、もっともっと大げさに格好つけても良いかもしれない。
周囲を納得させるのは、なんといっても本人の強い意志だ。
いえ、これは、勘違いという意味ではなく;
でも、少し前から、とても丁寧にギターを弾くようになっている。
そしてこの夜、あまり暴れていなかった。
後で聞いたところによると、聴かせようと思って、丁寧にプレイした、との事。
私は既に何度も彼女のステージを拝見しているが、やさぐれているのは相変わらず(失礼)なんだけど、何だか粘っこさというかなんというかそんなウェットな感じが無くって、ひとつ煩悩を越えたというのか。
ちょっと脱皮した印象があったのでした。
偉そうに、御免、ヴィヴィ。
ファズを使ったのも初めて観たけど。。
最後の曲では、いつもの様に思い切りアグレッシブに歌いきり、
今度お芝居に出演するとか、これからまた一層の成長が楽しみな彼女でした。


そして、2度目の参加、ゴトウイズミ+アコーディオン。
以前CDシングルを購入している私は、もう楽しみで楽しみで。
彼女のステージングの特徴は、非常に凝ったその構成。
今回は、幕間仕立てにし、1曲1曲を目立たせるという演出。
なまめかしい手の動き、計算されつくしたアコーディオンの使い方(仕草も含めて)、本当に美しい。
オフでの彼女を全くしらないので何とも言えないが、ステージにおいてはやはり演者は見せ物、その完成された演出は徹底しており、客席は皆うっとりと酔いしれている。
そして、1幕1幕のテーマ、例えば”夏によくやる遊び””僕の考える男と女の話””弱い魂の歌””本当の私の歌”、と。。。
前回の、パペットを使った演出よりもそぎ落とされて効果的だった。
その冷徹な視点の垣間見える詞世界も毒気たっぷり。
ちなみに、最後に歌った『快楽パレード』はYouTubeでPVを観ることが出来ます。
ああ、素敵だった。。。
風の頼りにも聞いていたが、広島でライブカフェを開いたそうで。。。『オルガン座』というお店だそうです。
広島へ行く予定のある方、立ち寄ってあげて下さい〜

そして、この華やかな女性達の最後を飾るのは、あの火取ゆき。
渋谷アピアでは何度も3人編成のステージを観ている私だが、実は、全くのソロステージを初めて拝見するのでした!
あのアピアのカウンターでの、料理の上手な優しいお姉さんそのままの雰囲気でステージに上がり、そのまま何気なく歌い始めるのに、あっという間にゆきさんの世界に引き込まれる。
この夜、初めて気づいた事がいくつもあった。
か細い体から搾り出すように声を出す彼女は、時に存在感たっぷりの小池さんや石塚さんに翻弄されているようにも、頼り切っているようにも見えるが、
たった一人で立つ彼女は、とても力強かった。
そのストロークも、男性的ですらあった。
普段着のままのように立つ彼女は、とても自然に、聴く者を異世界に連れていく。
気が付くと、その感情の渦に巻き込まれ、時に熱くこみ上げるものを感じ。。。
”くるぶしが浸かるから、ここは海”。
言葉に出来ない、じわじわと日々生まれてくる屈託がよみがえるような歌。
『最後に”祈り”を歌います』とゆきさんが言った時、それだけで私は涙が出そうになってしまったが、
歌が始まると、気持ちは全く逆の方向へ動き始めた。
私はこの歌が入っている2枚目のアルバムが愛聴盤なのだが、実は”祈り”という曲は、人に勇気を与えるための歌なのだ。
今、歌詞を見直してみたが、やはり厭世的で淋しい歌詞だ。
大方の意見で、この歌は”泣ける歌”という事になっているはずだが。。。
実は、そうでは無かった。
ここ数日、色々な屈託にまみれていた私は、この夜この歌に勇気付けられたのだ。
コレくらいなんだ、という気分になって、帰路に着いたのだった。

さて、
冬の夜に相応しい、静かに燃える歌姫達の競演が終わった時、夜はすっかり更けていた。
時の経つのを忘れたひと時。
終電間際のお客さんも多かったため、打ち上げもそこそこに私も会場を出た。
皆が松葉杖をついているのを気にしてくれていたので、早めに帰るつもりだったのだが。。。

雪はみぞれになっていて、積もりそうにない。
もう春も近いと思わせる、良い夜でした。




ソロ火取、良かったねー!
俺は一人残って、PAのあいちゃん等と2時近くまで飲んでました。
余韻に浸りつつ。

レポサンキュ!!!!
おりぼんが可愛かったス。。。

兎に角、すごく良い組み合わせだった!!
ゆきさんのCD聴きっぱなしだし♪

さて、
美しくも妖しい夜が明けた後、
今度の独パンは、出演者が男性ばかり。
実に独パンらしい夜だった。

神楽坂エクスプロージョンとの共同企画も2回目。
エクスプロージョンからの刺客は、あの二人。。。

まず、先陣を切ったのは鈴木知文。
昨年前橋ツアーでご一緒して以来応援しているが(でもライブ観たの久しぶり)、
素晴らしい音響のこのハコで、彼のギターは際立っていた。
この方も、とても味のあるダミ声の持ち主だが、何しろ音程もギターも全くぶれない。コミカルな味付けの曲が多いので目立たないのかも知れないが、
音楽的なテクニックがしっかりとある方だ。
音楽に真面目に取り組んでいる事は既に聞いていたが、
この夜は、彼の持ち歌の中でも、比較的シリアスな内容の選曲だったように思う。
あの、”犬漫才”無しのセットリストだった。私は”この夜”なんて好きだなあ。
普段の彼も、非常に温和な方だが、道を踏み外したような対象物に深い愛情をこめた眼差しを常に忘れていない。
途中でカポタストをつける際、『本当は、カポもつけたくないし、MCも入れたくない』と男前な事を言っていた。
上半身裸に首タオルというのが、今のステージでの定番スタイルとなっているが、これは当分変わりそうに無い感じだ。
これはもしかして、己の信じた道を何処までも何処までも突き進む、それを納得させる方向に進んでいるようだ。
何しろ、彼のスタイルは独特だ。誰に似ている、と言える対象が無い。
一体何処まで行くのだろう。
この日改めて、楽しみになってきた。

次は、エクスプロージョンからの刺客、組織暴力幼稚園。
元々バンド形態だったのが、今は園長一人だそうだ。
私は以前、このバンドのステッカーをよく見かけたが。。。
セッティングの間、何ともいえない居心地の悪さを感じたが、付近で観ていた”あの人”の一言で私は我に返った。
彼自身の要望で、セッティングの間にSEを入れないように、という事らしい。
私は既に、園長のライブを一度観ているが、
内向的な、ネガティブな表現が何とも魅力的な世界で、独パンではどのような戦略で来るのか楽しみだった。
実際、バンドサウンドを再現した打ち込みの動作不良で、納得の行かないステージになったと思う。初めて観たお客さんの中には、相当にもどかしい思いをした方もいただろう。
しかし、今回私は彼の肩を持つ。
以前も感じたのが、純粋なその表現欲。途中でPA担当者に、『もう一度リハ通りにやらせて欲しい』と要望を出したり、自分なりのステージを続けようと懸命な姿勢がよく分かった。
何度も中断した中でも、歌のパワーが全く衰えなかった。
”尊敬する対象を追い続けるだけでは、本当の自分は探せない”という歌詞でも分かるとおり、あまりにもナイーブな、純粋さが痛いくらいに刺さってきた。
ご本人はリベンジを望んでいるという事だったが、
是非また、ベストな状態で観てみたい。
しかし、この方も上半身裸、が定番のステージ衣装のようだが。。。何だかビートニクスでいう、”NAKED”という雰囲気がしたな。
とにかく、再戦を是非!
次はここでがらっと雰囲気が替わり、
独パンからの刺客、和気優。
ナイーブな園長の後で、ワルっぽい貫禄たっぷりの彼が空気を変えるという趣向のようだが、
以前観た時よりも、柔らかく歌い始めたように思う。
これは私の勝手な推測だが、アクシデントに苦しんだ園長への少々の思いやりでは?と感じた。叩きのめすのでなく、ナイスファイト!というエールを込めた始まりだったと思う。
しかし1曲目は、”天上天下唯我独尊”と歌う曲。
和気優というシンガーへのイメージはどうも、少年院慰問ツアーだとか、過去の武勇伝だとか、そんな際立ったところで捉えられがちだが、
力強いストローク、独特のグルーヴだとか、骨太で艶のあるヴォーカルだとか、ロッカーとして本当に魅力的な方なんだな、と感じる。
よくレポでも書くことだけど、
観客を納得させるのは、演者の揺ぎ無い姿勢だ。
彼のステージで、それをよく学ぶことが出来るだろう。
しかしこの夜、特筆したいのはMCで語られた諸々。
今度、少年院慰問ツアーについて書かれた本が出版されるそうだが、その記念イベントが5月23日に下北沢のTIBET TIBETで開催されるらしい。
私は一度、"アコギなやつら”を観に行ったことがあるが、
有機栽培の野菜を使った料理が本当に絶品。体にすっと入ってくる味なのだが、そこでも購入できるお米を、流山で作っているそうだ。
普段は百姓をやっている、自分は百姓パンクだ!と言っておられた。
大阪在住のあの”魔王”もだが、
その力強さの秘密は、大地からのエネルギーなのでは。。。と感じた。
打ち上げでも少しお話したが、
包容力溢れる、ワルでも頼れる兄貴、という方でした!
話す言葉も、何か違ったもんな===。

次は、またもやエクスプロージョンからの刺客、
元ガスタンク、BAKI。
あの、作りこんだスタイルから一転、のどかなつなぎ姿で飄々と登場した彼。
ゆったりと椅子に腰掛け、しかしハミングバードを爪弾くと、その音色は中々一筋縄で行かない力強さがあった。
私は、この日のために少しYouTubeでお勉強した位だが、
あのガスタンクのサウンドからの流れを汲んだ、アメリカ音楽の影響が感じられる歌の数々だった。
当時抱いたイメージとは裏腹に、思いのほかポップでノリもよく、つい歌ってしまうような曲も多かったガスタンク。
BAKIさんのステージは、甘いラブソングや、軟弱ともいえるような歌詞の歌が多かったが、その歌声は実に力強い。
1曲目あたりは、ウォーミングアップでもしているかのようなゆったりとした流れだったが、次第にその本質が垣間見えてくる。
何よりも、鍛え上げたその強靭な喉!シンプルなギター1本でも、会場の空気を一気に変えるような、鬼気迫る迫力があった。
次第に会場は彼の世界に引き込まれ、最後まで聴き入ってしまった。。。
途中でいきなり『あ』と言って立ち上がり、ボトルネック忘れた、とギグバッグを引っ張り出す。
憎らしいくらいに、余裕綽々だった。
しかし、そのスケールの大きさには感服いたしました。
やっぱりすごい。
外野からの素朴な疑問なのだが、今の音楽の世界でも、充分に通用する世界観だと思うのだが。。。
とにかく、その存在感に圧倒された。
観ることが出来て、よかった。

そして、わが道を行く男達がこれだけ力いっぱい出しきった後での、主宰のステージ。さぞかし、重圧があった事だろう。
なるほど、と思わせるアピアTシャツを衣装に、まずは『朝青龍の張り手』からスタート。
終始ゆったりとしたBAKIさんから一転して緊張感に満ちていた。
私としては、全く大物に負けていない、と感じたが。。
チバさんのステージの一番の魅力は、その何ともいえない切迫感だろう。
今自分が出せる精一杯の体重(笑)、底力、情念を出し切るという事は、私は最初にチバ大三から学んだ。
で、実は終わってから鈴木氏と話したのだが、ステージで劣等感を払拭する事、について、また私は考えた。
ステージに立つ事を選択した人間とは、皆何かしらの劣等感を持っているものだが、それがステージで放つパワーにもつながっているのだと思う。
体調が悪いときに良いステージが出来る、とか、人生がうまく行っていない、それなら演奏にもさぞかし味が出てよい、などと、最近私もよく言われるようになった。
それを剥き出しで放出するのでなく、それを乗り越えて届ける事が出来るのが勿論ベストなのだと思うが、
たとえば、この夜の園長、それに比べてのBAKIさんの余裕。こんなものを並べてみると、軋轢があったほうが、心に残るステージとなる場合もある。
私は、チバ大三氏のコンプレックスについて詳しくないので、細かいことは省くが、
なにくそ、というパワーをひしひしと感じたこの夜の主宰は、BAKIさんに充分勝っていた、と感じた。

無事就職できて、通勤初日だった私は、つまり生活に多少の余裕を得て拝見した独パンだったが、
いまだ松葉杖をついていて、試用期間が始まったばかり。まだまだ堅気の生活からはほど遠い。
今回のレポートも、コンプレックスを払拭出来ているだろうか??

で、
おとなりの居酒屋で、和気さんを交えてのささやかな打ち上げを。
楽しかった〜^^
新宿ゲリラライブには、間に合うといいが。。。


>叩きのめすのでなく、ナイスファイト!というエールを込めた始まりだったと思う。
なるほどね。
組織暴力は、コンプレックスとの戦いそのもの。
俺はコンプレックスのエネルギーへの転化(娯楽化?)。
和気さんは越えた自信。
知文とBAKIさんは、音楽化。
かな。

BAKIさんに勝ったとは思ってないが、お互いに今演りたいことを出来た感じで、終わって楽しく話せたのが、なにより嬉しいね。

レポ、お疲れ!サンキュ!
さて。

前回の独唱パンクは、あたしのスケジュール確認ミスで、
何と、別イベント(ジャパノイズ@渋谷アピア)に出演したため、ライブレポは山田ばさら氏に書いていただいた。

この、Vol.109対決編には、”魅惑の女流ポエマー”として出演。
フライヤを受け取った瞬間から、『魅惑しなければ。。』とプレッシャーに苛まれた。
幸いなことに、強力な助っ人が現れ、自分でも納得の行くステージとなった。
まずは、本番数日前から話が始まる。

元々、30分ほどのバックトラックを提供して頂いており、それを使えないかと頭を捻った結果、新しい音源を作成していただくこととなった。
しかし、製作者は前の週には自分のバンドの解散ライブ、また、独パンの次の週にはいつもは使わない楽器でのセッションライブに出演予定。
本番数日前に、”作り直す”と連絡が入り、あたしはぶっつけ本番と腹をくくったのだった。

音源のデータが届いたのは、当日の午前3時。
それから夜明けまで、数回パソコンで流しながら練習。
事前にテキストを見て頂いていたが、それにしても見事な出来!!
寝不足ながら、安心して仮眠を取った。
製作者はチバ主宰とのユニットも好調なホンダリョウ氏、ソロ名義”アイルビユアミラ”。
お願いして、本当に良かった。。

実はこの日風邪気味で、少しぼんやりした頭のまま、高円寺へ向かう。
ライブの日は、いつも食事をしっかりと、いつもより多めに取るのだが、それでも体がしゃきっと目覚めない。
リハ時に初めて、広い店内で大音量で音源を流してみる。
よく響いて、パソコンで聴いたのと、全く違う。
あたしはここから独パン終了まで、魔法にかけられたような感覚が取れなかった。

この日の出演者は全部で3人。
主宰チバ大三氏と、ブギーマン西山正規氏の対決というセッティングだ。
各々1時間の持ち時間で、たっぷりこってり演奏するというわけ。
西山氏は、既に独唱パンクを代表する出演者。
そのライブは常にエネルギッシュで独特の緊張感に満ち、安定した評価を得ている。この日も、開演時間が迫るにつれ、話の分かる西山ファンらしき大人の男性達がゾロゾロと姿を現した。

まずは、主宰、チバ氏からのスタート。
最近一押しの時事ネタ、”朝青龍の張り手”で飛ばす。
いつも気合の入っている主宰だが、この日のっけから闘志剥き出しである。
あたしは、このスタートダッシュに目を瞠った。
長時間のライブなら、ゆるゆる始めるかと想定していたが。。。
結局最後まで飛ばしっぱなしだった。
そして、”I stand here”、”トキメキニシス”と畳み掛けるように続き。。。
弦が切れた。
西山くらいなら、殴り合えば勝てる、などと嘯きながら弦替えをする主宰。
彼のデュアルモンドはフルアコなので、弦もアコースティック用にしているそうだ。
あれだけ激しいストロークであれば、やはり切れやすいという欠点がある。
でも、ラウンド弦は使いたくない。。とつらつら語り始める主宰。
エレキバカのあたしには、非常にお勉強になる話だった(笑)
ちなみに、あたしが最近ユニットを組んでいるNC氏も、エピフォンのフルアコでファズをギュワンギュワンと鳴らしている。
意外な共通点を見つけた。。。
弦を替え終わってから、ここで特別メニュー。
この日は実は、ペンギンハウスマスターのお誕生日、奇しくも還暦ということで、何かお祝いをしようと、出演者同士で決めていた。
チバ主宰は、ペンギンパパの歌を作って歌う。
でっかい目、丸い背中。。。というような歌で、今後も歌い続けるようです。
その後、少しゆったりした曲を演奏した後、またもや弦が切れるというハプニングが!!
気合のほどが伺えるライブだった。
でも、どんなに力が入っていても、何処か楽しいのがチバ大三のステージの良いところだろう。
アイロニカルな”王様の乞食”、そして十数年歌い続けているという”兄チャン”できっちりとまとめる。
さすが、と思わせるステージだった。

そして、
”王様”のあたりから、動機が激しくなってくるコメンテーター。。。
あたしはこの日、応援出演というスタンス。

いつものワンタッチエクステンションをつけ、ベッツィのドレスで^^。
前述のジャパノイズのために書いたメモを整理し直し、最近よく詠んでいる”子供の十字軍が、海の上を行く”を詠んだ。
これは、20数分のセッションのために書いたもので、まとまった形にしても15分ある。
短いステージならちょうど良い。
用意して貰った音源は、メロディーではなく、心臓の鼓動と時計の秒針の音に絡めて、水やマグマの音が轟くというもの。
鼓動の音はアナログシンセで手打ちしたそうだが、ライブ会場で流すと低音が響いて迫力が倍増した。
この詩は、自分でよくテーマにするウィルス感染、世界が崩壊する不安、怪物の姿を纏った不安、等を描写しているのだが、床に響く鼓動の音で不安感がいっそう増した。
チバ氏が赤や黄色の電球を持ってきており、それを主に照明に使ったのも良かったようだ。
長さもちょうどよく終わり、あたしはすっかり自分の世界に酔いしれてステージを終えた。
製作者のホンダ氏からの評価もまずまず。
ご本人が今後即興でも使用する、という事なので別のライブでも聴く事が出来ます。

そして、
対決相手の西山氏がこの日のトリ。
いつも、期待を裏切らないライブを見せてくださる彼だが、この夜の気合はいつもと様子が違った。
彼は、非常に真面目な方で、そのギターのテクニックだとか研ぎ澄まされた詞世界だとか、渋い声だとか、正等に評価すべき点が多々ある。
普段から、そのエネルギーを持て余しているかのように陽気な彼だが、ステージでもそのパワーを出し惜しみせず、どんな狭いステージでも縦横無尽に暴れまわる。
(一度、稲生座でも手すりに乗っていたのを観た時には驚いた。)
打ち上げでも話題に上ったが、あれだけ荒っぽいストロークにも関わらず、あまり弦を切らない方だ。
適当に弾いている、というのが大方の意見だが、やはりテクニックがあるのだろう。。。誰にもあんなギターは弾けない。
しかし、この日は主宰にあわせたのか、弦を切っていた。
もしかして、初めて観たかも知れない。
それにしても、会場に男性客が多い。
その大人の男性達が、曲の合間に満足げに拍手をする。
西山正規のライブならではの光景だ。
しかもこの夜、西やんのライブでも奇跡が起こった。
ライブも絶好調、最後の曲は、やはり”ブギー”。
ところどころにブレイクが入る、彼らしい、緊張感に満ちたお馴染みのナンバーだが。。。
そのブレイクの時、ミュートした弦の音だけが響く中、観客の足拍子がそれに重なった。
手拍子ではなく、ペンギンハウスの床を鳴らす男臭い響き。
見事に曲の一部となり、それによって西やんも一層盛り上がる。
言葉を使わず西山正規をたたえる、彼のライブならではの光景だった。
この日の西やんを観なかった方々、後悔すること!!

実は、あたしが先日参加したオープンマイクで知り合った弾き語りをする女性が来場してくださったのだが、ものの見事に独パンにはまったようだった。
勘だけで、一人のパフォーマンスしか出られない、とお誘いしてみたら、ビンゴだったようだ。

その後、打ち合わせどおり、あたしはペンギンマスターの書いた俳句を少し読んだが、ああ。

俳句って難しい、という印象。
何も、聞かないで。

そして、
西やんの用意したバースデイケーキを皆で食べたが、
和やかな打ち上げの中、あたしはまだ夢から覚めていない感覚でいた。
いやしかし。。。久しぶりの独パン出演は、緊張したけれど、やっぱり楽しかったです!!


レポさんきゅ!!
ちょうど今独パン誌製作中なので、7/10のも使わせて下さい〜

つーか独パンHPも・・・
血刃了HP作って満足している余裕は無いな
http://www.dokupan.com/chibaryo.html ですが(笑)。
はい!!

チバリョウ企画も楽しみにしてまっす♪
まだ夏の余韻の残る、ある9月の休日。新宿Club Doctorにて、110回目の独唱パンクは開催された。この日は、過去最多の9人が出演。初登場の方も何人かいて、とても楽しみ。
また、独パンのゴッドファザー、遠藤ミチロウさんも出演される、豪華な夜だ。トップバッターは、チバ大三とのバンド・血刃了のメンバーでもある、アイルビユアミラ。
数種類の楽器を使いこなし、即興セッションでも活躍する彼は、この日ドラムソロでの参戦。
重厚なクラシックに合わせ、いつもの様に極めてドラマチックなドラミングを披露した。モーツアルトの”怒りの日”の、壮絶に悲壮な幕開けから、畳み掛けるようにパフォーマンスが続く。
7月に解散した見送りの日、そして主宰とのバンドでは、所謂ロックのハードな演奏が印象的な彼だが、その本質が、よく現れた演目だったように思う。
よく折れたスティックが飛んでくるような、激しいドラミングであっても、見せ場を計算した所作であるとか、曲の流れをよく練り上げてあるところだとか、
きめ細かい、繊細な神経が垣間見える。
ステージを下りると、非常に物静かな紳士である所も、相反する魅力のひとつ。
この、クラシックをバックにしたドラムソロはとても面白かったので、また観てみたいと思った。

次は、栃木在住の若き鬼才、河内伴理。
随分久しぶりに拝見した。この夜は、黒いマントに帽子、そして裸足でステージに立った彼。まるで、中原中也みたいだ。1番手のアイルビユアミラ氏から続いたクラシカルな演出で、スムーズなよい流れ。ドクターのPAはとても素晴らしく、ヘヴィなギターがよく響くのだが、勿論アコースティックギターでも美しい響きである。
繊細な音色にうっとり。。元々、神経質なまでにギリギリに絞り込んだ世界観や澄んだ歌声は際立っていたが、この夜は、その世界が一層研ぎ澄まされ、また安定して柔らかく響いていた。途中、曲の合間に朗読を挟み込み、その世界観は深みを増したようだ。まだ20代半ばの彼、これからどう変わっていくのか、また、変わらないままでヴェテランとなって行くのか、誰にも分からない。
やはり彼は変わらないままで、年を重ね、円熟していくのかも知れない。
群馬の音楽喫茶・虫の音でのライブ録音CDを配布していて、私はそれを頂いて帰ったが、初めて彼の音楽を聴いてから今までずっと、その早熟な才能に感嘆したままでいる。
感嘆しただけでなく、どうしようもなく、彼の音楽世界が好きだ。きっとこの先、ずっと愛は覚めないでいるのだろう。

次は、初登場、オルコシオダ。
大胆に肩を出したセクシーなドレス姿で登場した彼女。マイクに向かうなり、酒と煙草で鍛えたような強靭な歌声を聞かせた。
紹介文、失敗した。。。と思ったのもつかの間、ジャズシンガーのような貫禄の歌を聞かせた後は、赤いファーに包まれたテキストを抱えて朗読を始めた。
噂によると、一人で出来る表現に拘って活動をしている、との事だったが、歌も、その後の朗読も、しっかりと一貫した世界観が伺えた。
愛について語り、自分の前を通り過ぎていった男達について語り、芝居がかった仕草で繰り出してくる彼女をとりまく空気は、古いハリウッド映画の中に出てくる、砂漠の中の酒場のよう。そのステージが終盤近く、私は改めて思った。
ジャズ、というより、シャンソン歌手のようだ。亜米利加、というより、仏蘭西風なのかもしれない。
もっと長いステージを観てみたい。どんな演出でくるのだろう??

次は群馬の重鎮、アンダーソン。
彼の歌は、決して奇をてらっていない。日常感じることを、素直に歌っているだけだ。なのに何故、こうも特殊な個性が発揮されるのだろうか。
それは、芸術家にとって大切なことなのかもしれない。日常を一歩ひねくれた視点で捉えてみる、そこに、個性が生まれる。これは、きっと常識だ、アーティストにとって。
始まりは、彼の定番ソングでもある、”おっぱい星人”、そして”海がない”。
独パンの定番という印象のステージでもある。
この夜は、初登場の面子が多かったが、そういえば、独唱パンクてのは元々、アンダーソンに代表されるような、男っぽく癖のあるフォークシンガーが多い。
何だか、彼の登場に安心した私だった。彼のダミ声も、ドクターの素晴らしい音バランスで一層魅力的に、パワフルに響いていた。
そして、独パンの新たなる戦略ともいえる、ダンサーの登場。
おそらく、以前にもダンスパフォーマーの出演はあったと思うが(コメンテーターは未見)、先般の血刃了企画にも出演された本原章一がソロでの出演。
独逸表現主義の影響が濃厚に感じられる、アヴァンギャルドで無機的な演出で会場の雰囲気ががらりと変わる。
新体操のようなテープをくるくる回しながら登場した、ダンディなベスト姿の彼は、即座に小道具を投げ捨てて、鍛え上げたダンスを披露する。
極最近その存在を知ったばかりなので、詳しい事を存じ上げないが、多少コンテンポラリーダンスのステージを観た知識からしても、相当なスキルを持ったダンサーと感じる。
するとBGMが、ノイバウテンの”ユー・グン”に変わる。自然に体がリズムを取り始めるコメンテーター。
ノイズというジャンルでも、相当にヒットした音盤だったろう。。。ビートが強烈に効いているので、実は意外にノイズというジャンルの音楽は”踊れる”。
YouTubeでも観てみるとよいが、アヴァンギャルドなライブでも、観客は楽しそうに踊っていることが多い。まあ、欧米での話だけど。
そうだ、日本のノイズに比べて、欧米のノイズはノリが良いのが多いかもしれない。。。とここで気付いた。レポート、大いに脱線。
いや、やはりそれは、いくら欧米に影響を与えたとしても、日本人の農耕民族としてのリズム感はどうしても。。。更に脱線。
最後に、本原氏お得意の見せ場、電ノコを使っての火花。コーラの瓶にあて、飛び散る火花で煙草に火をつけ、ダンディに締めくくる。にくい演出だ。

そして、その妖しい空気を更に妖しく盛り上げる、日比谷カタンの登場だ。
以前は独パンでも名前をよく拝見したが、久しぶりの登場だそうだ。
グラムロッカーのような妖艶な持ち味、襦袢を羽織り、使い込んだガットギターにはあちこちテーピングがしてある。
相当に練りこんであると思われる、バロック的ですらある楽曲の数々。超絶テクニックを惜しげもなく駆使し、退廃的な言葉をそれに乗せる。
終末を予感させる、詩的な世界は、一度魅入られたら逃げ出せないような魔力に満ちている。
と、その緊張感に満ちたステージで、突如全く印象の違った歌をつらつらと歌い始めた彼。
そして一言、”ダメ、ぜったい!”と呟く。
会場は笑いの渦に。時事ネタ。。。
その流れで、最近作った”サッカリンブルース”という曲を続けて演奏し、地球温暖化で湿っぽくなった世界を歌い。。。
熱くて冷たい、という紹介文は間違っていなかったと思わせる、相反する魅力に満ちたステージだった。
それにしても、ギター、どうやって弾いてるのだろう。。。
専門誌に取り上げられたことあるというテクニックには、ひたすらに見とれてしまう。


次もこの夜初登場、サトチエ。
群馬は赤城山の麓で、”虫の音”という音楽喫茶を切り盛りする彼女。
前橋COOL FOOLで開催される前橋独パンには、数回出演しているはずだ。
私も前橋で競演した事があるが、
澄み切った温かみのある声が本当に素晴らしく、等身大でいて真摯な歌には、驚くべき説得力がある。
素朴ながらも、大人の女性としての懐の深さを感じさせる、”観葉植物”からステージはスタート。
自分の歌いたい歌を誠実に歌う、それだけの簡単なことだ。自分に出来る事を精一杯やる、それが見るものの心に訴える。それを確実にやり遂げているだけなのだが、どうしてこうまでに、胸の奥に響いてくるのだろうか。
前橋での夜を過ごした時にも感じたが、東京以外の土地でも、勿論シーンというのは熱く盛り上がっている。
しかし、少し離れただけの土地で感じる音楽家達の情熱は、東京とは違った純粋さが感じられて仕方がない。
独唱パンクでは、そんな存在をこれからもどんどん発掘して行って欲しいと思う。
サトチエは、初めてのライブハウス出演で緊張しているようにも見えたが、その澄み切った情熱はまっすぐに観客に届いていた。

日比谷カタン氏の放つ毒気を、サトチエ氏がすっかり中和した後、
独パンのもう一人のゴッドファザー・遠藤ミチロウが登場。
あまりにも有名なスターリン時代の武勇伝の数々に、古くからの熱烈なファンも多い彼だが、本当にいつ観ても新鮮さを失っていない。
打ち上げで少し話題に上ったが、ミチロウさんはその根本で詩人なのだと感じる。初めてソロのステージを拝見した後も、改めて詞を読んでみたい、と思わせる言葉の魅力があった。
お前のあそこはヒロシマのよう、原爆のように晴れ渡る、という一説は、初めて聴いたときから変わらずに、重い情念の、行き場のないやるせなさに満ちている。
今年、沢山の惜しい才能が亡くなりましたね。。。と語り始めたミチロウさんだったが。。。”クレヨンしんちゃん。。”と呟いた。
一人の父親でもある彼にしてみれば、親しみやすい漫画家の急死が最も衝撃的だったのだろうか。
コメンテーターは、いつも偉そうなことを書いていても元々パンクスでないため(元モッズ)、ミチロウさんの傍でお話していても何となく緊張が解けないのだが、この夜はミチロウさんに親しみを感じた。
お塩語録にも取り上げられているという話は、既に沢山の方が話題にしているので省くが、
バンドという組織はどうしても、個性が際立つ一人の色で見られがちなのだろう。逆に、ジャンルの違う方からも絶賛されるというのはそれだけの。。以下略。何か、クールだとかナントカ褒めていたそうだが、ミチロウさんは私にとってクールな方ではない。毒気の強い、強烈な個性を持った素晴らしい詩人だ。
その上、
打ち上げでメイクを落とさないままのミチロウさんと、迫力の歓談タイムを過ごしたが、そこにいたほとんどがピストルズ派という意見で盛り上がったひと時だった。

そして、
ヴォリュームたっぷりの夜を締めくくるのは、待ってましたの主宰・チバ大三。
この夜もビッグマフが冴え渡る。
本当に、こんなにファズの音を美しく鳴り響かせるハコは他にない。さるイベントも、オルタナ系の面子でまとめてここで開催したら面白かろう。
私は、丁度ギターアンプの正面に近い席で観覧していたが、この日はどうもギターの音色が違って聴こえた。
いつになく鋭く、その上どことなく艶がある音色のセッティングだ。
後になって確認すると、この時は血刃了ライブ時のセッティングにしていた、との事だった。
私は彼のバンド時代を知らないので、チバ大三というと、一人でバンド並の迫力をかもし出すソロシンガーというイメージを持っている。しかし、そのスタイルは独特で、日本人としての質感を存分に発揮し、なおかつどこかアヴァンギャルド。他アーティストとのセッションも積極的にこなし、それでも自身の個性は埋没することがない。
それでも、この夜の彼は、いつになく追い詰められたような気迫が感じられた。
イベント最多の出演者ということもあり、
単純に人数分の重みを跳ね返す面持ちだったのかもしれない。
後は、後日知ったことだが、この日の出演者の順番も関係していたようだ。
時は流れる。人の立ち位置も、それにつれて変わっていく。
それを如実に感じた夜だった。
私としては、この日のステージは、主宰がミチロウさんを越えたクオリティだったと思えた夜だった。

そして、
打ち上げの席では、
私はまたもや録に並びを気にせず席に就くと、遠藤ミチロウさんのお隣。
どうしてこうも緊張するのかというと、スターリンをあまり聴いたことがないため。
昔話をあまり好まない、という事は聞いているのでよいのだが、
お客さんに、スターリン愛好者が多数いたため、ミチロウさんを囲んで大騒ぎとなった。
楽しかった。

サンキュ!!また使わせてね。

スターリン愛好者は元気だね〜。ミチロウさんも喜んでいた。

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