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株・BLC研究所コミュの独唱パンク、ライブレポート・Vol.101

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後半トピックがまた長くなりました。

豪華な出演陣の101匹ワン。。。じゃない、101回目の独唱パンクはこんな感じです。

コメント(5)

8年余の歳月をかけてたどり着いた100回目、そこからの折り返し地点なのか、
新しいハコでの独唱パンク。
フライヤを見れば分かるとおり、総勢9人の出演者、それも一癖ある兵ばかり。
非常に楽しみだ。
といって、下車駅を間違え、トップバッターの出だしを見逃した私。。。(以下敬称略)

最近とみに気を吐いている感のある黒坂正二郎。
ワルっぽさ全開の、個人的に好きなタイプのシンガーだが、以前渋谷某所で初めて観た時には、噂に聞いていたよりもおとなしく感じた。
この日は、持ち前のエネルギーを全開にしていたようだ。すごく格好よかった。
それにしても、Club Doctorもえらく音が良い。
彼の純粋さをストレートに表した歌詞がよく聴こえる。
前にも心に刺さってきた詞があって、
”自分の両親が、恋人が目の前で殺されたとき、自分は戦争反対と叫ぶ事が出来るか?”
私自身の意見はあまり書かないでおきたいが、
この言葉に正面切って反論出来る人がいるのだろうか?
私はこの言葉だけで、何だか彼を信じることが出来る気がする。
やりきった、という様子でギターを放り投げてステージを去った姿も、痛快だった。

次は久しぶりの川上テルヒサ。
何だかエフェクターが増えた気がする。。。ギターも替えたのか、荒っぽく鋭い音色になっている。(後で聞いた所、ギターは同じだって^^)
私は少し前から、無善寺などでたまに彼のステージを拝見していて、実に研究熱心だという事を知っている。
元々声量に恵まれた方だが、一層それを生かした方向へ行っている様だ。
知っている曲は半分位だったが、まるで雰囲気が変わっていて、
正に心機一転。
好きな音楽の影響をストレートに感じたけれど、以前の彼のスタイルからしたら、それは良い方向なのではないだろうか。
ただ単に、私がエレキバカで、好きな音色に替わってた、という事かもしれないけれど。。。

3番目は、私も大好きなカルカン・エコー。
白いレースがアクセントの、極めてロマンチックな衣装で、それだけでもステージが一気に華やぐ。
もっと派手にしても良いくらいかもしれない。
何しろ、相変わらずの耽美的な、ちょっとレトロな音世界が広がると、会場が一斉に聴き入るのが分かった。
彼女のステージは多分4回目位だと思うが、
この日は、フォークソングのような、古い歌謡曲やニューミュージックのような、懐かしさを感じるメロディーなのだと改めて感じた。
メサイアという曲などは、ドイツ語のタイトルだけにクラシックの香りもするけれど、ベースに様々なジャンルの気配を感じさせる。
そう、中々に懐深いというか、奥が深いというか。。
この夜も、聴き惚れました。。。

そして、魔王・井上卓。
現在東京ツアー中の様だが、既にそのステージに魅了された新たなファンも目にしたり。
この日は、声援も多く、釜が崎ブルース?の合唱も盛り上がっていた。
私はmixi内のコミュに加入し、DVDも所持している一応のファンだが(CD持ってなかったワ;)、ここで打ち上げの際にお聞きしたことを少し。
今回、Club Doctorの2段積みアンプはマーシャルではなかった。今までの2回のステージはHOT SHOTだったのでマーシャルアンプのイメージが強いが、
この日は、”随分音が綺麗だな”と私は感じたのだった。
しかしご本人によると、マーシャルは微調整が聞かないため、不満があったそうなのだ。う〜〜む、すみません。。ひずんでりゃ嬉しいバカなあたし。。
しかも、あれほどに音を歪ませるのなら、何故にエレアコを使用??
それも簡単な話、音の響きを大切にした結果、ソリッドを使わないという事。
そして、たった一人であの音圧。
元々バンド出身なので、厚みを出すべき、とお考えのご様子。
しかし、逆に考えると、ただギターの音をでかくしたからといって、
それに負けないヴォーカルのパワーとか存在感が必要だ。
やっぱり、彼は魔王だ。
実際にオフステージでお話してみると、以外に素朴な雰囲気で、まだ日焼けした印象もある、健康的なお兄さんといった印象だ。
ステージ上の、スサノオノミコト的イメージの秘密は、また次の独パンの時にでも。



次は、2度目の出演、杉田ナターシャ奈央子。
彼女はこの日、3つの詩を詠んだ。
私も久しぶりにお会いするが、髪を金色に染めて、少し妖精ぽい雰囲気。
以前よりも力が抜けて、儚さが一層強調されていた。
確か前回は、春のひなまつり大会(笑)での共演だったが、
その時よりも、良い意味で余計な色気がなくて、そこがよかった。
私は以前イベントでご一緒したこともあって、多少存じているのだが、
彼女の少女っぽさは、これから存分に生かした方が良いように思う。
年齢に関わらず、その人の本当の持ち味というのは生涯決して変わらないだろう。
少し細い声も充分に魅力的だったし、
ロマンチックな詩世界もマッチしていた。
あの神がかった魔王の後の、一服の清涼剤のようだった。

次もポエトリーリーディング、待ってましたの青木研治。
新聞を使ったパフォーマンスからスタート。
せわしなく歩きまわり、スタンダップコメディを観るような躍動感、彼を観ていて本当に感じるのは、どうしてこうも毎度毎度、新鮮味を感じさせる事が出来るのかという事。
ここしばらく、ピアノ演奏なしでの活動が続いているようだが、ここで一つ余談を。ポエトリーリーディングというのは、楽器演奏やBGM、SEを使用する、というのは割りと常識になっている。
私自身も関わって日が浅いので何とも言えないが、朗読だけずっと聴かされても退屈、ならば演出をつけるのは当然、というような暗黙の了解がある。
しかし、何も、使わなくてはいけないという理由は無い。
朗読を聴かせるのであれば、逆に人の声だけで勝負した方が、その人の個性が出せるのでは無いか?
勿論、喋るだけで30分だか40分だかをずっと持たせる事が出来なければならない。
この日の、青木研治のステージは、確か30分。
そんな長さには、とても感じなかった。
何かに対する苛立ちすら感じさせるような、強烈なエネルギーの放出に会場は確かに魅了されていた。
ちなみに、12月22日には渋谷某所にて、彼のワンマンライブがあります。
そして、初登場の、波流乱満。
私は実は一つ、彼女のステージを観て安心したことがあって。。。
ああ、紹介文ぴったりマッチしてた、よかった。。
ステージの片隅に小さなテーブル、その上は、赤いろうそくとお香、ドクロと葉っぱで飾られ。。
何かのお経のようなSEが流れる中、
黒いベールを纏った彼女が登場、ギターをかき鳴らしてから、芝居がかった仕草で自己紹介を。
隅々にまで神経の行き届いたステージングに、会場は終始見入っていた。
演奏はかなりアヴァンギャルド(勿論テクニックあり)、幻想的な詞を呟く様に、時に張り上げるように、ステージが続く。
いわゆるゴシックな味付けなんだけど、たとえば白蝶貝をあしらった美しいギターだとか、その隙の無い所作だとか、視覚に訴える演出ってやはりとても大事なのだ、と改めて感じる。
吉原炎上というバンドはよく名前をお聞きするが、ベーシストはあの方だ。メンバーが皆こんなに耽美的なら、是非観てみたい。
で。。。オフステージで、髪をまとめた彼女を見かけたら、すごい美女だった。何で隠すのかしら、勿体無い。。

次はゴッドファザー、遠藤ミチロウ。
私は最近よくステージを拝見する機会があったのだが。。
(溶鉱炉では共演だったが、いえ私なんかは以下略)
この日は、その数回観たステージの中で、一番爆発していた。
初めに、主宰に対する熱いラブソングを熱唱。
”チバ大三に会って、自分の人生が訳分からなくなった。。”そうだ。
会場は笑いの渦に巻き込まれたが、そこはゴッドファザー、すぐに”俺の言葉はただのセックス”で自分の領域に引きずり込む。
以下、お前のイヌになる、音泉ファック、と畳み掛けるように歌い放ち、
会場は最高潮に盛り上がる。
ここまでかなり熱いステージが繰り広げられて来たからには、負けられない意地もあるだろうし、
この夜は本当に、皆が相当に素晴らしいパフォーマンスを見せていた。
如何にも独唱パンクと呼ぶに相応しい夜だった。
それも、単に、共演者と戦う、というだけでなく、自分のベストを見せ付ける余裕も感じられた。
最後の”天国への階段”では、川上テルヒサが被り付きで座り込み、ただ黙って聴いていたのも印象的だった。
レポのために、いつも目を皿のようにしてステージを眺める私も、この日は結構客席でシャウトしてたのさ。

その流れで、主宰チバ大三!
皆のエネルギーを見事に受け止め、お腹いっぱいで自分がいてもいなくてもいいかな、だとかほざいて(失礼)いたが、何を言うのか!
独唱パンクについて行く人間は、イコールチバ大三について行ってるのではないか!
”黒いタママ”から始まり、情念剥き出し、チバ大三の真骨頂が発揮されていた。
初めてソロステージを観た日を思い出す。。。
お約束のヘッドランプも出たし、ファズも踏みまくり、終始最高速で突っ走っていた。
それにしても、繰り返すがこのハコ、本当に音が良い。
繰り返すが爆音バカの私が特に感動したのは、ファズの音が美しく出ていた事。
くどいようだが、ファズというのは、例えばいわゆるディストーションの、全てのつまみを最高レベルに上げて、なおかつギターアンプのトレブルだとかゲインだとかも最高に上げると、同じ歪みが再現出来る。
それくらいに異常なエフェクターなのだ。
場所によっては、そのフィードバック音がもやもやして、いまいちだったりするのだが。。。
Club Doctor位ファズの良さを引き出していたハコは無いかも。。
嫌いな人には、本当にただの雑音にしか聴こえないかもしれないが、この夜のファズは、101回目を祝福するように美しく鳴り響いていた。。。

持病が少し出ていた私は、会場を出てからどっと疲れているのに気づいたが、
明日のパワーを貰ったくらい、楽しい夜だった。
外は寒かったけれど、そんな事は気にならなかった。
爽快な夜だった。
お疲れ&サンキュ!!
いい夜だったね。

あのPAの女性、上手いんだよな。リハでも皆の細かい注文に対応が速かった。
やっぱろファズは広い場所で鳴らした方が気持ち良いね〜

アオケンの発表は、15分。
30分と思わせるだけの密度があるんだなぁ。
それでワンマン1時間!音楽は使わず喋りまくる予定らしい。
怖ろしい奴っちゃ。

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