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ホルモン避妊法について考えるコミュのOC最新ニュース

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http://search.cnn.com/pages/search.jsp?query=pill
これはある意味,びっくりするニュースです.
CNNニュース記事ですが,アメリカで消費者団体が,FDAに第三世代ピルの販売差し止めを請求したそうです.
理由は簡単で,昔の亡霊が復活した感じですが,第三世代による血栓症問題が再燃し,アメリカには第三世代は必要ないという所でしょうか.
もし,これでFDAが何か具体的な声明を発表したら日本にも影響が出てしまうかもしれません.

コメント(11)

FDAは消費者団体に対して、陳情書の内容を十分に検討するとの事です。
もし、販売差し止めをしないまでも、第三世代のリスクの高さを改めて公表したら、その影響は小さくないでしょうね。第三世代といっても、アメリカで使われているのは、デソゲストレルしかないのですが。
今日の海外ニュースを見ていると、natural family planningによる妊娠率は年間0.4-0.6%であるという報道があり、Human reproductionという著名な雑誌に結果が報告されているようです。
結果自体は確認していませんが、この方法では生理学的に妊娠しやすい時期には性交を控えるか、コンドームを使用する必要はありますが、とにかくOCを用いなくても、二つの方法を組み合わせるとOC並みの避妊効果が得られる事が初めて具体的に立証されたように思います。
この方法はOC以上に女性が自分の身体を理解している事が重要で、理解が足りなければ、失敗の原因になることをハイデルベルグ大学の先生が指摘していました。勿論、男性の積極的強力が必要である事は言うまでもありません。

馬鹿にされがちなnatural family planningですが、その妥当性はもう少し理解されても良いように思いました。
本日二番目のニュースは、Ortho Evraという皮膚に貼る形の避妊薬の話です。2002年4月から2004年12月までの調査から経口投与の2倍程度リスクの高い事が確認されたとの事です。
FDA自体は、2005年に血栓症リスクに対する注意を添付文書に盛り込むように求めてはいましたが。

皮膚から投与されようが、経口投与であろうが、体内に入れば、エストロゲンはエストロゲン受容体に働き、プロゲステロンはプロゲステロン受容体に働くので、リスクに差があるはずないと私などは思います。

他方で、ホルモン補充療法の研究では、経口投与に比べると経皮吸収の方が安全である可能性も指摘されていたりします。
閉経後女性と閉経前女性との反応性の違いがあるのかもしれません。

ともあれ、避妊の場合、経皮投与では経口投与よりも安定的に高いレベルでのエストロゲンが血中にあることになるので、その結果としてリスクが上がるのかもしれません。
アメリカは第一世代が好きですが、現在、酢酸ノルエチステロン1mg+エチニルストラジオール0.02mgの24錠に4錠分休薬するタイプの有効性がテストされています。
21錠タイプに比べて出血のコントロールは良いとのことです。
エストラジオールを0.02mgにすると、どうしても出血が増えるようです。
韓国オルガノンのトップが、韓国女性に向けて快適な女性の生活について語っているニュースがあった。
OCが生活を一変させる可能性を秘めた世紀の大発見であり、シエーリングと共にオルガノンが市場の拡大に貢献しているのは間違いないが、製品の宣伝に関しては矛盾した事を言っている。
超低用量マーシロン(エストロゲン0.02mg)は素晴らしいというけれど、アメリカでは21錠マーシロンに5錠のエストロゲン錠剤を付け加え、サイクルコントロールを安定化させている事を考えると、マーシロンは優れて出血コントロールが良い訳ではない。
シエーリングのエストロゲン0.03mg型のマイクロギノンと比較して、エストロゲンの少なさを強調しているけれど、出血コントロールならば0.03mgの方が優れている。
マーシロンはマーベロンに比べて血栓症が多かったという仰天の結果がヨーロッパで得られていたりして、エストロゲンは低用量である限り、用量を上げても下げても根本的には何も変わらないように思われる。

そのせいか、マイクロギノンが古い製品なのに今でも世界第一のシェアを占めているし、第二世代が世界第一のシェアを占めている。ジェネリックが多いせいもあるが。
毎日、何かの新しい研究成果が報告されているが、緊急避妊の成功率を少しでも高める工夫として、緊急避妊ホルモン剤(例えばPlanB 1.5mg)とCOX-2抑制剤(メロキシカム:モービック)を同時に服用すると排卵抑制の比率が高くなると言う結果が報告された。
もしCOX-2でも有効ならば、通常のNSAIDでも同様の効果が期待できるかもしれない。
排卵を実際に起すには、排卵する卵胞内部でプロスタグランジンが生成する必要があるが、非ステロイド性抗炎症剤(NSAID)はこのプロスタグランジンの生成を抑えるので、排卵抑制を助けるという理屈は論理的に頷ける。
もしかすると、OC及びHRTだけでなく、性ホルモン領域において画期的な薬剤がでるかもしれないし、肩透かしに終わるかもしれないですが、新しいエストロゲンについて紹介しましょう。

エステトロールです。
エストロンはE1、エストラジオールはE2そしてエストリオールはE3と言われていますが、エステトロールはE4です。基本的に胎児の肝臓で合成されるエストロゲン代謝物ですが、1965年に発見された時は、特にエストロゲン効果もないということでお蔵入りになっていましたが、最近、ベンチャー企業が埃を払って、復活させたものです。
現在、実験段階で予測されている効果・適応は、更年期障害のホルモン治療、骨粗鬆症の治療、経口避妊薬のエストロゲン成分、乳がん治療薬、子宮体がん治療薬などです。
この物質はエストロゲンというだけでなく、生体内で作られる選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)の特性を持っているということなので、癌の増殖抑制としても働くのかもしれません。
妊娠中、胎児の体内で増加し、母体にも循環するエストロゲンですので、多くのエストロゲンで心配される催奇形性の可能性も少ないかもしれません。
現在、OCの主要成分であるエチニルエストラジオールと比べても副作用が少ない可能性があります。
エストラジオールより良いかどうか分かりませんが、今後更なる情報が公にされるでしょう。尤も途中で駄目になる可能性もありますが、興味深い話です。
EUでエチニルエストラジオールの代わりに純粋なエストラジオールをエストロゲンの成分とするOCが承認された模様です。今後、臨床現場での使用実態が徐々に報告されるでしょう。
純粋なエストラジオールとは、生理的に体が作っている17βエストラジオール(E2)のことですが、故に天然という訳ではありません。天然の名称は実際に抽出された事が必要で、E2を抽出して薬剤に加工する事は膨大な費用がかかり、現実的ではありません。
これらは、すべて合成されたものです。
我々は、合成されたものであっても、特別な化学修飾されていない形で、体内で合成された物質と同じであれば、安心であるし、安全であるという期待感を持っています。故に、E2の使用は長年の夢であり、更年期障害の治療薬としては最初に経皮製剤が開発され、1975年に初めて経口製剤が海外で使われるようになり、日本では今年使用が可能になった。
経口避妊薬に関しては今回が初めてです。
実際の避妊効果は間違いないですが、実際に副作用が有意に軽減されるかどうかは定かではないと言うべきでしょう。物質自体は体内にあるものと同じであっても、系の内側で作られ活用されるという事と、系の外側から投与するという事は全く別次元の話だということは忘れてはいけないでしょう。
来年の話ですが,日本産婦人科学会において,ピル10周年を記念してシンポジウムが開催されますが,特別なゲストを呼ぶ事が考慮されています.
Leon Speroffという先生で,彼の生殖内分泌に関する教科書は海外で熱心に読まれていますが,アメリカでのピルの歴史とピルの副作用に関する誤解を解く解説をされる予定です.
公開シンポジウムかどうか分かりませんが,もし公開ならば参加の価値はあります.専門家にとっても彼の話を聞く事は意義があると思います.
日本に特有の問題もあるので,その点に関しては事前に情報が流される事になっているようなので,副作用に関しても日本の興味にも適合するようにアレンジしてくれるかもしれません.
近い将来、ピルやホルモンに関する、証拠に基づいたホームページを開設するつもりですが、その際にはどこにも負けないエビデンス満載の情報提供を心がけるつもりです。最近、ピルやHRTに関して、読みやすい英語の本を手にしたのですが、彼女はアメリカでは更年期領域のエキスパートとの紹介がなされていましたが、ざっと見た限りでは一点誤解と思われる記述を発見。
ピルの世界では有名なギルボー先生の著書にも長年に積み重なった誤解が散見され、そういう誤解が多いのだとつくづく実感する次第。
誤解という訳ではないですが、今、循環器の専門家の中では中性脂肪のリスクの重みをどう考えるべきかで論争があります。最近、2009年12月のBMJ ですが、メタアナリシスの結果中性脂肪には独立したリスク因子としての証拠はなかった、という結論が提示されていました。
実は極めて議論の多い領域なのですが、中性脂肪改善薬を出している企業を中心に猛反対を繰り広げています。もし、無意味となったら、将来の利益が砂上の楼閣になるのですから、必死ですね。

話は戻って、OCの話題ですが、COX-2インヒビター、メロキシカム(日本名モービック第一三共)ですが、30mg/dayを排卵時期の5日間連続で服用すると、従来の緊急避妊薬波に排卵阻止効果のあることが実験的に証明できたという報告が出ていました。
従来の緊急避妊薬の場合、排卵間近の成功率は引くと指摘されることがあり、NSAIDはその曖昧な時期に効果を発揮するという訳です。
更なる検証が必要ですが、30mgは日本の添付文書で見ると用量が多いですが、上記の曖昧な時期に関しては緊急避妊薬とNSAIDの十分量を併用するというのも実際的に意味があるかもしれません。
最近文献で見かけた新しいOCについて,
1.現在のOCの大半はエストロゲン含有量が30㎍或いは0.03?ですが,ここ5−6年の間に20㎍が出てきましたが,ついに10㎍のOCに到達しました.
2.日本では非常に古いプロゲスチンである酢酸クロルマジノンを含むOCが最近登場し,第五世代になるかもしれません.ヤーズ同様に24錠実薬を服用し,4錠プラセボを服用するタイプです.
3.最近というには少し時間が経過していますが,天然のエストロゲンであるエストラジオール17βを含むOCが登場しています.
4.長年,OCはOCでしたが,1990年代になるのニキビ治療の適応を有するOCが現れ,ヤーズが出るに及んでPMDDの適応が追加されましたが,今回新たに過多月経を適応症に加えたOCも出てきました.
5.つい最近治験が終了し,ヨーロッパで申請された面白いOCがあります.24日から120日の間,服用者が自分の都合に合わせて連続で休薬なしに服用できます.但し,120日が限度で4日間休薬する必要があります.連続服用中に不正出血が起こった場合には中止し4日休薬します.成分はプロゲスチンがドロスピレノン3mgで,エストロゲンはエチニルエストラジオール0.02?の超低用量です.現在,日本でも臨床試験が始まっているようです.

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