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ガウディア・育児・英語・公文コミュの戦争の原体験から生まれたファンタジー「縄文のつぼ」(中学生向き)

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 私は13才の少年期(中学2年生)に敗戦の年を迎えました。
 戦争末期には、大型爆撃機B29の編隊が毎日のように上空に飛来するたびに、今にも頭上に爆弾が落ちてきて死ぬのではないかと恐怖に襲われたものです。
 
 とはいえ、私は身を以て空襲の惨禍を体験したわけではありません。大阪から東へ五〇キロほど離れた田舎町で、西の空が焼夷弾による火災で夕焼けのように真っ赤に染まるのを眺め、田んぼを潰して造成中の飛行場で一度だけ機銃掃射を受けた程度でした。
 
 戦争が終わる1年前の4月に全寮制の中学校に入学しました。食べざかりの少年たちの集団生活だったから、極度の食糧不足をめぐるトラブルは避けられませんでした。数百人の生徒が日々空腹を抱えて集団生活を送っていました。昼の弁当は殆ど朝のうちに食べてしまい、それでようやく空腹が満たされる分量しか配給はなかった。昼食抜きの一日二食が習慣になっていました。
 
 寮生活で何より重視されたのは、食糧を「独り占めしない掟」でした。家から送ってきた慰問品には、炒り大豆や麦粉や餅などがありました。それを僅かずつ同室の仲間と分け合って食べながら、強い連帯感に満たされた記憶を今も忘れることはできません。鶏の餌にすると偽って米屋から分けて貰った米ヌカを火鉢で炒って、仲間とともに飢えを凌しのいだこともありました。
 同じ苦難を共有した体験は、自分だけ「独り占め」する満足では得られない連帯の悦びにめざめる原点となったものです。
 数年前、“同じ釜の飯を食った”仲間の同窓会があった時、同級生の一人が、
「あの時はまるで縄文時代みたいな生活だったな」と言いました。
 
 いま飽食の時代といわれ、あらゆる商品がスーパーに山と積まれている生活環境の中で、子ども達は僅かな食料しかない空腹や分配の体験をしたくても出来ない状態です。
 そこで、今の子供たちに戦争の原体験をイメージとして伝えるために、古代の縄文時代を舞台にしたファンタジー「縄文のつぼ」を創作しました。
 
 じつは、このファンタジーは、ずっと以前に私自身がペンネームで創作したものです。何とか子どもたちに自然と平和の大切さをイメージで伝えたいという思いで筆を執りました。
 対象は中学生ですが、オトナも楽しく読んで頂けると思います。
 
 ところが発表の場が見つからず、そのまま引出しの奥にしまい込んでいたのですが、ネットで<アルファポリス>というサイトにドリーム・ブッククラブがあることを知りました。
 そのシステムは、作者・読者ともに無料で3ヵ月間だけ作品を公開・閲覧でき、読者からの点数が300点に達すれば、書籍として出版も可能になります。
 
 というわけで、下記サイトに公開していますので、是非一読して下さいますよう、ご案内かたがたお願いします。
 作品は相当な長さになりますので「ブックマーク」をつけて、お暇のある時間に最後まで読んでみて下されば幸いです。
 なお、サイト画面の上にあるメニューから「利用ガイド」をクリックして頂けば、システムの詳しい説明があります。公開サイトの 。URLは下記の通りです。
 
<ファンタジー>縄文のつぼ  宇江田 義弘 作
http://www.alphapolis.co.jp/dream.php?ebook_id=1041653&order_kind=3
(落ちこぼれの中学生・真吉と、陶芸家の娘で知恵おくれと噂されるアズサが森の中で出会い、数千年前の超古代へタイムスリップする物語)

*プロフの写真は、遺跡から出土した縄文時代の土器です。
 

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