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2006年01月25日06:57

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「耽奇館主人の日記」自選其の十七

2003年10月14日(火)
不眠症を治す方法。

ここんとこ、私の周囲には不眠症がびっくりするくらい多い。
当日記ではおなじみの桜の君、紅蜘蛛お嬢様、そして娘のサカキもなかなか眠れないと言う。
私は昔気質の人間なので、気合いで眠れ!といつも言うのだが、若い世代の女性にとって不眠症はなかなか深刻な現代病のひとつであることを知ってからは、私なりに治療法を色々考えた。
私は自慢ではないが、いつでも、どこでも寝られる。
仕事柄、身体がそういう風になっただけのことなのだが、とにかくリラックスすることをいかにキープ出来るかを心掛けている。
食べるものは、食べるというより、飲み物の方だけれども、一般的にハーブティーがいいとされている。しかし、私は、牛乳とレモン汁、蜂蜜を混ぜたものがより効果的ではないかと思う。栄養的にこっちの方が疲労回復にいいからだ。それに胃腸をいたわる効果もある。
一番いいのは、やはり、リラックス出来る何かを常に心の中に抱えることだろう。
例えば、白い砂浜に青い空と海を常に頭に思い描くとか。
私は、水の中に浮く自分自身を想像することを常としているが、眠りに入る前に、入眠の儀式なるものを自らに施すことにしている。
いわゆる、おまじないである。
布団に向かって、背中から思いっきり倒れるのだ。
まっすぐ立って、倒木のように、バタンと。
うつ伏せにやってみたことがあるが、これだとチベットの五体投地祈願法みたいに苦痛を伴うので、背中からの方が気持ちいい。
倒れる際に、背中に布団が待ち構えていることを忘れて、深い奈落が待ち受けていることを想像すると、なお気持ちいい。
映画「青い春」で、松田龍平くんが校舎の屋上から背中向きに落ちかけてみせるシーンがあるが、あれは実際、やってみて気持ちいいものである。
特に、新井浩文くん演じる青木のようにフライングするのは、もっと気持ちいい。
気持ち良く、死ぬ。
死んだように気持ち良く眠れる。
論より証拠、今晩からでも試してみては?
今日はここまで。
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