お昼寝中、4歳児が脱走。鍵を開けて出てしまい警察沙汰に。
こっぴどく叱ったが洒落にならない。何か対策考えないと。
・映画大好きポンポさん
アニメにしかできない表現、ニャリウッドの賑やかな喧騒と生き生きした現場、意外と知られていない監督とプロデューサーの仕事やスタンスの違い、良いキャラ立ちと安定した演技、オリキャラのアランはキャラは平凡ながら驚きの邪道アイデアで出資に説得力を持たせ、クライマックスにかけてのジーンの奮闘、劇中劇とジーンの内面をリンクさせる構成の巧みさ、全ての映画ファンに向けて、自らの業を振り返らせるようなテーマ。
とても良くできた映画だけど見やす過ぎてクセやダーティーさも少しは欲しいところ。悪人を出す必要もないが、みんながみんな優等生過ぎて特に前半のクランクアップまでは今ひとつ退屈でひと盛り上がり、ガチンコぶつかり合いがあっても良かった。キャラの抱えている業や情念、執念もしっかり描かれているのだが、重さが伝わりづらいのでライトなサクセスストーリーのようにも見える。特に主人公ジーンはもっともっと厄介な変人であって欲しかった。
色恋ゼロなのは良いけど性癖はきっちり出してきてるよね。
・トムとジェリー
アニメのノリと世界観を人間界に持ち込むとアナーキー過ぎたという「ムーミン 南の島で楽しいバカンス」にも通じるモラルレスっぷりの2匹とアニマルたちが暴力と破壊の嵐を(物理的に)作り出し、クロエ・グレース・モレッツ演じるケイラはじめ常識人のふりをした奇人たちがツッコミ不在でボケ倒し続けるノンストップ・スラップスティックコメディ。
実写とアニメの見事な融合ぶり、古典的だが安定して楽しいギャグ、目まぐるしく次々展開するテンポの良さとダレなさはコメディのお手本のようで下品さも無く安心して観られる。ストーリーはめちゃくちゃでキャラクター描写も一貫せず、心に残るような名作とは言い難いが、公開年がコロナ禍真っ只中だったことを考えるとこんな愉快なだけの一作が世の中に必要とされていたのかも知れない。
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