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2024年03月27日00:03

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FIGHTING SOUL

今期はコロナも明けムードで多少売り上げが上がったからか、わずかながら年度末の手当てが出るのは嬉しいところ。

・犯罪都市

安定のマ・ドンソク案件。気は優しくて力持ち、上司に媚びず部下には優しく、住民の信頼も厚いマブリー兄貴が悪党を張り倒す!
多くの韓国ノワールに共通しているが、今作もユン・ゲサンとキム・ソンギュ演じる悪党がとにかく血も涙もない狂犬のようなゲスでいつ誰が殴られ刺され殺されるか気が抜けず恐怖と緊張感が半端ではない。そしてその分、無敵のマブリーが現れた安心感と鉄拳制裁の痛快さもまた跳ね上がる。
警察強行班の仲間たちや、憎まれ口を叩き合う班長とのやり取り、わずかながら含まれたユーモアも笑えるもので、「弁護士のスタンさん」にはぜひレギュラー化して欲しいほど爆笑。
同じような構成の傑作「無双の鉄拳」と比べると荒々しさ、パワフルさには多少欠け、暗い場面が見づらいなど物足りないところはあるものの無辜の民が悲惨な目に遭いまくっていたあちらと違いヤクザ同士の構想が中心で胸糞悪さはさほどではなく比較的見やすい。この辺は好みの問題だがどちらにせよ充分に楽しめるだろう。

・クリスマス・ウォーズ

ジャンルはコメディでもアクションでもないし主人公はサンタ服すら着ない。
サンタクロースのクリスことメル・ギブソンと彼を心底憎み殺すために遥々旅路につく殺し屋のウォルトン・ゴギンズが対峙するまでの物語。シナリオは単純ながら進行とともに双方の背景、人物と、これまでの人生を2人の卓越した演技と無駄なくさりげない演出によって理解していく極めてハードボイルドでクールなヒューマンドラマだ。事件の発端となる「善悪の区別がつかないクソガキ」ビリーの本当に洒落にならない犯罪者ぶりと周囲の描き方も抜群、クリスの良き古女房ルースや明らかに常人ではない工場のクルー達など、一切説明がないのだが想像を刺激し想起させる描写に長けていてなんとなく理解できる。
これはこれでかなり面白いドラマだったのだが、まるで愉快なB級アクションコメディのようなタイトルとジャケットにまんまと騙され、ほぼゼロの笑いと終盤のみのアクションに期待外れの烙印を押されかねないのが残念。
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