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2024年03月22日22:48
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ヒビノキ864（03月17日〜03月23日までの１週間／週前半）
2024/03/17〜2024/03/23までの日曜日〜水曜日の週前半の日記です。
■2024/03/17/日
16日（土）の午後から都内でTRPGのオフライン・セッション。『サイバーパンク RED』のGMをやらせてもらいました。
https:/
参加したメンバーは協力ありがとうございました。途中が盛り上り過ぎ、最後はややかけあし気味になってしまった。
●登場キャラクター（50音順）
▼PC� ．轡鵝丙濺帖〃此法織愁蹌�
銃や剣より拳で殴る方が強いソロ。道理を見抜き冷静沈着な性格。このためＮ54のマネージャーに勧誘されることになる。
▼PC�◆．妊�アナ（星野スミレ）／ロッカーボーイ４
銃と刀を手に自身のビズを配信する2040年代のアイドル型配信者。自身より格上のアイドルにアイドルマウントしてしまう。
▼PC�� リコ／ネットランナー４
恋と愛へと生きる元ノーマッドのネットランナー。マッチングアプリの相手が殺害され、終始、彼女への愛を貫き行動する。
●プレイの内容
（１）
アドベンチャー（以下“本作”）の背景と真実から。本作は2040年代のサイバーパンク世界で流行するマッチングアプリ「プロウナウン・ワンダフルズ（以下“PW”）」*1を中心にすえた内容だ（PWの詳細は自作スクリームシートを参照）。*2 人々のライフデータから仮想人格を作成。相性を探るPWの基礎技術は、いまから約16年前、ナイトシティの有名ロッカーガールでテクのメディナ*3が開発した。
奔放な性格で両性愛者のメディナの生き方――そうして彼女を支え続けるエリックとボヘミア２人の「最高の恋人」*4は、メディナの価値でアイコンであった。*5だが、愚行が原因の事故でメディナは「最高の恋人」を失い、*6自身も以後、意識不明の昏睡状態になってしまう。*7生前の意識消失のまえにメディナは秘書のチャルズ*8に、今後の人生の目的をつたえた。望んだ願いは「最高の恋人」の復活だ。
（２）
チャルズはメディナの遺言どおりに行動した。“遺言”によってチャルズはメディナが生前作成していた彼女の仮想人格へとしたがった。*9チャルズは彼女の仮想人格と一緒に投資会社を立ち上げ、*10 各種コミュニケーションサービスやシステムへ資金提供。エリックとボヘミアの仮想人格を再現するのに必要な人々の経験記録の収集を開始した。*11 収集した経験記録から必要な情報を抽出して寄り合わせる。*12
そうしてメディナの「最高の恋人」を再現しようとした。この目的において、２人が注目したのがマッチングアプリだ。２人は開発、法務、広報が別々の合弁会社PWを立ち上げると、PWの規約*13 に「ユーザーが死亡したときPWで作成したユーザーの仮想人格の権利は合弁会社が所有する」と契約を結ぶ。*14 そうして契約履行のために「最高の恋人」の要素を持つユーザーをギャングを雇い入れ殺害する。*15
（３）
（１）と（２）の真実など当然把握せず、ディアナとリコは、PWの規約に“同意”。ナイトシティデートの相手を探す。*16 この部分では未訳無料DLC「Digital Dating in the Dark Future」（以下“DDRF”）を使用した。*17 自身が設定したPWで交流する相手は６人。このうちPCが実際に交流をもった相手をチャルズが殺害する。もう１人かならず登場するのがPWのイメージキャラクター「アイ」である。*18
DDRFはユニークな無料DLCだ。チャートによって突拍子もないイベントが発生する。*19 だが、結果は“穏健”な交流へと終った。想定以外の部分は、GM（自身）が、本来一目でばれるように設定したアイの素性へ、ディアナのPLが絶対失敗を連発し、まったく気付けない状況であった。*20 この状況は、実際にリコがPWで交流を持ち、再会を約束した全身ボーグウェアの女性「PJ」*21 の殺害まで続いた。
（４）
刑事２人――ウゴ*22 と間宮*23 は、殺害をされたPWユーザーで、リコが直前に関係をもったPJと、アイが直前に関係をもったグレッグ・メジャーの捜査でPCへ接触した。ようや前日に接触した少女がアイだと気付いたPL／PC。「アイドルマウントしてしまった……」「<はぁ？ 私の方がうれてるんですけど？>きっとそう思われてるよ！」*24 悶々と悩むディアナ。だが、アイはいい娘（こ）であった。
ウゴと間宮は捜査の過程で、PWの被害者たちの殺害当日の体験記録をブレインダンス（以下“BD”）*25 ・チップへ記録しようとしていた。この調査を手伝う過程でアイのマネージャー斎藤ケイへ接触したPL／PCは、以後、アイの厄介オタク*26 になるディアナを中心に２人と交流を深化する。そうしてBDエディター*27 の間宮の力を借り、アイの記憶をふくめ、PWの被害者たちのBDダイブ*28 をこころみた。
（５）
本作で自身がアドベンチャーのしかけに用意したのは、このBDを使用した、他者との体験の共有と過去の調査だ。ただ「サイバーパンク RED」のシステムがBDの探索を担保しているわけではない。*29 そのため「2077」のように特定のシーンやパートを巻き戻し／再生できるようにした。詳細は脚注の※30を参照。*30 この調査でPCは重要な情報を２つ得る。PWの被害者たちを殺害した犯人とアイの“正体”だ。
マネージャーの斎藤がアイの体験記録提出を拒否したのは、彼女の人生の一部をうかがわせる映像――精確な射撃でストーカーを追い払う――であった。*31 このスキャンダルになりかねない事実に、PCは斎藤と秘密保持契約をかわし、報酬を受け取る。*32 くわえてストーカーの“始末”を依頼する斎藤。PCは彼女の頼みを“解決”し、*33 いよいよ被害者たちの殺害犯へ迫る。対決は間近だ。
（６）
BD映像内部に登場したギャングで、PWの被害者たちを殺害したのは、2020年代にアラサカ（荒坂）の後援をうけていたアイアン・サイツ（以下“IS”）であった。*34 リーダーは狙撃が得意なクロス・“サム”・マーク*35 とサイバーサイコシス一歩手前で火炎放射器魔のザ・ガソリン*36 。敵情視察だったはずが、ISは、PW殺人事件にも関与する証拠の宣伝用飛行船*37 に乗り逃走。
ナイトシティ上空でPCは戦闘へ突入。*38 相手に射線を通し、攻撃して遮蔽へ隠れ、その遮蔽を吹き飛ばす手法を意識した今回の戦闘は大変おもしろかったが、*39 やや課題も残る。*40 シンがガソリンの武器を武術で奪うなどして*41 PCはISメンバーをギリギリ撃破。墜落する宣伝用飛行船から証拠を持ち出し、*42 背景と真実を知る。PCと交渉するチャルズ。*43 愛か？ 金か？ PCは愛を選んだ。*44
●脚注
※１ マッチングアプリの名称の一部「プロウナウン」は現在、欧米においてジェンダーの代名詞形容を表現するのに使用する用語だ。性差が曖昧で、架空の2040年代すべての人々を巻き込むマッチングアプリの意味を取り採用した。
※２ https:/
※３ 自身独自のキャラクター。スクリームシートの「リヴァイヴァル・ヒストリー・ビート」の部分で取り扱う、それ以外のロッカーボーイ／ロッカーガール、記載した楽曲はすべて「サイバーパンク」世界の公式設定に存在する。
※４ 「プロウナウン」から「ワンダフルズ」と続く部分の名称は93年のミンゲラの映画「最高の恋人（Mr. Wonderful）」から採用している。
※５ メディナもカリスマだったし、奔放でわがままな彼女を受け入れ支え続けるエリック（男性）とボヘミア（女性）もカリスマであった。現実でも売れたロックスターが身を持ち崩さず大成する条件は高い確率で（しっかりした）恋人の存在だったりする。
※６ 護衛もなしにナイトシティ郊外のオープン・ロード（かつてのアメリカの国道）へ３人でドライブにでかけゴーギャングに襲撃され死亡した。当然、批判をうけた。
※７ 現在のメディナはリトル・ヨーロッバ（ナイトシティの地区の１つ）でクリオタンク（治癒溶液の中へと沈めた対象を低温休眠状態にして、容態を安定させ、治癒速度を増進する）の中に沈む。肉体の半分以上を欠損しており意識は回復してない。
※８ かつてのメディナのマネージャーで現在は秘書。メティナの遺言を守り続けた。
※９ あくまで仮想人格は仮想人格だ。人間ではない。ただ、メディナは遺言で自身の仮想人格に一定の“権利”を付与している。将来もし似た様な事例が現実で発生し、かつ仮想人格が法律に違反したなら、裁判は複雑なものになるだろう。
※10 メディナは「人間のコミュニケーションに関る部分」では、たしかに天性の嗅覚をそなえていた。
※11 2020年代から2040年代、そうして2070年代と「サイバーパンク」世界の技術変遷を振り返れば、個人の人格再現は2040年代で十分可能なはずだ。なにしろ「サイバーパンク 2077」では、その人格再現が主題になるわけだ。
※12 ※11も参照。とはいえ個人と個人の精神の融合はずいぶんグロテスクだ。
※13 現在のサービスと同様に、PWはユーザーの「同意」を得る以前に長々と規約の文章を表示した。もし、PCが判定に成功したなら「ユーザーが死亡したときPWで作成したユーザーの仮想人格の権利は合弁会社が所有する」約款（やくかん）がわかった。
※14 現実でもそうだが、この程度の確認で契約同意とあつかっていいのか？
※15 （６）を参照。
※16 ２個ぐらいのチェックボックスにチェックをいれて２人ともボタンを押す。
※17 https:/
※18 売り出し中のロッカーガール。ディアナと同じキャラクター造形にしたことは意図的である。
※19 相手がドラック中毒だったり、ギャングだったり、戦闘経験があったりします。
※20 こういうところが本当にTRPGはおもしろい。当初の想定が破れ、かつ、さらにおもしろい方向へ展開していくこと自体が始める前には予想できない。
※21 ピンク・ジョイ。障碍の解消に全身ボーグウェアとなったロボットのような外見の女性。独立系小企業のオーナー。陽気で快活。リコと再会を誓い別れて死亡。終始リコのPL／PCは彼女への絆と愛を重視し行動した。かっこよかったぜ。
※22 本名はハロルド・“ウゴ”・ジョジマール。ナイトシティ警察（NCPD）の警部。ナイトシティの犯罪や悪徳の状況にすれており、物事を斜めに見る。犯罪者たちに“めっぽう”評判が悪い。つまりは刑事として優秀である。
※23 本名は間宮賢士（マミヤ・ケンジ）。ブレインダンス（以下“BD”）を犯罪捜査に利用している。優等生タイプだが、賄賂等々になびかない。BDエディターでもあり、BD内部でPCをサポートする。※27も参照。
※24 まったく彼女がアイドルだと感知せず、ウィシンと偽名を名乗る彼女に“素”でアイドルマウントロールプレイをしていた。GMは彼女の人体彫刻（ボディスカルプト。大小あれ全身の体形に関る美容整形）が卓越しているのを説明していた。
※25 記録媒体に保存した、ある個人の人生体験を別人が“本人”のように体感する技術。まさしく、その対象になりきって記録した体験を五感フルで味わう／感じる。喜びと哀しみ、快楽、負傷や死亡の衝撃まで体験可能。このため非常に依存性が高く編集済みのブレインダンス以外を体験した場合、ショックで死亡することもある。
※26 「アイちゃんがそんなことするわけない！」「アイちゃんはこれこれこれだから」。盲目と妄想でアイドルを語る厄介オタクここに爆誕する。
※27 ブレインダンスを記録／編集することのできる技術群や技術者の総称。ビデオゲームの『サイバーパンク2077』ではジュディ・アルヴァレスがこれにあたる。
※28 被害者たちのBDダイブを行う以前に、自分（GM）はPLに「人間性を喪失する」と警告した（『サイバーパンク RED』では精神的衝撃や肉体的衝撃をうけたときに人間性――いってみれば正気度を喪失する）。
※29 ブレインダンスは物語の一部であってシステムでは担保しづらい。ただ、人間性の喪失で発生する狂気や暴走はシステムでもっとフォローがあってもよい。
※30 例：ブレインダンスダイブ（体験したPCは1D6の人間性を失う）
センテンスデータ #1
#1-1 18時前後の南ナイトシティ。様々な匂いと様々な人々が歩く表通りから裏通りへ
センテンスデータ #2
#2-1 目の前に立つ重層アーマーを着た大男が対象に火炎放射
センテンスデータ #3
#3-1 複数の人物が大男を制止。計画と違う事を口論する
PL／PCは一度とおしで全体のBDを体験する（人間性を喪失する） → センテンスデータ #1〜#3へPCは自由にBDを巻き戻す事ができる（センテンスを巻き戻す毎に人間性を１喪失する） → 巻き戻し／再生した体験映像の中で、PL／PCはGMに必要な部分を宣言。調査の判定を行う。
※31 行動自体は正当防衛だが、この事実を把握したメディアはアイの過去を根掘り葉掘り調査する。そうして彼女の過去の境遇はきっとポジティブなものではなくネガティブなものだろう。
※32 同時に契約でPCに“責任”も発生する。秘密を吐露したなら訴訟されるだろう。
※33 「（リコ）イヤな世界だ」。斎藤はストーカーの始末をPCに一任はしたが、アイのモチベーションをかんがえて“穏健”な方法を希望した。結果、ディアナはロッカーボーイの≪ロール特技≫「カリズマティック・インパクト」（ロッカーボーイのファンを作り出しファンたちにPCの願いを聞いてもらう）でストーカーを説得した。
※34 ルールブックのp304を参照。以前はアラサカ〈荒坂）の後援をうけてたいたがナイトシティでのアラサカの影響力の弱体化で一時縮小していた。だが、あらたな後援者たちを獲得して、ふたたび勢力を盛り返した。
※35 現在はナイトシティに身を置く。直前までバットランズのミート・ノーマッドらのキャンプと隊商でガンマン（本当の意味でバッドランズで牛を護衛するガンマンの意味）をやっていた。
※36 現在はナイトシティに身を置く。サイバーサイコシス一歩手前。自制がきかず厄介もの。企業戦争時代の重層アーマーと企業戦争時代の火炎放射器を使用する。防具は火炎放射器の熱を防ぎ、ザ・ガソリンを守る。
※37 ※２も参照。PWの被害者たちの１人グレッグとアイは事件当夜、PWのアプリをインストールしたエージェント（サイバーパンク世界の携帯端末）を所持してはいなかった。「ではどういう方法で相手の現在位置を特定したのか？」といえば、上空の宣伝用飛行船から直接、殺害対象の位置を特定したのだ。
※38 犯人が逃走したのだから“ただしい判断”だ。
※39 『サイバーパンク RED』の戦闘は、グリッド・マップを使用し、１）攻撃対象を攻撃可能な射線を確保する／あるいは近接攻撃可能なマスまで移動を行う（遮蔽の内側に身を置く対象には基本的に射線が確保できない／攻撃できない） → 攻撃したあと遮蔽へと隠れる移動を行う（移動分割――たとえば移動力６で３マス移動→攻撃→３マス移動→遮蔽を取る事ができる） → ３）遮蔽は破壊可能（遮蔽を破壊することによって相手が逃げ込む場所を奪う）のさんすくみによっておもしろくなるように設計してある。
※40 今回参加したPL／PCは３人。サムはアウトライダー（ルールブックのp415）、ガソリンはパイロ（ルールブックのp416）を修正して使用している。ただ、p415の指針にあるようにエッジランナー３人にたいしボス１体の指針はただしい。またマスタースクリーン付属のグリッド・マップを今回は２面使用したけど、これでは戦場が大きく広すぎだれてしまう（マスタースクリーン付属のグリッド・マップ一面は戦闘の緊張感と緊迫感を持続するちょうどよいサイズなのだ）。
※41 このシンの武術も計算していなかった。ガソリンはいいところがなかった。単純に装甲（SP）が硬い／堅いだけの相手になった。
※42 リコはメディナとチャルズが関る犯罪の証拠を、NET構造体（「サイバーパンク」世界のサーバーとコンピューターセキュリティ）にジャックインして手に入れ、くわえて墜落する宣伝用飛行船のコントロールを取り戻した。
※43 チャルズはメディナの仮想人格と犯罪を見逃す条件に2000eb（現在の日本円で約\40,0000）と月毎に250eb（\50,000）を支払う約束をした。
※44 リコとPJの関係はカネではないのだ。それがPL／PCのエッジランナーの選択だ。なおPCが愛を選ぶ場合、自身はシナリオで「人間性」が回復することにしている。
『ゆびさきと恋々』 Sign.11 「約束」
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来週初デート。物語としては最終回に向け最終整理の段階。ろう学校の友人の桜瀬まどかの母親が経営する喫茶店。そこでバイトが決定した糸瀬。糸瀬はバイトのことを逸臣に報告。逸臣はバイトに頑張る糸瀬をねぎらいデートの約束をとりつける。本作の感想序盤で「この物語は糸瀬と逸臣の大学生活と周辺を描くミニマムにものになりそう」とふれたけれど、実際その印象はまちがっていなかった。
物語の最終着地地点は糸瀬と逸臣の来週のデートであり、この部分が頂点なら、実際、自身が序盤で感覚した印象は正解。ただ、全体に期待していた作風とは違った。もう少々上げ下げある展開を期待していたけど、おだやか――ある意味では平坦な糸瀬と逸臣の関係を紡ぎ出すのに終始した。現実における若年の交際傾向は「波風なくおだやか」がトレンド。その反映ではあるのか。
『ぶっちぎり?!』 #09 「誘惑！スープにまつわるエトセトラ！」
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真宝が完堕ち。荒仁に千夜が憑り付いた状況と同じ方法で、真宝へと憑り付いた一夜。自分の弱さに悩み恐怖する真宝に一夜は「自身を受け入れ悩みを捨てよ」と囁く。真宝に一夜が憑依した結果、阿久太郎はただのひとに。彼は一夜を恨み、今度は荒仁へ接触する。なんだか阿久太郎が物語のトリックスター的な立ち位置になったな。荒仁に彼が渡す謎の“紙”はなんなんだろう？
展開自体は予想したままにすすむ。憑り付いた一夜は「荒仁を倒せ」と真宝に命令。荒仁 ＋ 千夜 vs 真宝 ＋ 一夜の舞台はととのった。今回はじめて千夜と一夜の過去が開示されたけれど、順当にかんがえれば、もう１回以上２人が決別した理由と背景を語る過去が展開するはず。ここからもう物語を引っ繰り返す余裕はないだろう。同時に感覚するのは中心人物に比べ脇役の存在の薄さ。
■2024/03/18/月
先週土曜の例会で「seria（セリア）」のTRPG商品のことを話題にしたけど、 冷静にかんがえると、オフセよりオンセが全盛の時代でどこに需要があるのかわからない。ボドゲ、トレカをふくめた全般的な商品ラインナップなんだろうが。
『HIGH CARD season 2』 #23 「SWEET HOME」
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酷い“本”（脚本）だ。ティルトがフィンの家族・兄弟だというのは予想がついたけれど「なにこれ？」って感覚。「ヤンデレおにいちゃん」が弟を想う暴走を中心に物語の幕を引けば、いままでつないだ「組織 vs 組織」や「エクスプレイングカード」の話が完全にぼやける。クリスをバーストがエクスハンドで復活させてしまう展開も都合がよすぎだろ（後半は都合の良いカードの使い方の連発でなえる）。
１期から登場して、フィンに同情心と親切心をよせたアップルが、バーストの能力で変身したティルト？ この突然公開したどんでんがえしみたいな要素ってサプライズのつもりか？ ティルトが抱く兄弟への思慕と暴走へ物語の責任をすべて押し付け来週が最終回である。この原作（河本ほむらと武野 光）はジャンル要素をパッチワークした短編は得意でも、全体で１本筋の通った長編を作る事は無理そう。
『姫様“拷問”の時間です』 EPISODE #11
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物事はじめるのに早いも遅いも“ない”！（魔王）。「ネコにも屈してイヌにも屈する」。ネコに引き続きイヌのかわいさで姫様を篭絡するクロっち。ただ、それより絵本作家をめざす忍者・月光の夢へ焦点。「すやすや姫様」。拷問の時間だというのに熟睡してしまい屈しまくりの夢を見る姫様。無防備である彼女の口からエクスやトーチャーへの感謝の寝言が漏れ出る。ゆっくりおやすみ。
「トーチャー若返る：幼女編」。実験の失敗によって魔王軍達全員が若返り。幼女トーチャーが幼女全開の“拷問”で姫様を篭絡。声優の底力を感覚。「トーチャー若返る：学生編」。ゆっくりしか戻らないのかよ。学生へと戻ったトーチャーが傷だらけの手で作る肉じゃがで姫様を篭絡。好意を持つ男子のためにがんばるＪＣかな？ 「トーチャー元に戻る：ビザオーダー」。これはドミノ。
■2024/03/19/火
日銀がマイナス金利解除。皮肉な部分は、長年の金融オペレーションで物価上昇と賃金上昇が結実したわけではなく、各国のコロナ禍終了への余波をともなう利上げと、人出不足、円安、戦争によって、達成されてしまったことだな。
■2024/03/20/水
休出。仕事。現在の様子だと前日の“荒天”の予報は陰も形もないが？
『戦国妖狐』 #11 「断怪衆最強の男」
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第１クール最終決戦。迅火と自身どちらかの魂と引き換えに山の神に神雲と千夜を封印したもらったたま。たまは迅火に事実を隠し、断怪衆総本山へ向う。第３クールまで放送を予定している第１クールの最終展開。道錬 vs 迅火 ＋ 烈深 vs 真介。連続放送するのか？ それとも分割か？ わからないけれど（とはいえ枠内の後番は決定しているので分割が濃厚）、戦って戦って戦い続ける。
ただ、現在の展開だと、あと２話はないと切りが悪い。実際どうするんだろう？ 本人が一人ごちるように、道錬みたいなキャラクターは、大抵、傲慢で粗暴な負けキャラクター――主人公たちの活躍を盛り上げる当て馬になってしまう。だが、道錬は勤勉で豪放磊落な性格の好漢。いってみれば主人公サイドの描き方。それが水上作品のイズムだよな。このかたわら、からくり兵器と化す烈深の行動がいさぎよい。
『メタリックルージュ』 第十一幕 「狙われた星」
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アルター陣営の何人かは生き残って「物語は続く」「休戦状態」みたいな結末になるのかな？ ジルたちアルターのテロを阻止し、同時に人類とネアンが手を取り合う未来のために金星へと向ったルジュ ＆ ナオミ一行。だが、一行は分断されてしまう。人形遣い師の正体はプロトネアンを生み出したエヴァなんだろうか？ ユングハルト博士がネアン解放論をジーンと同様に拒否したなら、彼女が殺害にいたる動機もわかる。
ともあれ最後だというのに物語を整理する展開が続き“散漫”な印象は強い。同時に最終回のあと１話で、どれだけ「きれいにたたんで」「着地地点を納得させられるのか？」といえば、現在の整理不足の状態だとむずかしそうだ。 Febriのインタビューだと「将来的にボンズの自社IPにしたい」って表現があったけれど、だったらなおさら「きれいにまとめないとな」と思う。
■2024/03/17/日
16日（土）の午後から都内でTRPGのオフライン・セッション。『サイバーパンク RED』のGMをやらせてもらいました。
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参加したメンバーは協力ありがとうございました。途中が盛り上り過ぎ、最後はややかけあし気味になってしまった。
●登場キャラクター（50音順）
▼PC� ．轡鵝丙濺帖〃此法織愁蹌�
銃や剣より拳で殴る方が強いソロ。道理を見抜き冷静沈着な性格。このためＮ54のマネージャーに勧誘されることになる。
▼PC�◆．妊�アナ（星野スミレ）／ロッカーボーイ４
銃と刀を手に自身のビズを配信する2040年代のアイドル型配信者。自身より格上のアイドルにアイドルマウントしてしまう。
▼PC�� リコ／ネットランナー４
恋と愛へと生きる元ノーマッドのネットランナー。マッチングアプリの相手が殺害され、終始、彼女への愛を貫き行動する。
●プレイの内容
（１）
アドベンチャー（以下“本作”）の背景と真実から。本作は2040年代のサイバーパンク世界で流行するマッチングアプリ「プロウナウン・ワンダフルズ（以下“PW”）」*1を中心にすえた内容だ（PWの詳細は自作スクリームシートを参照）。*2 人々のライフデータから仮想人格を作成。相性を探るPWの基礎技術は、いまから約16年前、ナイトシティの有名ロッカーガールでテクのメディナ*3が開発した。
奔放な性格で両性愛者のメディナの生き方――そうして彼女を支え続けるエリックとボヘミア２人の「最高の恋人」*4は、メディナの価値でアイコンであった。*5だが、愚行が原因の事故でメディナは「最高の恋人」を失い、*6自身も以後、意識不明の昏睡状態になってしまう。*7生前の意識消失のまえにメディナは秘書のチャルズ*8に、今後の人生の目的をつたえた。望んだ願いは「最高の恋人」の復活だ。
（２）
チャルズはメディナの遺言どおりに行動した。“遺言”によってチャルズはメディナが生前作成していた彼女の仮想人格へとしたがった。*9チャルズは彼女の仮想人格と一緒に投資会社を立ち上げ、*10 各種コミュニケーションサービスやシステムへ資金提供。エリックとボヘミアの仮想人格を再現するのに必要な人々の経験記録の収集を開始した。*11 収集した経験記録から必要な情報を抽出して寄り合わせる。*12
そうしてメディナの「最高の恋人」を再現しようとした。この目的において、２人が注目したのがマッチングアプリだ。２人は開発、法務、広報が別々の合弁会社PWを立ち上げると、PWの規約*13 に「ユーザーが死亡したときPWで作成したユーザーの仮想人格の権利は合弁会社が所有する」と契約を結ぶ。*14 そうして契約履行のために「最高の恋人」の要素を持つユーザーをギャングを雇い入れ殺害する。*15
（３）
（１）と（２）の真実など当然把握せず、ディアナとリコは、PWの規約に“同意”。ナイトシティデートの相手を探す。*16 この部分では未訳無料DLC「Digital Dating in the Dark Future」（以下“DDRF”）を使用した。*17 自身が設定したPWで交流する相手は６人。このうちPCが実際に交流をもった相手をチャルズが殺害する。もう１人かならず登場するのがPWのイメージキャラクター「アイ」である。*18
DDRFはユニークな無料DLCだ。チャートによって突拍子もないイベントが発生する。*19 だが、結果は“穏健”な交流へと終った。想定以外の部分は、GM（自身）が、本来一目でばれるように設定したアイの素性へ、ディアナのPLが絶対失敗を連発し、まったく気付けない状況であった。*20 この状況は、実際にリコがPWで交流を持ち、再会を約束した全身ボーグウェアの女性「PJ」*21 の殺害まで続いた。
（４）
刑事２人――ウゴ*22 と間宮*23 は、殺害をされたPWユーザーで、リコが直前に関係をもったPJと、アイが直前に関係をもったグレッグ・メジャーの捜査でPCへ接触した。ようや前日に接触した少女がアイだと気付いたPL／PC。「アイドルマウントしてしまった……」「<はぁ？ 私の方がうれてるんですけど？>きっとそう思われてるよ！」*24 悶々と悩むディアナ。だが、アイはいい娘（こ）であった。
ウゴと間宮は捜査の過程で、PWの被害者たちの殺害当日の体験記録をブレインダンス（以下“BD”）*25 ・チップへ記録しようとしていた。この調査を手伝う過程でアイのマネージャー斎藤ケイへ接触したPL／PCは、以後、アイの厄介オタク*26 になるディアナを中心に２人と交流を深化する。そうしてBDエディター*27 の間宮の力を借り、アイの記憶をふくめ、PWの被害者たちのBDダイブ*28 をこころみた。
（５）
本作で自身がアドベンチャーのしかけに用意したのは、このBDを使用した、他者との体験の共有と過去の調査だ。ただ「サイバーパンク RED」のシステムがBDの探索を担保しているわけではない。*29 そのため「2077」のように特定のシーンやパートを巻き戻し／再生できるようにした。詳細は脚注の※30を参照。*30 この調査でPCは重要な情報を２つ得る。PWの被害者たちを殺害した犯人とアイの“正体”だ。
マネージャーの斎藤がアイの体験記録提出を拒否したのは、彼女の人生の一部をうかがわせる映像――精確な射撃でストーカーを追い払う――であった。*31 このスキャンダルになりかねない事実に、PCは斎藤と秘密保持契約をかわし、報酬を受け取る。*32 くわえてストーカーの“始末”を依頼する斎藤。PCは彼女の頼みを“解決”し、*33 いよいよ被害者たちの殺害犯へ迫る。対決は間近だ。
（６）
BD映像内部に登場したギャングで、PWの被害者たちを殺害したのは、2020年代にアラサカ（荒坂）の後援をうけていたアイアン・サイツ（以下“IS”）であった。*34 リーダーは狙撃が得意なクロス・“サム”・マーク*35 とサイバーサイコシス一歩手前で火炎放射器魔のザ・ガソリン*36 。敵情視察だったはずが、ISは、PW殺人事件にも関与する証拠の宣伝用飛行船*37 に乗り逃走。
ナイトシティ上空でPCは戦闘へ突入。*38 相手に射線を通し、攻撃して遮蔽へ隠れ、その遮蔽を吹き飛ばす手法を意識した今回の戦闘は大変おもしろかったが、*39 やや課題も残る。*40 シンがガソリンの武器を武術で奪うなどして*41 PCはISメンバーをギリギリ撃破。墜落する宣伝用飛行船から証拠を持ち出し、*42 背景と真実を知る。PCと交渉するチャルズ。*43 愛か？ 金か？ PCは愛を選んだ。*44
●脚注
※１ マッチングアプリの名称の一部「プロウナウン」は現在、欧米においてジェンダーの代名詞形容を表現するのに使用する用語だ。性差が曖昧で、架空の2040年代すべての人々を巻き込むマッチングアプリの意味を取り採用した。
※２ https:/
※３ 自身独自のキャラクター。スクリームシートの「リヴァイヴァル・ヒストリー・ビート」の部分で取り扱う、それ以外のロッカーボーイ／ロッカーガール、記載した楽曲はすべて「サイバーパンク」世界の公式設定に存在する。
※４ 「プロウナウン」から「ワンダフルズ」と続く部分の名称は93年のミンゲラの映画「最高の恋人（Mr. Wonderful）」から採用している。
※５ メディナもカリスマだったし、奔放でわがままな彼女を受け入れ支え続けるエリック（男性）とボヘミア（女性）もカリスマであった。現実でも売れたロックスターが身を持ち崩さず大成する条件は高い確率で（しっかりした）恋人の存在だったりする。
※６ 護衛もなしにナイトシティ郊外のオープン・ロード（かつてのアメリカの国道）へ３人でドライブにでかけゴーギャングに襲撃され死亡した。当然、批判をうけた。
※７ 現在のメディナはリトル・ヨーロッバ（ナイトシティの地区の１つ）でクリオタンク（治癒溶液の中へと沈めた対象を低温休眠状態にして、容態を安定させ、治癒速度を増進する）の中に沈む。肉体の半分以上を欠損しており意識は回復してない。
※８ かつてのメディナのマネージャーで現在は秘書。メティナの遺言を守り続けた。
※９ あくまで仮想人格は仮想人格だ。人間ではない。ただ、メディナは遺言で自身の仮想人格に一定の“権利”を付与している。将来もし似た様な事例が現実で発生し、かつ仮想人格が法律に違反したなら、裁判は複雑なものになるだろう。
※10 メディナは「人間のコミュニケーションに関る部分」では、たしかに天性の嗅覚をそなえていた。
※11 2020年代から2040年代、そうして2070年代と「サイバーパンク」世界の技術変遷を振り返れば、個人の人格再現は2040年代で十分可能なはずだ。なにしろ「サイバーパンク 2077」では、その人格再現が主題になるわけだ。
※12 ※11も参照。とはいえ個人と個人の精神の融合はずいぶんグロテスクだ。
※13 現在のサービスと同様に、PWはユーザーの「同意」を得る以前に長々と規約の文章を表示した。もし、PCが判定に成功したなら「ユーザーが死亡したときPWで作成したユーザーの仮想人格の権利は合弁会社が所有する」約款（やくかん）がわかった。
※14 現実でもそうだが、この程度の確認で契約同意とあつかっていいのか？
※15 （６）を参照。
※16 ２個ぐらいのチェックボックスにチェックをいれて２人ともボタンを押す。
※17 https:/
※18 売り出し中のロッカーガール。ディアナと同じキャラクター造形にしたことは意図的である。
※19 相手がドラック中毒だったり、ギャングだったり、戦闘経験があったりします。
※20 こういうところが本当にTRPGはおもしろい。当初の想定が破れ、かつ、さらにおもしろい方向へ展開していくこと自体が始める前には予想できない。
※21 ピンク・ジョイ。障碍の解消に全身ボーグウェアとなったロボットのような外見の女性。独立系小企業のオーナー。陽気で快活。リコと再会を誓い別れて死亡。終始リコのPL／PCは彼女への絆と愛を重視し行動した。かっこよかったぜ。
※22 本名はハロルド・“ウゴ”・ジョジマール。ナイトシティ警察（NCPD）の警部。ナイトシティの犯罪や悪徳の状況にすれており、物事を斜めに見る。犯罪者たちに“めっぽう”評判が悪い。つまりは刑事として優秀である。
※23 本名は間宮賢士（マミヤ・ケンジ）。ブレインダンス（以下“BD”）を犯罪捜査に利用している。優等生タイプだが、賄賂等々になびかない。BDエディターでもあり、BD内部でPCをサポートする。※27も参照。
※24 まったく彼女がアイドルだと感知せず、ウィシンと偽名を名乗る彼女に“素”でアイドルマウントロールプレイをしていた。GMは彼女の人体彫刻（ボディスカルプト。大小あれ全身の体形に関る美容整形）が卓越しているのを説明していた。
※25 記録媒体に保存した、ある個人の人生体験を別人が“本人”のように体感する技術。まさしく、その対象になりきって記録した体験を五感フルで味わう／感じる。喜びと哀しみ、快楽、負傷や死亡の衝撃まで体験可能。このため非常に依存性が高く編集済みのブレインダンス以外を体験した場合、ショックで死亡することもある。
※26 「アイちゃんがそんなことするわけない！」「アイちゃんはこれこれこれだから」。盲目と妄想でアイドルを語る厄介オタクここに爆誕する。
※27 ブレインダンスを記録／編集することのできる技術群や技術者の総称。ビデオゲームの『サイバーパンク2077』ではジュディ・アルヴァレスがこれにあたる。
※28 被害者たちのBDダイブを行う以前に、自分（GM）はPLに「人間性を喪失する」と警告した（『サイバーパンク RED』では精神的衝撃や肉体的衝撃をうけたときに人間性――いってみれば正気度を喪失する）。
※29 ブレインダンスは物語の一部であってシステムでは担保しづらい。ただ、人間性の喪失で発生する狂気や暴走はシステムでもっとフォローがあってもよい。
※30 例：ブレインダンスダイブ（体験したPCは1D6の人間性を失う）
センテンスデータ #1
#1-1 18時前後の南ナイトシティ。様々な匂いと様々な人々が歩く表通りから裏通りへ
センテンスデータ #2
#2-1 目の前に立つ重層アーマーを着た大男が対象に火炎放射
センテンスデータ #3
#3-1 複数の人物が大男を制止。計画と違う事を口論する
PL／PCは一度とおしで全体のBDを体験する（人間性を喪失する） → センテンスデータ #1〜#3へPCは自由にBDを巻き戻す事ができる（センテンスを巻き戻す毎に人間性を１喪失する） → 巻き戻し／再生した体験映像の中で、PL／PCはGMに必要な部分を宣言。調査の判定を行う。
※31 行動自体は正当防衛だが、この事実を把握したメディアはアイの過去を根掘り葉掘り調査する。そうして彼女の過去の境遇はきっとポジティブなものではなくネガティブなものだろう。
※32 同時に契約でPCに“責任”も発生する。秘密を吐露したなら訴訟されるだろう。
※33 「（リコ）イヤな世界だ」。斎藤はストーカーの始末をPCに一任はしたが、アイのモチベーションをかんがえて“穏健”な方法を希望した。結果、ディアナはロッカーボーイの≪ロール特技≫「カリズマティック・インパクト」（ロッカーボーイのファンを作り出しファンたちにPCの願いを聞いてもらう）でストーカーを説得した。
※34 ルールブックのp304を参照。以前はアラサカ〈荒坂）の後援をうけてたいたがナイトシティでのアラサカの影響力の弱体化で一時縮小していた。だが、あらたな後援者たちを獲得して、ふたたび勢力を盛り返した。
※35 現在はナイトシティに身を置く。直前までバットランズのミート・ノーマッドらのキャンプと隊商でガンマン（本当の意味でバッドランズで牛を護衛するガンマンの意味）をやっていた。
※36 現在はナイトシティに身を置く。サイバーサイコシス一歩手前。自制がきかず厄介もの。企業戦争時代の重層アーマーと企業戦争時代の火炎放射器を使用する。防具は火炎放射器の熱を防ぎ、ザ・ガソリンを守る。
※37 ※２も参照。PWの被害者たちの１人グレッグとアイは事件当夜、PWのアプリをインストールしたエージェント（サイバーパンク世界の携帯端末）を所持してはいなかった。「ではどういう方法で相手の現在位置を特定したのか？」といえば、上空の宣伝用飛行船から直接、殺害対象の位置を特定したのだ。
※38 犯人が逃走したのだから“ただしい判断”だ。
※39 『サイバーパンク RED』の戦闘は、グリッド・マップを使用し、１）攻撃対象を攻撃可能な射線を確保する／あるいは近接攻撃可能なマスまで移動を行う（遮蔽の内側に身を置く対象には基本的に射線が確保できない／攻撃できない） → 攻撃したあと遮蔽へと隠れる移動を行う（移動分割――たとえば移動力６で３マス移動→攻撃→３マス移動→遮蔽を取る事ができる） → ３）遮蔽は破壊可能（遮蔽を破壊することによって相手が逃げ込む場所を奪う）のさんすくみによっておもしろくなるように設計してある。
※40 今回参加したPL／PCは３人。サムはアウトライダー（ルールブックのp415）、ガソリンはパイロ（ルールブックのp416）を修正して使用している。ただ、p415の指針にあるようにエッジランナー３人にたいしボス１体の指針はただしい。またマスタースクリーン付属のグリッド・マップを今回は２面使用したけど、これでは戦場が大きく広すぎだれてしまう（マスタースクリーン付属のグリッド・マップ一面は戦闘の緊張感と緊迫感を持続するちょうどよいサイズなのだ）。
※41 このシンの武術も計算していなかった。ガソリンはいいところがなかった。単純に装甲（SP）が硬い／堅いだけの相手になった。
※42 リコはメディナとチャルズが関る犯罪の証拠を、NET構造体（「サイバーパンク」世界のサーバーとコンピューターセキュリティ）にジャックインして手に入れ、くわえて墜落する宣伝用飛行船のコントロールを取り戻した。
※43 チャルズはメディナの仮想人格と犯罪を見逃す条件に2000eb（現在の日本円で約\40,0000）と月毎に250eb（\50,000）を支払う約束をした。
※44 リコとPJの関係はカネではないのだ。それがPL／PCのエッジランナーの選択だ。なおPCが愛を選ぶ場合、自身はシナリオで「人間性」が回復することにしている。
『ゆびさきと恋々』 Sign.11 「約束」
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来週初デート。物語としては最終回に向け最終整理の段階。ろう学校の友人の桜瀬まどかの母親が経営する喫茶店。そこでバイトが決定した糸瀬。糸瀬はバイトのことを逸臣に報告。逸臣はバイトに頑張る糸瀬をねぎらいデートの約束をとりつける。本作の感想序盤で「この物語は糸瀬と逸臣の大学生活と周辺を描くミニマムにものになりそう」とふれたけれど、実際その印象はまちがっていなかった。
物語の最終着地地点は糸瀬と逸臣の来週のデートであり、この部分が頂点なら、実際、自身が序盤で感覚した印象は正解。ただ、全体に期待していた作風とは違った。もう少々上げ下げある展開を期待していたけど、おだやか――ある意味では平坦な糸瀬と逸臣の関係を紡ぎ出すのに終始した。現実における若年の交際傾向は「波風なくおだやか」がトレンド。その反映ではあるのか。
『ぶっちぎり?!』 #09 「誘惑！スープにまつわるエトセトラ！」
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真宝が完堕ち。荒仁に千夜が憑り付いた状況と同じ方法で、真宝へと憑り付いた一夜。自分の弱さに悩み恐怖する真宝に一夜は「自身を受け入れ悩みを捨てよ」と囁く。真宝に一夜が憑依した結果、阿久太郎はただのひとに。彼は一夜を恨み、今度は荒仁へ接触する。なんだか阿久太郎が物語のトリックスター的な立ち位置になったな。荒仁に彼が渡す謎の“紙”はなんなんだろう？
展開自体は予想したままにすすむ。憑り付いた一夜は「荒仁を倒せ」と真宝に命令。荒仁 ＋ 千夜 vs 真宝 ＋ 一夜の舞台はととのった。今回はじめて千夜と一夜の過去が開示されたけれど、順当にかんがえれば、もう１回以上２人が決別した理由と背景を語る過去が展開するはず。ここからもう物語を引っ繰り返す余裕はないだろう。同時に感覚するのは中心人物に比べ脇役の存在の薄さ。
■2024/03/18/月
先週土曜の例会で「seria（セリア）」のTRPG商品のことを話題にしたけど、 冷静にかんがえると、オフセよりオンセが全盛の時代でどこに需要があるのかわからない。ボドゲ、トレカをふくめた全般的な商品ラインナップなんだろうが。
『HIGH CARD season 2』 #23 「SWEET HOME」
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酷い“本”（脚本）だ。ティルトがフィンの家族・兄弟だというのは予想がついたけれど「なにこれ？」って感覚。「ヤンデレおにいちゃん」が弟を想う暴走を中心に物語の幕を引けば、いままでつないだ「組織 vs 組織」や「エクスプレイングカード」の話が完全にぼやける。クリスをバーストがエクスハンドで復活させてしまう展開も都合がよすぎだろ（後半は都合の良いカードの使い方の連発でなえる）。
１期から登場して、フィンに同情心と親切心をよせたアップルが、バーストの能力で変身したティルト？ この突然公開したどんでんがえしみたいな要素ってサプライズのつもりか？ ティルトが抱く兄弟への思慕と暴走へ物語の責任をすべて押し付け来週が最終回である。この原作（河本ほむらと武野 光）はジャンル要素をパッチワークした短編は得意でも、全体で１本筋の通った長編を作る事は無理そう。
『姫様“拷問”の時間です』 EPISODE #11
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物事はじめるのに早いも遅いも“ない”！（魔王）。「ネコにも屈してイヌにも屈する」。ネコに引き続きイヌのかわいさで姫様を篭絡するクロっち。ただ、それより絵本作家をめざす忍者・月光の夢へ焦点。「すやすや姫様」。拷問の時間だというのに熟睡してしまい屈しまくりの夢を見る姫様。無防備である彼女の口からエクスやトーチャーへの感謝の寝言が漏れ出る。ゆっくりおやすみ。
「トーチャー若返る：幼女編」。実験の失敗によって魔王軍達全員が若返り。幼女トーチャーが幼女全開の“拷問”で姫様を篭絡。声優の底力を感覚。「トーチャー若返る：学生編」。ゆっくりしか戻らないのかよ。学生へと戻ったトーチャーが傷だらけの手で作る肉じゃがで姫様を篭絡。好意を持つ男子のためにがんばるＪＣかな？ 「トーチャー元に戻る：ビザオーダー」。これはドミノ。
■2024/03/19/火
日銀がマイナス金利解除。皮肉な部分は、長年の金融オペレーションで物価上昇と賃金上昇が結実したわけではなく、各国のコロナ禍終了への余波をともなう利上げと、人出不足、円安、戦争によって、達成されてしまったことだな。
■2024/03/20/水
休出。仕事。現在の様子だと前日の“荒天”の予報は陰も形もないが？
『戦国妖狐』 #11 「断怪衆最強の男」
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第１クール最終決戦。迅火と自身どちらかの魂と引き換えに山の神に神雲と千夜を封印したもらったたま。たまは迅火に事実を隠し、断怪衆総本山へ向う。第３クールまで放送を予定している第１クールの最終展開。道錬 vs 迅火 ＋ 烈深 vs 真介。連続放送するのか？ それとも分割か？ わからないけれど（とはいえ枠内の後番は決定しているので分割が濃厚）、戦って戦って戦い続ける。
ただ、現在の展開だと、あと２話はないと切りが悪い。実際どうするんだろう？ 本人が一人ごちるように、道錬みたいなキャラクターは、大抵、傲慢で粗暴な負けキャラクター――主人公たちの活躍を盛り上げる当て馬になってしまう。だが、道錬は勤勉で豪放磊落な性格の好漢。いってみれば主人公サイドの描き方。それが水上作品のイズムだよな。このかたわら、からくり兵器と化す烈深の行動がいさぎよい。
『メタリックルージュ』 第十一幕 「狙われた星」
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アルター陣営の何人かは生き残って「物語は続く」「休戦状態」みたいな結末になるのかな？ ジルたちアルターのテロを阻止し、同時に人類とネアンが手を取り合う未来のために金星へと向ったルジュ ＆ ナオミ一行。だが、一行は分断されてしまう。人形遣い師の正体はプロトネアンを生み出したエヴァなんだろうか？ ユングハルト博士がネアン解放論をジーンと同様に拒否したなら、彼女が殺害にいたる動機もわかる。
ともあれ最後だというのに物語を整理する展開が続き“散漫”な印象は強い。同時に最終回のあと１話で、どれだけ「きれいにたたんで」「着地地点を納得させられるのか？」といえば、現在の整理不足の状態だとむずかしそうだ。 Febriのインタビューだと「将来的にボンズの自社IPにしたい」って表現があったけれど、だったらなおさら「きれいにまとめないとな」と思う。
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