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2020年05月22日16:49

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舞台「returns」 劇団サンシャインボーイズ(2009年)

5月22日
You Tubeで「returns」を観た。

新宿のTheater Topsの最終公演で、劇団サンシャインボーイズの芝居を
初めて観たのが、2020年の5月だったというのは 残念であるが、三谷幸喜の原点を観た気がした。
劇団員の中に テレビで 良く観る有名な人たちが多く、「この人知ってる」と私は
あんまり芝居通ではないが、そういう人たちがいた。

吉田羊さんは、客演のようだったが、劇団の人々の雰囲気に合っていた。

新宿には、昔、「タイニーアリス」という劇場があったが、あれはどこだったかな?

小さな劇場だった。

客席がたった150人の劇場なのも、似ていると思った。

150人しか入れない劇場で、こんな有名な俳優さんが 勢ぞろいだったので、チケットは即完売になったらしい。

こういう映像があって良かった。

サンシャインボーイズとしては、15年ぶりの芝居公演だった。

顔合わせをしてたった10日後に 本番の芝居をした。

芝居の映像の後に、ドキュメンタリー映像がついていて、顔合わせをした時には、
まだ台本が出来てなくて、「明日から書く」と、三谷は言っていた。

おどろいた!

実質1週間くらいで1本の芝居を仕上げてしまうとは。

15年ぶりに 劇団員が全員集まって芝居をするのに、台本ができてなくて、それも
稽古をするうちに、セリフを変えていくこともあった。

臨機応変にやっている芝居。生き物だな。と、思った。

短時間集中して、セリフを覚え、稽古をする。

集まった劇団員の中に、死んでしまった人がいて、その人は、骨壺に話しかけると、答えるという形で 出演していた。
何年か前の芝居で 録音した声を 使って、その場に合うように作っていた。

また、15年前の公演の後、専業主婦になった人がいて、その人は 出演するのをためらっていたが、三谷の「全員で 集まって芝居をする」という強い想いがあって、その思いに答えた形だった。

全然15年もブランクがあるようには見えなかった。

15年という年月を乗り越えて、また再び集結し、これからの人生を新たな気持ちで やっていくんだろうな。と、思った。

俳優さんそれぞれが 一度原点に戻り、再び 歩き出すというそんな劇団に所属していた人たちをうらやましく思った。

亡き恩師の遺言で集まった 小学校のクラスメートが 「あと3日で 地球が滅びる」と聞かされて始まった芝居は、どういうふうになるんだろう。と、思ったが、結構面白かった。

12人それぞれの優れたところをみんなで思い出すということは、笑えた。
ものまねができるとか、じゃんけんが強いとか、テレポーテーションできるとか、記憶力が良いとか、予知夢を見るとか、みんなそれぞれ優れた点があり、お互いに認め合った。
息を2分以上止めていられる。というのもあった。

それを武器に 宇宙人と戦うというのだった。

わりと短い芝居だった。




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