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2020年04月27日13:17

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■臆病で弱虫くらい慎重なのがちょうどいい

■臆病で弱虫くらい慎重なのがちょうどいい

中東へ派遣された自衛隊の艦船や哨戒任務の空自の人たちは無事に任務を果たしているのだろうか。ほとんど報道されなくなっている。PKOの時だって宿営地で銃撃戦があったのに、戦闘ではなかったと言い張る政府や防衛大臣だった。現地部隊からの戦闘という文言の入った報告書は残っていませんと、国会答弁していた現在自民党の幹事長の一人担っている元防衛大臣がいた。

報告書を隠蔽すれば、宿営地の屋根が穴だらけになったゲリラ攻撃はなかったことにできるのか。自衛隊は銃や銃弾の管理に神経質で、どこへ向かって、誰に何発発砲したかの報告書の作成が異常なほどに厳しい。自衛隊の射撃訓練をテレビなどで見たことがないだろうか。

射撃場に伏せた自衛隊員に付き添っている教官の手には、金魚すくいの網の様なものを持っている。自衛官に支給されてるのは日本で開発製造されている大ぶりな自動小銃だから、連続発射も、単発の射撃も可能だ。自動的に薬莢が排出されて飛び出す。その薬莢をキャッチするのが金魚すくいなのだ。薬莢は全て回収するのが規則になっている。

確かに発砲は命のやり取りになるので、大事なことだが、見つからないと大騒ぎらしい。それくらい神経を使っているのだ。これじゃ演習場での実弾演習なんてどうなるんだ。自動小銃の薬莢の排出口に四角い袋が装備されていたな。自衛官にCCDカメラをけて24時間戦闘を録画したらどうだろう。米軍は敵味方識別できるようにGPSチップも付けて録画も行なって戦闘状況を把握しようとしている。部隊によってはインカムも付けてコミュニケーションしてレコーディングされている。

自衛隊は専守防衛というたてまえがあって、攻撃されてから反撃するということになっているはず。先制攻撃でRGPを食らったり、1秒半で30発連射されたら反撃のしようもない。建物も車のボディも穴だらけだろう。防弾板装備の車でもない限り、映画のように車の陰に隠れても軍用の強力なパウダーで打ち出された高速弾は、貫通弾や跳弾してくる弾丸が降り注ぐ。

小銃から発射された高速弾は秒速600mくらいで1000mは飛んで行く。鉄板を撃ち抜く徹甲弾などで撃たれたら、V8エンジンのブロックですら大穴が開くほどの破壊力がある。戦闘用の強力なボディアーマーを着用していても貫通する可能性があるし、簡易型の防弾チョッキで運よく弾丸や砲弾の破片が止まっても、スポット的な力を受けて骨折は免れない。しかも、セラミック系の防弾板は一撃で破壊されて、2回目、3回目の被弾には防御能力が低下してしまう。

戦場の兵隊は自分の命を守るために賢くなる。ヘルメットのストラップはあごにしていると、先輩から注意される。爆風を受けるとあおられて首の骨が折れてしまうことがあるからだ。自衛隊はハイテンションスチール製の米軍が使っていたモデルが継承されているが重い。米軍は防御力が高くて軽量なケブラー製の昔のドイツ軍のような形状のモデルに移行している。

自衛隊から供給された自動小銃は高精度で精密射撃には優れているが、デリケートな作りでジャミングを起こさないように発砲後のメンテナンスが必要な銃だ。平時ならなんでもいい。米軍のひと昔前のM1ガーランドライフルだって、木製の銃床で重く、弾丸を束ねていて、上から押し込む構造で、その樹脂製クリップが湿度に弱くて装弾不良が多発するものだったという。

実戦経験がない日本製だからそういうことも起こる。重さも木製グリップだから米軍の正式銃の2倍近いのも仕方がない。連続発射にネジの緩みの問題も発生している。戦闘員の疲労を軽減するために、ABS樹脂の採用やグリップを兼ねた冷却装置装備、連射性能、有効射程距離、耐久性、銃身の交換やメンテナンスの簡単さ、小型化や軽量化など実戦経験がフィードバックされて追求されている。

弾丸の使用報告書が面倒なので、自衛官が自費で、大した手入れをしなくても作動する、AKの突撃銃と弾丸を地元の武器市場で手に入れて実戦準備していたという。弾丸も豊富に持ってきて、AKをバラバラと撃ってくるゲリラに、いくら撃っても報告書がいらない武器と弾薬で反撃していたと言う証言を自衛官がしている。

紛争の最先端では自衛官も命のやり取りをしているのだ。平和な日本で暮らしていると忘れていまいがちで、平和ボケして暮らしていけるが、僕らの選んだ政党や政府が決定して派兵していること、海外で活動していることを、もう少し知っておく必要があるだろう。誰にその活動が感謝されて、憎まれているかくらいは意識しないといけないな。9、11のような日本へのテロを起こす可能性だって考えられるのだから。

政治家にも防弾チョッキを着せて装甲車に乗せて危険地帯を現地視察してもらい、艦船に防弾ガラスを取り付けたとか自慢していないで、危険じゃないところへ派遣しているとか根拠のないこと言っていないで、現場の自衛官の戦闘という言葉を真摯に受け止めて、いつ何が起きてもおかしくない、しかも先制攻撃できない軍隊なのだから、最前線で活動する自衛官の命を守る機材は政府が最高レベルのものを目一杯供給して、臆病とか弱虫と言われるほど慎重に行動して、無事に帰ってほしいな。

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