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2020年04月07日23:29

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どうせならシマノの12段のDi2を待とうかな

■どうせならシマノの12段のDi2を待とうかな

カンパニョーロやスラムの12段コンポーネントははすんなり登場したけどもっとも影響力が大きいシマノの12段が出遅れている。基本構造は現行モデルと同じで、インデックス変速のリヤ変速機のプーリーの移動幅やオーバーストロークさせてちょっと戻す動作や、フロント変速機のチェーンケージの移動幅の調整など、12段フリーに対応する電子制御の部分だけ変更すれば良さそうなものだが、Eバイクコンポーネントに人員を取られて開発が遅れているのだろうか。

それとも変速レバーからのコマンドをエレクトリックケーブルで伝えているのを、スラムと同じようにワイヤレス化することにチャレンジしているのだろうか。ワイヤレス操作の課題としては混信による誤作動などが考えられて、使用する電波の選定や認可、小型で軽量で省エネの通信システムの開発と、レバーと変速機を同調させて混信させないシステムの構築、操作や人間が触れても違和感のないデザインの中へ送信システムや、前後の変速機に受信システムの組み込みが必要になる。

シマノの場合は12段化の製品ラインナップとなると、デュラエースとアルテグラグレードには、Di2とメカニカルの2ラインナップとなる。デュアルコントロールレバーも2種類になる。ブレーキは油圧のディスクブレーキとリムブレーキがダイレクトマウントかセンターボルト止めの3種類だろう。しかし、ワイヤレスになったらシフトケーブルを張る作業も無くなるし、なじみによる変速不良も起こらない、メンテナンスフリーになるな〜。トラブルはエンドブラケット曲がりくらいだろう。

それにメカニカルの変速システムの105も、ブレーキは3系統になるだろう。DI2のグレードによる違いは、変速スピード、耐久性、重量、省エネ性能など、ますますグレードの差を見つけにくいほどになっている。1つ1つ並べて比較して見ないとわからないだろう。油圧系のメカニズムを組み込んだブレーキレバー兼変速レバーのデザインもスマートでほとんど変わりがない。油圧ブレーキのブレーキフィーリングも上位2モデルはよく止まるし、スピードコントロールもしやすい。油圧ディスクブレーキへ絞り込んで来るのかな。

2020年の夏開催のオリンピックのロードレースでの新型12段のデビューが噂されていたわけだが、オリンピックが1年後に延期されて、本当にパンデミックが収まって開催されるかはわからないけど。2021年の7月までには仕切り直して発表されるといいな。シマノはパーツメーカーとして業界最大規模だし、世界を相手にビジネスしていて利益を上げる努力をしているわけだ。自転車業界にいると、ロードバイク用のハイエンドモデルのデュラエースばかりが気になるけど、グローバルなサイクルビジネスを考えると、メインストリームとは言えない規模の話しなのだ。

Di2のアルテグラでもまだまだ大きなマーケットアイテムではない、ハイエンドモデルにアッセンブルされているロードコンポーネントだ。レーシングクオリティがあると言われている。どこがロードバイクのコンポーネットかと言えば105のメカニカルコンポーネントなのだ。シマノのロードコンポーネントで世界的に圧倒的なシェアを誇るコンポーネントパーツだ。そのラインナップへ加わったのが、700・32Cや28C以上の太いタイヤに、油圧のディスクブレーキ、さらに超コンパクトドライブクランクなど、アメリカやヨーロッパで人気があるグラベルロードの専用コンポーネントだが、さらに大きな動きをEバイクの市場に感じているのだ。

コニカミノルタ、オリンパス工学、パナソニックなどの最先端企業からのエンジニアのリクルートに成功して、コンポーネントパーツメーカーのスタッフとのコラボレーションで、製品のマイクロ化、見直しによる製造経費の削減、デジタル化などの製品開発を格段に進化させているという。それでも開発スタッフのエネルギーには限りがある。そこでビッグビジネスになるEバイクのコンポーネントにはかなり開発にエネルギーが割かれているわけだ。

これなら世界を相手にCO2を削減できるシティコミュータービジネスを展開できるというわけだ。シマノとしてはメーカーへ供給して、この分野での規格の標準化や、パテントの獲得で先行してアドバンテージを築きたいのだろう。シマノの苦手にしていたサイクルコンピュータだが、パワークランクと組み合わせるサイクルコンピュータはパイオニアを取り込むことで、データの見える化を実現できるが、Di2に対応した、電池残量や使用ギヤ表示、プログラム変速やマニュアル変速の切り替え、緊急モードになったことをアラームで知らせたり、緊急モードからの解除をわかりやすく操作できる、ワイヤレスのサイクルコンピュータの開発も期待される。

デュラエースのロードコンポーネントは、Eバイクコンポーネントの市場規模とは比較できないほどの差がある。高価なコンポーネントなので世界で売れる数も限られている。製造台数が10万台単位と100台単位の差があるだろう。プロチームへ供給しているのだから、ロードレースの現場での高いパフォーマンスは維持しなければならない。新製品の開発には時間もお金も、人も投入して、デュラエースらしいクオリティの高い製品を作り続けるプライドで作っている部分もあるはずだ。

採用するのはデュラエースでも、アルテグラでもいいと思っている。手で操作しているメカニカルよりはるかに早い変速を実現してくれるメカニズムだ。しかもプログラム変速という切り札が搭載されている。スマホでコントロールできる現行モデルを考えると、新型にはどんな仕掛けが盛り込まれているのかが楽しみだ。パイオニアのパワー測定システムも吸収したので、それがそうアレンジされるのかも気になる。2020年でなくてもいいから、完成度の高いデュラエースかアルテグラの登場を待ってます。12段スプロケットや12段対応チェーンはどうなるんだろう。油圧ディスクブレーキの本格採用の時代に入って、また新しいロードバイクのフォルムが見られますね。ではでは。

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