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2019年10月21日18:10

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10月20日 「荒野のストレンジャー」「家族」見る

本日は、西部劇のスターだったクリント・イーストウッドが監督もした73年の典型的な西部劇を、家で見ました。
いつものように流れ者のカウボーイが、町にふらっとやって来て、圧倒的に早撃ちが凄くて、悪い人をアッという間に殺すのですが。
この映画では、町の人は保安官を見殺しにしたという罪悪感を持っていて、主人公のカウボーイに振り回されるのがユーモラスです。
女性に強引に性行為を迫るのも、西部劇ならでは。
19世紀では実際にあっただろうが、21世紀では映画の中でも女性を蔑視する英雄は怒られるような描写も、20世紀の映画なら許されたのは、他の西部劇とも共通します。
悪い人への復讐だけではなく、町にも良い感情を持ってない主人公の意志が現れてました。
お決まりの最後は悪い人を倒して、去っていくのですが。
当時からイーストウッドが、セルジオ・レオーネやドン・シーゲル並みの演出力を持っているのが分かります。
西部劇が好きな方にはお勧めだと思いました。

更に、適当に家で映画を見つづけたのですが。
1970年という小生がまだ生まれる前に作られた、山田洋次監督の傑作を再生しました。
松竹映画らしい、家族をテーマとした映画で、一度、見ていたのですが、20年前ぐらいに見て良かったので、また見てしまいました。
長崎から、北海道の開拓者になろうとする家族のロードムービーなんですが、一流のキャストで演出して、話も悲しみと苦しみの中で最後は希望がある話で良くて、70年に最高の評価を得た邦画です。
技術的にも異色で、松竹撮影所でのスタジオ撮影を殆どしないで、ほぼロケで行われてます。
しかも撮影している人物も現地の素人の人が出てたりして、とてもリアルで良い感じです。
日本を縦断するロードムービーという珍しい話、70年の日本を捉えたドキュメンタリータッチと、悲しみに満ちた苦難の旅は、感動できます。
半世紀ぐらい前の映画ですが、良い映画でした。
邦画の名作を見たい方にはお勧めだと思います。
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