この、全くやる気の感じられないチープなポスターを見て、期待度のハードルを最低にして鑑賞。
「カメラを止めるな」の上田慎一郎監督の劇場映画、第二弾。
前半1時間が退屈で、途中で寝そうになった。
「味がある」とは言い難い、安っぽい映像。
「役者」が主人公なのに、数人を除いて俳優陣の演技が初心者レベル。
「カメラを…」は「低予算B級ホラー映画」という設定だったので、荒い映像や役者の演技が下手だったのが、逆に作品にリアリティを与えていて良かったんですよね。
しかし、この作品は旅館を乗っ取ろうと企むインチキ新興宗教集団を、「スペシャルアクターズ」に属する一癖も二癖もある俳優達が芝居をうって、その企みを阻止しようとするストーリー。
主人公達が知恵と演技の巧みさで、敵を騙してやっつける「コン・ゲーム」です。
しかし、肝心の俳優の演技に説得力が無いのは如何なものかと?
最後まで鑑賞できたのは、荒削りな感じの脚本の功績。
人によっては面白い緩いギャグや、無駄に長いシーンをばっさりカットして、もっとコンパクトにしていたら違っていた気がする…。
クライマックスで、主人公がインチキ宗教団体と対決するシーンには、胸に迫るものがありました。
全ての伏線の回収が功を奏しています。
ラストのどんでん返しがなかなか効いています。
面白かったw
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