進出しチャイナ

それにしてもこれだけアメリカが本気でチャイナを叩きにかかっているというのに、日本
のこのノンビリとした空気だよな。経団連なんか未だに中国進出をしようとしているし、
マスメディアなんかも米中関係はそのうち落としどころに落ち着くから、という事でまだ
まだチャイナと仲良くしよう！という論調満載だ

なんちゅうか本中華。これが日本の民族性とでも言うべきか。争っても必ず妥協点がある
とか落としどころがあるんでしょとか、そういう意識が強い。いやもうどうにもならない
よ、という事が理解できないというのかな

日本の場合戦国時代とかもあったわけだが、異なる文化を持つ異民族との戦いじゃないか
ら、徹底的に殲滅するとかいう事が無い。どこかで妥協する事が多いわけだ。まあ平家な
んかはそれで結局やられちまったわけだが、どうにも徹底性に欠けるところがあるな

戦前の日本は満州で一旗挙げよう的な人が結構多かった。そういう満州へ集団で乗り込む
「満州開拓団」みたいなものが度々行われていた。その開拓団が最後に出発しようとした
のがいつか？というと１９４５年８月９日である

まさかと思うかもしれないが事実だ。終戦から６日前だ。前日の８月８日にはソ連が対日
参戦を通告してきているのにだ。ここらへんにも日本人の危機意識の薄さが現れている。
結局８月９日にソ連軍が満州へ侵攻したので中止になったけど、この人たちはソ連が参戦
してきても満州が蹂躙されたりしないだろう、なんて甘い考えに支配されてたんだな

ここでもまた歴史は繰り返すだ。ホイホイとチャイナに進出した企業が痛い目を見て後悔
する羽目になるだろうな、というそんな未来しか見えない