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2018年07月15日12:26

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“衣笠交響楽団”の「マーラー、No,5」を聴きに・・・、

会場は、「京都コンサートホール」 (超有名なホール ! )
入場は、<無料>(タダほどありがたい物は無い ! )

と言う事で、此のクソ暑い中をノコノコ出掛けて行きました。

折角京都まで来たのだから ! と、地下鉄の道筋に在る神社二か所へ立ち寄る事にしました。
此れがいけなかった! いや、もう暑い事、暑い事、まるでサハラ砂漠の中を歩いている様な感じ。
己の愚かしさを呪いたくなる様な気分に苛まれながら、地下鉄の駅から神社までの距離を歩きました。
その二か所の神社とは、「菅原院天満宮神社」と「護王神社」です。

菅原院天満宮は、その名前で知れるように、「菅原道真公」を祀った神社で、道真公の父と祖父も一緒に祀られて居ます。菅原道真と言えば、平安時代の役人の大幹部 ! 余りの「切れ者」だった所為で、藤原時平の讒訴により、政治の座から追われ、九州の大宰府へ「太宰権師」ダザイノゴンノソツとして赴任させられます。 道真は余りの悔しさから彼の地で憤死、怨霊は鬼と成って都に崇りの災害を頻発させ、此れを恐れた朝廷はその怨霊を鎮める為、死後赦免してその御魂を都へ迎えます。そして天神として祀り鎮めたのが、今の「北野天満宮」です。

菅原院は菅原氏の屋敷跡で、道真は此処で生まれた、と言う事に成って居て、「菅公うぶ湯之井戸」なんてものが仰々しく残されて居ます。京都盆地は巨大な水甕で、何処を掘っても綺麗な水が出て来ますものね。

次に寄ったのは「護王神社」で、此処は奈良時代の能吏(有能な官吏)「和気清磨」を祀った神社です。 清磨が有名なのは、奈良時代、称徳天皇に寵愛を受けた“弓削道鏡”が時の朝廷で権力を欲しい儘にし、遂に『宇佐八幡』の神託を受けたとして天皇を僭称しようとした事で、騒動が起き、其れを確かめる為に清磨が宇佐へ遣わされるのですが、道鏡が放った刺客に襲われる所を、何処から現れたか数多の“イノシシ”が清磨を守ってその任務を完遂させた、と言う話が有り、此の神社では狛犬の代わりに「イノシシ」が社殿を守って居ます。 因みに、岡山県・和気町にも「和気神社」が有り、此処も本殿の両脇をイノシシが守って居ます。

マクラが長くなりましたが、主目的のコンサート、衣笠交響楽団の演奏した「マーラーの第五」、70分に及ぶ大曲でしたが、ブラスセクションの技量も確かで破綻も無く、誠に見事な演奏でした。
抑々、私がクラッシックを聞くと言っても、極々ポピュラーな曲目だけを聞いて来たのですが、なじみの無い斯う言う曲も此れからは聞いてみたいと思います。
それと、根がケチな物ですから“無料”か精々“1000円位”のコンサートにしか足を運びません。実に貧しい音楽鑑賞です。しがない年金生活者ではこの位が分相応と云う所です。と言う事でこの頃巷にゴマンと存在する「アマチュアオーケストラ」の活動は実に有り難い文化事業だと感謝しているのです。

今後も、ネットの「アマオケ大好き」サイトをチェックして、クラッシック音楽を楽しみたいと思って居ます。


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