＜老々介護＋病々看護＝疲労困憊＞

私共夫婦は今標題のような状態です。老人が老人を介護し、病人が病人を看護して居るのです。尤も家内は今 心筋梗塞発症後のリハビリで入院中ですから、在宅の私は少し休養が出来ますものの、炊事、洗濯、お掃除、など家事一切をしなければ成りませんので、結構忙しい毎日です。昔気質の私はかねてより「二世帯同居」の持論でした。それは人生或いは生活の先輩が同じ暮らしの中に居ると、お互いに助け合うことが出来るからで、住まいも今の様に狭苦しい土地にマッチ箱のような家を建てて、販売する建売業者を儲けさせる事はありません。（これは建売業者を敵視して言うのではなく、飽くまで「住まい」のいちスタイルとして申しております）何時の頃からか？多分 高度経済成長の頃からでしょうか、人々が二世帯同居を嫌がり、結婚すれば自分達だけの住まいで暮らす事を望む様になり、親の方特に姑の方も嫁との軋轢を嫌って別居を望みました。確かに二世帯同居は新しく這入って来た「嫁」に精神的なストレスを生じさせる事が多々あります嫁ぎ先の姑に気に入られる事はまことに難しいからです。しかし、自分を含めた家族の中に何か起きた時に、助け合い、アドバイス、などをお互いにする事が出来て何かと便利だし、大げさに言うと日本の文化も継承して行く事が出来ます。日本人の生活スタイルが今の様に変化した事によって増やさざるを得なくなったインフラはいろいろあります。それは当然行政のコストに掛かって来ます。 税金を使うのです。（この話は厚生労働省や自治体の肩を持って言って居る訳でありませんので、此の位で止めて置きます。そして簡単に結論の出ない話でもあります）
この頃よく考える事は、人は長生きするように成ったものだ、と言うことで、長生きするように成ったお陰で必然的に「医療費」「福利厚生費」などが」多くなります。声は公的な費用だけでなく、個人にも重く圧し掛かって来ます。何時か、誰か、が老後資金として２０００万円の用意が必要だ　と言いましたが確かにその通りかも知れません。それくらい持って居ればヒヤヒヤする事なしに平穏に暮らせるのですがねぇ・・・。