第42回湯布院映画祭レポート（26） 「土曜日のパーティー」（後半）

　
■２６日(土)■ ≪ パーティー 22：00〜24：00近くまで ≫ ＊後半

明日の試写作品 「空の瞳とカタツムリ」（14時〜） に主演されている若手女優の縄田かのんさんと中神 円（なかがみ えん）さんが来られているので、パーティーの半ばに行われたゲスト挨拶のすぐ後でお２人のいる奥のテーブルへ向かいます。
友人は、映画を観るのに事前情報を一切シャットアウトする人間なので、彼女たちとは明日のパーティーでお話しするのだとか。 「ちらっと見た感じだと２人とも背が高くてスラッとしていて、タイプなんだよなぁ」。 なら、さっさと話せばいいのに（笑）。

そばへ行ってみると、お２人とも１６５ｃｍの私より少し高いくらいで （靴のヒールの関係もあるでしょうが） スタイルがいいし、もちろんお綺麗だし、一瞬で、開幕前 ” 今年は女優ゲストが不作だよな〜 ” と不満に思っていたのを取り消したのでした。
後で、お２人とも１６８ｃｍあるのが判明。 ちなみに、調べてきたのは（聞き出したのか？）、友人です（笑）。

縄田さんは、目元がきりりとした凛々しい美人タイプ（きつい感じは全くありません）。
中神さんは、少々タレ目なところも私好みの、や〜さしい感じの可愛い子ちゃんタイプ。
どちらも、もろタイプです（笑）。
お話しにも乗って下さり、いつまでも話していられそう。

そろそろ肝心な事を。
「明日の上映後のシンポジウムなど心配されていると思いますが、大丈夫ですから。 若い女優には甘いし（笑）、肯定であろうが否定であろうが１人でも多くの意見をゲストの皆さんにお聞かせするのが何よりのもてなしだと多くの参加者たちが思っているので。 シンポが終了する頃には、” もっと続けてほしい。 もっと色んな意見を聞きたい ” という気持ちになってると思いますよ。 何の心配もなく、今夜はぐっすり寝て、明日はベストコンディションでいらして下さい。
　そうそう。 明日のパーティーは４日間で一番料理がすごいので、それもお楽しみに！　どう凄いのかは、今は言いませんけど（笑）」

映画は、つい先日ようやく完成したばかりなので、お２人もまだご覧になっていないのだそう。
「明日、多くの一般客と一緒に、初めて観るんですね。 二重にドキドキじゃないですか」
お２人は、緊張したように互いの顔を見つめます。

次の人が待っているようなので、「とにかく、映画をしっかりと観させてもらい、明日のパーティーで感想をお伝えしますから」 と今日のところは、これでお２人とはお別れします。
本作の脚本を書いたのは、荒井美早（みさき）さん。 荒井晴彦氏の娘さんです。
本映画祭には、昨年も含め何度も来られたらしいのですが、タイミングが悪く私はまだ彼女とお会いしたことがないのです。
明日のご到着なのかなぁ。 あ〜、早くお顔を拝見したいもの。

そんなことを考えながらお２人から離れていきかけて、次どんな人が話しに来たのか目をやると････。
えっ！　どういうこと？！
友人がにこにこと２人に挨拶しているではないですか。
明日まで我慢できなくなったんだな（笑）。
それに気づいて、また２人の所へ戻り、友人の隣りに立って、話に加わります。
「仙台から１０年ぶりに参加してくれた友人なんです」

さっきは私が一人で、縄田さん・中神さんを相手にお話ししましたが、今度は２対２.。
位置関係から、友人は縄田さんと、私は中神さんと話し出したら、どちらの組も話題が途切れなかったため、ずっとそのまま１対１でのトークが続いていきます。
好きな映画や、お互いの住んでいるところの紹介や、とにかく色んなこと。
中神さんは高円寺にお住まい。 阿波おどりが有名で、今日もお昼まで踊ってから、こちらへ来られたのだそう。
踊ってるとこ、見たいなぁ････（笑）。

ここは屋内なので音が反響してよりざわざわしており、相手の声を聞くためには必然的に距離が近くなります。 正面から向き合って１５分も２０分もお話し出来るなんて････ （笑）。
明日夜のパーティーでは、お２人の魅力が多くの人に知れ渡り、こんなに独占できないでしょう。
良かった、今夜の内に話しかけておいて。

そして、とうとう、今度こそお別れの時には、お２人から 「ありがとうございました。 お陰でリラックスすることが出来ました」 と、にっこりとお礼を言われたのでした。
明日試写で観る 「空の瞳とカタツムリ」 が、シンポで発言したくてたまらないような出来栄えでありますように！

友人も私も、もう大満足なので、お開きより少し前（２３時半ぐらい）ですが、会場を後にしたのでした。
途中ローソンで、明日・明後日の朝食用のパンやカップコーヒー、それから明日は昼食に外出する時間がなさそうなので会場内で食べられるようおにぎりを２つとペットポトルのお茶などを購入します。
おにぎりやお茶は明朝会場入りする前に買っても良さそうなものですが、どちらも冷蔵状態で販売されており、 購入してしばらくは表面に水分がついてしまい、バッグにしまうことが出来ないため、今夜の内に買って帰って共用の冷蔵庫に保存し、明朝早目に冷蔵庫から出して室温に戻し、バッグに収めて会場へ向かうつもり。

宿へ帰るや、私はすぐ風呂へ。
冷え性なのを今回初めて知った友人は、朝風呂が習慣らしいので、すぐ就寝。

明日の最終日は、上映開始がいつもより１時間早く９時から始まるため（10時より早い上映は、私が知っている限り初めて）、早く寝て、早く起きなければ。
縄田さん・中神さんとお話ししたお陰で、急激に盛り上がってきました！