そう言えば…
カミさん専用プリンタ上にそれらしきモノが飾ってある。
桃の節句なんだな。
桃の節句は、一般には「ひな祭り」と言われ、女の子の健やかな成長を祝う日。
「ひな祭り」はおよそ千年以上前から伝えられている日本の伝統風俗で、平和な一家団欒の行事として、また、子に対する親の愛情を伝えるものとして受け継がれている…
ひな祭りと言えばひな人形。
人形の源流は二つあり、ひとつは、紙で作った人形を人間の災難の身代わりとして川に流す、という平安朝の風習で、今でも鳥取地方の流しびなはこの風習を受け継いでいる。
もうひとつは、貴族の間で男女一対の紙人形を使った「ままごと遊び」で、このことは紫式部の「源氏物語」や、清少納言の「枕草子」にも出て来るそうだ。
(古典は苦手だ…)
☆ピローブック
スプリングはサンライズ、グラデュアルにホワイトになりゆくマウンテン・エッジ。
http://kyoko-np.net/2011011701.html
ともあれ、こうした行事や遊びがもととなって生まれた「ひな祭り」と「ひな人形」は、庶民の文化が栄えた江戸時代の後半に、今に近い形で定着したといわれている。
ひな祭り、桃の節句と言えば…
白酒?甘酒?
実はこれの違いがよく分かっていなかったので、何年か前に調べた。
ひな祭りには昔から白酒が欠かせないものだったが、もともとは桃が百歳を表す「百歳(ももとせ)」に通じることから、桃の花を酒に浸した桃花酒(とうかしゅ)を飲む風習があり、その後、江戸中期になってから、白酒が好まれるようになったらしい。
ところが、だ、「白酒」は実は子供は飲めないのだな。
【白酒】
蒸した餅米に味醂または米麹と焼酎などを混ぜて仕込み、約1ヶ月間熟成させた「もろみ」を擂り潰して作られたもの。
アルコール度は9%前後で、糖質が45%程度含まれ甘味が強く、酒税法上ではリキュールに該当する。
つまり、酒税法に抵触するので家庭で作ってもいけない。
また、「白酒」には読み方がいくつかあり、それぞれ意味が異なる。
・「しろざけ」
ひな祭りなどに用いる甘みの強い酒
・「しろき」
神事に供される酒
・「はくしゅ」
どぶろくなど
・「ぱいちゅう」
中国酒「白酒(バイチュウ)」
アルコール度数が高い蒸留酒で(本来は50度以上。現在は30度程度が主流)透明。
「白」は中国語では透明という意味だそうだ。
【甘酒】
ご飯やお粥に米麹を混ぜて一昼夜55度前後で保温し、米の澱粉を糖化させたもの。
一晩で出来ることから一夜酒(ひとよざけ)とも呼ばれ、昔から手作りの飲み物として親しまれており、ひな祭りの飲み物として供されることも多い。
この方法で作られたものはアルコール度数1%未満で、甘“酒”とはいうものの酒には該当しないので、子どもが飲んでも良い。
酒の絞り滓である酒粕に砂糖や水、生姜を加えて作ったものも甘酒と呼ばれている。
個人的には白酒も甘酒も好きではないので、ど〜でも良いっちゃ良いのではある。
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