今月の車田水滸伝ネタバレ

高嶺竜児たちはどこに姿を消したのか？知の結晶が集うアカデミーが解析に乗り出す！
☆大ドイツ軍団総統の向かう先は…！？

Episode16★ジーニアス

ドイツ、バーデン・ヴュルテンベルク州、ウルム。アインシュタイン・アカデミー。
ここではヘルガたちが今回起きている不思議な事象を解析していた。スコルピオンが姿を見せる。
「おはようございます。総統（フューラー）スコルピオン」
「おはよう！というより君は徹夜か？」
「今回の件を調査していました」
「では朝食をいっしょに。キャサリン！」
「はいっ」
「先日の日本での現象以来、世界各地で起こっていた時空間の歪みは、一応の収束を見せています。我々が知っているだけでも…。リュウジ・タカネ。ジュン・ケンザキ。キク・ケンザキ。…ボクシング界の至宝と呼ぶべき者たちが時空間の歪みの影響を受け、この世界から姿を消している…」
「これは偶然などではないな、ヘルガ」
「同感です。何者かが意志をもって行ったとしか考えられません」
「彼らを救う手立ては…」
「同じ時空間の歪みを発生させ、彼らを呼び戻すことができれば。しかし…」
「熱量にして一五〇〇万ケルビン。あれほどの時空間の歪みを生み出すには太陽核と同等のエネルギーが必要…」
「キャサリン」
「その通りだよ、キャサリン。現代科学の粋を集めたとしてもあれだけの熱量を生み出すことは不可能（ウンメークリヒ）」
「ひとつだけ可能性があります」
「なに？一五〇〇万ケルビンの熱量を生み出せると？一体どうやって」
「お客様がおみえです。ミスター」
「あなたは…！スーパージーニアスと謳われた天才科学者。コウタロウ…・。コウタロウ・タカミヤ！」
呼ばれて入って来たのは、高宮鋼太郎だった。
「ミスター・タカミヤ。あなたには一五〇〇万ケルビンを生み出す方法があるのですか？」
「太陽の輝きを持つ男を知っています」
「太陽の」
「輝きを」
「その男の名は鉄兵。僕の血を分けた弟…。高宮鉄兵です！」
☆自ら輝きを放つ男、現れる！


作者コメント：10月11月は文化祭のシーズンですね。ちょくちょく巡ってます。


B't Xのキャラまで参戦してきました。ますますカオスｗ
次号は休載です。

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