■２９日(土)■ ≪ パーティー 22：00〜23:40 頃 ≫ ＊中盤の続き
次は、「歓待１．１」 の深田監督の元へ。
「 『歓待』 も 『ほとりの朔子』 も、私の住んでいる岡山では残念ながら公開予定がなかったため、神戸まで出かけて行って、元町映画館で観ました。 どちらも、杉野希妃さんの舞台挨拶がある回で。 監督の舞台挨拶の時でなくて、ごめんなさい（笑）」
「いえいえ、わざわざ、ありがとうございます」
「新作の 『さようなら』 も、何とかスクリーンで観られるよう頑張りますので。 それから、杉野さん、外国で大きな交通事故に遭われて大変でしたよね。 最近、復帰されたという記事を読みましたが、本当に良かったです」
良介さんが、一人の女性と一緒にそばへ来られます。
彼のマイミクさんで、お名前はずっと前から存じ上げていた方。
確か昨年か一昨年の映画祭終了後の ｍｉｘｉ での遣り取りで、今度紹介して下さると約束してもらっていたＨ田さんをお連れ下さったのです。
「はじめまして。 映画祭のレポート、読ませてもらってます」 と嬉しいお言葉。
「あ、どうも、はじめまして。 ｍｉｘｉ でお名前だけは以前から存じ上げてました」 と返します。
で、お話ししようとした時に、お互いに他の人から話し掛けられるか何かで、それ以上、会話が続かず、以後は顔を合わす機会がなくて、結局、満足に言葉を交わさずじまい。
失礼なことをしました。
残念なことをしました。
来年は是非、リベンジさせていただきたいもの。
「滝を見にいく」 の沖田修一監督を生で見るのは、今回が初めてではありません。
声をお掛けして、
「ＴＡＭＡ映画賞で新進監督賞と作品賞を２年連続で受賞されましたよね。 私は岡山に住んでるんですけど、どちらの授賞式も会場に行っていて、客席から直接拍手を送らせてもらったんです。 『横道世之介』 は、最初シネコンで観た時にはあまり乗れなかったのですが、授賞式イベントの時に上映されたのを再見したら、すごく面白く観られまして。 こんな事もあるんだな、とびっくりしました」
「映画は、その時の状況で、見方がかなり変わってくることがありますからね」
「新作、期待していますので」
シンポの終わりに紹介されたその新作のヒロインは、前田敦子。
撮影時のエピソードや、映画女優・前田敦子をどう思うか、などお訊きしてみれば良かった。
後で気づくことが多いんですよね。
洲��さんをやっと見つけたので、おそばへ。
顔見知りの女性参加者と親しく話されているので、しばらくの待機の後、ご挨拶。
「今年も来てくださり、嬉しいです。 『この国の空』 は、シンポで洲��さんがおっしゃってたように、編集を意識させないつなぎ方で良かったです。 それから、去年の映画祭の時には編集をやり終えたばかりだった 『百円の恋』、最高でした！ ＤＶＤも買いました」
「うれし〜い」
「サクラさんがご夫婦で来られてたので、木曜日に感想をお伝えしたんですよ」
「私も、サクラと会えました」
「八千草さんにはお会いになれなかったんですかね」
「そうなんです。 すごく会いたかったんですけど」
「シンポジウムで、ご自身の出演作の中で１本だけ挙げるとしたら、どの作品になるかという質問が出されたんですね。 昨年は仲代達矢さんにも同じ質問をして、仲代さんは 『切腹』 のタイトルを口にされたんですが。 で、八千草さんは、それぞれに思い入れがあるので････ と、はっきりとはお答えにならなかったものの、好きな作品として 『しゃべれども しゃべれども』（洲��さんが編集された作品） を挙げられたんです」
「本当ですか。 うれし〜いっ！」
「絶対、洲��さんにお伝えしなければ、と会えるのを心待ちにしてたんです」
「ありがとうございます」
友人から頼まれた渋川さんへのミッションと共に、自分で課したミッションも無事、完了させることが出来ました。
（この項、続く）
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