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2015年05月24日15:30

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「 イニシエーション・ラブ 」

 
あぁ、芸がない。
節操もない。
十分自覚しながら、やはり、こう呟かずにはいられない。

―― こんな前田敦子を観たかった。

前半、彼女が扮するヒロインのマユは、とにかく可愛くて。

それが・・・・。
後半は、だんだか観ているのが辛くなり、
そして、” 観たくなかった! ” の、あのラスト。

本作のキャッチコピーは、こう。
【 最後の5分 全てが覆る。 あなたは必ず2回観る。 】

観終わって、もう一度観たくなるのに嘘はない。
が、観なくても何とか大丈夫なように劇中でもダイジェストでリプレイしてくれる。

売りものの仕掛けは、映画の冒頭から約40分、ようやく男優側の主役・松田翔太がスクリーンに映されるところから本格的に始まる。
いつ出るか、いつ出るか、と待ち兼ねていたら、映画が3分の1終わった頃にようやく登場。

けれどそれから後も、普通の・・・・普通に見えるラブストーリーとして物語は進んでいくのである。
このままの感じでエンドマークが出ても構わないぐらいの面白さで。

やがて、その時が――。
ラストは、小説とは異なっているのだそう。
その情報は事前に知っていましたし、原作は数年前に読んだもののもうほとんど覚えていなかったため、トリックに関してはほぼ白紙の状態で鑑賞できたのでした。

なかなかのどんでん返し。
原作はどうだったのか確認したくなりました。

物語の舞台となっているのは、1980年代。
もう30年ぐらい前になるため、本作のトリックは比較的容易に観客を欺けたのでしょう。
時代設定がここ1〜2年の現代なら、こうはいかなかった筈。

映画を彩るのは、1970年代から80年代にかけてのヒット曲の数々。
どんぴしゃ世代のため、色んな曲がかかる度、それだけで嬉しくなってきたのでした。
昔あった歌謡映画を思い出しました。


う〜む、どうしよう。
フリーパスがあるため、もう一度行って、仕掛けを再確認していきたい気持ちはあるのですが、あのラストはもう観たくはないかな、と。

あぁ、確かなのは、男は愚かで、女は○○○○だということ。
改めて、その真理に気づかされた映画でした。

マユが選んだのは、どっち?!


 
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