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2014年07月25日20:59

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暑さのあまりアタマがヘンになるということ。

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今日はグッタリするほど暑かった。
こんな日は水木しげる先生の「暑い日」を思い出す。フィクションのなかの水木しげるが暑さのあまり散歩していると、自分の名前の墓石を彫っている石屋に出会う。死んだ日は今日である。気味が悪く思っていると日が過ぎるまでここにいればいいということで、奥さんもビールをすすめてくる。裏で石屋は包丁を一心不乱に研いでいる・・・というハナシで、なかなかゾッとさせられた。

原作はW・F・ハーヴィーの「炎天」で、創元推理文庫の「怪奇小説傑作集」第一巻に収録されている。興味のある方は是非。

でもハナシは水木しげる先生の方が格段にインパクトがある。それは当たり前のことで、文字よりも視覚的に訴えてくるマンガの方が強く印象に残るに決まっている。

そしてアタマがヘンになれるのなら、こんな日は創作に打ち込むに限る。墓石を彫ることに集中するように、コトバの羅列に没頭するのだ。過酷な環境におけるコトバは凄まじい密度をもってキーボードから編み出されるであろう。
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